ボゴタ在留邦人向けコーヒー農園ツアー催行
コロナ禍により外出禁止・自粛令となって以来首都ボゴタから出る事もままなりませんでしたが、8月末をもって解除されたのを機に先日首都ボゴタにお住まいの在留邦人(当地在日本企業駐在員御夫妻)からのお申し込みにより郊外にあるコーヒー農園ツアーを催行しました。自分としては2月以来実に「7カ月」ぶりにガイド業務を行いました。
画像は全てツアー前週に下見を兼ねて現地を訪れた際に撮り溜めたものです。前週に訪問した時点で私としては実に半年ぶりに標高2,600mのボゴタを離れ、1,200mも下ったフサガスガの地を踏みました。整備された現地までの街道を1,000m以上も標高が下がると空気が濃く、程良い暑さは快適過ぎでした。今回ご参加頂きました御夫妻も同様で、特に奥様は外出禁止・自粛令下の5か月間を含めツアー当日まで殆ど家から出る事無く過ごされていたとの事で、とても良い気分転換になった事と思います。
コロマコーヒー農園は中規模ながら外からでは全く分からないたたずまいで、何度訪れても飽きない特別な空間です。園内では複数の色鮮やかな鳥達を観察する事も出来ます。この日はまるで全身にペンキを塗ったような黄色の鳥を見かけました。
コロマコーヒー農園ではコーヒーの木々だけではなく、画像のカトレア(蘭)が現在は見頃で満開の花を咲かせていました。このカトレアは「トゥリアネイ」という種類で、1800年代にこのフサガスガで発見され世界に紹介されたものです。トゥリアネイは大輪の花が特徴で、蘭マニアにはよく知られた品種です。
現在は収穫期ではありませんので赤い実を付けたコーヒーの木々は極めて少ないですが、それでも幾つかの場所で真っ赤な実が鈴なりになった木を見る事が出来ました。そして右画像は「カカオ」の実です。農園オーナーが趣味で植えた木に実がついていました。通常、コーヒーとカカオは生産に適した標高帯が異なる為、同じ場所で見られる事は稀です。このコロマコーヒー農園ではこんな楽しみもあります。
現在中南米の複数国ではいわゆる「オンラインツアー」を企画催行しています。自宅に居ながらその場にいるような雰囲気を味わえるのがオンラインツアーです。他方、実際にガイド付きで現地を観光するツアーはまだ殆どの国で出来ないままです。そのような厳しい条件下にあってこの日7カ月ぶりにツアーを催行する事が出来、とても感慨深いものがありました。「次」はまだ未定ですが、私としては実に久しぶりに外で仕事が出来た・これだけでも有難い事でした。
ボゴタ在留邦人の皆様、長きにわたる外出禁止・自粛令でストレスフルの毎日をお過ごしの事と思います。例えば移動はご自身の車(+運転手)を御利用頂き、ガイドのみの御用命も可能です。ご自身で巡ると見逃してしまう見所も含め私がご案内します。ボゴタから車で片道約2時間という近い距離で標高は一気に1,200mも下がり、快適な時間を過ごす事が出来ます。お申し込み・御用命お待ち致します。
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