« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »

2021年11月

ボゴタ在留邦人向け・日本語による博物館見学ガイド

先日ボゴタ在留邦人の御家族様からボゴタ市内にある「ボテロ博物館」「金博物館」「国立博物館」見学予約とガイドのお申し込みを承りました。ちょうど後日複数回同様のガイド業務がある為、久しぶりにこれらの博物館をご案内しました。
Img_8681 Img_8682
2021年11月現在、ボテロ博物館と金博物館は見学に際して予約が必要でそれぞれのサイトから入館予約をすれば無料で見学出来ます。それらの手続きも代行し、いざご案内となりました。
Img_86971 Img_86981
皆様から許可を頂いていませんのでお顔に加工を施しています。小さなお子様連れで約一時間の見学ですと特にお子様はじっとしていられないので、館内の展示品の中でもこれは是非とも見ておく必要があるものを選んでご案内する必要があります。その意味で今回は効率よく、且つ日本語でご案内しましたので良かったのではないかと思います。
Img_8673 Img_8674
金博物館も同様で広い館内の中で特に重要な金製品を選んでご案内しないと、くまなく回れば二時間程度はかかります。こちらもちょうど一時間(予約に際して館内見学時間は原則一時間)でご案内しました。
今回は現地博物館集合、現地解散での全行程日本語による見学ツアーとなりました。ボゴタ在留邦人の方々、旧市街地区観光や博物館見学ツアー(含む見学予約手続き)を日本語でご案内します。勿論現地集合・現地解散でも大丈夫です。お申込みお待ちします。

|

衝撃の味・コロンビアゲイシャコーヒー

ゲイシャ(正式名はゲシャ・Gesha)は現在コーヒー豆の品種の中では世界最高級とされ、隣国パナマ産のゲイシャは史上最高値で取引されています。そのゲイシャはコロンビア国内でも近年徐々に苗木植え付け・生産が進んでいます。後日観光で来訪される日本人グループの方々からこのコロンビアゲイシャ調達を依頼されている為、コロンビアに長年住んでいながら今回初めて自らゲイシャを購入・試飲してみました。
Img_86631 Img_86651 Img_86701
生産農園のロゴマークを消しています。その理由は後述します。こちらのゲイシャは500g入りで配送料込み40,000コロンビアペソ(2021年11月現在・約1,250円)市販の通常種の豆の約二倍です。こちらの農園ではゲイシャ種の他にカトゥーラ・ボルボンと言ったコーヒー業界の方には割と評価が高い品種の木も手掛けていてその豆も販売しています。不思議なのはこの農園はオーストラリアやアメリカといった国には生豆輸出をしていますが、日本の業者さんとは取引がないとの事です。この農園のゲイシャ豆に興味がある方、取次します。その為ロゴマークを消しています。また、首都ボゴタにはまだ店舗がない為、ボゴタ在住の社員の方に電話連絡すると自宅まで配送してくれます。

初めて買って飲んでみたコロンビアゲイシャ・・・あまりにも衝撃的で絶句しました。どうやら注文を受けた後に豆を挽いて袋を閉じて持ってきてくれたようで、その香りはもはやコーヒーの香りではなく「チョコレート+ワイン」を合わせたような独特のものです。こんな香りのコーヒー豆は初めてです。あまりにも強烈な香りの為、冷蔵庫に入れた後も4-5回香りを嗅いでしまったほどです。これはどう考えてもコーヒーではなく「チョコレート」としか思えません。衝撃的という一言では収まらないすさまじいコーヒー豆です。

そして肝心の味ですが、通常のコロンビアコーヒー豆は肉厚の為中深煎りが適当とされているのですが、このゲイシャは「浅煎り」が大前提です。この浅煎りによる味は酸味+独特のフローラルな味わい、それがすっきりとしていて「これがコーヒーか・・・」と衝撃を受けました。今まで数え切れないほどいろいろな種類のコーヒーを飲みそれなりに味にはうるさい方だと思っていますが、こんなコーヒーは初めてです。チョコレートのような香りと合わせ、これはもはやコーヒーとは言えない別ものです。凄いものを口にしてしまったような感じでした。

こちらの農園は以前からゲイシャ豆を農園内の直売店舗で販売していてそれを知っていました。それが現在首都ボゴタでも販売していると聞いた為今回購入してみました。さすが世界最高品種ゲイシャと言うだけあり、コーヒーというものの香り・味の常識の「規格外」というすごいものを手にしてしまった思いです。ちなみにゲイシャ豆500gで約1,000円ちょっとは産地コロンビアでも生産農園であるこの農園直売価格ですので念の為。輸送コスト・そして届いた豆を更に選別する為販売する量が減る事なども加味されますので単純に比較できませんが、日本でのコロンビアゲイシャ豆は100-200gで約5,000円から10,000円前後するようですね。しかしこのコロンビアゲイシャにはガツンとやられました。

|

カカオの国・コロンビアでChocoshow開催

コロンビアと言えば誰もが知っている「コーヒーの国」ですが、実は古くからカカオ豆の生産国でもある事はあまり知られていないと思います。隣国ベネズエラ・エクアドルも同様に良質のカカオ豆を生産している国ですが、両国の間に挟まれたコロンビアも負けず劣らず良質のカカオ豆を産出しています。
Img_8645 Img_8644
その「カカオの国・コロンビア」の首都ボゴタで開催されるのが"Chocoshow"です。私も後学の為に今年も行ってみました。このChocoshowにはコロンビア産カカオを使ったチョコレートを生産している業者が多数出展する事もあり、そちらにも興味がありました。
Img_8624 Img_8627
左の色とりどりの大きな実・これこそが「カカオの実」(カカオポッド)です。このカカオポッドを割ると綿状のものがびっしりと並んでいるのですが、この中にいわゆる豆が入っています。綿状の所は実を収穫した直後ですとほんのりと甘い味がします。コーヒーの赤い実を割って中の豆を舐めた時と同じような感じです。
Img_8636 Img_8625
左がカカオ豆を入れる麻袋です。コーヒー豆が入った麻袋は既に何度も見ていますがカカオ豆の麻袋は初めて見ました。一袋60kg入りのようです(コロンビアコーヒーの麻袋は70kg)そして右画像が乾燥させたカカオ豆です。殻をむいて細かく砕いていくとカカオ豆に含まれているカカオバター分が溶け出していわゆるチョコレートになっていきます。
Img_8635 Img_8637
こちらも日本の方々には殆ど知られていませんが、コロンビアはカカオ豆生産国という事もあり大小さまざま・実に多くのチョコレートメーカーが存在しています。コロンビアに限らずチョコレート(当地ではチョコラテと言います)は元々飲むものであり、現在も家庭の朝食時にはホットチョコレートを飲むのも習慣の一つです。固形状のチョコレートが出回り始めたのは近代以降の事です。このChocoshowでは国内各地のチョコレートメーカーが多数集結する為、普通のチョコレートに限らず「〇〇味」といったチョコレートが販売されているのを知る事も出来ます。
ちなみに右の画像はダジャレではなく本当にある「チョコ県」のチョコレート店で、地元チョコ県産のカカオ豆を使用した様々なフレーバータイプのチョコレートを販売しているようです。
Img_8631 Img_8630
画像の「San Vicente de Chucuri」観光地として知られているサンタンデール県にある村で、この村を含むサンタンデール県は国内有数のカカオ豆生産地です。このメーカーは自社カカオ農園を持っていて観光客向けに農園ツアーを行っているとの事です。ツアーと共に自社農園で収穫したカカオ豆を工場で加工・販売しています。実は私はコーヒー農園は多数訪れていますが今までカカオ農園は一度も訪れた事がありません。その意味でカカオ農園は一度訪問したいと思っている所です。コロンビアを訪れた際のお土産としてチョコレートをお持ちになるのも良いですね。コロンビア産チョコレートにコロンビアコーヒー、良い組み合わせではないですか。お勧めします。

|

第6回インスタライブ南米コロンビアオンラインツアー催行(11月6日)

事前予告通り、首都ボゴタと世界遺産の町カルタヘナのいずれも旧市街地区から二元配信となりました第6回インスタライブ南米コロンビアオンラインツアーは、総視聴者数56名というオンラインツアーとしては相当数の方々にご視聴頂き無事催行しました。
コロンビア国内は現在雨期真っただ中ですが、ボゴタ・カルタヘナいずれもこれ以上ない好天に恵まれ、特に世界遺産の旧市街地区の小道が美しいカルタへの方は視聴者の方々からとても美しい風景でしたと好評でした。
Img_3630 Img_4953
リハーサルライブでは特にカルタヘナの方が映像・音声共にかなりの不調で本番は大丈夫かと正直心配しました。しかしライブ当日は前述の通り好天も恵まれ、音声の方で若干のトラブルが発生しましたが映像の方は世界遺産の町カルタヘナの魅力を存分にご覧頂けた事と思います。コロンビア国内きっての観光地カルタヘナはコロンビアオンラインツアーの紹介場所として是非ともと望んでいた場所でした。
カルタヘナからは現地在住で自家製麺と丹念に作られたスープが自慢のDame Ramen店主・秋山さんのご協力により美しい映像をお届けする事が出来ました。
Img_4937 Img_4897 Img_4974
こちらはツアー中では内部をご紹介出来なかったコロンビア国内最高級ホテル「ソフィテル・サンタクララ」です。1612年にサンタクララ修道院として完成したこの建物をフランス系ホテルチェーンのソフィテルが買い取り、1995年に最高級ホテルとしてオープンさせたものです。そこから現在に至るまでコロンビア国内ナンバーワンのホテルとして君臨しています。

今回のオンラインツアーにおいて古都カルタヘナは旧市街地区の小道を散策しながらご案内したのみでした。次回以降の日程は現時点では未定ですがカルタヘナについては今後複数回、旧市街地区にある見所をライブ形式でご案内していくつもりです。お楽しみに。

|

日本時間11月6日9:30PMよりインスタライブにて第6回南米コロンビアオンラインツアー催行(ボゴタ&カルタヘナ二元配信)

回を重ねるごとに視聴者が増えているインスタライブ・コロンビアオンラインツアー、第6回目は11月6日(土)日本時間9:30PM(コロンビア時間同日7:30AM)より催行します。
Web-_31102021_222727_wwwfacebookcom Img_4960 Img_4955
今回はいつもの首都ボゴタ・旧市街地区に加えて世界遺産の古都カルタヘナの旧市街地区からの二元配信となります。現地カルタヘナ在住で自家製麺使用のラーメンと一品料理の店「Dame Ramen」店主の秋山さんが歴史ある旧市街地区の早朝の小道を歩きながらご案内する予定です。秋山さん御自身の本業はガイドではありませんので、私が処々ご説明をしながら秋山さんとのトーク形式でのオンラインツアーとなります。
先日リハーサルライブを行いましたが小道の所々で電波が入りにくい箇所が幾つかあり、途中で映像が途切れる可能性があります。その際はご容赦下さい。

|

« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »