11月25日放送TBS「世界くらべてみたら・コロンビアの通学路」で紹介されたジップライン
先日メタ県ロスピノス(Los Pinos)集落で行った4日間のロケの結果が11月25日の「世界くらべてみたら」で放映されました。前回投稿通り、このロケは日本からスタッフが来訪できなかった為、私を含め全てボゴタ在住者だけで撮影隊を組んで臨んだものでした。4日間ロスピノス集落の方々に接し、物や金だけが豊かさの基準だけではない素朴の生活に触れ感慨深く過ごした日々でした。
ロケ初日、全くの偶然ですがこの日はメタ県知事がロスピノス集落を訪れていました。画像に写っている白いTシャツ姿の男性がメタ県知事です。この知事視察にはロスピノス集落を管轄している村の村長や教育長なども同行していました。ロケ初日は撮影がなかった為、知事の訪問がロケ自体に影響を及ぼす事はありませんでした。メタ県知事の視察目的は番組でも少し紹介したロスピノス集落への送電に必要な配電盤の故障で集落に電気が通じなくなっている事、下を流れるネグロ川にかかっていた橋が損壊した為、これらの復旧の陳情に応える旨のものでした。
メタ県知事も随行員や警察関係者も皆一様にロスピノス集落との間の移動は番組で紹介した高さ約400mのジップラインしかありません。皆到着した後、冷や汗ものだったと一様に感想を述べていました。
こちらのお母さん、袋を抱えてロスピノス村に向かいましたが、袋の中に入っていたのは物ではなく何と「子供」2歳の息子を二重の袋に入れてものすごいスピードで渡っていきました。もしも袋が破れたら数百メートル下に落下です・・・こちらはハラハラドキドキしていました。
今回の番組では直接触れませんでしたが、ロスピノス集落には画像の「学校」があり、2020年11月現在で7名の子供達が在籍しています。以前あった学校は裏山の土砂崩れにより崩壊し、画像の新しい「校舎」が作られました。ロスピノス集落の子供達はあくまでも純粋で、ごく限られた敷地の中で遊びまわっていました。この場面も放映出来ればまた違ったものになったでしょう。
私は今回コーディネーターとして集落の方々との連絡その他を行いました。ロスピノス集落にあるジップラインは以前から「危険な乗り物」「危険な通学路」として世界中のメディアが取材に来ています。確かに危険ではありますが、このジップラインは集落の方々にとっては大切な「足」であり、皆がお金を出し合って資材を購入・自分達でかけた大切な「共有物」です。その事にも注目してもらいたいと思っています。また機会があればロスピノス集落の方々を取材してみたいです。
この他、コロンビア国内でのテレビ番組等のロケも行います。我々ボゴタ在住のスタッフがテレビ番組で放映出来るレベルの機材を揃えてロケが出来ますので、日本から撮影クルーが来られなくても大丈夫です。撮影した膨大な容量の素材の伝送も首都ボゴタにある伝送専門の会社を通じて送信が可能です。撮影御依頼お待ちします。そして私がロケの合間に自身のカメラで撮影した画像・動画を元に個人的に作成したビデオをご紹介します。
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