カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)新総裁にベレス前駐日大使選出

コロンビアと言えばコーヒー、皆さんはそう思い浮かぶでしょう。全国50万人以上に及ぶコーヒー生産者の業界団体であるコロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)のコロンビア国内での影響力は昔も今も絶大です。

そのFNCの新総裁につい先日まで駐日コロンビア大使を努められていたロベルト・ベレス氏が代議員選挙により選出されました。ベレス新総裁は知日・親日派であり、日本語が堪能な方です。詳しい記事は下記を御参照下さい。

FNCの新総裁にロベルト・ベレス氏が就任

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私が初めてベレス氏にお目にかかったのは、先年に日本からコーヒー業界関係者の方々がコロンビアを訪問された際に受け入れアテンドをするにあたり、その数カ月前に一時帰国の折、FNC東京事務局内で関係者の方々で打ち合わせをしたのですが、その際に事務局長だったのがベレス氏でした。

その後にベレス氏はFNC本部営業本部長まで歴任された後にFNCを去られました。暫くご無沙汰していましたが、昨年駐日コロンビア大使として着任された際には心底驚きました。それだけでもビックリでしたが、今度は古巣FNCのトップ・コロンビアコーヒー関係者の代表である総裁に就任され、大変喜ばしいニュースに接しました。

昨年の駐日コロンビア大使就任直後、ベレス氏にとって大仕事だったのは何と言っても安倍首相のコロンビア公式訪問でしょう。この折、私も随分久しぶりにボゴタでベレス氏に会う機会がありました。

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あれからもう一年経ったので「時効」でしょうかね。この時弊社ANDES TOURSは首相随行団のうち経済界の方々の受け入れ手配を一手に引き受け、コロンビア公式訪問を無事終わらせた努力を評価して頂き、ベレス駐日大使(当時)よりいわゆる「感謝状」を頂きました。日本でもこのようなものは受け取った事がないのに、コロンビアでの仕事に対して感謝状を頂き、これは私にとっての「宝物」です。

そのベレス氏はこれからコロンビアコーヒー業界トップとして更に活躍される事でしょう。私も何らかの形でまたベレス新総裁とお付き合いが出来れば光栄です。

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安倍首相、コロンビアを公式訪問

前回の投稿から大分間が開き、ご心配された読者の方もいらっしゃいました。実はこの間、ものすごいプレッシャーに押し潰されそうでした coldsweats01 終わってみればこれも思い出の一つです。

7月28日から30日まで、中南米を歴訪された安倍首相が現職首相としては史上初めてコロンビアを公式訪問されました。今回の安倍首相のコロンビア公式訪問最大の目的は、現在交渉が進められているEPA(経済連携協定)の妥結加速へ向けてのサントス大統領との直接交渉の他、特に経済面でのコロンビアとの関係強化が目的でした。

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いざ安倍首相が当地へ到着されると大手新聞各紙が一面で報じるなど、やはり経済大国である日本のトップのコロンビア訪問はインパクトがありました。

左は政府専用機二機がボゴタ空港に駐機している姿を一面で報じた経済新聞紙です。B747ジャンボ、それも二機連ねて「ドーン」とやって来た日本のトップの印象は強かったようです。今から二年前には韓国大統領も同じジャンボ機一機でコロンビアを公式訪問しましたが、今回の安倍首相の訪問は当地での報道のされ方を含め、やはり格が違いました。

中画像はサントス・コロンビア大統領とのツーショットです。ひいき目かもしれませんが、大国のトップである安倍首相に余裕が見られます。

そして右画像はコロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)本部での一コマです。当地最大手新聞紙の一面トップを飾りました。隣はコロンビアコーヒーの公式キャラクターである、コーヒー生産農家代表の「ファン・バルデス」氏と、メスのラバ「コンチータ」です。

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今回の公式訪問中、至近距離で安倍首相及び夫人に接する機会が何度となくありました。私自身が安倍首相ご夫妻に接したのは、2008年に日本・コロンビア外交樹立100周年を記念して特使として来訪されて以来でした。つまり安倍氏がコロンビアを訪問されたのは今回が実は「二度目」です。

首相として再訪された今回感じたのは、前回とは異なり何というか強い「オーラ」がありました。特に総理のお顔が前回と比較して精悍さが見られました。実際目の前で見ると、安倍首相は意外にも背の高い方で、一国のリーダーらしい感じを受けました。

総理夫人も今回は滞在中にコロンビアが世界に誇るバラやカーネーションなどの「切花」を集荷・加工する工場などを訪問され、こちらも大手新聞紙各社が報じていました。やはり大国の首脳ご夫妻ともなると、報道のされ方も明らかに異なりました。

私は今回の安倍首相訪問に際して、経済界を代表する方々のホテルや移動車両、そしてガイドの手配を承りました。日本語ガイドは今回臨時雇用で総勢9名体制、バスは大中合わせて5台に加えてバンやセダンも6台用意し、これを私一人で配車・配員管理していました。それだけだと大した話には思えませんが、二機の政府専用機がボゴタ空港へ到着してから最終日に飛び立つまで、今までの人生で一番すごいプレッシャーを感じていました。

総理一行のスケジュールはガチガチに決まっており、この間のミスで訪問日程に影響が出れば「死んでも死にきれない」それは大げさでも何でもなく、決してミスは許されない中での三日間はまさに「不眠不休」でした。もしも移動車両がエンストしたら、荷物配送用のトラックがエンストしたら・・・そんな余計な心配までしてしまい、本当に眠れませんでした。

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今回、空港とホテルの往復、そしてホテルから大統領府への移動で共に働いたバス達です。これらのバスは、サッカー・ワールドカップで日本が散々打ちのめされた「コロンビア代表チーム」御用達です。コロンビア代表チームが空港やスタジアムとの間を移動する際にも警察の護衛付きで赤信号は全て突破しますが、今回の使節団も同様でした。特に空港とホテルとの間は大型バス三台を連ねましたが、よくやってくれました。

それにしても、一国のトップが訪問する、この事で実に多くの方々が表裏の様々な場面に関与する事を身をもって実感しました。その数たるや半端ではありませんでした。数百人という単位です。今回、私もその一人として首相の歴史的なコロンビア訪問に立ち会えた事、そして無事自身の職務・手配を遂行出来、光栄というよりも心底ホッとしました。

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今回、私は幸運にも政府専用機の到着及び出発に際し、間近に接する事になりました。その場面はさすがにこの場で公表する事は控えます。その代わりにご褒美として頂いた政府専用機のパンフレットを掲載します。航空ファン・且つ身内にパイロットを持つ私にとり、二機の政府専用機を日本から遠く離れた当地コロンビアにて間近で見る事が出来、とても幸運でした。

二機のジャンボ機が離陸する際、居合わせた多数の方々と共に手を振って見送る機会もありました。一時はあまりのプレッシャーに押し潰されそうになった私への、ちょっとしたご褒美だったと思います。その場に居合わせた我々を含め多くの方々が、最後に「お疲れ様でした」とお互いを労いあいましたが、その言葉にとても重みがあった事は言うまでもありません。

今回の安倍首相のコロンビア公式訪問を機に、経済関係・そして私の関連では観光などでより多くの日本人の方々がコロンビアを訪れる事を期待しています。

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第8回日本・コロンビア経済合同委員会開催

先々週から断続的にお客様をお迎えしており、バタバタしていました。特に今週はアメリカ在住の日本人のお客様が複数、観光目的でのコロンビアご来訪という事で忙しくしています。かれこれ三週連続で週末も仕事で嬉しい悲鳴です。

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そんな中でしたが、11月18日に首都ボゴタにおいて「第8回日本・コロンビア経済合同委員会」が開催されました。これは現在日本とコロンビアの両国政府間で詰めの協議に入っている「EPA」(経済連携協定)に関連する、両国民間企業間の意見交換その他の場です。

私も旅行会社の人間として初めてこの委員会にほんの少しだけ関与させて頂きました。と言っても委員会に参加するような大それた話ではなく、旅行業としての本業に関する手配です。

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委員会には日本・コロンビア両国の主要企業代表の他、両国大使・更にカルデナス財務・公債大臣も講演に臨まれました。委員会の議題その他は私が事細かに説明する立場にありませんので割愛させて頂きます。

この委員会の直前には東京において日本・コロンビアEPA交渉第三回会合が行われました。概要は→こちらをご覧下さい。今回の合同委員会に出席された方々の中からも両国間のEPA早期批准を求める声が多数あったようです。

私の従兄弟は現在、農林水産省内にて10人で編成されている国際交渉官(大臣官房国際部)の一人として、世界各国との農林水産分野での交渉に臨んでいます。彼がコロンビアとのEPA農林水産分野の交渉官なのか本人に聞いた事はありませんが、いずれにしてもEPAは幅広い分野に及びます。

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こちらは「FNC」((コロンビア国立コーヒー生産者連合会)がコロンビア国内で製造・販売している「インスタントコーヒー」です。コロンビアと言えばコーヒー生産国として有名ですね。

日本に輸入されるものとしてのコーヒー関連品では、生豆は「無税」、そして画像のインスタントコーヒーには8.8%の関税がかかっています。EPA批准によりこれらがいわゆる自由貿易品として日本に入ってくる事でしょう。コロンビアを含む世界各国との農林水産分野でのEPA/FTA交渉の現状はこちらからご覧頂けます(転載許可を得る必要となった場合には削除します)

農林水産省・EPA/FTA交渉の現状

私は旅行業に従事する者としてこの分野にしか関心がなく、それ以外は全くの無知ですが、今回は異業種の観点からとても勉強になりました。

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JETRO(日本貿易振興機構)本部でコロンビア国営石油公社(ECOPETROL)プロジェクト説明会

来たる2月26日(火)にJETRO(日本貿易振興機構)本部において、コロンビア国営石油公社(ECOPETROL)幹部によるプロジェクト説明会が開催されます。

コロンビア国内では最近、次世代のエネルギー源となる可能性を持つ「シェールガス」「シェールオイル」大規模層の存在が報じられ、にわかに脚光を浴びています。

関係者の皆様、地下資源保有国・南米コロンビアの現状を知る機会です。是非ともご参加下さい。詳しくは下記サイトからご覧頂けます。

コロンビア国営石油公社(エコペトロール)プロジェクト説明会

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JETRO(日本貿易振興機構)主催・「中南米諸国の消費市場」セミナー

私が体調不良でブログ記事を書く余裕がなかった間に参加募集をしていた事でしたが、来る28日にJETRO(日本貿易振興機構)が主催するセミナー「中南米諸国の消費市場」が東京・港区のJETRO本部で開催されます。

このセミナーでは中南米各国のジェトロ事務所長がそれぞれの国の経済・投資事情などについて報告を行うもので、コロンビア事務所からは清水文裕所長が「コロンビアの最新経済事情と消費市場(仮)」と題して発表されます。詳しくは下記を御参照下さい。

「中南米諸国の消費市場」セミナー:ジェトロ中南米所長による現地報告

いずれの方々も各国において経済面から現地事情について日々情報収集・発信されているエキスパートです。「日本人の目から見たその国の投資・進出の可能性」という点では、各国の政府機関が直接発出する情報に加えて更に細かな視点で経済・市場状況を捉えています。

具体的な内容はこの場では御報告を割愛しますが、経済面では成長著しいコロンビアでは、昨年あたりからこの国を「成長市場」ととらえて、ビジネスチャンスをつかむべくご来訪される企業さんの数が増えてきています。当社ANDES TOURSではそのうちの何社かのご来訪アテンドをさせて頂いています。

今まで治安の悪さや遠いという理由で尻込みをされていた為に、コロンビアを含めた中南米という巨大な市場を「無視」してきた中で、昨今は中国や韓国などが大規模・且つ積極的な投資・事業展開を繰り広げています。「日本船団」は正直な所出遅れもいい所です。

JETROさんは昔も今も、経済面から見た中南米各国の事情を発信し続けています。その中でもコロンビアという国は昔から経済面では「堅実」で名を馳せている国です。

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コロンビアの「地下資源」をめぐる熱い話

皆さんが「コロンビアの地下資源」と聞いてすぐに思い出すのは、もしかして「エメラルド」でしょうか。確かにそうですね。

つい先日の事ですが、首都ボゴタから北に向かった現地のエメラルド鉱脈地帯で道路工事中の掘削場所から突然エメラルドの原石を含む岩石が多数地表に現れ、一獲千金を狙った地元民が押し寄せたとの事。中には時価数千万円にも及ぶ原石を掘り当てた人もいたとか。現在は警察により一帯は封鎖されているそうですが、コロンビアらしい話です。

コロンビアには実は他にも多数の地下資源が存在します。金・銀・銅・ニッケル・プラチナなどの他、石油・石炭などのエネルギー資源にも恵まれているのです。石炭に関しては、先日の話で日本の大手総合商社・伊藤忠商事が既存の鉱区において採掘された石炭の獲得権を得た事が日本でも報道されました。

この他、日本では「日本経済新聞」が小さく報じただけでしたが、つい先日の報道で将来のエネルギー資源として現在注目を浴びている「シェールオイル」「シェールガス」の開発権を、コロンビアにおいて一般入札すると発表されました。この「未来のエネルギー資源」が実際に開発・商業生産されれば、現在中東が大半を握っている原油市場の利権が今後大きく変わると言われています。下記にその記事をご紹介します。

日本経済新聞「コロンビアのシェールガス・石油大手が関心」

現在、シェールガス・シェールオイルの開発ではアメリカがリードし、鉱脈もアメリカが最大規模のようです。南米における鉱脈はコロンビアの他にブラジル・アルゼンチン・チリにあるようです。

Img_7166 こちらは首都ボゴタにあるECOPETROL(コロンビア石油公団)本社前での一コマです。ECOPETROLは近年まで政府が株式の100%を保有する「国営企業」でしたが約20%の株式を放出し、現在ではニューヨーク株式市場にも上場しています。

今回はこのECOPETROL訪問のコーディネートをしました(訪問団体名及び目的はこの場では公表を控えます)

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このECOPETROL・コロンビア石油公団は何故か「イグアナ」をイメージキャラクターに採用しています。何故イグアナなのか、それを複数の職員に聞くとどういう訳か「諸説」あるのです。曰く

☆イグアナの姿が恐竜に似ているから、その再現として採用した(石油は化石燃料であり・恐竜の死骸が石油に生まれ変わった可能性がある為)

☆コロンビア国内最大の製油所がある「バランカベルメハ(Barrancabermeja)」には多数のイグアナが生息し、ECOPETROLはイグアナと共に「共存」している

世界中探して「イメージキャラクター」を採用している石油公団(国)は珍しいのかもしれません。

ちなみに、コロンビア石油公団本社のすぐ近くには、何と「ECOPETROL直営売店」があるのです(本当)そこではイグアナのぬいぐるみや子供向けの「着ぐるみ」、キーホルダーやボールペン、傘や「ipadケース」その他多数の「ECOPETROLグッズ」を売っているのです。嘘だと思ったら、下記のサイトをご覧下さい。

LA TIENDA ECOPETROL・

それはさておき、コロンビアという国では実は「地下資源・地下エネルギー資源」を巡る熱い戦い(商売)が繰り広げられている事を、この日の訪問で実感しました。

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JETROビジネスミッション、コロンビア来訪

Img_3586 先週は、JETRO(日本貿易振興機構)ニューヨーク事務所企画・主催により、全米の主要日本企業の方々が「ビジネスミッション」として当地コロンビアを訪れました。

当社ANDES TOURSは今回のミッションのボゴタ・カルタヘナにおける全宿泊予約を承りました(受託手配・米国日通旅行)そして皆様はコロンビアご滞在中、問題なく日程をこなされて本日無事に当地を発たれました。

何しろ一行の総員は20名超に及び、目的が観光ではなくコロンビアへの進出・投資の可能性を直接自らの目で確かめて頂くというものですので、こちらも失態があってはいけないと、かなり緊張しました。

Img_3458 Img_3468 カルタヘナでは、一行より先回りして現地入りし、準備を万全に整えた上でお迎えしました。画像は夕暮れ時のカルタヘナへの着陸直前の光景です。観光ツアーに同行する際には午前中に現地入りする事が殆どですが、今回は珍しく夕暮れ時の到着となりました。この日は天気に恵まれ、特段揺れる事なく着陸しました。夕暮れ時のカルタヘナへの着陸は、日中とはまた違う美しい光景でした。

Img_3493 Img_3495 カルタヘナは湿気はあるもののあまり酷暑という暑さは感じませんでした。最近の首都ボゴタも好天が続いて多少暑い日々が続いていますので、気温差を感じなかったというのが正直な所です。

今回のミッションはコロンビアという国に対する投資・進出の可能性・将来性を、説明会や視察を通じて調査して頂くものでしたので、コロンビアという国にとって「重要なお客様」でもあった為、受け入れ側もとりわけ気を遣って頂いたようです。警備も完璧でした。

数年前まででしたら、投資・進出以前に「治安問題」のリスクが大きく、南米コロンビアに着目するなどとんでもないという雰囲気でした。しかしながら現在のコロンビアは違います。成長性・可能性に満ちた国です。皆様からお話を伺った際には、やはり「事前のイメージと現在の経済成長性の違いに驚いた」というご意見が殆どでした。

Img_3578 一行のコロンビア滞在最終日には、私にとり首都ボゴタで別途「きさらぎ祭」という当地在住日本人の方々が一堂に集うイベントがありましたが、その合間を縫って皆様のご出発を見届けさせて頂きました。

今回のビジネスミッションの方々の中には、早速次のコロンビアご訪問を決められた企業様が複数あり、ツアーとして一行の手配を受けられた当の米国日通旅行の社長氏もグループに帯同されていた事が分かり、ほんの少しだけお話をさせて頂く機会がありました。

今後コロンビアという国は、ビジネス・観光面において今まで以上の可能性を持って受け入れられるのではないかと思います。当社ANDES TOURS、そして私も微力ながら今回のビジネスミッションのコロンビアご滞在中のお世話が出来た事を、とても光栄に思います。

南米コロンビアへの御出張・観光の折には、是非ともANDES TOURSをご用命下さい。心よりお待ち致します。

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IDB(米州開発銀行)メデジン総会

商業的広告となります。

3月27日から31日まで当地メデジン市において「IDB・米州開発銀行」年次総会が行われます。日本からも多くの方々の来訪が見込まれます。当地の旅行会社に勤務する私も既に移動に必要な専用車と専属ガイドの手配申し込みを受けていますが、この際ですから、この場において宣伝してしまいます。

ホテルにつきましてはまだ空室があり、その他にも現地での専用車両及び専属ガイド(英語ガイド及び日本人ガイド)の手配も可能です。尚、日本人ガイドにつきましては数が非常に少ない為、ご希望に添えない場合もあります。日本からのお申し込み・お問い合わせは

日本側窓口(株式会社ラティーノ)  http://www.t-latino.com/ ←サイトはこちら

を通じてご連絡下さい。お待ちします。

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コロンビアの巨大な花卉産業事情を視察

20080926_img_0825_2 日本フローラルマーケティング協会及び加盟社の一行20名様が日本から来訪され、コロンビアの花卉産業事情を視察されました。私自身は普段航空券予約や発券・営業などの職務が主で、ガイドとして働くのは年間を通じてそう多くはなく、数名のグループの観光ガイドはそれでも度々ありますが、今回のような視察目的での20名という大人数グループの宿泊・移動・その他全ての手配は久しぶりでした。9月25・26の2日間行われた当地花卉企業各社の視察の様子は、別途当方のホームページ上でもご紹介したいと思います。

20080927_img_09169月25日に隣国エクアドルの博覧会視察を終えた足で当地へ来訪され、ボゴタ空港到着後すぐに最初の視察先へ向かい、翌日は朝7時前にホテルを出発して一日でに4社を視察するなどハードなスケジュールでした。その中で皆様が得られたものは少なくなかったと思っています。私も全行程に同行させて頂きましたが、「コロンビアの花卉生産はとても巨大な『世界的産業』である」事を改めて実感しました。視察先では社長自らが将来の取引先になり得る日本から参加の各社の方々へ英語で熱心に説明されていました。

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私のホームページでは画像特集としてYouTube上でボゴタ空港への着陸直前の様子を投稿しています。その中で巨大なビニールハウス群がいくつも見られますが、今回のグループ一行の同行でそのビニールハウス群の中を見学する事が出来、私にとっても貴重な体験でした。また、切花を束ねて諸外国へ輸出する為の労働力として相当数の女性が朝6時過ぎから働いており、コロンビアの花卉業界全体では直接・間接雇用で数万人にも及んでいるのが改めて分かりました。失業率が10%を超えるこの国では女性にとって貴重な働き口の一つでもあります。

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こちらは改めてご紹介します「コロンビア花卉輸出業協会」(Asocolflores)の玄関に飾られていた色とりどりのカーネーションです。奇麗ですね。コロンビアの首都ボゴタは年間を通じて気候が一定で、厳しい寒さや暑さといった極端な気温の変化がないのがここまで花卉産業が巨大化した理由の一つかもしれません。

今回の当地花卉産業視察ツアーに関してはまたご案内します。

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歴史に残る15人の人質奪還作戦

先日、長年にわたりゲリラ組織に拘束されていた元大統領候補、イングリッド・ベタンクール女史や3名のアメリカ人を含む15人の人質が、軍の作戦により奇跡的に生還しました。これは既に世界中で報道されているので、多くの方がご存知の事でしょう。

私自身はこの場で政治・治安関係の話をするのはあまり好きではないのですが、さすがにこれは世紀に残る一大事件ですので、私なりにコメントしたいと思います。

陸軍が計画した「ジャック(Jack)作戦」は、ゲリラ前線部隊に密かにスパイを送り込み、最高幹部の元へ移送するという口実でゲリラ側の前線隊長を騙す事に成功し、人質を一ヶ所へ移動させた後にこれまた先日別の人質を移送させる為に隣国ベネズエラ政府が使用した白のヘリコプターそっくりに軍のヘリを偽塗装したものを待機させ、ゲリラ側隊長を含め全員が乗り込んだ後に、上空で「実は我々は国軍だ。あなた方はもう自由だ」と打ち明けたという劇的なものでした。

Partido_liberal この劇的な救出劇の一報が国防省から発表された直後から、国中が歓喜に沸きました。私のオフィス付近でも紙吹雪やトイレットペーパーの長い帯がそこら中の建物から降ってきました。画像はコロンビアの二大政党の一つである「自由党」(Partido Liberal)本部の建物です。救出作戦が大成功に終わったこの日の午後は、町中がちょっと違うムードに包まれました。

開放された15名の人質の中で最も重要な人物がイングリッド・ベタンクール元上院議員で、彼女は大統領選の遊説中にゲリラ地帯で拘束され、そのまま長年にわたり人質生活を送っていました。救出されたその日、大統領府で夜11時過ぎまでおよそ一時間以上にわたり、ウリベ大統領以下全閣僚や三軍の長などが列席した中で会見に応じていました。その様子を私も見ていましたが、救出された直後で疲労が残っている中、気丈な様子には感動しました。翌日にはフランス政府機に乗ってきた現地在住の息子や娘と共にフランスに向かい、大統領府でも会見を行いましたが、その流暢なフランス語にも脅かされました。11年コロンビアに住んでいる私のスペイン語力など比ではありません(当たり前か)

この作戦の成功により、コロンビア軍関係者は総司令官以下皆が一躍「英雄」扱いとなっており、彼らも鼻が高くなっている筈です。また、ウリベ大統領も以前から支持率が高い方ですが、かつて前例のない「大統領再再選」が現実味を帯びてきました。現大統領が就任してから6年が経ちますが、前回2006年についてもコロンビア現行憲法では「大統領の再任は禁止」だったものを国民の総意がそれを覆したものであり、更に「再再選」ともなればこれまた国政史上前例のない事態となります。それだけ現大統領の支持率は高く、六年経過して支持率が70%前後を誇っているケースは他国でもそうはないと思います。

現大統領について私が個人的に「スゴイ人だ」と思うのは、とにかく働く人であるという点です。歴代の大統領の中で彼が一番「大統領専用機」を使いこなしている筈で、それは主に国内出張に使われますが、毎週土曜日には就任以来ずっと国内の大小の町で「市民対話集会」を行っており、それが午後早くから始まって日がどっぷりと暮れるまで延々市民と直接議論を交わしているのですから凄いです。その様子はテレビ生中継されており、私も序盤までは見たりするのですが、さすがにそれがおよそ6時間にも及ぶとチャンネルを回してしまいますから、大統領はすごい気力の持ち主です。

と、話がそれました。話題を元に戻して人質奪還作戦の件ですが、私が一つ疑問に思っているのは、ゲリラ組織(FARC)の"第一前線"のトップが逮捕された後に「軍に騙された」と供述している点で、人質を最高幹部の元へ移送させるという話であれば、なぜ当の幹部に問い合わせの一報を入れなかったのか、それがとても不思議に感じます。少なくとも前線のトップであれば準幹部ですから、最高幹部とは何らかの連絡手段があった筈ですが・・・それとも最近の組織弱体化で連絡手段すら寸断されていたのか?事実、軍は昨今ゲリラ側の通信を傍受していますから、下手に連絡は取れなかったのかもしれませんが。

それと、今回の作戦があまりにも上手く行き過ぎた為、まだ残っている他の人質をどのような作戦で奪還できるのか、同じ手は二度使えないでしょうから、これからの救出作戦が気になるところです。とりあえずは今回の15人の救出を祝福したいと思います。

それにしても、軍に騙されて奪還作戦に「同乗」してしまったゲリラ側前線隊長が翌日報道記者達の前に現れた画像を見た時には驚きました。両目の周りはアザだらけで、顔面には多くの傷がありました。おそらく最長では10年も彼の拘束下にあった人質達・若しくは軍関係者から蹴りを喰らったか殴られたかで、ボコボコにやられたのでしょう。それは痛ましい姿ではなく、それだけ怒りを買っていた事の表れと思いました。

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