カテゴリー「学問・資格」の記事

将来のスペイン語エキスパート達が今年もコロンビア・ボゴタへ(3)

一カ月に及んだ上智大学・南山大学合同グループ18名の方々のコロンビア・ボゴタへのスペイン語短期留学の全日程が無事終了し、今年も無事帰国の途に就きました。
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このプログラムでは皆さんのボゴタ到着時の宿泊ホテル及び翌日のホームステイ先への送迎、3日間のカルタヘナ旅行全手配、そして最終日の空港への送迎その他、かなりの部分に関与させて頂きました。毎年の事ですが、一カ月という期間何事もなく過ごされ、全日程を終了される事を何より願っていました。今年も良い結果になり重責を果たした満足感があります。画像はいずれも最終日の集合場所となったハベリアーナ大学でのものです。この日は好天に恵まれました。全員で記念撮影をし、ハベリアーナ大学から出発しました。
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今回、2大学の学生さん達と共に帰国の途に就かれた引率教授曰く「一カ月で学生さん達のスペイン語力が向上した」と評価されていました。コロンビア・ボゴタでのスペイン語レッスンは日本の方々にはあまりピンと来ないかもしれませんが、今回の上智・南山両大学のスペイン語学科の方々にとって良い環境下にあった事は間違いありません。タイトル通り、将来のスペイン語エキスパートになるであろう若い方々との当地での再会を心待ちにしています。

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将来のスペイン語エキスパート達が今年もコロンビア・ボゴタへ(2)

一カ月の短期スペイン語留学中の上智大学・南山大学スペイン語学科の学生さん達、特に何事もなく首都ボゴタでの生活を楽しまれているようです。ボゴタで話されるスペイン語は発音がしっかり聞き取りやすく、割とゆっくり話すのが特徴です。その為か、今や一部の日本企業もスペイン語研修生を当地に派遣しているようです。私が両大学のコロンビア短期スペイン語留学に関わって今回で三回目となりますが、ボゴタでスペイン語を学ばれた学生さんが今度は長期留学生として再びこの地で学ばれるケースも出てきており、嬉しい事です。
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そしてこちらも短期留学中の「お楽しみ」である、世界遺産の町・カルタヘナ旅行へ出発する皆さんの様子です。左画像は学生さん達がスペイン語の講義を受けている、1623年イエズス会により創設され、かつて日本でも布教活動をしたフランシスコ・ザビエルの名を冠した名門"ハベリアーナ"(英語名・ザビエリアン)大学の正面入口付近です。紋章はイエズス会です。今年は両大学の2教授を含め19名様でのカルタヘナ旅行となり、今回も移動車両・国内線航空券・ホテル・現地ツアー全てを手配させて頂きました。
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空港での皆さんの様子です。カルタヘナにはこれもイエズス会が作った歴史ある「サン(セント)ペドロクラベール」教会があります。イエズス会の流れをくむ上智・南山両大学にとっては重要な場所も訪れる事になっています。当地での短期留学プログラムもいつの間にか半ばに差し掛かっており、皆さんにとって良い思い出が次々と出来る事を願っています。
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カルタヘナ旅行では市内から最も近い島である「ティエラボンバ島」のビーチと、中・右画像にありますカリブ海に面した二つの「サンホセ要塞」「サンフェルナンド要塞」を見学する事になっています。日本人向けに要塞訪問を含むティエラボンバ島一日ツアーを企画・催行しているのは当社ANDES TOURSが史上初めてです。
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また、コロンビア特産の「カカオ」を使ったチョコレート手作り体験もプラグラムとして組んでいます。どんなチョコレートに仕上がるのか、いずれも皆さんに楽しんで頂ければと思っています。

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将来のスペイン語エキスパート達が今年もコロンビア・ボゴタへ

久しぶりの投稿となりました。色々と忙しい事もあって随分と間が空いてしまいました。7-8月は日本や近隣諸国からの日本人観光客の方々の受け入れ等で慌ただしい日々を過ごしています。
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そんな中ですが、今年も上智大学イスパニア語学科・南山大学ラテンアメリカ学科の学生・教授グループ18名がコロンビア・ボゴタにやって来ました。毎年8月に両大学の学生さんが一カ月間ボゴタでスペイン語のクラスを学ぶこのプログラムはもはやこの時期の恒例となり、年々参加人数が増えているのは嬉しい事です。
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当社ANDES TOURSは上智大学・南山大学からの学生さんのコロンビア語学留学派遣受け入れ手配を承っており、今年も「将来のスペイン語エキスパート」達をお迎え出来たのは嬉しい事です。
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ホテル到着は真夜中過ぎとなりましたが、ホテル一階には24時間営業のコンビニがあり、小腹を空かせた学生さん達が早速買い出しをしていました。コロンビアの治安が悪かった昔は深夜に営業しているコンビニなどありませんでしたが、時代は変わったものです。そして中・右画像はホテルレストランの朝食時の光景です。深夜に到着・仮眠の後朝食を取り、各ホームステイ先へお届けして一カ月間の短期スペイン語研修がスタートしました。実りある日々を過ごされる事を願っています。


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将来のスペイン語エキスパート達がコロンビア・ボゴタへ(3)

首都ボゴタのハベリアーナ(ザビエリアン)大学での一カ月に及んだ夏期スペイン語短期研修を終えた上智大学・南山大学スペイン語科の学生・教授の皆さんが全日程を終えて無事帰国の途に就かれました。

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最終日は一カ月間学んだハベリアーナ大学に集合し、空港へと向かいました。大学関係者や一カ月間共にした仲間達が見送りに訪れ、学生さん達の大半は別れを惜しんで涙されていました。良い思い出を残された事と思います。

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今年で三回目となった上智大学・南山大学合同の夏期スペイン語短期研修は一カ月に及ぶものでしたので学生さん達の病気や事故などが常に気にかかっていました。今回も無事全日程を終了しコロンビアから出国され、ホッとしました。

タイトル通り両大学の学生さん達が将来は「スペイン語エキスパート」となり、当地で学ばれた全員の方々が再びコロンビアに来られる事を今から楽しみにしています。

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将来のスペイン語エキスパート達がコロンビア・ボゴタへ(2)

先日ご案内しました上智大学(東京)・南山大学(名古屋)のスペイン語学科の教授・学生グループはその後順調に首都ボゴタでのスペイン語短期研修を続けています。

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三連休にはコロンビア随一の観光地であるカルタヘナへ旅行され、楽しまれました。左・中画像は早朝のハベリアーナ(ザビエリアン)大学、そして右画像はカルタヘナ旅行を終えてボゴタ空港から送迎し、解散場所となった大学前で撮影したものです。三連休初日の大学からの出発は早朝でしたが何故か学内に入る大学生が段々増えてきて、土曜日の早朝なのに授業がある事にビックリしました。

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集合場所となったハベリアーナ大学からの送迎バスがボゴタ空港に到着し、これから飛行機に乗ろうという一コマです。当社ANDES TOURSでは皆さんのカルタヘナ旅行もアレンジさせて頂きました。現地では世界遺産・旧市街地区観光やロサリオ諸島日帰りツアー、コロンビア特産のカカオ豆を使ったチョコレート作り体験など盛りだくさんな内容を組み込みました。

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こちらは別の日に撮影したものです。このチョコレート博物館(という名のチョコレート専門店)ではコロンビア特産のカカオ豆を使ったチョコレート作りも体験出来ます(要予約)今年で二回目のこのチョコレート作り体験でした。

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私は皆さんに同行せず、最終日にはボゴタ空港までお迎えに上がりました。夕刻のボゴタはとても良い天気に恵まれ、市内中心部から標高3,100mのモンセラーテの丘・そして更に高い標高3,200mのグアダルーペの丘もはっきりと見えました。

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内容盛りだくさんのカルタヘナ旅行を無事に終えてボゴタに帰着し、出発地点のハベリアーナ大学までお届けし、全行程終了しました。スペイン語研修はまだ続きます。最終日まで何事もなく過ごされ、コロンビアに良い印象を持って頂きたいと願っています。

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将来のスペイン語エキスパート達がコロンビア・ボゴタへ

カトリック系の二つの大学・上智大学(イスパニア学科)と南山大学(スペイン学科)合同のコロンビア短期研修グループ(学生+教授)が今年もボゴタにやってきました。

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今回で三回目となる夏の「コロンビア短期研修プログラム」は一カ月間ホームステイをしながら提携校である1623年創設の名門・首都ボゴタにあるハベリアーナ(英語名ザビエリアン)教皇立大学でスペイン語による授業を受けます。期間中にはカルタヘナへの旅行も企画しています。

コロンビア・ボゴタで話されるスペイン語は発音のクセが少なく、複数の日本企業語学研修生などもこの地で学んでいます。当社ANDES TOURSは日本とコロンビアの二大学間でのボゴタへの正規スペイン語研修を取り扱う唯一の旅行会社です。

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南米コロンビアへのスペイン語留学 -2-

前回の投稿でコロンビア・ボゴタへのスペイン語留学の話題を取り上げた所、海外へのスペイン語留学に興味をお持ちの方からご連絡を頂きました。また、上智大学(東京)・南山大学(愛知)両大学の卒業生の方々が少なからず当地ボゴタにいらっしゃることも知りました。

今回のハベリアーナ大学でのスペイン語一ヶ月研修は履修後に単位が付く正規プログラムであり、当地入国に際してビザも取得されています。所定のビザを取得させずにスペイン語留学・研修と募り、正規の教育機関ではない場所でレッスンを施す業者は。。。多分「モグリ」でしょう。

今回の一ヶ月スペイン語コース中、皆様は事件・事故に遭う事もなく無事帰国されました。当地には日本・コロンビア両国で正看護師の資格を持つ日本人女性がいて、日本で加入された海外旅行傷害保険への対応も可能です。総合病院の質も高く、その点で首都ボゴタへのスペイン語留学はお勧めに値すると思います。

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体調不良の事例が発生した場合には、例えばおにぎりと油や肉類を控えた品(だし巻き卵・高野豆腐の煮付け・ねぎ味噌・梅干のたたき)などを作ります。おにぎりは食べ易いよう、日本で調達した専用のフィルムで包んでコンビニおにぎり風にします。長期間海外ステイをしていると確かに日本食が恋しくなるかもしれませんね。

右画像の品は今回の疾病事例とは全く別で、私が自己流で作ったものです。塩豚の長ねぎ添えごま油がけ、シャキシャキもやしの中華風和え、ほうれん草の白和え、マグロの刺身、鶏肉・シイタケ・ニンジン・タマネギなどの煮物、五目寿司です。正規スペイン語留学の手配を承ったケースでは、私も出来るだけのケアをします。

コロンビア・ボゴタへの正規スペイン語留学関連で、当地でのアシスト(海外旅行保険関連や学生さんのお世話その他)をご希望されます方々、当社ANDES TOURSで承ります。

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南米コロンビアへのスペイン語留学

記事投稿が大分滞りました。と言っても勝手気ままに書いているので「マイペース」です。この間、有難い事に多忙の日々が続きました。その一つがタイトルにもある「南米コロンビアへのスペイン語留学」です。この件は私にとって今年の重要手配案件の一つでした。

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先月8月から一ヶ月、日本より上智大学(東京)・南山大学(愛知)の学生・教授グループが合同で首都ボゴタにあるハベリアーナ教皇大学(Pontificia Universidad Javeriana・英語名ではPontificical Xavierian University)でのスペイン語クラスを受講し、無事終了の後帰国されました。ハベリアーナ大学はローマ教皇庁・イエズス会により1623年に設立された歴史ある大学です。

ハベリアーナ(英語名Xavierian)の名前の由来は、イエズス会(男子修道会・現教皇フランシスコは歴代初のイエズス会出身)創設者の一人である「聖フランシスコ・ハビエル(Francisco Javier)(日本でも布教活動をしたフランシスコ・ザビエル(Xavier))」の名前が由来となっています。上智大学もイエズス会により設立された大学ですのでハベリアーナ大学とは提携関係にあり、南山大学は上智大学の姉妹校である事から、今回の二大学合同短期留学プログラムが組まれた次第です。

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上智・南山大学合同スペイン語短期留学プログラムにおいて、当方はハベリアーナ大学への短期留学受講料支払手続き、皆さんの移動車両手配や三連休を利用したカルタヘナ旅行などをアレンジさせて頂きました。カルタヘナ旅行の方は同行しませんでしたので、画像はボゴタで撮影したものです。

南米コロンビアでスペイン語留学というとピンと来ない方が大半だと思います。実は近年スペイン語圏への駐在要員語学養成の場所として、ボゴタのハベリアーナ大学でスペイン語を学ばせる大手日本企業が増えてきています。ボゴタで話されるスペイン語は発音にクセが少なく、外国人を対象としたスペイン語クラスの質も高い事からスペイン語研修地に選ばれているのでしょう。

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一ヶ月のコロンビア滞在という事で出発前に少なからず心配された親御さんもいらっしゃったかもしれませんが、当の学生さん達は充実した日々を過ごされた事と思います。最終日にはボゴタからの便が11時間も遅延するというトラブルがありましたが、帰国の途に就かれました。

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5月に一時帰国した折、上智大学内で本件の打ち合わせの場に加えて頂きました。それから約三か月後の8月に南山大学一行と合わせた合同グループの皆様をボゴタでお迎えし、一ヶ月を経て送り出す事が出来ました。ボゴタでスペイン語を学ばれた学生さんの中で、将来コロンビア・若しくはスペイン語圏で活躍される「スペイン語エキスパート」が出て来る事を期待しています。

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2014年きさらぎ祭とボゴタ日本人学校

毎年2月最初の日曜日にはボゴタ日本人学校において「きさらぎ(如月)祭」が行われます。これは長年続いている行事で、事前入場申込制ではありますが当地ボゴタの在留邦人の方々が集う滅多にない機会です。

Dsc020861 私は二人の子供を学校に通わせているPTA関係者として、毎年出店で使用する際の金券販売係担当を受け持ちました。今年はきさらぎ祭前日から妻と娘が突然体調を崩し、関係各位の方々に多大なご迷惑をお掛けしてしまいました。この場を持ちまして、当家主人として心よりお詫び申し上げます。

今年は事前申し込み状況から昨年以上の御来場者数が見込まれていましたが、いざ当日になるとやはり御来場者数・金券販売金額共に昨年を大幅に上回りました。御来場頂きました皆様、有難うございました。

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この日は一時間頂いた休憩時間の中ですさまじい勢いで食べまくりました。画像に残したのは「お好み丼」と「カレーライス」のみでした  あとは豚汁その他とにかく買いまくったのですが、画像がありません。

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今年は昨年以上に金券が飛ぶように売れ、出店されました方々の売り上げ総額も昨年の1.5倍近い数字に反映されました。皆様大変お疲れ様でした。

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この日は好天に恵まれ、午後には恒例の餅つきと販売も行われました。私は金券販売中だったので詳細は分かりませんが、こちらも大盛況だった事と思います。また、緑多い中庭では多くの方々がくつろいでいらしたようで、成功裏に終わったものと思います。

私は前述の通り、二人の子供をこのボゴタ日本人学校に通わせています。実は二人とも入学前まで両親が日本人であるにも関わらず日本語が殆ど話せませんでしたが、現在では「日本人」としての教育を受け、日本語もちゃんと話しています。

我々家族は全員日本人ですので、当地に家族や身寄りがありません。いずれ何らかの事情で日本へ帰る時が来るでしょう。その時に二人の子供達が困らないよう、また子供達が小さい(少なくとも小学校時)うちは、国際人となる前に「日本人としての基礎教育」をしっかりと身に付けさせたいと思い、ボゴタ日本人学校へ通わせています。

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ボゴタ日本人学校も他の中南米の日本人学校と同様に小・中学部を合わせても少人数ですが、校長先生以下各都道府県から選抜された教員の皆様の下、日本の学習要綱に沿った教育を受けられるという恵まれた環境下にあります。人数が少ない分、逆に先生と児童・生徒さんとの距離が近いという利点もあります。

更に、「将来の国際人」としての教育も行っており、その成果は画像に見られるように今年度は英語検定受験者が全員合格しており、その他多彩なカリキュラムが組まれています。また、小学部低学年と未就学児を対象とした「読み聞かせ」がボランティアで行われていたり、土曜日には当地在住の有志の方々による「剣道教室」が学校体育館で行われているようです。

我々夫婦は、子供たちに将来を担う日本人としての基礎教育を受けさせたいと思いボゴタ日本人学校へ入学させた。その決断は間違っていなかったと思っています。国語・算数その他の基本学習に加え、日本人としての精神論(道徳)などを海外でも受けられるのはとても有難い事です。

(前述の投稿は全て筆者の個人的なコメントのみで、ボゴタ日本人学校の意見・意向とは無関係である事を申し添えます)

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娘の卒園式

Img_70121娘が幼稚園を卒業する事となりました。我が家は家長の私が「質素倹約」を常としている為、日々の生活はつつましいものです。その中で、娘・息子共に今まで大きな怪我や病気をした事もなくすくすくと育っているのは親の私にとって何よりも嬉しい事です。

日本は幼稚園から大学まで一様に「単一年度」ですが、当地ではCalendario"A"(2月から11月まで)、Calendario"B"(8月から翌年5月まで)という年度(期間)があります。入園する施設がどの年度を採用しているかによって「年末年始の休みが長い」「年の半ばでの休みが長い」なども違いも出てきます。

そんな娘はついこの間幼稚園に入園したと思ったら、卒園式を迎えるまでに成長しました。

コロンビアの他の都市の事情は分かりませんが、首都ボゴタの場合基本的にどの家庭もおよそ2歳頃の子供は幼稚園に入れるのが習慣です。日本では公立の幼稚園もありますが、当地で幼稚園は全て私立で、中流家庭以上はどこも子供を小さいうちから幼稚園に行かせます。

首都ボゴタにおける幼稚園の数は豊富で、その中でも「有名」な所はやはり狭き門・且つ学費も相当の高額ですが、そのようなこだわりがなければ大抵どこかの幼稚園に入れる事が出来ます。通常は前述の通り年度に沿って事前に入学申請・手続きを行いますが、中には国外からの赴任家族向けに中途入園を受け入れている幼稚園もあります。

ところで、私が幼稚園の頃に「宿題」というものがあったのか全く覚えていませんが(アタリマエカ) 当地の幼稚園児に課される宿題の頻度は半端ではなく、2歳で入園した時点で既に宿題を持って帰ります。ただ、園児が小さい頃の宿題はもっぱら保護者が行うのが常ですが・・・加えて小さなうちから「外国語(主に英語)」も教科の中に組み込んでいる幼稚園も結構多いのが特筆されます。

Img_70301_2 娘が通っていた幼稚園はおよそ1歳から6歳までの園児が年齢ごとに複数のコースに分かれており、ざっと見た限りおよそ150人位の園児を預かっているごく普通の幼稚園です。この日は娘を含め16人の園児が卒園式を迎えました。

ここから先は「親馬鹿の自慢話」として受け流して下さい。

「卒園式を迎えたんだなぁ」と、感慨に浸っていた最中に各コースの成績優秀者の表彰がありました。その中で、我が娘は何と卒園クラスの中で「成績最優秀者」として名前を呼ばれました。これには驚きました。単に"外国人"への配慮だけで卒園生16人のトップとして表彰される事など有り得ませんので、本当にびっくりしました。

画像で娘が手にしているのは「卒園証書」ですが、それとは別に妻が壇上に上がり表彰状を受け取りました。娘は親父に似ているのか自己主張が少なく、人見知りをするシャイな性格ですが、宿題は決して欠かさずにこなしていたのは親としても認めていました。それがクラスの成績最優秀者とは驚きで一杯です。

娘は入園当初、他の園児に比べてスペイン語(母国語)のボキャブラリーに欠けるという指摘を受けましたが(当然です)それが卒園までに全てがスペイン語による授業(というのか?)という中で、「100%コロンビア人」の他の園児をしのぐ成績を収めた・・・馬鹿な親父は表彰状を見て呆然としてしまいました。

Img_7054_2 この後、園児達による劇が行われました。題目は「コロンビア独立」です。今年はコロンビアの独立(宣言)200周年という記念の年となった為、各コースの園児達もそれぞれのテーマごとに衣装をまとっていました。冒頭の画像にある娘の衣装もその一つで、民族衣装をまとっています。まだ言葉もままならない小さな子供達も劇に参加させるのですから、当地の幼稚園の教育方針は侮れません。

Img_70561_3 Img_70621_3 表彰状を手にした娘、そして妻と子供達の記念写真です。私にとっても記念の意味で、この場に画像を残しておきます。父親たる私が二人の子供に出来る事は限られます。質素倹約の生活の中で、子供達に溢れるほどのおもちゃや贅沢な食事を与える事は出来ませんが、「愛情」だけは惜しげなく捧げていきたいと思っています。

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