カカオの国・コロンビアでChocoshow開催
コロンビアと言えば誰もが知っている「コーヒーの国」ですが、実は古くからカカオ豆の生産国でもある事はあまり知られていないと思います。隣国ベネズエラ・エクアドルも同様に良質のカカオ豆を生産している国ですが、両国の間に挟まれたコロンビアも負けず劣らず良質のカカオ豆を産出しています。
その「カカオの国・コロンビア」の首都ボゴタで開催されるのが"Chocoshow"です。私も後学の為に今年も行ってみました。このChocoshowにはコロンビア産カカオを使ったチョコレートを生産している業者が多数出展する事もあり、そちらにも興味がありました。
左の色とりどりの大きな実・これこそが「カカオの実」(カカオポッド)です。このカカオポッドを割ると綿状のものがびっしりと並んでいるのですが、この中にいわゆる豆が入っています。綿状の所は実を収穫した直後ですとほんのりと甘い味がします。コーヒーの赤い実を割って中の豆を舐めた時と同じような感じです。
左がカカオ豆を入れる麻袋です。コーヒー豆が入った麻袋は既に何度も見ていますがカカオ豆の麻袋は初めて見ました。一袋60kg入りのようです(コロンビアコーヒーの麻袋は70kg)そして右画像が乾燥させたカカオ豆です。殻をむいて細かく砕いていくとカカオ豆に含まれているカカオバター分が溶け出していわゆるチョコレートになっていきます。
こちらも日本の方々には殆ど知られていませんが、コロンビアはカカオ豆生産国という事もあり大小さまざま・実に多くのチョコレートメーカーが存在しています。コロンビアに限らずチョコレート(当地ではチョコラテと言います)は元々飲むものであり、現在も家庭の朝食時にはホットチョコレートを飲むのも習慣の一つです。固形状のチョコレートが出回り始めたのは近代以降の事です。このChocoshowでは国内各地のチョコレートメーカーが多数集結する為、普通のチョコレートに限らず「〇〇味」といったチョコレートが販売されているのを知る事も出来ます。
ちなみに右の画像はダジャレではなく本当にある「チョコ県」のチョコレート店で、地元チョコ県産のカカオ豆を使用した様々なフレーバータイプのチョコレートを販売しているようです。
画像の「San Vicente de Chucuri」観光地として知られているサンタンデール県にある村で、この村を含むサンタンデール県は国内有数のカカオ豆生産地です。このメーカーは自社カカオ農園を持っていて観光客向けに農園ツアーを行っているとの事です。ツアーと共に自社農園で収穫したカカオ豆を工場で加工・販売しています。実は私はコーヒー農園は多数訪れていますが今までカカオ農園は一度も訪れた事がありません。その意味でカカオ農園は一度訪問したいと思っている所です。コロンビアを訪れた際のお土産としてチョコレートをお持ちになるのも良いですね。コロンビア産チョコレートにコロンビアコーヒー、良い組み合わせではないですか。お勧めします。
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