文化・芸術

南米コロンビア版ピサの斜塔?首都ボゴタ・Lago地区

大昔の首都ボゴタは湿地帯だったらしく、大分以前に日本のJICA(国際協力機構)が地下の状況を調査した所、大規模な地下水が眠っていると聞き及んだ事があります。大都会ボゴタの広域にわたって「岩盤」というものが数百メートルの地下までなく、その為超高層ビルや地下鉄が敷設できないという事情も聞き及びました。

そんなボゴタに"Lago"(英語でLake・つまり湖)という地区があります。この一角は「ボゴタのアキバ」と称され、PC関連ショップがずらっと軒を連ねているのですが、このLago地区に並ぶ建物の傾き方が尋常ではなく、それが故に今回のタイトルを「南米コロンビア版ピサの斜塔?」と名付けたほどです。下記に表示される画像をクリックすると拡大表示されます。

Img_2676_2 まずは右側の青色の建物。見てすぐに分かりますが、建物が右下にずれています。建物が真四角ではなく「変形ひし形」になっているのがはっきりと見えます。建物の1階部分にはPC関連消耗品ショップがありますが、2階から上は使用されている形跡がありません。

Img_2682_2 これもまたすごい!各建物の1階部分にある看板の並び方が平行ではないのが一目瞭然です。それだけではなく、建物自体もあるものは右に傾き、あるものは歩道側に傾斜しています。凄すぎると思いませんか?これ。よく見ると画像の中央部分に向かって「窪んでいる」ように見えます。この建物群も1階部分は「有効活用」されているものの、上階の部分には空室が目立ちます。そりゃ、当たり前だ!

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この建物ですが、見ての通りです。真ん中の部分からバックリと割れてしまっています。そして左右が「非並列」であり、段差が出来てしまっています。これはハッキリ言って「凄すぎ」です。聞いた所では、これは昨年5月に首都ボゴタでも体に感じた「震度3~4」程度の地震による被害のつめ跡です。日本にお住まいの皆さんでしたら「は?そんな程度でこんな事になるの?」と思われる事でしょう。私が更に驚いたのは、下から2段目の窓に見える「VENDE」の張り紙です。そう、こんなすさまじい状態にも関わらず、この一室を「売っている」のです。すさまじい商魂のコロンビア人・・・呆れて、いや、失礼。恐れ入って言葉が出ません。

Img_2678_3 Img_2680_2 この二つは、地盤沈下と建物の傾斜が著しいLago地区の中でもひと際目立つ、見方を変えるとある種「芸術的」な建物です。画像ではよく分かりづらいかもしれませんが、他の建物に比べても傾き方が半端ではありません。右の画像にて比較すると、左端に僅かに見られる赤レンガの建物を垂直の基準とし、習性上まっすぐに伸びている木と比較すると、明らかに建物自体が歪んでいるのが分かるでしょう。

Img_2685 Img_2687 二つの建物の傾き方が半端ではない事が、この画像から見てとれます。画像の向こう側にあるレンガ色の建物と比べて、緑の外壁・そして手前の建物が右下へ沈み込んでいるのがお分かりになる事でしょう。この状態のまま維持し続けているのが奇跡のように思える程です。現場で実際にこの建物を見るとそう感じます。日本の建築関係者・特に耐震技術関係の方がこの地区を訪れたら、目が点になるかもしれません。

Lago・湖という名前の通り、ここは昔湖だったようです。その為か他の地区に比しても極めて地盤が軟弱で、それが故に建物の傾き方が半端ではありません。首都ボゴタを震度5程度の地震が襲ったら、まずこの一帯が壊滅する事でしょう。幸いにして私がこの地に住んでおよそ12年間、そんな規模の地震に遭遇した事はありません。建物がこの角度で長年維持できているのもそんな幸運に恵まれているからでしょう。

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最後にこの画像です。建物が弓なりにしなっているのがお分かりになる事でしょう。正確には向かって左下に沈み込んでいます。左側にある継ぎ目が裂けていますね。左側に隣接しているのはカフェテリアですが、この建物が維持できているのは左の建物に寄りかかっているからで、ここが空き地になってしまったら・・・ちょっと怖いですね。そんな「傾斜した建物」が並ぶLago地区の紹介でした。

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コロンビア大統領府からの素敵な贈り物

と言っても、私がコロンビア大統領府から頂いた訳でありません。続きは以下に。。。

世界各国の元首の為に使われる「大統領官邸」などに別称をつけている国があります。有名なところでは"アメリカ"の「ホワイトハウス」や韓国の「青瓦台」などがとっさに浮かびます。そしてコロンビアでは"Casa de Narin~o"(ナリーニョの家)の名を冠しています。大統領が記者会見を行う場面では、ホワイトハウスそっくりのCasa de Narin~oの名前とロゴが必ず背景にあります。

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このCasa de Narin~oは当然の事ながら我々一般人が気軽に立ち入れるような場所ではなく、平民・貧乏人の私は12年のコロンビア生活の中で未だにこの中へ立ち入った事がありません。その一方で、これは意外でしたが幼稚園・小学校などの「社会科見学」の為に事前申込制で内部の見学ツアーを行っている事を知りました。更には、来館記念に画像の冊子を用意しているのです。これを見てオヤジ世代の私はとっさに思いました。

           キャー lovely かわいーっ! なんて素敵な贈り物でしょう!

これ、はっきり言って素敵過ぎ!コロンビア大統領府は何て粋な計らいをしてくれているのでしょう。

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冊子を開けば、Casa de Narin~oの歴史からコロンビア独立の英雄に関する記述、国歌や国旗・国鳥・国花の由来、官邸内部の紹介など実に多彩な内容となっています。これは小さなお子さんにとっては絵がとても可愛く、大人にとってはとても参考になる記述が実に多い「専門書」に匹敵する程の内容の濃さです。素晴らしすぎる・・・

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冊子の中では官邸内部の要所をスケッチ風に描いています。大人の私が見てもそこにいるような素晴らしいタッチです。加えて一ページを割いて大統領から子供達へのメッセージも添えられています。この大統領のメッセージに至るまで実に37ページにも及ぶ「子供向け」の記念冊子の中身を見て、あまりの素晴らしさに驚愕しました。

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冊子の中には来館記念に子供達の名前と来館日を記載してくれるページがあります。こちらの画像です。これは子供達が物心付く年頃になって初めて「一生の思い出」と悟るのではないでしょうか。再びコメントしますが、コロンビア大統領府のとても粋な計らいです。大人の私には間違ってもこんな計らいはしてくれないでしょうが coldsweats01 将来を担う子供達に国費をかけてこのような素敵な冊子を贈る・・・全く何の異論もありません。とても素晴らしい事です。

ちなみに最終ページには大統領官邸の見学に関する概要が記載されています。FAX(560-4623)若しくはE-MAILで事前に全見学者名と身分証明書番号、申請団体名と連絡先などを記載し申請する必要があります。E-MAILアドレスはここに書いてしまうと大統領府に迷惑をかける可能性がありますので、お知りになりたい方は別途私宛にメールでお問い合わせ下さい。見学申込可能人数は20名以下。月~金曜日は9:00AM,10:00AMと2:00PM,3:00PM,4:00PM。そして土~日曜日は2:00PM,3:00PM,4:00PMにツアーを行い、所要時間およそ一時間との事です。「大人の見学」を受け付けているかは分かりません。ちなみに電話による問い合わせは不可能なようです。

という事での「コロンビア大統領府からの(子供達への)素敵な贈り物」というタイトルでした。冊子のページについて「無断転載を禁ず」という記述が見当たらないので画像を添付しますが、今後問題があると分かった場合には削除します。

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南米コロンビアの6月後半は音楽三昧

コロンビアでは毎年6月後半に三連休があり、この期間中は各地で様々なお祭りがあります。コロンビア国内には実に様々な「伝統舞踊・音楽」があり、その多彩さは特筆に値します。日本を含め世界中には殆ど知られていないコロンビアの伝統舞踊・音楽に関するフェスティバルがこの6月下旬に集中します。中でも有名なのが次の三か所で行われるものです。

"Festival de Bambuco" http://www.alcaldianeiva.gov.co/sanpedro/ ←公式サイト

世界遺産の「サン・アグスティン遺跡」への移動拠点でもあるHuila(ウイラ)県・Neiva(ネイバ)で開催されるフェスティバルです。流れる音楽は"Sanjuanera"です。軽快な音楽と共に飛び跳ねるようなステップをかけながら踊る姿は素晴らしいものです。ネイバについては未だに反政府ゲリラの影が見られ、昨年(だったか)には市内の主要ホテルの一つで爆弾テロ事件があり宿泊客の死者も出ていますので現地への旅行は通常お勧めしませんが、このフェスティバル期間中に限っては多くの観光客が訪れる事もありますので、お薦めします。私はこのSanjuaneraがとても気に入っています。コロンビアらしい伝統音楽です。

"Festival de Folclorico" http://www.festivalfolclorico.com ←公式サイト

Tolima(トリマ)県都・Ibague(イバゲ)で開催されるフェスティバルです。イバゲへは首都ボゴタから空路数十分・若しくはバスで移動する事も可能な距離です。このフェスティバルは舞踊の多様さが特徴です。お祭りの規模としては国内でも五指に入る大きなものです。イバゲの町自体に見所は殆どありませんが、お祭りは必見です。

"Festival Inernacional de Tango" http://www.metacafe.com/watch/1383991//

現時点で今年の公式サイトは見当たらず、こちらは昨年のものです。「なぜコロンビアでタンゴ?」と、多くの方が疑問を感じる事でしょう。アンティオキア県・メデジンで開催されるタンゴフェスティバルです。コロンビアでは意外にも昔からタンゴが好まれているのですが、これは当時人気絶頂だったタンゴ歌手「カルロス・ガルデル」が今から74年前の1935年6月24日、ニューヨークからブエノスアイレスへの帰途に立ち寄ったメデジンで公演後、現地空港を出発直後に墜落・死亡した事に起因しています。今尚、アルゼンチン国民・そしてタンゴ界では「英雄」と崇められているガルデルが命を落とした場所として、メデジンは「タンゴの町」で知られています。その為、毎年6月24日の命日前後にはタンゴフェスティバルがメデジンで開催されます。メデジンでタンゴ、意外かもしれませんが実は本格的な催しです。

実は首都ボゴタにも「タンゴパー(タンゲリア)」がいくつかあり、その一つが"El Viejo Almacen"という名前です。El Viejo Almacenと言えば、ブエノスアイレスのタンゴパーの名店ですが、ボゴタのそれもちゃんとタンゴショーの舞台があり、何とタンゴの名曲の"SP盤"が店内にずらっと並んでいます。店の中もレトロな雰囲気に満ちており、やはりガルデルの写真が一杯飾ってあります。先年、ガルデルの没後70周年に合わせて当地を来訪された日本のタンゴ界では有名な方が「おおっ、僕がViejo Almacenを訪れたのは、ブエノスアイレス・マドリードに続いてボゴタが"三軒目"だよ!」と感動されていました。

コロンビア国内ではこの時期、他にも多くの町で大小様々なお祭りが催されます。興味のある方はまだ間に合いますので是非とも「南米コロンビアで音楽三昧」を楽しんでみては。そして下記画像は私のホームページトップ画面でも紹介しています"Soy Colombiano(私はコロンビア人)"という曲です。日本を含む在外のコロンビア人にこの画像を見せたら、故郷を思い出して口ずさんでしまうのでは。

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近づく母の日と「花の国・コロンビア」の街角

五月の母の日を前に、日本の切花輸入会社さんが当地の取引先を訪問されました。コロンビアの切花産業事情については以前ご紹介した通り「巨大」なものです。日本の大抵の切花輸入会社各社は既に当地の複数の輸出業者と取引をしている為、今回は母の日を前にした当地の生産状況の視察と意見交換という事でした。

切花生産地は首都ボゴタから車で30分から1時間程度の場所にあり、早朝にホテルを出て現地入りするのが常ですが、ボゴタ郊外は高原地帯らしい素晴らしい風景が目の前に広がるので、花関係の仕事をするのは気分的に好きです。

当地の切花輸出業者各社は、昨年のこの時期あたりから極端な「ドル安・ペソ高」に苦しめられ、廃業する所が続出しました。それに比べて現在の為替レートはペソ安に落ち着いているので息を吹き返したようです。ところが「最大のお得意さん」であるアメリカ向け輸出が経済危機により落ち込んでいる関係で、最近劇的に輸出量が増えているロシア向けやその他の国に活路を見出しているようです。私は切花輸出には関心がありませんが、切花生産地帯へ同行する仕事はいくら受けても嬉しいです。

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切花の一大生産地でもあるボゴタでは、町のあちこちで「花屋」を見かけます。そのうちの一つがAvenida CaracasとCalle 69にある一角です。ここには花屋が集中しており、目の前には"TransMilenio"新交通システムの駅がありますが、駅の名前も日本語で「花々」を意味する"Flores"です。

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ここでは贈答用や慶事・葬儀用など様々な用途に対応できる生花が並んでいます。一部の店舗では花束も取り扱っていますが、大抵の店舗は画像のような盛花としてアレンジされたものを売っています。その光景は素晴らしく、この場所を何度通りかかってもその美しい光景に感心します。

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ご覧の盛花は大きめのサイズで25,000ペソ(およそ1,050円)です。バラやひまわり、日本では高価なカトレアを散りばめたものなど様々で、とても華やかです。これだけの花々を盛りつけて1,000円程度という価格は、日本では有り得ないでしょう。固いスポンジの土台に茎を刺し込んでいるのですが、これだけの技術は到底素人に出来るものではなく、このデザインも特筆に値します。

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こちらの小さめの盛花の価格は・・・聞き忘れました coldsweats01 多分15,000ペソ(およそ650円程度)位かと思います。誕生日プレゼントや来客用に自宅で飾る等、用途は自由です。世界トップクラスの「花の国コロンビア」にふさわしい、低価格と多種に及ぶ花々です。加えてボゴタは冷涼な気候帯ですので、これらの美しい花々が日持ちするのも好条件の一つです。

観光で当地を訪問される方で私がご案内するケースでは、特に女性の方でこの「花々」に興味がおありでしたら、喜んでご案内します。

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ボゴタ在住の画家・竹久野生さんの個展

首都ボゴタ在住の画家・竹久野生さんの個展が4/27~5/2まで「札幌時計台ギャラリー」で催されるようです。詳しくは下記サイト

http://www.sapporo-info.com/eventDetail.php?event_code=6766

をご覧下さい。札幌にお住まいの方、お時間がありましたらどうぞお越し下さい。

野生さんの日本滞在期間が今回は若干長い為、ご本人にお伺いした所「そうなのよ、札幌と東北で個展があるのでね」のお話しで、今回の個展の事を知りました。東北地方での個展の内容はまだ分かりません。こちらは判明次第ご紹介します。

野生さんの今年の活動は活発なようで、秋にはまた日本で個展を開催されるようです。

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再び生まれ変わった"金博物館"Museo de Oro

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日曜日の一時、セントロ地区にある「金博物館」へ行ってきました。この金博物館は昨年の大半を大改修工事に充てた為、再オープンしたのがようやく9月に入ってからでした。その間、国宝の一部を日本へ貸し出した時期もありました。日本でコロンビアの黄金細工をご覧になられた方もいらっしゃる事でしょう。私自身、公開が再開されてから初めて金博物館を訪れました。どのように変わったのかちょっと楽しみでした。

Img_1558 日曜日は嬉しい事に「入場無料」の日です。取材したこの日は多くの来場者で賑わっていました。結果としては博物館全体の面積が昔に比して「二倍」に増床されていました。エントランス部分が元々の場所に戻っており、数年前までの場所がそのまま再開され、それに奥の部分が追加されたというスタイルです。随分広くなりました。画像に見える石像は、国内南部にある世界遺産"サン・アグスティン"遺跡にあるもののレプリカです。

Img_1567大改修工事に伴い一時姿を消した三階展示室入口の「大金庫扉」も復活していました。この扉、厚さがおよそ50cmはあろうかという分厚いものです。さすが国内の国宝級の金細工を集めているだけあります。昔はこの奥の一角に大小様々な金細工がごちゃごちゃと、且つびっしりと展示されていましたが、数年の歳月をかけた今回の大増床によりすっきりとした感じです。気のせいか金細工の展示数自体も以前より減ったように思います。展示室内部の様子は"YouTube"の方でもアップしました。ご覧下さい。

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コロンビア政府公認のコカ製品"コカ茶"

先日、日本から当地を訪れたお客様が滞在2日目にして「頭痛と吐き気がする」という事で、こちらは慌ててしまいました。「これってもしかすると"高山病"か!」と思い、最初は"アスピリン"(鎮痛剤)を買おうかと思いましたが、こちらの薬は例えば風邪薬に多用される"アセトアミノフェン"の量が日本の2倍はあったりするので場合によっては副作用を起こす危険もあるため、ハッ!と思い出したのが「コカ茶」でした。

20081201_img_0980 こちらは首都ボゴタ市内の自然食品店などで容易に手に入る「コカ茶」です。ティーバッグの中に刻んだコカの葉が入っています。20包入りで4,400コロンビアペソ(およそ200円)程度です。箱を開けるとコカの葉の匂いがとても生臭く、「芳香漂う」お茶とは言い難いです。このコカ茶ですが、国内南部の「カウカ県」に居住する"Nasa族?"という先住民族が生産しているものです。

箱にはこのコカ茶用の葉が「政府公認の畑」で生産されている事を説明しており、政府機関である"INVIMA"(大まかに言えば国立食品・医薬品管理研究所?)の承認も得ています。つまり政府公認の「コカ製品」という事になります。

カウカ地方は山岳地帯が多く、先住民族の時代からコカの葉を常用する習慣があります。付近に世界遺産である"サン・アグスティン遺跡"があるのですが、石造群の中に両方の頬っぺたがコカの葉を口一杯に含んで膨らんでいるものすらあるほどです。また、首都ボゴタの「金博物館」には、ひょうたんの形をした黄金の壷が多数展示されていますが、これはその昔、コカの葉とカルシウムを多く含む貝殻を混ぜる事で化学反応を起こし、「覚醒作用」を生む事を知っていた当時の部族が作ったものです。つまりコカの葉は1,000年もの昔から「別世界へ行ける儀式」の手段として使われてきました。

皆さん、「コカコーラ」って何でコカコーラって言うかご存知ですか?コカコーラが発明された初期には、何と!コカの葉の成分・つまり"コカイン"が含まれていたらしいのです!嘘だと思ったらこちらをクリックしてみて下さい。勿論現在ではコカの成分は全く入っていません!

http://www5a.biglobe.ne.jp/~g-cherry/cora.htm

近年では前述のカウカ先住民族がコカコーラに対抗して「コカ・セック」という炭酸飲料の生産を始めて世界的ニュースになりました。私も何度か黄金色のコカ・セックの缶を見かけた事がありますが買って飲む気にはならず、そのうち姿が見えなくなりました。

という事で、コカの「葉」を常用する習慣は先住民族の時代から伝わっているのでそれ自体は否定しませんが、昨今のように非合法薬物として精製してしまうのはいけませんね。ちなみに「コカ茶」は当地の中で飲む分には問題ありませんが、間違っても日本へ持ち帰ってはいけません!調べた所、コカ茶の葉も麻薬取締法違反対象になるらしいので、場合によっては到着空港で取調べを受ける事になります。私はその事を知った為に今まで一度たりとも「コロンビア産コカ茶」をお土産として持って行った事はありません。

ところで、「その後の調べ」で、この方は元々"貧血気味"という事で「虚弱体質」の気があったらしく、その為標高2,600mのボゴタをちょっと歩いただけで体調を崩されたようです。私のお客様で「高山病」にかかった方は今まで一人もいないのでおかしいとは思っていたのですが・・・その為、このコカ茶の効果があったのかどうかは定かではありません。

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11月1日(土)の件です・・・あっ、野生さんが!

先日来ご案内しています11月1日(土)の「ギャラリーゆめじ」でボゴタ在住の画家・竹久野生さんにお会いする会の件ですが、何気にネットサーフィンをしていたところ、下記記事が。。。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20081030-OYT8T00121.htm?from=navr

あれっ、野生さん。お久しぶりです。。。って、この間お電話で話したばかりですね coldsweats01 読売新聞、何で記事にしたんだ?

今週の土曜日になりますが、先ほどギャラリーに電話をして野生さんと話をしたところ、「11時を過ぎて私がまだ来ていなくても待っていてね」との事です。それでは皆さんのお越しをお待ちします。前回ご案内の通り、当日はギャラリーで歓談の後、昼食をとって付近を散策でもしましょう。更に時間に余裕のある方は、夜の「飲み会」の部もあります。これは世界旅行好きの面々が集まるものです。

ところで、現在コロンビアの副大統領が来日中らしく、講演会があったようですが私は寸前の所で入場に間に合わず・・・明日金曜日も何かあるらしいですが、私はあいにく「人間ドック」

まぁいいか。私のような「庶民」には縁遠い方ですから。それよりも野生さんやこのブログの読者の皆さんと知り合う機会の方がワクワクだったりします。

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ボゴタ在住の画家・竹久野生(のぶ)さんの個展

首都ボゴタの郊外にお住まいの画家・竹久野生(のぶ)さんの個展が、今年も10月30日から11月8日まで東京・学習院大学から程近い「ギャラリーゆめじ」で行われます。詳細はこちらのサイトからご覧下さい。

http://www.yumeji.org/top.htm (ギャラリーゆめじ)

私もチャンスがあれば顔を出してみようかと思っています。ギャラリー付近を散策するのも良いかもしれませんね。ちなみに野生さんのプロフィールはこちらから知る事ができます。

http://www.hanga-cobo.jp/news/40921.html

野生さんからはいつも忘れた頃にお電話を頂き、それで「ああ、今年も個展で日本へ行く時期なんだな」という"季節"を感じます。電話で話していると、まさに「野生ワールド」といった感じで、こちらが忙しくて「キーッ」となっている時でも、野生さんには独特のゆったりとした特別の世界とオーラのようなものがあり、しばし「時が止まる」事があります。お住まいもボゴタ首都区内の喧騒とは無縁の場所にあり、毎日マイペースで過ごされている事でしょう。芸術家というのは皆そのような独特の感性を持っているのでしょう。小心者・せっかち・短気の私には芸術家は務まりません・・・

という事で、皆さんのお越しをお待ちしています。もしかしたら・・・ですが、このギャラリーゆめじでお会いできるかもしれませんね。

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コロンビアの 黄金が ジパングに 向かったぁ (下條アトム風)

                             「デタァ~」

というのが正直な感想ですね。先日ご案内しました、東京・国立科学博物館で開催される「黄金の国ジパングとエル・ドラド展」に向けて、コロンビアの国宝・黄金細工の数々が無事に当地を発ちました。

Policia01 事前に話は聞いていましたが、やはり「国宝」が動く為に機関銃を持った警察の特殊部隊が大挙して空港に到着し、黄金細工を詰めたスーツケースは航空会社のカウンターに立ち寄る事なく、そのままキャビン(客室)まで運ばれていきました。国宝が機体へ向かった後も暫らくはご覧の通り、空港ターミナル前に部隊の一部が残って睨みをきかせていました。想像はしていましたが、やはり凄い光景でした。

この日は博物館側の方で、警察・税関・空港当局に対する「国宝出国届」を用意してあったので特に混乱はありませんでしたが、自分としては当然初めての事でしたので、この日まで緊張が続いていました。「もしもトラブルが発生したら」と心配していたのは当然です。

いよいよコロンビアの至宝が「黄金の国・ジパング」の地を踏む事になり、あとは皆さんへのお披露目の日を待つばかりです。私はあいにく期間中に日本へ行く事はありませんが、多くの方々が「"エル・ドラド"の国・コロンビアの至宝」を目にされる事を願っています。

今回の仕事は私の11年間の職歴の中で金額もさる事ながら、受託内容としても最も重大なもので、人間様のVIPよりも難しい仕事だったと思います。食事もとらない「荷物」の為に座席を確保すること自体初めてでしたが、それが国家にとって「最重要品」である為、非常に気を遣いました。例え人間様の重要人物に関わったとしても、余程の事がなければコメントする事はありませんが、今回の件は一生の思い出に残る一つですので、気持ちがちょっと高揚している事も事実ですね coldsweats01

「日本・コロンビア外交樹立100周年」関連行事のうち、日本で開催されるイベントに関連していくつかにちょっとだけ関わらせて頂く事が出来、正直とても有難く思っています。仕事の方はこれからも続きますが、今回の国宝の搬出という特殊ケースで奢らず、原点に返って航空券一枚の手配から誠意を持ってお客様の方々に接したいと思います。

あっ、それと先日コメントしましたが、かれこれ昨年の10月から休暇を取っていないので、今月のいつか分かりませんが、数日「音信不通」にさせて下さいね coldsweats01

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