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2021年9月

コロンビアにおけるコロナウイルス「ミュー株」と「ワクチンパスポート」

久しく投稿が滞りました。当地在留邦人の方々の年末年始旅行予約お申し込みが多々あり、バタバタしていました。この間、日本ではコロナウイルス「ミュー株」について報じられていた事は承知しています。このミュー株についてコロンビア在住の私のコメント等を投稿します。

まずはっきりさせておきたいのは、このミュー株は「昨年末」には既に拡散していて今年2021年1月に新株として「発見」したのがコロンビアにある国立保健所(INS)です。日本における一部報道では「コロンビアで派生した」という事になっていますが決してそうではなく、あくまでも新たなウイルス株を見つけたのがコロンビアの国立衛生機関という事で、INSもコロンビアで派生したものではないと表明しています。

そしてこれも重要ですが、前述のINSが「新種株」として発見してからWHOが「ミュー(MU)」という名を付けて注意すべきウイルス株と公表するまで8カ月以上も日本の皆さん・そして我々コロンビア在住者は「名無し株」の存在を知らずに過ごしていました。ですので8月最終日にWHOがミュー株という名前を発表した直後からいきなり「ミュー株怖い」という話になっていますが、既に半年以上もその株は世界中に広まっていたのも事実です。この間、日本においてミュー株感染者が発見されたのは2021年9月現在で僅か「2人」に過ぎません。。。その事例もコロンビア滞在歴はなかった方です。当地コロンビアからは今まで多数の在留邦人の方々が日本へ一時帰国・本帰国をされていて私もその航空券手配を承っている傍ら、実は私自身も日本へ先日一時帰国しました。私はコロンビアから帰国した邦人のミュー株検出例は今まで一例も聞いていません。

そしてこれもデータに基づく「真実」ですが、6月に接種対象年齢引き下げが始まって以来各種既製ワクチンの大規模接種が進み、最も状況が悪化していた頃は一日あたりの新規感染者数が約3万人前後だったものが現在では一日あたり1,300-1500人と「20分の1」に激減し、死者も一日あたり数十人と、こちらも激減しています。ミュー株はワクチン耐性効果が薄くなると日本で報じられていますが、当地での実際は大規模接種開始後の新規感染者及び死者数が激減、日本の報道機関その他はこのつじつまをどう合わせるのでしょうか。ちなみに当地コロンビアではミュー株という名前が発表されて以降「全く」話題にもニュースにもなっていません。それまで名無し株だったこのウイルスは既製ワクチンの接種により新規感染者数が激減している事からもはや「過去に流行したウイルス」と捉えられています。
Covid19
こちらはコロンビア政府・厚生社会保障省(Ministry of Health and Social Protection)が発行するコロンビア政府公式の「デジタルワクチン接種証明書」いわゆる「ワクチンパスポート」です(個人情報の大半は消しています)。厚生社会保障省が運営するサイト「Mi Vacuna」から身分証明書(日本でいう所のマイナンバーカード)の情報を入力するとPDF形式でデジタル証明書が発行されます。必要な情報は全て記載されており、私はファイザー製ワクチンを二度接種・その接種日やロット番号も含め全て証明されています。右側のQRコードも塗りつぶしていますが、チェックする側はこのQRコードをかざすとデータをそのまま取り込む事が出来ます。このデジタル証明書の発行数はまだ少ないですが私は取得する事が出来ました。このデジタルワクチンパスポートは現時点では日本やアメリカなどよりも進んでいるのではないかと思います。

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コロンビア国内観光地の穴場・グアヒラ半島

先日催行したインスタライブ・南米コロンビアオンラインツアーの中で少し話題になって改めて思い出しました。現在はコロナ禍で国外からコロンビアを訪れる人はいない中、当面はコロンビア在留邦人の方々向けのご案内になろうかと思います。
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カリブ海に面しコロンビア最北端・そして南米大陸最北端にある「グアヒラ半島」ここは数年前に一度特集としてご案内した事があります。コロンビア在留邦人の方々の多くはカリブ海沿いの観光地というと「カルタヘナ」や「サンタマルタ」を訪れた事がある方は多いと思いますが、グアヒラ半島(グアヒラ県)を訪れた方はまず滅多にいないのではないかと思います。グアヒラ県都・リオアチャは首都ボゴタから空路約1.5時間、空港からリオアチャ市内まで約20分という近さです。
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リオアチャの町には高級ホテルはなく、日本人の方々にとりあえずお勧め出来るのは一軒のみです。これらの画像はホテル最上階・レストラン&バーエリアから撮影したものです。リオアチャの海岸・そして右画像は南米大陸最北端・グアヒラ半島方面です。リオアチャとその周辺はカリブ海沿いの観光地ながら訪れる観光客はまばらで、それが故に私は「コロンビア国内観光地の穴場」としてお勧めします。
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リオアチャではコロンビア国内最大規模の先住民族・ワユー(Wayuu)族の人々に簡単に接する事が出来ます。ワユーと言えば昨今日本でも販売されていてファンが多い手編みのバッグ「ワユーバッグ」の名で知られている事でしょう。ワユー族の女性が一つ一つ編み上げるバッグは民芸品の域を超える素晴らしい逸品です。リオアチャの町の海岸に面したメインストリートでは日中、ワユーの女性がこれらのバッグを路上に並べて販売しています。ワユーのカラフルなバッグがストリート一杯に広がる光景は見ているだけでも素晴らしいものです。ワユーバッグファンなら一日いても飽きないのでは。それ程数多くのワユーバッグを見る事が出来ます。その他、リオアチャ市内にある「市場」でもワユーバッグがずらっと並んでいます。
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グアヒラの複数の観光スポットはリオアチャから数十分で行けるのも大きな魅力です。そのうちの一つ・「カマロネス(Camarones)」はカリブ海に面した海水の湖で、ここでは手作りの帆を立てた手漕ぎ船に乗りながら湖を巡る事が出来ます。湖とは言え水深は浅く、右画像で分かりますが大人の膝上位しかありません。それが故にボートから落ちても溺れる事はなく、あまりに浅い為に船外モーターが使えず帆で推力を出し手漕ぎをしています。
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「カマロネス」というのは「小エビ」という意味なのですが、それはカリブ海に面したこの浅い水深の湖に多くのエビがいる為です。その為エビ漁が盛んで、その小エビを求めて野生の「フラミンゴ」の集団も訪れます。運が良ければこのフラミンゴの集団に遭遇する事も出来ます。これは本当に運次第です。その為確実にフラミンゴに会えるという保証は全くありませんが、会えた時の感動は今でも思い出せます。

この他にもリオアチャから半島へ向かって30分位の所にある「Mayapo」のビーチは美しく、コロンビア在留邦人の方々がご存知のカルタヘナやサンタマルタのビーチよりも綺麗です。人の姿が少ない分落ち着いていて且つ白砂のビーチでのんびりする事が出来ます。
リオアチャ・そしてグアヒラ半島は三連休でも十分楽しめるコロンビア国内観光スポットです。当社ANDES TOURSではホテル・ツアーなどをアレンジしています。

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第四回インスタライブ南米コロンビアオンラインツアー催行(9月4日)

首都ボゴタ・そして第二の都市メデジンからの二元中継となった第四回インスタライブ・南米コロンビアオンラインツアーを催行しました。
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今回は初の二元中継という事で本番の前に二回リハーサルライブを行いました。メデジン側は市内の観光スポット「ヌティバラの丘」からの中継で組みましたが意外な事に丘の頂上付近は電波の状態が悪く、リハーサル中何度も回線が切れたり映像が止まるなど、予想しなかった事態を把握する事になりました。唯一一ヵ所だけ二回のリハーサルでは電波が安定して途切れなかったので、ここから中継する事で決定しました。
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ボゴタ側の私はメデジンの側の回線が切れた場合に備えて今回も旧市街地区でスタンバイし、小説「百年の孤独」で有名なノーベル文学賞作家、ガルシア・マルケスの名を冠した文化センターを起点とする配信で決定しました。このガルシア・マルケス文化センターは、彼が晩年を過ごしたメキシコとコロンビアの友好の証として建てられたもので、設計は「曲線建築」で有名な故ロヘリオ・サルモナが手掛けたものです。
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これまでの前三回は全て私が一人で映像配信とガイドを兼務した為、ライブ中は視聴者の方々のコメントなどは一切見る余裕がありませんでした。今回は二元中継で二人のトーク形式となった為、頂いたコメントに回答する余裕が出来ました。次回以降も二元中継形式で配信した方がこちらとしても負担が減るのでそうする事にします。

ライブ自体はメデジン側について予定していなかったヌティバラの丘からのメデジン市内全景を配信する事が出来たのは幸運でした。想定していなかった分嬉しい誤算でした。その代わりというか、場所を移動した際に通信障害が発生したあおりでこちらボゴタ側も音声が途切れる事態となりライブを一旦中断・再接続の上何とかまとめる事が出来ました。今回のオンラインツアーは結果として総計40名近い方々が視聴され、この種のツアーとしては盛況だったのではないかと思います。次回のインスタライブ・オンラインツアーの日時及び配信場所についてはまだ未定ですが、いずれ催行するつもりです。お楽しみに。

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