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2025年3月

5月20-27日・コーヒー業界関係者向けコロンビアコーヒー農園視察ツアーのご案内(催行確定)

世界有数のコーヒー生産大国コロンビアでは5月から6月にかけて「ミタカ(中間収穫期)」を迎えます。
この時期に合わせて自家焙煎カフェのオーナーさんが当地にご来訪・国内各地の複数のコーヒー農園視察ツアーを催行する事になりました(催行確定)本件につきましては既にお申し込みを頂いているオーナーさんのご許可を得た上で、この期間コロンビア国内各地のコーヒー農園視察を希望される方の追加募集を行います。
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ツアー催行にあたり5月20日までに各人様コロンビアの首都ボゴタ(BOGOTA)へご到着下さい。本ツアーはボゴタ集合・ボゴタ解散のツアーです。ボゴタご到着後は日本人ガイドが全行程ご案内します。
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翌21日からツアー開始となります。ツアー中ボゴタ近郊のササイマ(Sasaima)にて当社所有のコーヒー農園をご案内する他、コロンビア国内で最もコーヒー生産面積が大きいウイラ県にある世界遺産の石造遺跡群で有名なサン・アグスティン村近郊のアルゼンチン集落、そして国内北東部にあるサンタンデール県メサ・デ・ロス・サントスのコーヒー農園などを27日まで訪れるものです。
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ササイマではカスティージョ種の木々約17,000本、ウイラ県サン・アグスティン村近郊ではティピカ・カトゥーラ・ボルボンなどのスペシャリティコーヒー豆の木々、そしてサンタンデール県メサ・デ・ロス・サントスのコーヒー農園でも同様のスペシャリティコーヒーの木々(+ゲイシャ)などの木々をご覧頂きます。
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本ツアーは自家焙煎でコーヒーを提供されているカフェのオーナーさん、コーヒー生豆輸入業者さんなどコーヒー業界のプロ向けの内容となります。ツアーの詳しい内容等につきましては下記のお問い合わせフォームをクリック下さい。
尚、ツアーは各地農園への移動方法の関係で少人数にて催行します(人数限定)

お問い合わせフォーム

お申込みお待ちします。

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成長著しいコロンビアの観光産業

毎年2月最終週に開催される「コロンビア旅行博覧会」今年も2月26-28日の3日間開催され国内外から旅行業関係者が集い大盛況でした。私もこの国において28年間旅行業に従事していますので当然のことながら情報収集目的で入場しました。
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昨年2024年にコロンビアを訪れた非居住者は延べ670万人で前年比8.5%増となりました。観光は今やコーヒー・石炭を上回り原油に次いで外貨を国内にもたらす一大産業となっています。2024年の国外からの直接投資が前年比17.9%もの大幅減となり、米大手銀行JPモルガンの最新の発表では現政権下でコロンビアに対する投資は魅力に乏しいと報じられた昨今、観光収入は外貨獲得手段としてとても重要なものとなっています。
コロンビアはもはや「怖い国」というイメージから脱却しており、昨年2024年の首都ボゴタ・エルドラド国際空港の年間利用客数は延べ4,580万人にのぼりメキシコシティ国際空港を抜いて中南米トップとなりました。ボゴタは航空会社連合・スターアライアンスグループ加盟航空会社の運航拠点として重要な都市であり、入国だけではなくトランジット目的でコロンビアを訪れる人も近年大幅に増えています。その事もあり今年のコロンビア旅行博覧会は主に国外からの観光客誘致をかなり意識した内容となり、展示ブース面積も大幅に拡大・大盛況でした。
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日本人の方々でコロンビアを少しはご存知の方が思い浮かぶ観光地というとおそらく「ボゴタ」「メデジン」「カルタヘナ」位かと思います。実際、日本から催行される団体ツアーの観光先もこの3都市で各社ほぼ同じです。しかしながらコロンビア国内には実に多くの観光地があり、日本と同様国内のひなびた村へも外国人観光客が押し寄せています。今や中南米各国の中で「観光大国」の一国として認知されているコロンビア・私が「コロンビアのどこがお勧めですか?」と聞かれたらお勧めしたい所は沢山ありますが、その中で3つご紹介します。
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コロンビアお勧め観光地 -ウイラ県(HUILA)-
付近を流れるマグダレナ川の巨大な岩を彫ったものが広範囲に点在する謎の石像群(推定紀元前後)サン・アグスティン遺跡。大きなものは数トンの重さにもなるこの石像を川から山間の中腹までどのようにして運んだかも含め謎だらけのこの遺跡群はピタリト空港から車で約一時間・世界遺産マニア必見です。特にピタリト空港の開港によりこのサン・アグスティン遺跡へのアクセスが非常に便利になりました。
それまでは県都ネイバまで空路・そこから車で5時間以上かかっていたものがピタリトからたった一時間になり、昨今ヨーロッパからの観光客がこの遺跡を訪れています。その他、月の谷のようなタタコア砂漠や温泉もあり、実はウイラ県はコロンビア国内でコーヒー作付面積がNo.1。見どころ沢山です。
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コロンビアお勧め観光地 -グアヒラ県(La Guajira)-
南米大陸最北端の地・ワユーバッグで有名なグアヒラ県ではコロンビア国内最大の先住民族・ワユー(Wayuu)族に接する事が出来、生活体験や伝統舞踊を見る事も出来ます。 県都リオアチャは空港から市内中心部まで車でたった10分程度。そこには既にワユー族の人々の姿があり、リオアチャ市内にはワユーバッグマーケットも複数あります。また、リオアチャ市内から車で約30分ほど走るとフラミンゴの大群生地となっている海水湖があり、カリブ海から標高5,000m級の雪山を見る事も出来ます。
リオアチャ市内を含めグアヒラ県にはいわゆる高級ホテルがない事もあり団体ツアーの観光先としては若干難があり、ここへは是非とも個人旅行で訪れて頂きたい場所です。
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コロンビアお勧め観光地 -アマソナス県(Amazonas)-
コロンビアのアマゾンエリアは日本から最短時間・最短距離でたどり着く事が出来ます(時差もあり曜日により日本を発った翌朝アマゾン川にいる事が可能)殆ど未開発の為アマゾンの大自然を堪能出来、川イルカや多くの鳥類に遭遇して先住民族に出会う事も容易です。またブラジル・ペルーとの国境地帯の為、一度の訪問で三ヶ国の地を踏む事が出来ます。
アマゾンエリアといえばブラジル・マナウスが有名ですが、コロンビアアマゾンを一押しする理由は空港からレティシアの町中心部まで車でたった10分程度・歩いて廻れるほどの小さな町の外れにあるアマゾン川ツアーボート発着乗り場の向こうには先住民族が住んでいる高床式の家が点在しています。そう、空港からたった数十分で既に先住民族の人々の姿に接する事が出来るのです。
ボートでアマゾン川航行中に見えるのはジャングルと先住民族の人々の家・そして無数の鳥達くらいでアマゾンジャングル本来の姿で「大アマゾンにいるんだ」と感慨深い思いに浸れる事でしょう。
(コロンビアアマゾンエリア入域に際して黄熱病予防接種は不要です)

コロンビア国内お勧めの観光地は勿論この他にも沢山あります。その中で前述の三か所は現地空港から目的地まで短時間でたどり着けるという点がポイントです。「未知の国・コロンビア」是非とも訪れ・知って頂きたいです。

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