パソコン・インターネット

コロンビアの通信事情・近況

私がおよそ12年前に当地コロンビアへたどり着いた当初は、やっと携帯電話が普及を始めたばかりでした。インターネットは当時ダイヤルアップ回線ですから速度は当然遅く、しかも当時私は部屋借りをしていたのですが家主から絶えず「通話チェック」を受け続け、非常に不愉快な日々を過ごした事もありました。テレビ番組は勿論当地のテレビ局のものばかりでした。それが12年という歳月を経て大分変わりました。

Img_2746_2 当地では先年から「NHKワールドプレミアム」を視聴できるサービスが始まりました。こちらは衛星放送で、当地ではご覧の"DIRECTV"が中継局となっています。DIRECTVと契約する事により、日本から遠く離れたコロンビアでもNHK放送を見る事が出来ます。このサービスは2年ほど前から既に始まっていて、私も満を持して先日契約しました。DIRECTVの月額基本料金52,400ペソ(およそ2,600円)にNHKワールドプレミアム月額30,000ペソ(およそ1,500円)を追加する事で、NHKの番組を24時間見られるようになりました。コロンビアで日本語放送を寝転がりながら見るなんて、12年前には想像もつかなかった事です。

Img_2748 こちらは「ケーブルテレビ放送」では首都ボゴタでトップシェアを誇る"TELMEX"です。元々はコロンビア資本の別の会社をメキシコ資本のこのTELMEXが買収し、首都ボゴタでは飛躍的にシェアを拡大しています。このTELMEXはケーブルテレビ回線の他に電話回線・更にはインターネット回線も同時に提供しており、私も三つのセット契約を結んでいます。特にこのTELMEXが電話とインターネット事業に参入して以来、当地コロンビアの通信事情・特に料金面では同業社間の競争が激化していて、必然的に単位料金は下がり、質の向上を続けています。

Img_2747 Img_2749 衛星放送・ケーブル放送を見るのに欠かせない「テレビ」などの電化製品ですが、こちらは近年"SAMSUNG"や"LG"などの「韓国勢」が大攻勢をかけています。コロンビア国内の消費・購買意欲は決して侮れません。その中で安値攻勢をかけている韓国勢の「商魂」はすさまじく、高品質で長年信用を得続けてきた日本勢は価格面でもはや「青色吐息」にも見えます。特に家電売場に並ぶテレビ・冷蔵庫・洗濯機や携帯電話などのスペースは韓国製品が圧倒的です。私個人的にはやはり日本メーカーの製品をまず見つけて品定めしますが、コロンビア人にとってはそんな「こだわり」などありませんから、性能差が少ない中でどちらを取るかといえばやはり安い方でしょう。

Img_2751_2 こちらは私の自宅にある電話とインターネット回線のモデムです。コロンビアでは現在ネット回線の速度は"2メガピット"が主流です。日本と比べればまだまだですが、これでも3年前に私が現在のアパートを購入した際、前述のケーブルテレビ会社と「セット契約」でネット回線を導入した際には「300キロビット」が私の懐から出せる月額料金の限界で、1メガビットなどとても導入できませんでした。それから3年を経て最近契約内容の見直しをした際、2メガビットまで速度契約を変えても料金はかえって3年前からの契約の300Kビットよりも安くなると言われ、即座に変更したものです。

12年前、いや3年前と比してもコロンビアの通信事情は格段に向上しました。日本やラテンアメリカ各国の取引先とは現在インターネット通話"Skype"を駆使して連絡を取り合っており、日本との間で「無料」で無制限に会話が出来るなど、昔でしたらおよそ考えられなかった事です。Skypeでしたら日本の実家の固定電話へも1分およそ「4円」程度で通話が可能です。これもインターネット回線の速度と質が飛躍的に向上した事の相乗効果です。12年前に日本との間で駆使したのは「FAX」であり、ダイヤルアップ回線を使ったe-mailであり、そして1分当たり日本円換算でおよそ100円以上もした「国際電話」でした。今のご時世で1分100円以上かけて国際電話を利用する人は徐々に減ってきているではないかと思われます。コロンビアもそんな時代に入ってきました。

既存の電話会社各社は電話事業だけではもはや存続する事が不可能な為、前述のケーブルテレビ・衛星テレビ会社との「抱き合わせ」で、且つADSL回線も含めた「総合通信事業者」として活路を見出しています。

そういえば、今年は何故か「アメリカ在住」の日本人の方が当地へ観光で来訪されるケースがとても多く、単なる偶然とはいえ驚いているのですが、殆どの方が「ブラックベリー(BlackBerry)」を持ちこまれていて、当地へ御到着される前に使用の可否のお問い合わせを頂きます。コロンビア国内・少なくとも首都ボゴタにおいては日本・アメリカにおいて通常使用している携帯電話・BlackBerry等は殆ど問題なく利用できます。当地の通信回線事情はラテンアメリカ域内では良い方だと思います。

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東芝PCとSkype

My_pc_toshiba 私はおよそ10年前に仕事用としてノートPCを持ち込んで以来、一貫して「東芝」のPCを使い続けています。当時電源が100-240Vの「海外仕様」だったのは東芝だけでした。現在オフィスに一台、自宅に予備機を合わせて二台の計三台ある全てが東芝製です。

そのうち自宅にある二台が先日全く同時期に壊れてしまいました。一台は本体と画面を結ぶ「ちょうつがい」の部分がバキッと折れてしまい、予備機の方は突然立ち上がらなくなってしまいました。一台の方は、先年に日本への一時帰国直前にもう片方の部分が折れて日本で修理したのですが、今回は当分日本へ帰らないのでかなり焦りました。もう一台の方は原因が分からず「ウイルスに感染したか!」と顔面蒼白状態でした shock

二台を会社へ持ち込んで契約しているメカニックに見てもらった所、即座に「これは俺には無理だ」とさじを投げられてしまい、もうがっくり、相当落ち込んだところ「東芝のサービスセンターを紹介するから、そこへ持ち込んでみたら」と進言されたので、半信半疑でその場所へ行ってみました。

そこは会社から徒歩で5分ほどの場所にありました。まず立ち上がらなくなったPCを見てもらった所、メカニックの人は最初「うーん」と唸ったのですが、次に「メモリ」を見て、二つ設置してあるうち私が数ヶ月前に増設した方を取り外して再起動した所、何と!動いたではないですか!crying 原因は1GBの増設メモリーが「死んだ」為でした。増設メモリは数ヶ月前に買ったばかりでしたが、少なくとも数ヶ月間は動いていたので不良品ではなかったと思います。しかしこれは「職人の勘」というのでしょうか。私はメモリを増設したとは一言も言わなかったのに・・・

そして次にもう一台の破損したちょうつがい部分を見て、メカ氏はまた「どうしよう・・・」と唸ったのですが、ともかく預かりましょうという事になり、こちらこそ全く期待していなかったのですが、およそ二週間後に電話が入り「直りましたから引取りに来てください」との事。これは全くの予想外で本当に嬉しかったです。実際に確認したところ、確かに完璧に修復されており、その上頼みもしなかったのにキーボードからPC内部までピカピカに掃除してあり、更に動作チェックまでしてくれたそうです。これは助かりました。遠い異国の地で日本語PCなど新たに購入できる筈もなく、途方に暮れていましたから。「これでホームページの更新も不可能になるな weep 」と、二台一緒に壊れた時は毎日落ち込んでいました。

ちょうつがいの修復については「無償修理対象期間外」という事で180,000コロンビアペソ(およそ11,500円)を払いましたが、当然です。快く払いました happy01 このPCを買ったのは今からおよそ4年も前ですから。しかしながら無償修理対象でしたら費用は取らないとの事で、「それじゃ、貴方達の給料はどこが保証しているのですか?」と正直に質問したところ、笑って「心配しないで下さい。アメリカの東芝と契約を結んでいますから」との事でした。という事は日本で東芝のPCを買っても当地コロンビアで直してくれるのか!知りませんでした。私にとっては「朗報」です。下記に「東芝サービスセンター」をご紹介します。

東芝サービスセンター(Pedro Gerardo Garzon)  Tel 321-6605, 321-6187

Calle 74 No.15-80 Edificio Osaka Trade Center  Interior 2 Of 202

ところで、このサービスセンターの人は日本人の来訪も初めてなら、日本製の「オリジナル」東芝PCを初めて見たそうで、目を丸くして驚いていました。画像はピカピカになって戻ってきた"My PC"です。小さなビデオカメラとヘッドセットが見られますが、これは"Skype"用です。Skypeを導入してから私の仕事の幅が更に広がりました。先日は国宝・金製品の搬送の関係で日本側と連絡を取り合いましたが、先方もSkypeを持っていた為、日本とコロンビアとの間を「無料」で数時間もやり取りをしました。その他にも私の10年以上の職歴の中で中南米に複数のネットワーク(同業の旅行会社)を持つようになりましたが、Skypeがある国の取引先とは何の気兼ねもなく連絡を取り合っています。いやぁ、10年前に比べると本当に便利になったものです。My PCも元通りになりましたので、またぼちぼち投稿を再開したいと思います。

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