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2022年12月

2022年を振り返って

2022年も残りあと僅か。この一年を振り返るとコロナ禍前と比較してまだ完全には戻っていませんが、少なくとも世界中が感染に怯えていた前年2021年よりは非常に好転した一年でした。
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今年の元日はメキシコから来訪された日本人グループの方々のコロンビア国内周遊旅行の手配を完遂し、とても清々しい気分で迎えたのが始まりでした。思えば2020年3月から始まったコロナ禍から丸二年近く経ち、やっと再スタートが切れたという気持ちでした。
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その後もイースターや日本のゴールデンウイーク期間など節目節目で日本人の方々が観光で来訪されガイドとしての職務をこなす機会に恵まれました。有難い事でした。
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また、国際会議目的でコロンビアに御来訪された方々も今年は多かったのが特筆されます。偶然が重なっただけの話ですが立て続けに国際会議の合間を縫ってのボゴタ市内及び郊外観光のお申し込みを頂き驚いたのも今では懐かしい話です。
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コロンビアが世界に誇る特殊建築物をご紹介した事もありました。通常の観光プランでは見られないもので、長年蓄積した知識をフルに提供させて頂きご満足頂いたように思います。
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北中南米五ヶ国周遊旅行でコロンビアを訪問されたご夫妻の為にカルタヘナに出張し、フルアテンドさせて頂いたのも良い思い出です。コロナ禍前までは度々ありましたが、コロンビア国内有数の観光地・カルタヘナに出張してのガイドは実に久しぶりで張り切って出向いた事を思い出します。
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カルタヘナへはこの他、港湾視察目的で日本から来訪されたグループの方々向けにこちらもフルアテンドさせて頂きました。今年は観光の他、業務渡航・視察等での受け入れアテンドガイド業務が久しぶりに増えたのは喜ばしい話でした。
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今年はコロンビア在留邦人の方々の国内外旅行手配件数が久しぶりに増え、また法人・団体取引も復活したのは嬉しい話でした。航空券・ホテルなどの手配に加えて各種車両・とりわけ防弾特殊車両の御用命が多かったのが特筆されます。これは初めての事でした。
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忘れてはならないもう一つの出来事が、ボゴタ在留邦人向けに催行した「地ビール醸造所見学とコーヒー農園併設の別荘で過ごす日帰りツアー」を無事催行させた事です。企画自体は温めていたもののコロナ禍に巻き込まれて長らく催行出来ず満を持して募集・多くの在留邦人の方々のお申し込みを頂き催行・ご好評頂きました。好天にも恵まれ、地ビールの試飲とコロンビアコーヒーの赤い実を収穫して頂く、これを一日で体験するという他にはない企画が見事成功し、とても嬉しく思いました。
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2023年がどのような一年になるかは誰にもわからないでしょうし、私も分かりません。毎年の事ですが目標などは特に設けず、その時々の流れに任せて日々を送るのみです。

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バナナの木々に覆われたコロンビアコーヒー農園にて

先日の事ですが当社社長家所有のコーヒー農園にてロケを行いました。コロナ禍+経費高騰という事もあってか日本から撮影スタッフは来ず全てカメラ+カメラマンは当地にて手配・素人の私がコーディネーター+にわかディレクターとして全て仕切る事になり、色々ありましたが何とか撮影を終えました。
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別荘へ向かう途中、現地を一望出来る場所にて撮影したものです。コロンビアコーヒー地帯は世界文化遺産に登録されていますが、ここはそのエリアではありません。しかしながらここもれっきとしたコーヒー生産地の一つです。
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コロンビアのコーヒー地帯全てではありませんが、当地のコーヒー地帯の特徴の一つとしてコーヒーの木々を覆うように背の高いバナナの木があり、バナナの葉で日陰を作りコーヒーの木々を直射日光から守っています。昔から続くコーヒー農園ではよく見られる光景です。コーヒー豆には様々な種類があり、従来種の苗木は直射日光に弱い事からバナナ・オレンジ等の木々もコーヒー農園には欠かせない存在でした。
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現時点でテレビ局名・番組名・放送内容等をこの場で明かす事は出来ませんがいずれ陽の目を見る事になりましたらご紹介します。題材の一つは日本の皆さんには史上初めてご紹介するものです。在外コロンビア人もそれを見たら驚く事でしょう。そのコロンビア人でさえ滅多に見る機会がない場面も放映されるかもしれません。お楽しみに。

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カリ出張記

先日コロンビア第三の都市・カリに出張しました。この地を訪れたのは実に久しぶりです。記憶では前回のカリ滞在は2013年7月に開催された"第二のオリンピック"とも称される「ワールドゲームズ」で約二週間、協会役員の方々のアテンドで滞在して以来です。
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今回の出張は12月初旬という事もあり、25日から開催されるコロンビア国内五大祭りの一つ「Feria de Cali」を控えてカリ空港内はお祭りモードになっていました。カリと言えば激しいテンポとステップが特徴の「サルサ」の世界首都と称する人もいます。そんな町でのお祭りですから大いに盛り上がる事でしょう(自分はこのお祭りを体験した事がありません)
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逆光だった為画像には残せませんでした。日中空路でカリに行く場合、着陸が近づくと視界一杯に平野が広がります。カリ近郊の平野部が肥沃な大地である事を察する事が出来ます。詳しい事は分かりませんがコロンビア国内有数の農業地帯なのかもしれません。空港はカリ市内ではなく近郊のパルミラに近い場所にあります。
カリ空港からカリ市へ向かう街道沿いを日中走行すると左右には広大なサトウキビ畑が広がり、遠くには山々の姿も見えます。また、「この木なんの木気になる木」と歌いたくなるような横に広がっている不思議な木々や、首都ボゴタでは標高が高過ぎて見る事が出来ない背中にコブを持つ肉牛達の姿も見られます。空港から市内への風景の美しさとしてはコロンビア国内でもトップ3に入るのではと個人的には思います。
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カリ市内を写した画像はなぜかこの一枚しかありません。市内に入ると所々で目に付くのが背の高いヤシの木です。私のイメージでは昔からカリ市=ヤシの木です。なぜカリ市内にヤシの木が所々見られるのかは分かりません。
そして朝食は先日紹介したコロンビアの伝統的飲物「チョコラテ(ホットチョコレート)」とパンです。全ての店がそうという訳ではありませんが、コロンビアではホットチョコレートを注文すると画像の「お茶碗」で出てきます。取っ手部分がないので必然的に両手を使って飲む事になります。
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今回のカリ出張の目的については割愛しますが、訪問先は先日のメデジンに続きまたしても「動物園」でした。カリ動物園は閑静な高級住宅街エリアにあり、敷地はメデジンと比較してとても広いと感じました。また、敷地内を貫くように流れる「カリ川」の岸辺には竹林が広がり、何となく日本っぽい雰囲気を感じました。個人的にはカリ動物園の方がメデジンよりも気に入りました。
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園内には約150種類の動物がいるらしく、絶滅危惧種のコンドルやバク・サル類など多くの動物の姿に接しました。前回のメデジンでも保護公園内にはラテンアメリカ固有種の動物が数多くいましたが、カリでもそれらの動物達を引き取っています。
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標高約1,000mのカリはメデジンと比較すると暑さを感じますが朝晩は程良い気温に下がります。標高の関係もあるのか、動物園内ではバナナの木々・そしてバナナの花、竹林なども見る事が出来ました。私は動物視察の為に出張しましたが思いがけずバナナの木々などを見る事が出来たのは良かったです。
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この場で詳しい訪問目的を述べる事は出来ませんが、カリ動物園はとても良い場所でした。カリ市内には観光スポットと呼べるような場所が殆どないので、このカリ動物園が観光地として重要な場所かと思います。

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