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2024年3月

観光面からみる南米コロンビアの成長性

2024年1月から3月までの第一四半期における日本人観光客受け入れ件数・人数・手配取扱金額はいずれも好調で、ついにコロナ禍前を上回りました。それに伴い私のガイド業務日数も四半期としては過去最も多い日数になりました。南米コロンビアという国はもはや「怖いだけの国」というよりも「怖いけど行ってみよう」という国に変わってきている事を明らかに実感しています。
特筆されるのは、観光でコロンビアを訪れた日本人の方々で当社ご案内分に関していわゆる団体ツアー・パッケージツアー利用でのケースはゼロ、全てが個人・御夫妻・親しい仲間のグループ等の「個人旅行」でした。目的や観光希望地等は様々ですがいずれも「ここは是非とも見たい」「こんな体験をしたい」という確たる希望があり、それに応える形での「オーダーメイド旅行」が100%です。

私はかれこれ27年コロンビアに住んでおり、長年にわたりこの国を端的に紹介する言葉として「未知の国・コロンビア」と表現しています。抽象的な表現ではありますが未知の国とはどんな所なのだろうかという想像心を沸かせ、コロンビアを観光国として紹介する為に表現し続けており、団体ツアー・パッケージツアーを販売する旅行会社向けの"B2B"よりも対個人・実際コロンビアを旅行される方々向けに各SNSを駆使した"B2C"(対顧客直接マーケティング)を重視しています。自分で言うのも何ですがその努力が少しずつではありますがはっきりと、ようやく実を結んできています。
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2024年第一四半期は「女子旅」が複数あった事も特筆されます。こちらは社会人の方々です。コロンビアアマゾンエリアを満喫されました。コロンビアは「鳥」「蝶」の種類と数では世界トップレベルです。ただ日本人の方々にこれらの点をアピールしても反応が今一つである事は事実で、鳥や蝶に余程興味がある方でなければその為にコロンビアへ来られる方は稀です。それよりも画像のようにリスザルに直接触れたりアマゾン川イルカやピラニアその他の動物を至近距離で見る事が出来る、その方がインパクトが強いのではないかと思います。
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こちらは同じ女子旅でも「大学卒業旅行」三人組様です。コロンビアは今や卒業旅行の行先に選定されるほどの観光地になったのだと感慨深く感じたケースでした。皆さんは南米周遊旅行の過程でコロンビアを最初の訪問国にされ、観光したのは首都ボゴタと近郊にあるシパキラ岩塩坑道でした。滞在日数は僅かでしたがコロンビアのイメージについて好印象を持たれたようです。
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こちらはコロンビア国内各地の温泉巡りツアーの一コマです。コロンビア国内に多くの温泉地がある事を殆どの日本人の皆さんはご存知ないと思います。特にコーヒー地帯にある活火山・ルイス山の周辺にはとても多くの温泉地があり、中には底から湧き出る温泉がそのまま川になっている所もあります。温泉好きの日本人の方にはたまらない観光地・それもコロンビアにはあります。
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観光でコロンビアを訪れる日本人個人客の方々の全てが数日滞在という事ではなく、国際線乗り継ぎの合間の「トランジット観光」のケースもあります。コロンビア政府観光機関はこの国際線トランジット観光について全く注目・PRをしていません。数時間の乗り継ぎでも入国するのであれば観光国コロンビアをご案内するとても良い機会です。私が把握している限り、日本語ガイドによる国際線乗り継ぎ観光ツアーを催行しているのは中南米各国の中ではコロンビアとメキシコだけかと思います。
こちらのご夫妻は早朝に首都ボゴタへ到着・午後の便でアメリカへ発たれるまでの数時間でしたがコロンビアの地を踏まれ、ボゴタ旧市街地区などをご案内しました。日本の旅行会社を通すと旅行業法により移動手段に公共交通機関を使用する事は出来ないとされているようですが、私がご案内したのは首都ボゴタを網羅する公共交通機関「トランスミレニオ」利用のツアーでした。味気ない車利用のツアーよりも大抵の方がこのパターンについて「楽しめた」と高評価を頂きます(但し車内でのスリ等の被害は自己責任ですと事前に承諾して頂きます)
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「週末国外旅行」というケースもありました。こちらはブラジル・マナウスにある日系企業駐在員の方向けに催行したツアーです。マナウスからボゴタまでは直行便で片道約3時間。4時間かけて大都市サンパウロへ行くよりも航空運賃・時間・旅行費用全てが安いという事で、土曜日未明の便でマナウスを発たれ週末のコロンビア・ボゴタ及び近郊を観光、日曜日夜の便でボゴタを発たれ翌日月曜未明にマナウス着・その日から仕事というまさに「週末コロンビア旅行」が実現しました。首都ボゴタでは日本食材各種もマナウスに比べて豊富・且つ割安ですので今後食材買い出し目的も兼ねての週末コロンビア旅行の需要が増えるのではないかと期待しています。
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コロンビアを訪れる日本人個人観光客が飛躍的に増えてきている理由の一つ、これは確たる証拠はありませんが旅行費用(ホテル・食事他)が割安である事が挙げられるかもしれません。
昨今の円安で日本からの海外旅行は費用面でかなり厳しい事を承知しています。その中でコロンビアは独立以来一貫して自国通貨ペソ(以下COP)経済を続けており、過去一度も経済破綻・ハイパーインフレを経験していない国です。その為ホテル宿泊費やレストランでの食事などは自国通貨COP建てが原則であり、COPも日本円もドルに対して例えば円安になってもCOPも同様になる為、この所対ドルレートで円安の度合いがCOP安よりも大きいので以前よりJPY-COPのレートが若干悪くなっていますが(2024年3月現在1JPY=約COP25前後)それでも米ドルやユーロ建ての国々を観光するよりは割安な旅行が出来ます。

4月以降も日本人個人観光客の方々を続々とお迎えします。コロンビアは「あれが見たい」「こんな事体験をしてみたい」「こんな変わった場所に行ってみたい」という願いを叶えてくれそうな「未知の国」です。御来訪お待ちします。

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