首都ボゴタにてコロナワクチン接種(第二回目)
先日の第一回目に続き、コロナワクチン第二回目接種完了しました(ファイザー製)昨年3月に始まったコロナ禍から一年三ヶ月、この間コロンビアにおいて単身生活を続けながらコロナ感染に怯える毎日でしたが、これで一区切りついた感があります。
第二回目のワクチンも勿論ファイザー製でした。コロンビアでもファイザー製ワクチンは非常に人気が高く、その中で先週からこのワクチンの到着・市中への供給が滞り大きなニュースになっています。その中での第二回目の接種でしたが無事完了しました。コロンビアではまだワクチンパスポート発行の動きはありませんが、厚生社会保障省発行のワクチン接種証明書がありますので当面コロンビア国内ではこの証明書が役立つ機会があるものと思われます。
先日の投稿で、ワクチン接種は自治体主体のものと日本の国民皆保険制度に近いEPSと呼ばれる健康保険制度主体で行われているとご案内しました。実はそれ以外にMedicina Prepagadaと呼ばれる割増掛金の支払いでより手厚いサービスが受けられる制度があり、私はこのMedicina Prepagadaを通じて接種を申し込みました。二回目の接種で分かったのは、私も労働者として加入しているEPSとMedicina Prepagadaでは待遇が全く異なる事です。
先日からのファイザー製ワクチン枯渇によりEPS経由での接種にも大きな影響が出ており、一回目の接種は出来たものの二回目の接種の見込みがない人達が続出しています。私はEPSとMedicina Prepagada両方を同じ民間の健康保険制度会社にて加入しています。左画像はMedicina Prepagada加入者専用の入口です。こちらは独自にワクチンを確保している為、昨今のワクチン枯渇騒動とは無縁で接種が出来ました。しかも完全予約制で接種日は何月何日・何時と時間まで指定してくれます。その為列に並ぶ事なく入場出来ました。
対して中・右画像がEPS制度加入者用の入口と列です。ワクチン接種待ちの列は目測で約100m程にも及んでいました。私はこの日7:00AMに予約を入れていてほぼその時間に第二回目の接種完了、20分程度待機してこちら側のEPSの方に赴いた所すごい行列になっていました。この列の大半がファイザー製ワクチン接種を希望する人達で、他にシノバック・アストラゼネカ製ワクチン接種用の列も別に設定されましたがそちらは殆ど列がありませんでした。しかも朝7時半の時点でこの100mの列の人達に対して係員がアナウンスで「ファイザー製ワクチンはボゴタ市当局からまだ届きません。正午頃に判明します」とのアナウンス。5時間近く更に待って接種出来るかも分からないという状況を知り驚きました。そして知ったのは各EPS加入者向けのワクチンは市当局から直接供給されるという事でした。独自に確保しているMedicina Prepagadaの方とは全く異なります。
このMedicina Prepagadaの月額掛金は決して安くないのですが、数年前に家族が帰国して今や単身生活となっている身でもしも何かあった場合EPSでは十分な医療サービスを受けられる見込みがないと思い、他の生活費を削ってでもこのMedicina Prepagadaの加入は継続しています。今回のワクチン接種でこの恩恵を最大限受ける事が出来ました。とは言え二回接種したからと言って100%感染を防げる訳ではないので引き続き気を付けつつ、少しずつ行動範囲を広げて皆さんに「コロンビアの今」をお伝えしていきたいと思っています。
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