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コロンビアでCOP16(生物多様性条約締約国会議)開催

コロンビア第三の都市カリにて10月21日から11月1日までCOP16(生物多様性条約締約国会議)が開催され、世界約198の国・地域から多くの方々がコロンビアを訪れました。正確な数としては把握していませんが日本からも数百人規模の方々が来訪されました。
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私は環境関係については全く疎いので観光的視点からの投稿となります。
発表された数字が色々と異なるので必ずしも正確ではありませんが、COP16期間中に国外から約16,000人前後がカリ市を訪れたようです。カリ市は元々「スポーツの町」としてスポーツ関係の国際大会は今まで数多く開催され実績を多く残していますが、これだけの規模の国際会議はおそらく史上初めての事だったと思います。
経済効果としてはCOP16会議がもたらした収入は1,220億コロンビアペソ(約41億円)と後日大統領から発表がありました。
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画像を見る度にあの時の忙しさが蘇ります。COP16期間中はカリ空港内にウエルカムデスクが設置され、国外から続々と参加者が到着・空港内は人で一杯になった事もありました。おそらくこれほどの規模の国際会議がカリで行われる事はまず二度とないと思います。
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COP16開催中カリ市内中心部は「グリーンゾーン」と名付けられ多くの露店や環境保護に関するブースが多数設営されました。普段のカリ市内中心部は若干不穏な雰囲気が漂う所ですが、この時ばかりは警察官が多数配置されカリ市民の憩いの場となりました。
報道では期間中にこのグリーゾーンを訪れた人々は延べ90万人、臨時露店での民芸品その他物品や伝統食などの売上は約3億コロンビアペソ(およそ1千万円)に達したようです。イベントとしては大成功だったと思います。
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COP16期間中のホテル宿泊予約売上は約1,100万ドル(およそ16.5億円)に達したとの事です。カリ市内は元々大規模国際会議を行う都市ではなかった為ホテルの数自体が少なく、その為期間中のカリ市内のホテル宿泊予約率は99.9%になったと推測されます。
私は幸運にも今年リニューアルオープンしたアパートメントホテルを一棟丸ごと確保する事が出来、これはかなりラッキーでした。アパートメントタイプでしたのでホテルほどの設備はありませんでしたが全客室は全てが新しく、立地場所がカリ市内有数のグルメゾーンにあり食事や買物等にとても便利な場所で選択肢としてはこれは最高だったと我ながらよく確保出来たと思っています。
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COP16国際会議が開催されたのはカリ市に隣接するYumbo(ユンボ)市にあるCentro de Eventos Valle del Pacificoでした。ここは元々国際会議よりも各種イベント開催がメインの所です。その為周囲にはホテル・レストランその他一切ない場所でしたが会議の運営そのものは成功したようです。肝心のCOP16自体は後の報道で会期中合意を目指したものの至らなかった重要事案があったようです。
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私は環境保護関係には全く疎いのでこの分野に関するコメントはありません。COP16会場はこの他にもコロンビア国内各地の自然・文化・名産品などを紹介するブースが多数あった為、さながら旅行博覧会のような場所でもありました。
会場内ではコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)が無料でコーヒーを提供、コロンビア国内各地の環境ツーリズム関連での名所などが紹介され、個人的にはそちらの方を見学していました。
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COP16会議の為にコロンビアへ来訪された団体は数多くいらっしゃいましたが、その中で私は愛知県庁様・イオン(AEON)環境財団様の二団体をご案内させて頂きました。12日間のカリ滞在中、日本語ガイド・宿泊・専用車手配などでフル稼働しました。日程的に重なった日がありその時はコーディネートが大変でしたがそれも今となっては良い思い出です。
愛知県庁様の方は画像の投稿制限があります為、開催中にMIDORI賞授賞式を行われたイオン環境財団様の画像を投稿します。この授賞式に合わせて岡田元也理事長様(イオングループ会長)が日本から来訪され、受賞者を称えられました。
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COP16開催地となったバジェデルカウカ県は元々肥沃な土地を持ち農作物の生産地として重要な地でもあります。広大なサトウキビ畑の他に米や野菜・コーヒー・カカオその他多数の農産品を生産する一大農業地帯である他、太平洋にも接している為海の幸も手に入る事からカリ市内には美味しいレストランが数多くあります。今回の滞在中カリ市民の親切さに多々接し、良い仕事が出来たと思います。

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