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COP16(生物多様性条約締約国会議)開催地カリ調査出張

10月20日から11月1日までコロンビア・カリ市で開催されるCOP16(生物多様性条約締約国会議)関連調査の為出張しました。この情報がCOP16に参加される方々にとり少しでもお役に立てれば光栄です。
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カリ国際空港はカリ市内から車で約40-50分の場所にあります。日中着陸する際には視界一杯にサトウキビ畑が広がります。この辺りは昔から肥沃な土地でこれらのサトウキビは昔は砂糖・スピリッツ(アグアルディエンテ)やラム酒の原料、現在はバイオエタノールの原料として脚光を浴びています。カリ空港付近にはバイオエタノールの製造工場が複数あり、刈り取ったサトウキビを満載したトラックが街道を走る姿が時折見られます。
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カリ空港は国際空港とはいえ規模はそれほど大きくはなく、国外との路線はアメリカ・中米・南米ではペルー・そしてスペインとの間にある程度、発着便の大部分は国内線です。
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国際線で到着時の両替所は一階(国際線到着時間帯のみ営業)・そして二階にあります。空港から市内へタクシーを利用する際にはチケットカウンターにて行先を告げると金額を記載したチケットを発行してくれます。カリ空港からカリ市内まではおよそ70,000コロンビアペソ(2,800円)前後です(カリ市内の行先により料金は異なります)
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COP16開催場所となるコンベンションセンターはカリ市内ではなく隣のYumbo(ユンボ)市にあり、カリ市内からは車で20-30分ほどの距離です。カリ市ではスポーツの国際試合は多々行われるものの大規模国際会議を行う場所はカリ市内にはない為、隣町にあるコンベンションセンターでの開催となります。この地での大規模国際会議は過去に前例がなく、果たしてこの規模で世界200ヵ国近くから来る20,000人近くに及ぶ代表団を収容し切れるのか、正直なところ若干疑問な点はあります。とは言え既に決定している話ですからそれは主催者側に任せる他ありません。
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Yumbo市は「製造業の町」として国内では知られている所で街道沿いには多くの工場や倉庫が建ち並んでいます。COP16が開催されるコンベンションセンター付近にはホテルやレストラン等一切ありません。その為開催期間中はカリ市内のホテルと会場との単純往復だけとなります。期間中専用車を確保していないのであればタクシー等の公共交通機関に頼る他ありませんがドライバーは英語を全くと言えるほど理解出来ないので会場との移動手段確保は重要です。ちなみに専用車の確保は当社ANDES TOURSではある方法により可能です、
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COP16が開催されるコロンビア第三の都市カリ市の市庁舎と隣接するシモン・ボリーバル公園です。期間中ここでパブリックイベントが開催される予定です(詳細未定)ここは市内の中心部に位置しています。COP16期間中は警備要員を多数配置する事が予想されますが、市庁舎とシモン・ボリーバル公園がある場所の反対側は治安面で若干の不安要素がありますので注意が必要です。
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前述のカリ市庁舎+シモン・ボリーバル公園から近い所にあるのがカリ市内有数のグルメゾーン・Granada(グラナダ)地区です。周囲はカリ・マリオットホテルを筆頭に多数のホテルが並び、レストランも高級イタリアン・シーフード・肉料理や地元バジェ料理その他多数ありスターバックスなどのカフェも多数あるお洒落な一角です。COP16期間中美味しいものが食べたくなったらこのグラナダ地区に行くと良いでしょう。
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そのグラナダ地区には日本人経営で日本食レストランでは断然No.1の「雅(MIYABI)」もあります。日中暑くなるカリで長期滞在期間中に日本食が恋しくなったら是非とも訪れてみて下さい
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メニューも寿司の他、カツ丼や麺類その他多数あり、味は日本そのものです。これなら長い現地滞在も乗り切る事が出来るでしょう(笑)尚、席数自体はそんなに多くありませんので期間中は満席になる場合もあります
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COP16が開催されるカリ市と周辺は日本からの移住者の方々が肥沃な大地を開拓し豆類や野菜などの生産を手掛け日本・コロンビア両国の友好に多大な貢献をされた重要な地です。市内には日系人会館や日系人の方々が運営している日本・アジア食材店もあります。先人に敬意を表し訪れてみて下さい。
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YASAI店内には調味料や日本・アジア系食材が所狭しと並んでいます。画像のインスタント麺や納豆(表記はハングルですが味は日本のパック納豆そのもの)、キムチなどもあります。長期滞在中キッチンがある施設に宿泊される方々はこれらを手に入れると長期滞在の疲れが少し解消されるかもしれませんね。
10月のCOP16会議会場のカリ市にてお待ちします。

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