カテゴリー「グルメ・クッキング」の記事

苦境に立つ首都ボゴタ・コロンビアの飲食業界

7月に入りコロンビアにおけるコロナ禍は益々悪化を続けており、一日あたりの新規感染者数は平均して3,000-4,000人前後で推移しています。首都ボゴタにおけるICUの稼働率は最高警戒の目安である75%をついに突破してしまい、80%に近づく勢いです。かなり深刻な状況に陥ってきています。市内南部を封鎖して住民の外出を禁止するなどの措置を講じていますが、効果は殆どないと言えます。あらゆる業界が深刻な状況に陥っていますが、レストラン・カフェなどの飲食業界もかれこれ3ヶ月以上座席提供による営業が禁じられていて、壊滅的危機の際たる業界の一つです。
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先日衝撃的なニュースが飛び込んできました。おそらく首都ボゴタ・そしてコロンビアのレストラン業界にとっても悲劇的な一報でしょう。市内にある高級コロンビア料理レストラン「Club Colombia」が廃業(閉店)を発表しました。コロンビアにおけるカリスマシェフ、Harry Sassonが手掛けたこのClub Colombiaは政財界の名士達御用達の場であり、接待・社交の場として長年高い地位を保ち続けていました。私も日本からの観光その他でコロンビアを訪れた個人・団体での日本人の方々を数多くご案内した場所だけに、コロナ禍による閉店決定のニュースに愕然としました。
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古い館をそのまま利用した店内は高級感にあふれていました。基本は庶民的な味であるコロンビア料理を優雅な雰囲気の中で味わえた数少ない・と言うか、ほぼこのClub Colombiaしか選択肢がなかったのですが、ここが閉店はあまりにも痛すぎます。
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また、以前このサイトで紹介した中華料理レストラン「徳信酒家」もコロナ禍の影響をまともに受けて廃業しました。左画像の店舗は現在もぬけの殻で店の看板・内装が全て取り払われました。ボゴタ市内の中華レストランは料金が極端に高いか・不味いか・場末過ぎてどうしようもない所が大半の中、本場から呼び寄せた料理人が作る品々がそこそこの金額で美味しく食べられる数少ない店舗だっただけに、こちらも廃業に接しショックに打ちひしがれています。

この他、画像はないのですが首都ボゴタにあった「ハードロックカフェ」も6月末をもって閉鎖となりました。座席が提供出来なければ店として何も出来ないのですから必然的に廃業する運命にありました。
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ボゴタ市内だけで300店舗以上を展開・3,000人以上の従業員を抱えている一大カフェチェーン「Tostao」もコロナ禍の影響をまともに受けています。報道発表ではコロナ禍による外出禁止・自粛令発令で座席提供が出来ずテイクアウトのみでの営業によりそれまでの平均売上高と比較して85%以上の減少となっているとの事です。

私がこの他に気になっているのは、観光スポットである旧市街地区におけるレストランの状況です。ボゴタ観光の途中で昼食を取っていた複数のレストランは現在どうなっているのか・・・観光客が皆無の現状では厳しいなどというレベルではないと思います。かく言う私もかれこれ三ヶ月以上「仕事場」である旧市街地区に行っていません。厳しすぎる日々です。


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コロンビアを代表する観光地カルタヘナに初の本格日本食レストラン「わさび」オープン

カルタヘナといえばコロンビアを代表する国際観光都市であり、国内外から多くの観光客が訪れる一大観光地です。ここではフレンチ・イタリアン・シーフードやフュージョン系料理などが味わえます。寿司を中心としたレストランもここ数年で随分増えましたが、いわゆる本格的な和食の店は今まで一軒もありませんでした。そんな中で初めてオープンした本格日本食レストランが、世界遺産旧市街地区・サンディエゴエリアにオープンした「わさび」です。
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こちらがわさびの入口と店内に入ってすぐのイメージです。人通りの多い小道沿いにあります。道幅が狭い為、バンやバスなどでたどり着くのは不可能です。また、この通りはタクシードライバーに聞いても誰一人として分からない為、付近にある「カルタヘナ大学」が目安となります。店構えからして既に本格日本食レストランである事が一目瞭然です。そして店内に入ってビックリ、まるでどこかの高級寿司店に入ったようでした。
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オープンして間もない為か、木材をふんだんに使った店内にはほのかに木の香りが漂っていました。カルタヘナは年間を通じて暑い土地柄であり外は熱気がムンムンしていますが、店内に入れば落ち着いた雰囲気を感じ取る事が出来ます。
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メニューは寿司各種の他、一品料理も数多くあります。カルタヘナ市内の他の寿司レストランの寿司はほぼ全て巻き寿司系ですが、こちらのワサビでは握り・押し寿司・てまり寿司などがあり、他の店舗とは一線を画す内容です。また、一品料理も充実していますので酒のお供に最適かと思います。
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私の今回のカルタヘナ訪問は専属ガイド業務で夜はお客様と共に食事をしましたので、空いたのはお客様のカルタヘナ到着前・カルタヘナ出発後の昼食時間帯の二回でした。その為、ランチタイムのみ提供している昼定食二種を頂きました。最初はオーナー氏がカルタヘナ市内で漁師から直接仕入れて自宅で干した「サワラのみりん干し定食」でした。
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そして二回目・出張最終日に頂いたのが「鶏てりやき定食」です。いずれの昼定食も日本製のかき氷製造機を使ったかき氷がデザートとして出てきます。失礼ながら見た目「青のり」に見えたのは「手作り抹茶シロップ」でした。この他、冷茶・若しくは熱いお茶のいずれかを選択する事が出来ます。お茶付き・デザート付きの定食とは嬉しいです。カルタヘナで日本食を頂くならわさびをお勧めします。(わさび・フェイスブックページは→こちら)


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改訂版ボゴタグルメ情報、台湾人経営のパン屋

世は「タピオカブーム」という事で、首都ボゴタにある台湾人経営のパン屋「Aftenoon Tea」を久しぶりに訪れました。訪れたのはクリスマス当日。大都会ボゴタといえどもこの日の街中はさすがに閑散としていました。
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私がこのAfternoon Teaを初めて紹介したのが2014年8月。当時の記事が→こちらです。それから5年が経ち、この間店の場所が転々としたのに付いて行けず店舗情報の更新を失念したままとなっていました。そんな中、世のタピオカブームに乗せられて(笑)久しぶりに訪れてみました。画像が現在の店舗です。こちらは市内北部にあるウニセントロ(Unicentro)店です。店舗としてはこの他にあと二か所あります。5年前にオープンした時の店舗より小ぶりですが、パン類とケーキ類を分けたショーケースのスタイルは変わっていません。
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2014年にこの店がオープンした時の衝撃は今でも覚えています。いわゆる総菜パンや菓子パンなど、日本ではごく普通に並んでいるパン類はそれまでボゴタのパン屋にはありませんでした。この店の存在を知って当ブログで紹介するや、当地在住の日本人の方々に知れ渡ってかなり話題となりました。更に衝撃だったのはこのAftenoon Teaにおいてこれも初めて、日本では主流のサイズの「食パン」を売り出した事です。

現在もコロンビアで販売している食パンは小ぶりの正方形で、大人の指の部分を除いた手の平サイズが主流です。画像の「日本規格」のパンを初めて売り出したのがこのAfternoon Teaでした。発売当初はこの食パン目当てに日本人だけではなく中国人・台湾人・韓国人などが押し寄せ、並べたそばから売れていく大ヒット商品でした。店に電話をして「何時に出来上がるか」「あとどれだけ残っているのか」と確認しないと手に入らない半ば幻の品でした。5年前は一斤3,500コロンビアペソでしたが、5年の歳月を経て現在では9,000コロンビアペソと、三倍になっていたのにも驚きました。
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ケーキ類各種の充実ぶりも5年前から変わっていません。中画像の「イチゴショートケーキ」右画像の「抹茶ロール」もこのAfternoon Teaが並べ始めて当時は衝撃的でした。当地で売っているケーキ類は大味・極甘で正直美味しいとは言い難い代物ですが、ここのケーキ目当ての方も少なくありませんでした。
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そしてこちらが久しぶりに飲んだ「タピオカ入りミルクティー(8,000コロンビアペソ・約270円)」です。この日はハム入りマヨコーンパン(4,800コロンビアペソ・約160円)と共に頂きました。ミルクティーはホット・アイスの選択が出来る他、砂糖入り(Con Azucar)無糖(Sin Azucar)砂糖程々(Medio)の選択も出来ます。私はアイスティー・砂糖程々で注文しました。タピオカ入りミルクティーは「Perlas Bubble Tea(真珠の泡茶)」という名で販売しています。タピオカはこの他大抵のお茶にもトッピングとして入れる事が出来るようです。コロンビアにおいてタピオカ入り飲料を初めて売り出したのもこのAfternoon Teaです。

Afternoon Teaはこの5年間で何度も移転を繰り返しているいわば「ヤドカリ」的な店舗です。場所の紹介をしてしまうと数年後にはまた移転している可能性が高いので(笑)このような店舗がコロンビアにもあるという事のみ紹介しておきたいと思います。



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店名は明かせない(笑)ボゴタの街並みと美味しい食事を楽しめるレストラン

日本から来訪されるグループをフルアテンドするにあたり、全日程のレストランとメニューを選定する必要があって色々と調べていた中で、今まで全く知らなかった所があり先日下見(味見)をしてきました。
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ビルの最上階にあるこのレストラン、タイトル通り店名は明かせない(笑)ものの自分なりの評価としてはとても高いものでした。この日はあいにくの空模様で視界があまり良くありませんでしたが、それでもこのレストランから見えたボゴタの街並みはとても素晴らしいものでした。ボゴタ市街地のレストランとしては最も高所にあるのかもしれません。左画像は市内中心部に向かっての風景、中画像は市内北部に向かっての風景、そして右画像では「モンセラーテの丘」も見えます。
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店内はこんな感じでした。この日は平日の昼過ぎでしたがボゴタの景色が一望出来るテーブル席は概ね殆どが予約席でした。勿論我々も事前予約した上で訪れました。
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まずレストランから見える素晴らしい景色は高評価、そしてグループ向けに提供予定の同じメニューを味見してみました。左画像のカボチャのスープ、これは一口食べて「合格」でした。コロンビアの料理は味付けが濃いのが大半の中、このカボチャのスープは日本人好みのあっさりした薄味・且つやけどするほど熱い状態で出てきました。これは美味しかった!

中画像はメイン(白身魚)で、付け合わせのココナッツライスは当日に提供しない(本当は白ご飯)でしたが、まあいいやとそのままにしました。このレストランはどういう理由なのかよく分かりませんが、コロンビア・カリブ地方でよく食される品(ココナッツライスや揚げバナナその他)がメニューに盛り込まれています。という事で食べてみた白身魚は柔らかくて臭みがなく、素焼きに近い状態でこれも日本人好みの薄味でした。これも合格の味でした。

右画像は予備的にビーフを注文したものです。見た目は固そうに見えますが、切ってみるとこれまた日本人好みの焼き具合でした。焼き具合については"Azul(アスール・日本語では青)"と言うと、約四分の一位に火が通って中の部分までは入っていない状態で出てきます。正直焼き具合と味については期待していなかった分、塩だけで味付けした(ように思いました)あっさりとした味と上手い焼き方に驚きました。
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こちらはデザートの「アイスクリーム三種」です。向こう側はバニラ、下に沈んでいるのは「マラクジャ(パッションフルーツ)」これらは他の店でも食べる事が出来ますが、手前の黄色いアイスクリームの味が何とも言えない不思議なもので、どうしても分からず店員に聞いた回答が「チョンタドゥーロ(Chontaduro)」でした。これには驚きました。チョンタドゥーロは首都ボゴタですと手押し荷車に山と積まれて路上で売られていて、皮をむいた状態では「柿」に似ており、独特の臭いを発するヤシ科の植物の実です。チョンタドゥーロを使ったアイスクリームは生まれて初めて口にしました。このアイスクリーム三種もまたあっさりとした味でした。

この「店名を明かせないレストラン」のメニューは全てが薄味で全くもって合格点・高評価でした。今までノーマークで観光ツアーの昼食場所として採用しなかったのを悔やんだほどです。更には素晴らしい景色を堪能出来る立地ながらランチメニュー(20,000コロンビアペソ・約670円)もあり、コスパ最高です。私はこのレストランをお勧めします。但し店名は明かせませんが(笑)

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コロンビアに日本の「SAKE」を

先日、在コロンビア日本大使館主催により日本酒と日本食を紹介するイベントがあり、ご招待を頂き出席しました。今後もお声を掛けて頂いたイベントにつきましては極力当ブログにて投稿したいと思います。
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会場には日本人形や着物が飾られ、日本らしさを演出していました。このイベントには日本から日本酒の専門家を招聘し、コロンビア政府から外務大臣が出席されました。イベントは着席スタイルで、見渡した限りではざっと100名以上の方々で盛況でした。右画像は駐コロンビア日本国大使・森下敬一郎氏による開会の御挨拶です。
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左画像が日本酒の専門家により日本酒が出来るまでを紹介している所です。日本酒は現在、世界138ヵ国に輸出されているれっきとした「世界に名高い酒」です。かく言う私も基本は日本酒党で、日本に一時帰国した際の晩酌はいつも日本酒です。遠戚は茨城県常陸太田市大里(旧金砂郷町)で江戸時代から日本酒「剛烈」(クリックして下さい)を生産しています。
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この日のイベントでは日本で作られた大吟醸酒や純米酒・梅酒や焼酎など様々な酒が提供されました。当地コロンビアでも日本酒は徐々に認知されてきており、「SAKE」の名で通じます。当地で手に入る酒はほぼ全量アメリカで生産されたもので、中には口当たりの良いすっきりとした辛口の日本酒もあります。とは言え、やはり日本の蔵元で作られた日本酒は格別ですね。特に大吟醸酒などはやはり芳香や口当たりが素晴らしいです。また、梅酒はこの日出席した女性方には甘い口当たりが好評でした。
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日本酒に合わせて提供されたのが当地ボゴタの日本料理店「Seiki Sushi」さんが手掛けた料理の数々です。Seiki Sushiさんが提供するメニューは和風とフレンチをミックスしたような感じに仕上げています。実際の所、デザートなどはまさにフレンチ風です。

コロンビアにはまだ日本の蔵元で生産された日本酒は上陸していません。コロンビアの税制や輸入に必要な書類の複雑さなどがネックになっています。また、最新の税制改正により日本酒を含む酒類の大きさは1.5Lまでに制限され、いわゆる「一升瓶」の輸入は不可能です。とは言え、世界に名高いSAKE・日本酒は既にコロンビアでも徐々に認知されてきており、今後日本から極上の日本酒が入れば昨今の日本食ブームと合わせ受け入れられる事でしょう。当地に日本からSAKEが上陸する事を願って止みません。


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首都ボゴタにある新鮮な魚メインの居酒屋・WAKEI(和敬)

ロンドンの金融街・シティにお勤めのお客様をお迎えしてボゴタ観光をご案内した後、先方のご希望により本格的居酒屋・WAKEI(和敬)にご案内しました。私自身は普段夕食を外で取る事は滅多にない為、ちょうど良い機会でしたのこの場でご紹介します。

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こちらが和敬さんの店舗です。店構えはまさに「和風」そのものです。我々は開店時間からわりとすぐのタイミングでしたので店内はまばらでしたが、ボゴタ在住の日本人はもとよりコロンビア人にもよく知られた店です。右画像に写っているのがオーナーさんです。

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我々の席はとりわけ照明を落としていた為、残念ながら画像がかなり暗く見えます。和敬さんの売りは何と言っても近海ものを含む新鮮な魚でしょう。まずは刺身三品(スペイン産本マグロ・真鯛・カンパチ)を注文してみました。山奥にある首都ボゴタにおいて最も美味しく魚が食べられる店の代表格と言えようかと思います。前述のロンドンからご来訪されたお客様も喜ばれていました。しかもそれを惜しげもなく分厚く切って提供されるので食べ応えがあります。

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左から「イカの丸焼き」「オーナーさんからのサービス品の魚の煮付け」「スパイシー(本当にスパイシー!)エビマヨ(アボカド入り)」です。刺身の切り方もそうですが、提供される品々の量や大きさが並ではないのが特筆されます。しかしながら料金はまさに「居酒屋プライス」であるのは嬉しいです。

この日は私自身は仕事中だった為に酒は飲まずお茶を飲みながら、そしてお客様はこの後にボゴタからロンドンへの長時間フライトを控えていた為に量はほどほどに、それでもお腹一杯頂きました。それでいて料金はリーズナブルです。今回ご紹介したのは全メニューのうちのほんの一部であり、新鮮なネタを使った寿司(以前、とても美味しく頂きました)や一品料理なども勿論お勧めです。

山奥にある首都ボゴタで新鮮な魚を安く食べたい、更にはオリジナル一品料理各種を多種に及ぶ酒類と共に楽しみたい、そんな貴方にお勧め出来るのがこちらの和敬でしょう。

和敬(WAKEI IZAKAYA) 住所 Carrera 3B No.64-31 営業時間は月~金曜日が17:30~23:00、土曜日は13:00~15:30と17:30~23:00、日曜・祝日定休

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首都ボゴタの本格中華レストラン「徳信酒家(De Xin Restaurant)」再訪

日本から妻が来てくれました。という事で何か美味しいものを食べに行こうと誘い、以前訪れた事があるボゴタ市内北部にある中華レストラン「徳信酒家(De Xin Restaurant)」に行ってみました(こちらが過去記事→首都ボゴタの点心類中心のレストラン・徳信酒家)

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こちらが徳信酒家です。前回食べた際はまだオープン早々だった事もあってメニューがあまり多くなかったのですが、今回訪れて食べた所、すごい事になっていました。首都ボゴタの中華レストランの大半はコロンビア人向けに特化しているか、或いは本格的ですが無茶苦茶高いかという極端な店が多い中、この徳信酒家について私は間違いなくお勧めします。

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左から点心三品「広東風焼き餃子(Empanadas Cantonesas・実際は6個・一つ食べちゃいました)」「海老蒸し餃子(Jakau de Camaron al Vapor)」「チャーシューまん(Pan Chino Tradicional)」です。まず広東風焼き餃子は野菜がたっぷり入っていて噛むと肉汁がジワッと出る絶品でした。中国に留学経験のある妻も最初にこれを口にして「美味しい」私も一口食べて「美味い」ちなみに画像を拡大してみて下さい。皮の包み方がそれはもう芸術的・プロの技です。日本でこんな風に包んだ餃子は見た事がありません。

中画像の海老蒸し餃子、これは中に入っているエビがもうプリプリ・皮はモチモチで絶品以外の何物でもありません。そして右画像のチャーシューまん、これも手作り感たっぷりでそれはもう美味でした。この日はこの三品で終えたのですが、妻曰く「もう一度食べに来たい」との事で、翌日もまた訪れる事に

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メニューはスペイン語版の他、以前はなかった中国語版もあります。我々日本人からすると一部は何となく分かる品々が幾つかあり、結論としてはこちらから頼むとコロンビア人向けとは異なる味付・つまり「本場の味」が楽しめます。

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次の日は一転してメインに相当するメニューを頼みました。左画像はお馴染みの「麻婆豆腐」 そして右画像は「揚州炒飯」です。メニューを頼む際に重要な事ですが、接客担当の中に一人若い中国人男性がいます。彼はスペイン語も話しますのでこの中国人男性に注文をすると上手くいきます。

麻婆豆腐の味はまさに「中国の味」です(もちろん美味しい)。一口食べれば分かります。中に入っている肉の味付けがまさに「中国の調味料の匂い」そのものです。辛さは前述の彼に言えば調整してくれます。ちなみに「量」が半端ではなく、ラーメンどんぶり一杯分くらいです(本当に)ですのでレンゲもお玉サイズでした(笑)

そして右の揚州炒飯、画像では分かり辛いですがこの皿が出てきて思わずのけぞってしまいました(本当に)その量たるや、「ラーメンどんぶりに山盛り」これ、はっきり言って四人前くらいです。これは一人はもとより二人で完食する事も不可能な、すごい量でした。しかもそれが「美味しいマジで旨い

この揚州炒飯、中国語のメニューにそれらしき表示がありますので、これを中国人の彼に注文しないと、普通の炒飯ではコロンビア人向けの「もやし入り黒チャーハン」が出てきてしまいます。尚、中国語のメニューの中に「叉虾炒飯」という表示があります。調べた所、これは「チャーシューとエビの炒飯」でした。これも美味しそうです。

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そしてこれが絶品筆者一押しのメニューです。中国語のメニューに「青菜炒(25,000コロンビアペソ)」と読めるものがあったので、中国語を話せる妻が彼にどんな野菜で作るのか聞いた所、出してくれたのがこの一品です。その味たるや、ニンニク味が程よく利いて噛めばそのシャキシャキ感が絶妙・その味に妻も私もしばし言葉を失った素晴らしい品でした。彼にこの野菜の名前を聞いた所「カイラン(芥藍)」との事で、これを見せれば作ってくれます。

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この徳信酒家、いわゆる「酒飲み」の方々に残念な事に酒類のメニューが豊富ではありません(紹興酒もなし)しかし中国茶はちゃんとあってポットで提供される(5,000コロンビアペソ)のが嬉しいです。一日目は名前が分からなかったお茶・そして二回目に一旦飲んだのがどう考えても「紅茶」だったので彼に言って代えてもらったのがこの「菊花茶」です。これはさっぱりして美味しかったです。

この徳信酒家で食べる事が出来るメニューはとてもレベルが高く、厨房にいる中国人コックのレベルも高い事が分かります。数多くあるメニューを複数種類食べようと思ったら2人でも無理、最低4人以上集まる事が絶対条件です。値段と味・量のバランスを総合的に判断したら、私はこの徳信酒家が「ボゴタで一番」だとお勧めします。

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ボゴタ旧市街地区にある日本食レストランFuji Izakaya (カツカレーもあるよ)

観光スポットであるボゴタ旧市街地区、その中でも特に歴史があるChorro de Quevedo(チョーロ・デ・ケベド)ここは南米大陸に侵攻してきたスペイン人達が今や大都会のボゴタでの拠点とした「ボゴタ発祥の地」です。

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ここがChorro de Quevedoです。ボゴタ発祥の地であるこの一角は外国人観光団体なども訪れる観光スポットです。1538年8月6日にスペイン人のゴンサロ・ヒメネス・デ・ケサダがここを拠点と定めました。南北に走る細い小道はそれぞれCarrera(カレラ=アベニュー)1と2、すなわち道の拠点でもあります。Carrera 2の石畳の小道はとても風情があります。この一角に日本食レストランがオープンしました。

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その名もFuji Izakaya(ふじ居酒屋)です。Chorro de Quevedoからほんの数十メートルの場所にあります。Chorro de Quevedo自体は私自身ガイドとしてお客様を度々ご案内しているので、場所的にはよく知っている所です。

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このFuji Izakayaのオーナーはステファニーという日本に留学経験もある若いコロンビア人女性です。なかなか流暢な日本語を話し、店に出している看板メニューも日本語の手書きでちゃんと書いています。店は月曜日定休以外は午後から営業しているようです。付近にはバックパッカー向けの宿もあり、そちらのオーナーでもあります(こちらの紹介は割愛します)

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このFuji Izakaya(ふじ居酒屋)ですが、「超美味しい・絶対お勧め」というレベルでの紹介ではなく、あくまでも「安いのにそこそこの味」という事で投稿しますので、このブログをご覧になられた後に行こうと決めている「貴方」過大な期待はしないように予め忠告します。

左がこの店を初めて訪れた際に私が注文した「親子丼」中画像は同席した人が注文した「海鮮丼」、そして右画像は私が二度目に訪れた際に注文した「カツカレー」です。いずれもツッコミどころがあるメニューです。

まず親子丼はいわゆる「つゆだく」すごい量の汁にご飯が埋もれそうで、鶏肉を一口食べた所「とても酸っぱい」同席した方にも食べてもらった所やはり「酸っぱい」という事でこれはちょっとヤバいのではと結局食べず、ステファニーに正直に「この鶏肉は酸っぱいのだけど問題があるのでは」と申告した所「ごめんなさいシェフがレモン汁に漬けてしまう癖があって止めるよう言います」との事でしたので、現在の親子丼の鶏肉は多分酸っぱくないと思います。

海鮮丼は同席した方が注文しました・・・海鮮丼という名に偽りはないと思いますが、画像の内容でご判断下さい。

カツカレー(2018年6月現在17,000コロンビアペソ・約700円)については、ある程度評価出来ます。現在ボゴタで最も安く・且つそこそこ美味しいカレーとして紹介出来ます。カツは揚げ立てでカレーとしても普通に美味しいです。画像を拡大してよく見ると分かるのですが、何故か「刻みネギ」がカツの上に添えられているのがとても不思議なのです 途中までネギの存在に気付かず、食べていて「何か生臭いな」と思ったら刻みネギでした このカツカレーは「次回もまた食べよう」と思わせてくれました。

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火曜日から金曜日の12:00PM~3:00PMまではランチメニューとして前述の親子丼の他、焼きそば(麺は多分パスタ使用)、そして画像のオムライスなどがあり、味噌汁と冷たい(というよりもぬるくした)お茶・水・コーラのいずれかの飲物がセットになって10,000コロンビアペソ(約400円)という安さです。

オムライス。。。上にはまたしても「刻みネギ」が君臨しているのがとても不思議で 且つ食べてみるとオムライスなのに中の具には何故か「もやし」「大ぶりの刻み玉ねぎ」が入っていたりするのですが、味としてはとりあえずオムライスです。ケチャップが若干甘いのは当地製のケチャップは日本のそれと違い、トマトの酸味を抑えている為です。コロンビアのケチャップの味をご存じないと「あれっ」と思う筈です。

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後日「カツ丼」を注文し、食べてみました。カツの上にはまたしても刻みネギの姿が 一目見た瞬間これは「名古屋の味噌カツか」と思いましたが、食べてみると意外にもちゃんとした(というのも失礼ですかね)普通のカツ丼でした。期待していなかった分、意外と美味しかったです。これも17,000コロンビアペソです、新市街・ノルテ地区の日本食レストランのカツ丼の料金は三倍程ですからお得感がありますね。

このFuji Izakaya、オープンしてまだ日が浅いのでこれから色々と変わっていくのではと思います(期待しています)何しろ各メニューの料金がどれも安いのが特筆されます。この他、ラーメンその他の「日本の味」がメニューとしてあります。これらはまだ私自身食べた事がないので「何が出るかな」という面白さもありますが 旧市街地区観光の途中で、若しくは「安く日本食を食べたい」という方、如何でしょうか。私はまたカツカレーを食べに行きたいと思います。

Fuji Izakaya (ふじ居酒屋)フェイスブックページは→こちら

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ボゴタでの食生活向上計画

前回ご紹介しました通り、ボゴタ市内北部に日本食材や魚介類を取り扱う「Hipermar」新店舗がオープンしました。この新店舗開店により付近にお住まいの日本人の方々などは随分便利になったのではと想像します。

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それに合わせてという事ではありませんでしたが、今回の一時帰国の際に調達・持ち帰った様々な品々の中の一つがこの「土鍋炊飯器」です。この土鍋で約一合のご飯を炊く事が出来ます。ボゴタにお住まいの日本人の方々は昨今どんどん増えているようですが、土鍋でご飯を炊いているお宅はさすがに少ないのでは。

私はカリフォルニア米を炊いていて、これはいわゆる日本の米とは若干異なるので同じような食味は出せませんが、それでも 土鍋で炊いたご飯はなかなかイケる味です。

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Hipermarの新店舗は私にとっても便利な存在になりました。店内には魚介類も並んでいて、その中で目に付いた一つが左画像にあるロブスターの赤ちゃんのようなものです。このエビは店員に申し出れば、例えば「10個(Diez Unidades)」など数(Unidad)指定で購入する事も出来ます。 早速このエビを使ってダシを取り、味噌を加えて頂きました。磯の風味がしてこれはメチャうまでした 土鍋炊きご飯と共に「小料理あらい」の新メニューに加えます。

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今回の新店舗開店に合わせて新たに仕入れた日本食品の中には、前回もご案内しました和菓子などもあります。以前限定品として一部の方々に販売した品々です。左の大福餅は意外な事に日本人だけではなく、中国・韓国人の他にコロンビア人も結構買っているようで、私が店内にいた際にちょうどコロンビア人男性が買っていきました。コロンビア人はいわゆる「甘い豆 」は決して受け入れないと思っていたのですが、意外でした。

中画像の「ポッキー」、ボゴタでは既に一部店舗で韓国製の同じような製品が販売されています。それは承知していて、前回一時帰国の際に日本でポッキーを買ってHipermarにお土産として渡して「これは売れるから」と進言して、今回の仕入れ・販売となりました。ポッキーはコロンビア人の「コスプレ」関係者には有名な存在である事を知っていますので、売れると信じています。

今回入荷の「日本のスイーツ」系で一番数が少ないのが右画像の「たい焼き」です。これは早い段階で品切れになると思います。お早目に買い置きしておいてください(笑)

それにしても、昨今の首都ボゴタにおける日本食材等の普及ぶりはめざましいものがあります。これからもどんどん向上すると良いですね。

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ボゴタの日本食材店Hipermar新店舗オープン

首都ボゴタ在住の方々には有名な日本食材と魚介類販売店・Hipermarの新店舗が11月30日からオープンです。新店舗開店祝いのパーティーに招待され、行ってきました。
 
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新店舗は総五階建て、場所はボゴタ市内北部の高級住宅街エリアにあります。一階右奥が寿司レストラン、二階が店舗、そして三階以上はレストランです。
 
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二階店舗には様々な日本食材が並んでいます。以前に比べると品目数が格段に増えています。右画像は冷凍うどんです。以前は中国製でしたが、私が店側に「中国製は美味しくない、日本風のうどんに変えるべき」という助言を受け入れての販売です。これが結構なヒット商品になっています。あるレストラン(ボゴタの日本食レストランではありません)からは「あるだけ全て買い取りたい」との申し出があるらしく、さすがにそれは断っているらしいですが、その為一時的に品切れになる可能性もあります。
尚、製造元からのメッセージで「茹でる際に箸でほぐすと切れてしまうので、自然にほぐれるまで絶対うどんに触らないで」との事です。
その他にはまだ新店舗の店頭には並んでいませんが、紀文の「かまぼこ」「ちくわ」「なると」その他も到着しています。
 
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和菓子その他も新店舗オープンに合わせて入荷しました。冷凍たい焼きや大福、餅アイスなどがあります。この他、ポッキーも入荷しています。それ以外に今後日本のロッテから「コアラのマーチ」「雪見だいふく」も入荷予定です。ちなみにお菓子類は今回限定販売の為、品切れになり次第一旦販売終了予定です。

新店舗の営業時間は二階店舗・レストラン共に月~水曜が7:00AMから8:00PM、そして木~日曜日が7:00AMから9:00PMとの事です。遅くまで営業しているので私自身有難いと思っています。

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