カリ出張記
先日コロンビア第三の都市・カリに出張しました。この地を訪れたのは実に久しぶりです。記憶では前回のカリ滞在は2013年7月に開催された"第二のオリンピック"とも称される「ワールドゲームズ」で約二週間、協会役員の方々のアテンドで滞在して以来です。
今回の出張は12月初旬という事もあり、25日から開催されるコロンビア国内五大祭りの一つ「Feria de Cali」を控えてカリ空港内はお祭りモードになっていました。カリと言えば激しいテンポとステップが特徴の「サルサ」の世界首都と称する人もいます。そんな町でのお祭りですから大いに盛り上がる事でしょう(自分はこのお祭りを体験した事がありません)
逆光だった為画像には残せませんでした。日中空路でカリに行く場合、着陸が近づくと視界一杯に平野が広がります。カリ近郊の平野部が肥沃な大地である事を察する事が出来ます。詳しい事は分かりませんがコロンビア国内有数の農業地帯なのかもしれません。空港はカリ市内ではなく近郊のパルミラに近い場所にあります。
カリ空港からカリ市へ向かう街道沿いを日中走行すると左右には広大なサトウキビ畑が広がり、遠くには山々の姿も見えます。また、「この木なんの木気になる木」と歌いたくなるような横に広がっている不思議な木々や、首都ボゴタでは標高が高過ぎて見る事が出来ない背中にコブを持つ肉牛達の姿も見られます。空港から市内への風景の美しさとしてはコロンビア国内でもトップ3に入るのではと個人的には思います。
カリ市内を写した画像はなぜかこの一枚しかありません。市内に入ると所々で目に付くのが背の高いヤシの木です。私のイメージでは昔からカリ市=ヤシの木です。なぜカリ市内にヤシの木が所々見られるのかは分かりません。
そして朝食は先日紹介したコロンビアの伝統的飲物「チョコラテ(ホットチョコレート)」とパンです。全ての店がそうという訳ではありませんが、コロンビアではホットチョコレートを注文すると画像の「お茶碗」で出てきます。取っ手部分がないので必然的に両手を使って飲む事になります。
今回のカリ出張の目的については割愛しますが、訪問先は先日のメデジンに続きまたしても「動物園」でした。カリ動物園は閑静な高級住宅街エリアにあり、敷地はメデジンと比較してとても広いと感じました。また、敷地内を貫くように流れる「カリ川」の岸辺には竹林が広がり、何となく日本っぽい雰囲気を感じました。個人的にはカリ動物園の方がメデジンよりも気に入りました。
園内には約150種類の動物がいるらしく、絶滅危惧種のコンドルやバク・サル類など多くの動物の姿に接しました。前回のメデジンでも保護公園内にはラテンアメリカ固有種の動物が数多くいましたが、カリでもそれらの動物達を引き取っています。
標高約1,000mのカリはメデジンと比較すると暑さを感じますが朝晩は程良い気温に下がります。標高の関係もあるのか、動物園内ではバナナの木々・そしてバナナの花、竹林なども見る事が出来ました。私は動物視察の為に出張しましたが思いがけずバナナの木々などを見る事が出来たのは良かったです。
この場で詳しい訪問目的を述べる事は出来ませんが、カリ動物園はとても良い場所でした。カリ市内には観光スポットと呼べるような場所が殆どないので、このカリ動物園が観光地として重要な場所かと思います。
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