経済・政治・国際

日本の政治とコロンビアとの関係は変わるか

ブログやホームページでは「政治と宗教」の話は半ばタブーというのが暗黙の了解のようですね。しかし、今回の日本での総選挙の結果は歴史に残るものとなったようで、もしかしたら国がひっくり返るかもしれない・・・というのは大げさですが、選挙結果について海外メディアまで報じているのですから、私もちょっとコメントを。。。ちなみに当地コロンビアの最大紙"El Tiempo"も主要記事で報じています。記事はこちら

El Tiempo紙インターネット版記事

Senkyo_6 日本国外に居住している私も、実は「選挙権」を持っています。数年前に「在外選挙人証」を取得しました。ただ、取得当初からついこの間までの投票方法は、地元の役所に選挙人証を送付し、投票用紙を交付してもらうという実に面倒な手続きを踏んでいました。しかし今回の総選挙から、当地の日本大使館において投票が出来るようになりました。これは画期的な事でした。

ただ、今回の総選挙で投票したか否か、投票先は等のコメントは控えさせて頂きます。

今回の総選挙で「民主党」が政権政党になる事が確実となり、自民党は「下野(げや)」する事になったようですね。ただ、昨今ラテンアメリカ中で吹き荒れている「反米左派政権」のような極端な政変にはならないでしょう。反米左派政権の大きな特徴は大統領の極端なトップダウン式で、政党や国策よりも一国の長の方針が絶対的であり、日本のような政党政治と国会決議が何よりも尊重される国では今後も有り得ない事でしょう。

しかし、長年政権政党にあった自民党の下野は歴史的ですね。今回の総選挙後に私がちょっとだけ気にしているのが「日本・コロンビア友好議員連盟」の会長職です。ちなみに総選挙前までは、国際舞台の場で「泥酔会見」を行い世界中から失笑を買った「あの方」でした。いわずと知れていますね。昨年、元首相で体調不良を理由に一年で政権を放り出した「あの方」と共に、日本・コロンビア修好100周年式典の為当地へ来訪されましたが、まさか標高が高く、酔いが回り易い当地でも「酒に飲まれた」とは思えませんが。。。友好議連会長さんが今回落選された事で、自動的に会長職は別の方に引き継がれる事でしょう。

ところで、今回の総選挙で政権政党が代わる事で日本とコロンビアとの関係は変わるのか。。。多分ですが、決して大国ではないコロンビアと日本との関係は急激に、劇的に大きく変わる事はないと思います。コロンビアでも数年後に控えている「地デジ」化は、既に日本式ではなく欧州式の採用が決定し、経済面で日本が多大な支援をする名目はありません。

昨年には日本の外務大臣が実に23年ぶりという公式訪問でコロンビアを訪問されました。その折にベルムデス・コロンビア外相が公式コメントされた一節に「日本の外務大臣の公式訪問は実に23年ぶりという事で、次回の訪問がまた23年後にならないよう、休暇でも良いですからコロンビアへ来て下さい」というくだりが実に印象的でした。23年間という長い空白期間があった為か、取り方によっては痛烈な皮肉にも思え、冷めた見方をされたようにも思えました。親近感を持ってコメントをされたのかもしれませんが。ちなみに23年前に公式訪問された、当時の日本外相は前述の元首相のお父様です。

大国アメリカは、クリントン・ブッシュといった当時のバリバリ現職の大統領がコロンビアを公式訪問しています。日本の次期政権化で毎年閣僚の誰かがコロンビアを訪問すべきとは申しませんが、既に地デジ化の話だけでも日本は敗れ去ったのですから、ちょっとだけでもコロンビアという国を気にかけて頂けると良いのではと。。。

それにしても、近年世界中で政治スタイルが変わってきていますね。コロンビアは独立以来「保守党」「自由党」という二大政党が代わる代わる政権を握り合い、独立して台頭した政治家は暗殺等により闇に葬られ、二大政党の党首・若しくは公認候補以外は大統領になれないという慣習が長らく保たれていたのですが、その慣例を破ったのがウリベ現大統領です。

コロンビアの場合は極親米政権であり、重要な国策は大統領の一声ではなく国会を経て決議されるのが日本と似たところです。それでも、ウリベ現政権以来この国は目に見えて変わってきています。貧困層はあくまでも貧困であり、底辺の部分は変わっていませんが、国全体を見ると間違いなく変わりました。あとはちょっと目には気が付きませんが、ウリベ現政権になってから「宗教関係者が政治に関与する」ケースが減ったように思います。

これは単に私の持論に過ぎません。世界に多々ある宗教に関しての意見・批判はこの場ではしませんが、唯一「宗教関係者が政治に直接介入すべきではないのでは」と思っています。コロンビアで影響力があるのは「キリスト教」ですが、教会関係者が反政府ゲリラとの和平交渉に立ち会ったり政治に関してコメントを出すのを不思議に思っていました。

今回の総選挙で政権政党が入れ替わる事が確実となった後、数年後の日本はどのように変わるのか、そしてコロンビアとの関係は。。。ちょっと楽しみにしています。

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IDB(米州開発銀行)メデジン総会

商業的広告となります。

3月27日から31日まで当地メデジン市において「IDB・米州開発銀行」年次総会が行われます。日本からも多くの方々の来訪が見込まれます。当地の旅行会社に勤務する私も既に移動に必要な専用車と専属ガイドの手配申し込みを受けていますが、この際ですから、この場において宣伝してしまいます。

ホテルにつきましてはまだ空室があり、その他にも現地での専用車両及び専属ガイド(英語ガイド及び日本人ガイド)の手配も可能です。尚、日本人ガイドにつきましては数が非常に少ない為、ご希望に添えない場合もあります。日本からのお申し込み・お問い合わせは

日本側窓口(株式会社ラティーノ)  http://www.t-latino.com/ ←サイトはこちら

を通じてご連絡下さい。お待ちします。

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コロンビアでのおいしい利殖話の破綻

ここ連日、"Piramides"と呼ばれるいわゆる「ネズミ講」組織の破綻が大問題になっています。国内各地にあるこれらのネズミ講組織が次々と夜逃げし、今日は首都ボゴタで"DMG"という名の「大手ネズミ講」の建物前に出資者が投資解約の為に詰め掛けており、Autopista Norte(北高速道)まで溢れてしまいました。

これらのネズミ講組織に引っ掛かっているのは、「チョイ金持ち」から「結構金持ち」まで様々なようですが、いずれも投資資金が短期間で倍になって返ってくるという典型的な胡散臭い話を真に受けて、なけなしの全財産をつぎ込んでしまったケースもかなりあるようです。

日本でも私が一時帰国中に「和牛投資話」で騙された方々の話しを見ました。コロンビアの場合には「六ヵ月後に投資資金が二倍」という単純な宣伝に乗ってしまった人がかなりいるようです。それにしても、今回のネズミ講組織破綻は相当な社会問題となっています。新聞やニュースをチラッとしか見ていないのですが、被害総額が100億円前後にもなりそうな勢いです。被害者の数も国内全土にわたり相当な数に及んでいます。

どこの国でもそうですが、至極まともな投資が株式・債券・先物や預金の筈です。このうち預金以外は「自己責任管理」によって儲かりもし、損失を被る事もありますけど。半年後に投資資金が二倍になるという運用根拠がどこから出てくるのか不思議だと思わないのでしょうか?これで被害届を出しても警察は何も助けてくれないでしょうね。

それにしても、なけなしの資金を注ぎ込んでしまった人達は途方に暮れている事でしょうね。元来「貧乏性」の私は、この国で預金を含めて資金投資をつもりなどないので今の所被害はありません。それでも定期預金利率は結構高いので魅力ですが、いざそれを米ドルなどに換金する段階で「為替レート」により差損を被る可能性もありますので、やはり気が引けます。

そんな中、私が唯一気掛かりな「投資」が、コロンビアではなく日本での話しで、およそ20年近く前に出資した林野庁の「緑のオーナー」の償還金です。当時一口25万円・若しくは50万円を募って、およそ22年後に伐採した杉やヒノキの販売代金をその区画のオーナー達が受け取るという制度でした。私は当時も今もあぶれるほどの大金は持っていないので一口の投資だけですけど。別に騙されたという意識は今もないのですが、昨今の輸入木材の価格安により国内産木材の市場価格が大きく値を下げているらしく、満期を迎えた段階で元本割れという可能性もありそうだと、林野庁から書面が届いていました。

当時別に小金を入れたのが「郵便貯金」で、いわゆる定期預金の利率は当時年利5%位まで行っていたような気がします。それらは確か10年経った段階で自動的に償還されましたが、複利の為か利息が結構な額になっていたのが嬉しかったですね。

私のような庶民は、やはりおいしい話には首を突っ込まずにコツコツと日銭をブタの貯金箱に入れる楽しみで止めておいたほうが良さそうです。

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コロンビア発航空サーチャージ

先々週・先週と、実家のご家族の病気が重いという事情で緊急に帰国された方々が複数あり、日本と韓国行きのチケット予約に神経を集中しました。いずれも急な事で、緊急帰国のチケット手配は今まで何度も経験はありますが、常に空席状況と料金を睨みながら、他の全ての仕事よりも優先して先方に慎重且つ断続的にご案内する必要があります。

日本へ帰国されたご家族は幸運にもこの週、ボゴタ~ロサンゼルス往復"178米ドル(サーチャージ別)"という超激安料金が数日間だけあった為、ボゴタ~福岡まで大人運賃往復950米ドル(サーチャージや税は別)で発券が出来、現在ご実家に滞在されている筈です。ひょっとしたらこのブログをご覧になられていますでしょうか?○○さん。ご家族様のご様子は如何でしょうか。ロサンゼルスからは日系航空会社利用で、ボゴタから日本まで1,000ドルを切るというケースは、逆のルートで日本からボゴタへの航空運賃の約半額ではないでしょうか。また、ソウル行きの予約は先週満席が続き、連絡を受けて画面を検索した所、偶然にもたった一席空きが見つかり、とっさに「この日しか行けない。即断を」という話になりました。自分でいうのも何ですが、「何という幸運!」先週のソウル行きはそれ程異常な混み具合でした。

それにしても、950ドルという航空券に匹敵したのがお一人およそ640ドルという「燃料費乗客負担金」でした。しかも、これはボゴタから日本まで2社にまたがる航空券を「通し発券」した為に若干安くなったもので、これを2社別々に切った場合サーチャージだけでは1,000ドルに達していました。コロンビア発の航空券にかかるサーチャージは7月から突然それまでの3倍に高騰し、毎月初日に改訂されています。ボゴタ~ロサンゼルス間往復航空券にかかるサーチャージの一例を下記にご紹介します。

(サーチャージが高めの会社)    Avianca(直行) US$355.86、American(マイアミ経由) US$355,86、Copa(パナマ経由) US$355.86、Lacsa(コスタリカ経由) US$355,86

(サーチャージが安めの会社)   Continental(ヒューストン経由) US$244.68、DELTA(アトランタ経由) US$244.68、Mexicana(メキシコ経由) US$244.68

これが逆にロサンゼルス~ボゴタ往復航空券の場合ですと、状況が一変してしまいます。

Avianca US100、Mexicana US$180、Lacsa US$210、米系3社 US$271

両国発のサーチャージ金額で差が著しいのが"Avianca"です。一方で300ドル超を全乗客から徴収し、一方では「たったの」100ドルです。最初は計算間違いかと思いましたが、何度画面を操作してもアメリカ発の場合には"往復"で"たったの"100ドルです。ちなみにAviancaはコロンビア国内では一番路線網を持つ筆頭航空会社ですが、実際にはブラジルの油田探索会社が100%株式を持つ「ブラジル国籍」の会社です。先年経営破綻に近い状態となった際、オイルマネーにより買収されたもので、現在も独占株主の金余りに乗じて航空機の新規発注をどんどん続けています。そんなオイルマネーの恩恵を授かっている会社ながら、サーチャージは「高い」これがとても不思議です。

20081012_img_0936_2

これは首都ボゴタのとあるガソリンスタンドの看板です。上から「ディーゼル」「レギュラー」「ハイオク」の料金です。表示は"1ガロン(およそ3.8リットル)"あたりのものです。レギュラーガソリンですとリッターあたりおよそ90円前後となります。数年前に当地にいらした方は、この表示を見てビックリされる事でしょう。ガソリン料金もかなりの高騰です。

しかし、ちょっと待った!コロンビアはれっきとした「産油国」なのです。日産35万バレルに達する原油は国外へ輸出され、コロンビア国営石油会社(ECOPETROL)は近年最高益を続けています。それなのに、何で隣のベネズエラよりも数倍高いガソリンを買わなきゃならないの?タクシーの運転手がこんな趣旨の「愚痴」をこぼしてしました。

「コロンビアは石油産出国だぜ。ECOPETROLはこの間NY証券取引所に上場して、株主には配当金を大盤振る舞いしているけどさ、アメリカにオイルを輸出して大儲けしても精製されたガソリンは結局それより高くなってんだぜ。これじゃ元も子もないよ。米やミルクなんかも自国で消費すれば良いものを、利益に目がくらんでベネズエラに回しちまうから、国内の売値がどんどん高くなっちまってるよ」

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コロンビア花卉輸出業者協会 Asocolflores

20080926_img_0838 バラやカーネーションその他の花卉生産では世界トップクラスに位置するコロンビアには、業界団体である「コロンビア花卉輸出業者協会」(Asocolflores)の存在があります。Asocolfloresは国内の全花卉業者のおよそ75%が加入している一大組織であり、国内での指導・世界中にコロンビア産花卉を紹介する機関としても機能しています。

今回日本から来訪された一行を「夕食に招待する」という事で伺っていましたが、実際には夕食会ではなく2時間の全てが協会側の説明に終始しました。日本の同業団体を代表した一行が大挙して来るとなれば、パーティーよりもコロンビア花卉事情を説明する絶好の機会と考えたのでしょう。それは置いといて、この業界とは無縁の私自身も興味深いお話を伺いました。

20080926_img_0836

コロンビア国内には実に多くの業界団体が存在します。このAsocolflores以外にも有名な「国立コーヒー生産者連合会(Fedecafe)」や「旅行業協会(Anato)」「牧畜業連合会(Fedegan)」「カカオ豆生産者連合会(Fedecacao)」等々多々あり、いずれも対外的には業界団体が窓口となっています。その方が個々に対処するよりも効率的ですし、皆が揃えば必然的に組織力も大きくなります。

その中でAsocolfloresは花卉業界の統括団体として指導力を発揮しています。昨今コロンビア産切花の輸出先が世界中に広がっていますが、それもただ苗を植えて開花したものを切って販売している訳ではなく、他国との競争に打ち勝つ為に厳格な国際認証制度を設け、加盟各社間の生産技術力を競わせているのも特徴です。切花輸出業者が国際的基準の認証を得る為には、生産技術力の他にもいかに環境へ配慮しているかが重要な要素の一つでもあり、Asocolfloresはその認証発行機関でもあります。

20080926_img_0848

向かって左側がAsocolflores会長のAugusto Solano氏、右側がプロモーション・広報部長のJairo Cadavid氏です。頂いた資料によると、2007年時点でコロンビアからの切花輸出総額は11億1,400万ドル(およそ1,200億円)となり、そのうちアメリカを含む「北米」が輸出全体の82%を占めているようです。その他に昨今飛躍的に延びている輸出先が「ロシア」なのだそうです。先日はそのロシアで博覧会があり、Asocolfloresもブースを設置したようです。

日本への輸出額は、2006年がおよそ1,800万ドル(およそ20億円)、これが2007年にはおよそ2,400万ドル(およそ26億円)と飛躍的に延びています。Asocolfloresにとって日本は主要マーケットの一つとして重要視しており、今後更なる技術革新を元に日本市場を開拓していきたいと会長の説明にも力が入っていました。

Asocolfloresは10月30日から幕張メッセで開催される「国際フラワーEXPO」(IFEX)← (公式サイト)にも出展するそうです。こちらは業界関係者だけが入場できるようで一般の方々は入れないようですが、今後Asocolfloresが日本の一般消費者向けにどのような宣伝活動を行うのか、部外者の私にも興味があります。

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コロンビア花卉輸出業者協会 Asocolflores

20080926_img_0838 バラやカーネーションその他の花卉生産では世界トップクラスに位置するコロンビアには、業界団体である「コロンビア花卉輸出業者協会」(Asocolflores)の存在があります。Asocolfloresは国内の全花卉業者のおよそ75%が加入している一大組織であり、国内での指導・世界中にコロンビア産花卉を紹介する機関としても機能しています。

今回日本から来訪された一行を「夕食に招待する」という事で伺っていましたが、実際には夕食会ではなく2時間の全てが協会側の説明に終始しました。日本の同業団体を代表した一行が大挙して来るとなれば、パーティーよりもコロンビア花卉事情を説明する絶好の機会と考えたのでしょう。それは置いといて、この業界とは無縁の私自身も興味深いお話を伺いました。

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コロンビア国内には実に多くの業界団体が存在します。このAsocolflores以外にも有名な「国立コーヒー生産者連合会(Fedecafe)」や「旅行業協会(Anato)」「牧畜業連合会(Fedegan)」「カカオ豆生産者連合会(Fedecacao)」等々多々あり、いずれも対外的には業界団体が窓口となっています。その方が個々に対処するよりも効率的ですし、皆が揃えば必然的に組織力も大きくなります。

その中でAsocolfloresは花卉業界の統括団体として指導力を発揮しています。昨今コロンビア産切花の輸出先が世界中に広がっていますが、それもただ苗を植えて開花したものを切って販売している訳ではなく、他国との競争に打ち勝つ為に厳格な国際認証制度を設け、加盟各社間の生産技術力を競わせているのも特徴です。切花輸出業者が国際的基準の認証を得る為には、生産技術力の他にもいかに環境へ配慮しているかが重要な要素の一つでもあり、Asocolfloresはその認証発行機関でもあります。

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向かって左側がAsocolflores会長のAugusto Solano氏、右側がプロモーション・広報部長のJairo Cadavid氏です。頂いた資料によると、2007年時点でコロンビアからの切花輸出総額は11億1,400万ドル(およそ1,200億円)となり、そのうちアメリカを含む「北米」が輸出全体の82%を占めているようです。その他に昨今飛躍的に延びている輸出先が「ロシア」なのだそうです。先日はそのロシアで博覧会があり、Asocolfloresもブースを設置したようです。

日本への輸出額は、2006年がおよそ1,800万ドル(およそ20億円)、これが2007年にはおよそ2,400万ドル(およそ26億円)と飛躍的に延びています。Asocolfloresにとって日本は主要マーケットの一つとして重要視しており、今後更なる技術革新を元に日本市場を開拓していきたいと会長の説明にも力が入っていました。

Asocolfloresは10月30日から幕張メッセで開催される「国際フラワーEXPO」(IFEX)← (公式サイト)にも出展するそうです。こちらは業界関係者だけが入場できるようで一般の方々は入れないようですが、今後Asocolfloresが日本の一般消費者向けにどのような宣伝活動を行うのか、部外者の私にも興味があります。

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コロンビアの巨大な花卉産業事情を視察

20080926_img_0825_2 日本フローラルマーケティング協会及び加盟社の一行20名様が日本から来訪され、コロンビアの花卉産業事情を視察されました。私自身は普段航空券予約や発券・営業などの職務が主で、ガイドとして働くのは年間を通じてそう多くはなく、数名のグループの観光ガイドはそれでも度々ありますが、今回のような視察目的での20名という大人数グループの宿泊・移動・その他全ての手配は久しぶりでした。9月25・26の2日間行われた当地花卉企業各社の視察の様子は、別途当方のホームページ上でもご紹介したいと思います。

20080927_img_09169月25日に隣国エクアドルの博覧会視察を終えた足で当地へ来訪され、ボゴタ空港到着後すぐに最初の視察先へ向かい、翌日は朝7時前にホテルを出発して一日でに4社を視察するなどハードなスケジュールでした。その中で皆様が得られたものは少なくなかったと思っています。私も全行程に同行させて頂きましたが、「コロンビアの花卉生産はとても巨大な『世界的産業』である」事を改めて実感しました。視察先では社長自らが将来の取引先になり得る日本から参加の各社の方々へ英語で熱心に説明されていました。

20080927_img_0924

私のホームページでは画像特集としてYouTube上でボゴタ空港への着陸直前の様子を投稿しています。その中で巨大なビニールハウス群がいくつも見られますが、今回のグループ一行の同行でそのビニールハウス群の中を見学する事が出来、私にとっても貴重な体験でした。また、切花を束ねて諸外国へ輸出する為の労働力として相当数の女性が朝6時過ぎから働いており、コロンビアの花卉業界全体では直接・間接雇用で数万人にも及んでいるのが改めて分かりました。失業率が10%を超えるこの国では女性にとって貴重な働き口の一つでもあります。

20080926_img_0883_2

こちらは改めてご紹介します「コロンビア花卉輸出業協会」(Asocolflores)の玄関に飾られていた色とりどりのカーネーションです。奇麗ですね。コロンビアの首都ボゴタは年間を通じて気候が一定で、厳しい寒さや暑さといった極端な気温の変化がないのがここまで花卉産業が巨大化した理由の一つかもしれません。

今回の当地花卉産業視察ツアーに関してはまたご案内します。

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コロンビアの為替レートと高金利政策の関係

20080920_img_0806 オフィスの近くにある"Banco Santander"(サンタンデール銀行)でこんなものを見かけました。最低1,000,000コロンビアペソ(およそ60,600円前後)を90日間預けておくと、10.11%の金利がつくというものです。金利は多分「年利」だと思いますが。日本の超低金利に比べるとすごい利率ですね。言い方は悪いかもしれませんが「サラ金並み」の高利率じゃないですか?

とは言え、サンタンデール銀行と言えばラテンアメリカ各国にも進出している世界的大手銀行ですから、まさか詐欺まがいのような事はしないと思いますが。怖いのはこのような「本物の銀行」ではなく、当地では昨今社会問題になっている通称「ピラミッド」と呼ばれている違法地下銀行です。いわゆる「ネズミ講」でしょうか。資金を預けておくと2倍・3杯になるという触れ込みで、特に地方の小さな町などで騙されるケースが非常に多く、償還予定日になったら胴元がトンズラして事務所が「もぬけの殻」になっているというものです。

私に言わせれば、騙す方は大悪党ですが、そもそも2倍・3倍になる原資がどこから出てくるのか、そんな上手い話などある筈ないのですし、以前からこの種の詐欺話があちこちで問題化しているのにもかかわらず、金を預けてしまうのもどうかと思います。

という「金利」の話でした。

それにしても今週は当地コロンビアでもアメリカ経済の動揺がまともに影響し、為替レートが大きく変動しました。先月末の段階では1ドル1,900コロンビアペソあたりまで「ペソ安」気味になっていたのが、昨日木曜日・9月18日には一瞬ですが2,200ペソを突破し、先月末からの上昇(ペソ安)率はおよそ15.23%にも達したと新聞で報じられました。これは世界第二位の変動率だそうです。ちなみに1位は経済が実質破綻している「ジンバブエ」の81%だそうです。

日本ではこの間、大幅な「円高」(下落)に触れたのと全く対照的でした。私自身は経済関係には疎いのですが、これを考察すると要はアメリカの経済がある程度安定している時には、余裕資金を中南米やアジアの「高金利」の国にどんどん投資して利ざやを稼いでいる為、昨今のコロンビアのような猛烈なペソ高で旅行業界のような米ドルを基本として当地通貨で換算されたものを収入としていた所は大幅な減収にあえいでいたのだと思います。

それがアメリカの経済が逆に瀕死の状態に陥ると、余裕資金として国外投資したものを引き揚げる必要が出てきた為、即刻ドルが必要になる状況になった事から急激なドル高・ペソ安になったのでしょうか。事情はよく分かりませんが。

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首都ボゴタでオフィスビル不足が深刻

20080907_img_0795_3 コロンビア国内はここ数年建設ラッシュに沸いており、首都ボゴタでもあちこちでタケノコの如く新しいビルがどんどん姿を現しています。そんな中、アパートなどの集合住宅は最近価格が沈静化しており、どうやら一時までのバブル状態は終わったように思います。建物自体はバブル期に建設を見越して着工された為現在もどんどん建設されていますが、飽和状態にある事が薄々感じられます。そんな中、オフィスとして使用されるビルは昨年末から急激に供給不足状態となっており、空室を見つける事が極めて難しい状況です。

画像はCarrera(大通り) 7とCalle(ストリート) 73が交差するあたりです。この一角は大手企業や国際資本企業がオフィスを構える「経済一等地」です。このあたりで現在オフィスとして使用できる空室を見つける事は極めて困難です。既に購入している企業は幸運ですが、家賃を払って借りているケースではオーナーから法外な値上げを宣告されている所も少なくないようです。ここは完全な「貸し手市場」と言えます。加えてこの場所に"HILTON""JW MARRIOTT"という世界的大手ホテルが建設を始めているのも相場上昇の要因となっている筈です。

20080907_img_0793_2 私が勤務している会社が入居しているビルです。前述の大通りから西へ一区画の場所にあり、築数十年経過しています。中にスイス大使館も入っており、昔は旧・日本輸出入銀行がオフィスを構えた場所だそうです。一昨年くらいまでは空室が出ましたが、現在では完全に埋まっており、空きを待つのも困難なようです。この先に現在二棟のオフィスビルの建設が始まっていますが、そこも程なく満室になる事でしょう。元々は付近に閑静な高級アパートが建ち並んでおり、歴史と伝統ある有名男子校の敷地が広がる一角ですが、このあたりも小規模のオフィスビルがどんどん建設されるようです。

20080907_img_0790_2 こちらはCalle 100とAutopista Norte(北高速道)が交差するあたりです。ここにも建設途中のオフィスビルが見られます。この一角はここ最近でオフィスビルが随分と増えており、建設が始まっているオフィスビルの数も相当あります。。5年以上前のボゴタをご存知の方でしたら、この一角の変貌に驚く事でしょう。元々は画像に見られる既存のビルがポツンとある程度で、あとはアパート群や低層の一般住宅が並んでいた場所です。このあたりでも完成を待っている入居希望社が相当いる筈です。

少なくとも一昨年あたりまではこのようなオフィス不足という状況はなかったように思います。コロンビア国内の治安良化で国外からの投資が増え、当地に進出する国際資本企業が増えてきたのか、詳しい事情は私には分かりません。しかしながら確かにオフィスの不足は現在深刻化しているようです。"日本"組も先年撤退する企業が相次ぎましたが、ここへ来て「出戻り」や新規にコロンビアへ進出する会社が増えて来ています。そんな事例もあるくらいですから、おそらく来年くらいまでオフィス不足の状態は続くのではないかと思います。

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歴史に残る15人の人質奪還作戦

先日、長年にわたりゲリラ組織に拘束されていた元大統領候補、イングリッド・ベタンクール女史や3名のアメリカ人を含む15人の人質が、軍の作戦により奇跡的に生還しました。これは既に世界中で報道されているので、多くの方がご存知の事でしょう。

私自身はこの場で政治・治安関係の話をするのはあまり好きではないのですが、さすがにこれは世紀に残る一大事件ですので、私なりにコメントしたいと思います。

陸軍が計画した「ジャック(Jack)作戦」は、ゲリラ前線部隊に密かにスパイを送り込み、最高幹部の元へ移送するという口実でゲリラ側の前線隊長を騙す事に成功し、人質を一ヶ所へ移動させた後にこれまた先日別の人質を移送させる為に隣国ベネズエラ政府が使用した白のヘリコプターそっくりに軍のヘリを偽塗装したものを待機させ、ゲリラ側隊長を含め全員が乗り込んだ後に、上空で「実は我々は国軍だ。あなた方はもう自由だ」と打ち明けたという劇的なものでした。

Partido_liberal この劇的な救出劇の一報が国防省から発表された直後から、国中が歓喜に沸きました。私のオフィス付近でも紙吹雪やトイレットペーパーの長い帯がそこら中の建物から降ってきました。画像はコロンビアの二大政党の一つである「自由党」(Partido Liberal)本部の建物です。救出作戦が大成功に終わったこの日の午後は、町中がちょっと違うムードに包まれました。

開放された15名の人質の中で最も重要な人物がイングリッド・ベタンクール元上院議員で、彼女は大統領選の遊説中にゲリラ地帯で拘束され、そのまま長年にわたり人質生活を送っていました。救出されたその日、大統領府で夜11時過ぎまでおよそ一時間以上にわたり、ウリベ大統領以下全閣僚や三軍の長などが列席した中で会見に応じていました。その様子を私も見ていましたが、救出された直後で疲労が残っている中、気丈な様子には感動しました。翌日にはフランス政府機に乗ってきた現地在住の息子や娘と共にフランスに向かい、大統領府でも会見を行いましたが、その流暢なフランス語にも脅かされました。11年コロンビアに住んでいる私のスペイン語力など比ではありません(当たり前か)

この作戦の成功により、コロンビア軍関係者は総司令官以下皆が一躍「英雄」扱いとなっており、彼らも鼻が高くなっている筈です。また、ウリベ大統領も以前から支持率が高い方ですが、かつて前例のない「大統領再再選」が現実味を帯びてきました。現大統領が就任してから6年が経ちますが、前回2006年についてもコロンビア現行憲法では「大統領の再任は禁止」だったものを国民の総意がそれを覆したものであり、更に「再再選」ともなればこれまた国政史上前例のない事態となります。それだけ現大統領の支持率は高く、六年経過して支持率が70%前後を誇っているケースは他国でもそうはないと思います。

現大統領について私が個人的に「スゴイ人だ」と思うのは、とにかく働く人であるという点です。歴代の大統領の中で彼が一番「大統領専用機」を使いこなしている筈で、それは主に国内出張に使われますが、毎週土曜日には就任以来ずっと国内の大小の町で「市民対話集会」を行っており、それが午後早くから始まって日がどっぷりと暮れるまで延々市民と直接議論を交わしているのですから凄いです。その様子はテレビ生中継されており、私も序盤までは見たりするのですが、さすがにそれがおよそ6時間にも及ぶとチャンネルを回してしまいますから、大統領はすごい気力の持ち主です。

と、話がそれました。話題を元に戻して人質奪還作戦の件ですが、私が一つ疑問に思っているのは、ゲリラ組織(FARC)の"第一前線"のトップが逮捕された後に「軍に騙された」と供述している点で、人質を最高幹部の元へ移送させるという話であれば、なぜ当の幹部に問い合わせの一報を入れなかったのか、それがとても不思議に感じます。少なくとも前線のトップであれば準幹部ですから、最高幹部とは何らかの連絡手段があった筈ですが・・・それとも最近の組織弱体化で連絡手段すら寸断されていたのか?事実、軍は昨今ゲリラ側の通信を傍受していますから、下手に連絡は取れなかったのかもしれませんが。

それと、今回の作戦があまりにも上手く行き過ぎた為、まだ残っている他の人質をどのような作戦で奪還できるのか、同じ手は二度使えないでしょうから、これからの救出作戦が気になるところです。とりあえずは今回の15人の救出を祝福したいと思います。

それにしても、軍に騙されて奪還作戦に「同乗」してしまったゲリラ側前線隊長が翌日報道記者達の前に現れた画像を見た時には驚きました。両目の周りはアザだらけで、顔面には多くの傷がありました。おそらく最長では10年も彼の拘束下にあった人質達・若しくは軍関係者から蹴りを喰らったか殴られたかで、ボコボコにやられたのでしょう。それは痛ましい姿ではなく、それだけ怒りを買っていた事の表れと思いました。

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