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日本の大型客船が5年ぶりにコロンビアに寄港

先日6月23日、日本の大型客船パシフィックワールド号(77,500t)が世界一周クルーズの途中で国際観光都市カルタヘナに寄港しました。日本の大型客船がコロンビアに寄港したのは2019年6月以来実に5年ぶりとなりました。
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カルタヘナ港に寄港するクルーズ船乗客による経済効果は非常に大きく、昨2022年7月から2023年6月までの「前クルーズ年度」に上陸した乗客・乗員の総数はおよそ50万人、観光ツアー等でカルタヘナ市に入った外貨は約5,300万ドル(約85億円)にもなりました。6月で終了した今クルーズ年度も同額若しくはそれ以上の数字になった筈です。
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パシフィックワールド号の乗客数は1,000人以上ですがほぼ全ての方々が上陸・個人でタクシーを利用したりツアーに参加される等の方法で観光を楽しまれました。以前にも投稿していますが寄港地としてのカルタヘナの最大の魅力は客船ターミナルから観光スポットである世界遺産・旧市街地区までの距離がとても短く短時間で到着・観光が可能な点です。
今回のパシフィックワールド号世界一周クルーズにおいてカルタヘナは南米大陸唯一の寄港地だった事もあり、ほぼ全員が一時下船・上陸されたのも納得出来ます。
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短時間でしたが世界遺産・旧市街地区には多くの日本人観光客(乗客)の姿がありました。約1,000名という日本人の方々がカルタヘナを観光されたのも5年ぶり、とても感慨深いものがありました。昨今の円安で海外旅行に出られる方の数が伸び悩んでいる中、これだけの方々が観光されるというのは大型客船の乗客ならではの事です。
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カルタヘナ寄港時ツアーが複数催行され、そのうちの一部は観光後カルタヘナ市内ナンバー1の評価のレストランClub de Pescaにて昼食を取りました。高級ヨットハーバーに隣接したこのレストランも多くの日本人乗客の方々で満席になり、カリブ海に面したカルタヘナならではのシーフードメインのコロンビア風ランチを楽しまれました。
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カルタヘナ港客船ターミナル内には敷地面積10,000㎡の「ポートオアシスエコパーク」があり、74種・約700頭(匹)の動物達が暮らしています。圧巻はフラミンゴ・孔雀・コンゴウインコ他多数に及ぶ鳥類です。コロンビアは世界最多・1558種の鳥類が生息している事もあり港湾当局が整備に力を入れたものです。
短時間の滞在ではありましたが多くの日本人の方々にコロンビアの魅力を知って頂いた事と思います。

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