ボゴタ旧市街地区を巡るTranviaツアー乗車記
7月に入り続々とお客様をお迎えします。その中で標高2,600m・富士山で言えば七合目にあたる高地に位置する首都ボゴタの旧市街地区を楽にめぐる為、数年ぶりに「Tranvia」ツアーに乗車しました。今回はその記録をアップします。尚、以下の記述はいずれも2023年6月現在のものです。料金及びツアールートは今後変更になる可能性があります。
こちらがボゴタ旧市街地区の小道を巡るTranviaです。100年以上前実際に旧市街地区中心部を走っていた路面電車を模したミニバスです。サイズがちょうど旧市街地区の狭い小道を走れる幅になっています。
このツアー、金・土・日曜祝日の12:30PM、2:30PM、4:30PMに貨幣博物館(Casa de Moneda)前から出発します。私は事前予約なしで乗り場でツアー参加を申し込み運良く乗れましたがこのツアーは人気があるので事前予約する事をお勧めします。場合によっては満席という事も有り得ます。
ツアーは約1時間10分、料金は大人35,000コロンビアペソ(約1,250円)です。前述の通り私は予約せず当日参加申込をして何とか乗る事が出来ましたがこのツアーは満席でした。ツアーは旧市街地区の細い小道を巡りながら走ります。標高2,600mのボゴタで旧市街地区を徒歩で巡ると思った以上に疲れます。日本で富士山の標高七合目を歩き続けるのと同じですからね。
途中、ボゴタ発祥の地・Chorro de Quevedoを通過します。この辺りが歴史あるボゴタでも最も古い場所です。その後旧市街地区から抜けて昔ボゴタがまだ小さな町だった頃の「郊外」へと向かいます。
ツアーでは途中「ボリーバル邸(Quinta de Bolivar)」に立ち寄り20分ほど停車します。ボリーバル邸は南米独立の英雄・コロンビア初代大統領であるシモン・ボリーバルの功績を称え、時の政府が私邸としてボリーバルに与えた場所です。安倍首相(当時)が日本の現職総理として史上初めてコロンビアを公式訪問した際、公式日程の一番最初に訪れたのがこのボリーバル邸でした。ボリーバル邸への入場は別途支払いが必要で、内部を見学したい人は待機時間の中で見学する事が出来ます。内部に入らない方はガイドと共に近くを徒歩散策する事も可能です。
ツアーでは途中ガイドがスペイン語により首都ボゴタやコロンビアに関する様々な歴史その他を説明してくれます。スペイン語が分からない方は無視する他ありませんが・・・その他スタッフが昔の衣装をまとって色々とパフォーマンスを披露してくれたりします。
ボリーバル邸を出発した後、標高約3,100mのモンセラーテの丘付近を通過、その後首都ボゴタ南部を一望出来る場所で一旦停車してくれたりします。私はビデオ撮影を中心にした為この後の画像がないのですが、展望スポットの後再び旧市街地区へ戻り再び小道を巡った後に出発地点に到着してツアーは終了となります。
一時間少々のツアーですが、この距離を歩いて巡るのは不可能に近い事もありますので便利・効率的且つお得なツアーと言えます。週末の古都ボゴタを楽しむツアー、機会がありましたらご参加下さい。
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