住まい・インテリア

首都ボゴタの街並みは「レンガ色」

首都ボゴタ、特に北部地区を巡ると、アパートやビルの壁の多くがレンガ色をしている事に気付きます。それはまさに外壁にレンガを使用している為で、ボゴタの街は地震が殆どない事もあって建物にレンガを使うケースが非常に多いのが特徴です。

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こちらは市内にあるごく普通のアパートです。レンガ色の外壁は全てそのままレンガを使用しています。地震とはまるで無縁ですので、耐震構造などという概念は全くありません。外壁はレンガを積み上げてセメントで繋いだだけです。このような赤レンガ色のアパートは首都ボゴタの典型的な「色」です。高級・中級を問わず首都ボゴタのアパートはどこもこのような雰囲気です。アパートによってはレンガに塗装を施して白やその他の色に仕立て上げますが、いずれも外壁を壊せば中からレンガが出てきます。冷涼な気候帯のボゴタではこのような温かみのあるレンガ色がよく映えます。これが低地になり暑い場所ですとレンガがむき出しとなった建物はだんだん少なくなり、白い建物が多くなります。

レンガ自体は首都ボゴタ北部のクンディナマルカ県北部とボヤカ県が一大生産地です。ボヤカ県を旅すると、所々でレンガを焼く釜と立ち上る煙を見る事が出来ます。

20090706_img_0231 こちらの画像ですが、床に敷き詰められているは「レンガ」建物の外壁も「レンガ」そして高さ1メートル近くある大きな鉢もボヤカ県・ラキラの特産品である「セラミック」製のものです。このような光景は首都ボゴタにおいてごく普通に見られるものです。レンガの特徴はよく知りませんが、寒い土地柄のボゴタでは、太陽熱を吸収し易く、保温力が高い事から外壁にレンガを多用しているのかもしれません。また、建物の建材として使用できる木材の供給量が少ないとも聞き及んでいます。その為、安価で調達できるレンガは昨今の首都の建物には欠かせないようです。

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20090706_img_0228 こちらはアパートの前庭に置かれたセラミック製の鉢です。ちょっとお洒落ですね。当地おいてセラミック製品は安価ですので、犯罪の多い首都ボゴタでもこの種の物をわざわざ盗んでいくような奇特な人はまずいません。庭先にこのようなちょっとした工夫を凝らすアパートもかなり見かけます。

首都ボゴタへお越しの折には、ちょっと気をつけて街並みを眺めていると「ボゴタの街並みはレンガ色」という事実がお分かり頂ける事でしょう。

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南米コロンビアの竹・グアドゥアを使ったアトリエオープン!

私が今からおよそ3年前に初めて対日輸出を果たした「コロンビアの竹・グアドゥア(Guadua)」を使用した、熊本市の「濱田醤油」様のアトリエがついにプレオープンします。詳しくは濱田社長様のブログ「こしぬけ」をご覧下さい。熊本及び近郊にお住まいの方々、是非ともコロンビアから遥々海を渡ってやって来たグアドゥアをご覧下さい。勿論、濱田醤油様の手の込んだ商品の数々もお買い求め下さいね。濱田様、アトリエの完成を心からお祝い申し上げます。

http://www.syoyu.com/site/shachou_blog/ ←ブログはこちら

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日本を代表する建築家の一人・隈研吾様から、濱田醤油様向けに正式にオーダーを頂いたのがこのグアドゥア400本でした。一本の長さは10m、太さは最高で20cmに達するものでした。その後特殊処理を施して強度を高め、乾燥処理に入りましたが、それが3年前のちょうど今頃、つまり雨期の最中でなかなか乾燥が進まず、いつになったら出荷できるのかとやきもきしたのも懐かしい思い出です。

輸出の際には、日本側からグアドゥアへの虫害対策の為に使用した殺虫剤の成分表やら何やら色々な書類の提出を求められ、全てが初めての事だった為とても苦労しました。サンプルとして1m程度のグアドゥアを空輸する際にも当地税関からストップがかかり、結局3ヵ月を要した事もありました。その時の様子を下記当方のホームページにて記述しています。

http://homepage3.nifty.com/cafetero/number131.html ←こちら

東京・青山の隈事務所にて打ち合わせをした際、当地ではこのグアドゥアは家屋の柱や建築資材として一本丸々使用するのに対し、「半分に割って使用するつもり」と伺って度肝を抜かされました。一体どのような結果になるのか全く理解できないまま事務所を後にしましたが、それから2年半近い歳月を経て、ついにコロンビアの竹・グアドゥアが日本で陽の目を見る事になり、とても嬉しく思います。

以前から申し上げている通り、コロンビアの竹は日本の孟宗竹とは繊維質が異なり、当地では巨大な建築物にも使用される程の強度を持っています。相当数のグアドゥアを組み合わせれば数十トンから100トン以上の建築物が作れます。また、今回輸出したグアドゥアは特殊措置を施す事により耐久性と防虫対策を備えており、建築資材としてはおよそ30年以上耐えうるものです。

日本の建築基準法上、建築資材に竹を使用する事が許可されているのか分かりませんが、今回の濱田醤油様への納入により対日輸出の実績は出来ています。また、コロンビア政府系輸出振興機関、そして東京の某在外公館などの支援などは一切得ずコロンビアの特産品を日本へ輸出した事は、私にとって一生に残る大きな思い出の一つです。

昨今は「本業」の旅行業の仕事でとても忙しくさせて頂いていますので、このグアドゥアの対日輸出事業に本腰を入れる事は難しいですが、木材と違って切っても切ってもすぐに成長し、環境にも優しく見た目にも美しい「コロンビア産極太の竹・グアドゥア」を建築資材としてお考えの方、是非ともご連絡下さい。

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アパートの"水害"とコロンビア人気質

20081221_img_1004 この日は朝から地下の上水タンク掃除の為に一時断水措置が取られたのですが、我が家の上のアパートの住人がその間にそれを忘れて水道の蛇口を開けっ放しにしたまま外出したようです。断水は午後2時過ぎに復旧したのですが上の階では延々と水が流れ続け、何らかの事情で排水溝が塞がれて部屋まで水が溢れ出したようです。

階下の我が家では4時過ぎから天井に水が染み出し異常事態発生!守衛人が機転を利かせて上のアパートの水道元栓を閉めた為に、水が滝の如く我が家に降ってくる事態は避けられました。もしも我が家が終日不在の状況だったらと思うと、今でもゾッとします。

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その後夜になって上の住人が帰宅した為、守衛人がまず最初にアパートに入り、私が引き続き入った時に見たものは・・・3部屋全て・更にはリビングルームにまで達していた「床上浸水」という恐ろしい光景でした。当然の事ながら3部屋全てに敷かれているカーペーットはたっぷりと水を吸っていました。こんな状況でよく我が家の3部屋の天井全てが水浸しにならなかったものだと、何か恐ろしい光景を見てしまったような気がします。建物がまだ築2年という新しいものだったから救われたのかもしれません。

私の方は緊急事態が発生した時点で、保険契約を交わしている会社のサービスセンターに連絡を取った所、翌日に我が家へ来てもらう事に。その旨加害者側の住人に通告したところ、"やはり"というか"信じられない"返答が。

セニョール、貴方に責任がないのは分かっている。しかし「私の責任でもない」だから話をする事は出来ない。

やはりです。勿論「全ての人」とは言いませんが、これが"典型的なコロンビア人気質"です。誰が見てもはっきりしている通り、自分の不注意で床まで浸水させ、更には階下の人間にまで迷惑をかけておきながら、この言い草です。私自身、かつて賃貸アパートに住んでいた時にも同じ事例がありました。隣のアパートが浴室の工事をした際に水道管の継ぎ目が完全ではなかった為に壁を挟んだうちの玄関側に水が溢れ出したのですが、その際に慌てて抗議した所「私は知らない、うちの責任ではない」の一点張り。「じゃあ、こちらの玄関を見てよ」と言っても「知らない、見たくない」この有様です。

この事例では、借りていたアパートのオーナーがたまたま弁護士だったという事もあり、急いで報告したところ、彼らの方でカタをつける事になりました。しかし今回は「自己所有」のアパートです。

20081222_img_1008 翌日保険会社の担当者が来訪し、水が染み込んだ壁の状況を詳しくチェックした所「この事例は上の階の配管の問題ではなく、浸水(Inundacionと言います)だけなので、壁が乾くまで10日ほど待って塗り直しをします」との結論になり、後日改めて来訪してくれる事になりました。改めて「動産・不動産保険」に入っておいて良かったと感じました。保険料は年間およそ300ドル程と決して安くないのですが、今回はこちらの負担は一切なく、全て契約の範囲内で修理を行い、この程度でしたら次回の更新時に掛金が割増になることはないようです。

コロンビアに限った話ではありませんが、アパートに住む際には賃貸形式であればこの種の「被害」に関しては家主に通報すれば彼らが加害者者と交渉してくれますが、もしも自己所有でアパートを購入する場合にはくれぐれも気をつけて下さい。そもそもここの建物は造りが粗雑なので決して「最上階」のアパートは購入しない事!大雨が降ったりすると屋根から水が漏れてくる可能性が高いのが最上階です。私は何度も「最上階の悲劇」を目にしています。

そして保険料が高くついても「動産・不動産保険」に加入する事を強くお勧めします。コロンビア人の配偶者をお持ちの方には非常に失礼かもしれませんが、何かトラブルが発生しても彼らコロンビア人は、200%自分が悪くても「開き直り」「恫喝」によって自らの罪を絶対に認めません。そうなれば泣きを見るのはこちらですから、「自分の身は自分で守る」しかありません。今回のケースでも法律上は階上の側が再塗装費用を払わなければならないようですが、かなり高い確率で拒み・開き直り・そしてうやむやにするのがコロンビア人気質です。

私はコロンビアという「国」は嫌いではありません。それが故に11年この国に住んでいますが、正直な所コロンビアの「人」に関しては「アミーゴ」「優しい」などと心を開く事はリスクがあると思っています。ただ、それは念を押しますと全ての人に当てはまる訳ではない事を付け加えておきます。良識のある知識人は勿論私の周りにも多数存在します。ちなみに、加害者の方は階下の被害状況を見る来る事すらなく、侘びの一言もありません。これもまた「コロンビアの習慣」です。

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コロンビアの旧家

最近は何だか「週末ブロガー」になってしまっています coldsweats01 ずっと前から平日は忙しくて、土曜日も勤務ですから、落ち着いてブログを書けるのは週末の夜くらいです。

20080926_img_0830 先日、日本からのグループに同行した際、訪問先のグループオーナーが所有する「築250年」という旧家に案内されました。首都ボゴタの郊外でこれだけの立派な旧家を持っているという事は、かなりの資産家なのでしょう。庭の広さもサッカーが出来るほどでした。ボゴタ市内でもついこの間まではこの種の旧家がまだあちこちにありましたが、昨今の土地バブルにより伝統家屋が壊され、無機質なアパート群に変わっていくのが寂しい現状では、旧家は後に貴重な存在となる筈です。

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中に入れば重厚感溢れる柱と、内部の調度品の古さに唖然としました。それはまるでどこかの博物館に入ったようでした。内部の調度品も殆どが前世紀始めのものでしょう。オーナー氏の財力を見せつけられた感がありましたが、それとは別にこのような歴史的建築物の中にいると、現代建築とは全く異なる雰囲気に圧倒されます。この種の建物はコロンビア国内の至る所に未だ現存しています。ボゴタ及び近郊について言えば、築200年を超えるこの歴史的建築物が現存できる理由が、「大地震がない」「厳しい気候の変化がない」といった良い条件に恵まれているからかもしれません。

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この建物、気のせいか日本の旧家に似ているような、似ていないような・・・ちなみにこの「別荘」の中には確か5,6室の「ゲストルーム」があり、相当数のベッドがありました。週末にはここでパーティーなども行うようですが、宿泊施設として一般に開放してもやっていけそうな広さでした。

日本人の私から見ると、やはり土地のないアパートに住むよりはこのような庭付きの家に住みたいと思います。。。とはいえ昨今の首都ボゴタでは土地も高騰している事、それ以上に治安の問題もあり、土地付き一戸建てはかなり難しくなっています。日本へ帰ってホッとするのは、里帰りという事の他に土の上に家があるという「地に足が付く」安心感からかもしれません。

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庭先には「木のトマト」と称される"Tomate de arbol"が実っていました。黄色く熟すものと、赤く熟すタイプがあるようです。いずれも食用としてではなく、ミキサーにかけて「ジュース」にして味わいます。トマトと言っても皆さんがご存知の野菜系のトマトとは全く異なり、ジュースにした時の味は「オレンジジュース」に近いようなフルーツの味です。

やはり土地付きの家って良いですよね。私も日本へ帰ったら今年も裏庭で既に実っているであろう柿・キウイ・みかんなどを「収穫」したいと思います。東京・大手町から電車で40分くらいの所ですが・・・

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個人的・夢の一戸建て住宅と消え行く土地

Casa_norte01 首都ボゴタの北部地区にある一軒家が並ぶ地区です。屋根はつながっており、壁に仕切られた各家が並んでいます。「お洒落な長屋」とも言えるでしょうか。しかしながら各家の造りは昔風で、とても味わいがあります。小さな庭がある家です。

首都ボゴタではこのような昔ながらの造りの家がどんどん壊され、複数階建てのアパートに変わっています。そのスピードは急激で、この一角があと10年同じ状態でいられるのか危惧しています。私は現在アパートに住んでいますが、個人的な夢といえば何と言っても「土地付き一戸建て住宅」を手に入れる事ですが、当地ボゴタでは多分不可能でしょうね。土地の評価額がどんどん上がっていますし、何より安全面から一戸建て住宅は年々危ないとされており、いわゆる集合住宅を好む人が激増しています。これはコロンビアに限った事ではない筈です。

まあ、何もコロンビアで一戸建て住宅にこだわらなくても、日本へ帰れば裏の畑で実ったみかんやキウイ、柿とかいろいろ収穫作業が出来ますからいいんですけど。それにしても昨今の首都ボゴタにおける「土地」の激減はすさまじいものがあります。あらゆる所でアパートが建設中で、供給に需要が追いついているのか、不思議です。

Parque_norte01 変わってこちらは同じ北部地区、前述の一軒家地区の目の前にある緑地帯です。いいですねぇ、一戸建て住宅に広い緑地帯。ここは敷地一杯に芝生が敷き詰められていて、子供用の遊具も昨今あちこちで見られる中国製のプラスチックではなく、木製のものです。珍しいと思います。この緑地帯もいつまで存続できるのか分かりませんが。よく晴れた週末、このような緑地帯にゴロンと寝そべってボーっとしていると、多分「至福のひと時」を過ごせるのではないかと思います。標高2,600mのボゴタは日中の最高気温が年間を通じておよそ22度前後と、快適な気候ですから。あっ、寝そべる前に「日焼け止め」を忘れずに。高地が故に紫外線は強烈です。二時間もするとかなり日焼けしてしまいます。

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