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2020年6月

いよいよ危機状態に入ってきたコロンビア

ビックリするようなタイトルですが、コロンビアにおけるコロナ禍の影響がここへ来て深刻さを増してきています。6月27日に発表された一日あたりの感染者数はついに4,000人を突破して4,149人を記録しました。首都ボゴタでのICU(集中治療室)の稼働率は約70%で推移しています(ボゴタ市は75%に達した時点で最高警戒レベルと発表)。今後感染者数が増える事はあっても劇的に減る事はなく、いよいよ感染のピークに達するのではと予想されています。これはまさに「コロナ危機」でしょうね。
現在まで約三ヶ月以上外出禁止令・自粛令下にあり、この記事を書いている時点では7月15日まで継続されますが、どう考えてもこの日で終了するとは思えず、最低でも7月末まで延長する事は確実でしょう。そうなれば世界最長(らしいのですが)となる四か月にも及ぶ半ロックダウン状態です。一年のうち三分の一、約120日も経済活動がほぼ止まる・・・まさに「経済的危機」以外の何ものでもないと思います。私はコロンビア政府の政策を批判しているのではありません。その中で否定できない事実は国境を閉じ・都市間の移動を禁じ・経済活動を停止して家に閉じこもる、これを四か月続けても感染者数は激減はしておらず、むしろ爆発的に増えているという絶望的な状況です。某国の大統領が「コロナはインフルエンザと同じだ、家にいないで仕事をしろ」と言って世界中から猛反発を受けましたが、コロンビアの現状(四か月外出制限を続けても全く効果なし)を鑑みると、もはやこの人の言っている事はあながち全否定出来ないのではとさえ思えてきました。
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超緊縮生活も続ければ苦にならなくなってきました。食費を安くあげる為に肉類の消費は少なくしています。左画像は「鶏レバーの甘辛煮」です。鶏レバーは500g入りパック約100円で売っていて、安くて栄養価があるのでこれはよく作っています。そして右画像は色からするとマンゴーに見えますが実は「カボチャの煮物」です。Auyama(西洋カボチャ)は日本のカボチャと違って繊維質が少なく水っぽい食感です。三食完全自炊にするとかなり節約出来ます。
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首都ボゴタでは外出自粛・禁止令発令以来レストランやファストフード店の品を宅配で注文する事例が激増しています。しかしながら私は今までこのデリバリーサービスは一回も頼んだ事がありません。実名を挙げると問題になりそうなので頭文字だけで挙げます。ボゴタ市内では「R●●●」「D●●●.com」「U●●●●」などが自転車やバイクなどを使って配送しています。これは私の個人的推測であり実態は一切公表されていませんが、ボゴタ市内でのコロナウイルス感染の原因の一つにこれらの宅配サービスがあるのではと思っています。特に最大手のR●●●はおそらく配送人の7-8割が「ベネズエラ難民」と思われる中で配送人登録は誰でも簡単に出来、いずれの会社の配送人も配送時に検温やコロナ感染チェックをしている訳ではなく、ご覧の通り配送指令待ちの間は商品を入れるボックスを置いたまま芝生や路上などで素手の状態で座って待っている事が常であり、「バイオセキュリティ」の意識はほぼゼロです。これらの配送人が市内を縦横無尽に走り回り商品を届ける中で、コロナウイルスも宅配する可能性は決してゼロではないと思います。それが故に私は恐ろしくてこのサービスは一度も利用した事がありません。
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先日、実に三カ月ぶりに「コロンビア風の定食」をテイクアウトで家に持ち帰って食べました。アルムエルソ・若しくはコリエンタソと呼ばれるこの昼定食、スープ・温野菜・メイン(この日はポーク)・ご飯、そしてジュースが付いて8,500コロンビアペソ(約240円)という安さです。コロナ禍以前はレストランで食べていたのですが現在では座席の提供が禁止されている為、テイクアウト・若しくはデリバリーのみです。私は勿論店に出向いて自ら受け取って家に持ち帰りました。これでもコロナ感染のリスクはゼロではありませんが、店の人が感染すればその店は閉鎖されるのですぐに分かります。塩味ベースでいわば大味ですが安くてお腹一杯になります。

コロンビアにおけるコロナ危機・経済危機はこれから更に悪化する事は間違いなく、厳しい日々が続きます。


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コロンビアへの帰還・コロンビアからの帰国

先日投稿した記事の中で、普段は酒を飲まないのですが航空券を手配・発券した時だけ自分へのご褒美として安いビールを飲むとコメントしました。ディスカウントストアで売っている一缶50円くらいのもので、安いとはいえドイツビールですので結構イケる味です。
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私自身引き続き厳しい状況にありますが、有難い事に当地在留邦人の方々から引き続き御帰国航空券手配を頂いており、経済的にひっ迫して倒れる事態は何とか避けられています。
その中で先日は逆のケース・日本一時帰国中にコロンビア政府による入出国禁止令が発動され、当地へ帰還出来なくなったご家族様のコロンビアへのフライトに伴う航空券手配を承り、ご家族様は無事戻られました。現状、コロンビアへの帰還・入国は極めて困難で、一部の報道では約15,000人の人々がコロンビアへの帰国・帰還を希望しているとの事です。現在コロンビア政府はその方々達への人道的フライトを断続的に手配し、少しずつですがコロンビア人の方々が帰国されています。とは言えコロンビア人以外の方々(コロンビア在住外国人等)が帰還・入国する事はほぼ不可能に近い中、極めて稀な例として様々な方法を検討した結果、ご家族様が約三カ月近くぶりに無事当地へ帰還する事が出来て本当に嬉しく、またこの手配を承り光栄に思いました(ご家族構成・帰還日・フライトの詳細は割愛します)

また、日本への御帰国航空券は引き続き承っており、今回初めてAviancaのボゴタ発ロサンゼルス行き直行便の手配を行いました。運航日直前になって当社のシステム上で販売出来る旨Aviancaより通知があり、手配の上無事当地を発たれました。ロサンゼルス経由での御帰国の場合、ボゴタ発が11:00AMとちょうど良い時間で、一旦LAで一泊となり翌日の成田行き直行便を御利用頂けます。このロサンゼルス経由はこれまでの御帰国ルートでは最も安い料金で御利用頂けます。また、7月7日からはロサンゼルス発深夜便(運賃US$500相当額より+手数料)も御利用頂けますので、LAで一泊せずに乗り継ぐ事が出来、更に安くなります。

まだまだ厳しい日々が続きます。超緊縮生活を続けながらですが、当地コロンビア在留邦人の方々のお役に立てればと思っています。


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☆Aviancaによる特別便運航に関するご案内


6月20日ボゴタ発(11:00)ロサンゼルス(16:20)のスケジュールでAviancaが特別便を運航します。当該便はコロンビア政府認可便であり、在留日本人の方々も御利用頂けます。ロサンゼルスで一泊の後、翌日の東京(成田)直行便で日本への御帰国が可能です。本便御利用を希望されます方は、まず在コロンビア日本大使館へ御一報下さい。日本大使館において出国に関する書面を作成し、その後航空券手配の手順をご案内する事になります(予告なしに販売が終了する可能性もあります)

今後、首都ボゴタからアメリカ本土へ向けてAviancaが複数の特別便を運航する予定です(いずれもコロンビア政府認可便)。本件は日本大使館より在留邦人の皆様へ告知します。


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外出禁止令+外出自粛令で三ヶ月、厳しい環境の日々

3月20日にボゴタ市が発令した「外出自粛令」、その後25日に大統領令により発令された「外出禁止令」から三ヶ月を迎えようとしています。これによりコロンビア国内の経済活動はほぼ停止に近い状態となっており、4月末時点での失業率は19.8%・約530万人もの人々が職を失いました。首都ボゴタは日々荒んでいるのが明らかに分かります。これだけの措置を施してコロナウイルス感染者が激減したかと言えばその逆で、今やコロンビア国内での感染者数は一日あたり1,300~1,500人に激増しています。首都ボゴタでも南部ケネディ地区(高級住宅街での家政婦や商店の従業員などが多く住む地区)は二週間封鎖されています。レストランは未だに座席提供が禁じられ宅配・持ち帰りのみでの営業の為廃業する店が続出しています。私が従事している旅行業も8月31日まで空港が閉鎖され国際線の乗り入れが禁じられており、国内線も運行のめどが全く立っていません。

私自身はそのような厳しい環境下にあってかなり恵まれているのは、当地在留邦人の方々から御帰国航空券予約手配を承っており、アメリカへの人道的フライト(特別機)+アメリカ~日本間の航空券手配御依頼を頂いています。帰国辞令を受けたにもかかわらず出国禁止令により約二ヶ月留まられていた某社支社長(当時)氏、三ヶ月近くも足止め状態となっていた4名のご家族様他複数の方々の御帰国航空券手配を承り、皆様無事当地を出国されました。お子様方は日本の学校を楽しみに帰国の途に就かれた事と思います。

とはいえ私自身もとても厳しい環境下にあります。そんな中で超緊縮生活は必需であり、まずは支出の中で大きな部分を占めるアパート家賃の減額をすべく、既に三年住んでいるこのアパート(日本でいう所のマンション)を引っ越すべく大家さんに「既に家族は帰国していて一人で三部屋は広いし、コロナ禍で家賃支払いが厳しいので退去したい」と申し出た所、即座に「月額いくらなら引き続き住んでくれるのか」と返信がありました。こちらとしては10%程度の減額では予算オーバーだなと思い希望額を提示せず、見つけた別のアパート家主との契約を交わすまさに寸前まで来ていました。そこで大家さんから提示されたのはまさかの約40%近い減額を一年間という破格の条件でした。これは不動産仲介業者を介さない直接契約だからこそ出来た話で、結局この家に住み続ける事にしました。大家さんの有難い申し出に胸が込み上げました。
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ナイトクラブ・バー・ディスコ・スポーツクラブなどの「三密」を招く業種は最低でも半年は営業が禁じられる予定です。これらの店舗は必然的に廃業する運命にあります。本当に厳しいです。
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月額家賃を減額出来た、その次は生活費のコストカットです。以前は全く足を運ぶ事がなかったのですが、最近は一部の商品を除き画像の「ディスカウントストア」で買物をする事が殆どとなりました。いずれも首都ボゴタで相当数の店舗を展開しています。左から、首都ボゴタにあるディスカウントストアでは草分け的存在の「D1」ボゴタ市内だけで400店舗近くあるカフェチェーン"TOSTAO"と同じグループ会社(だと思います)の「Justo & Bueno」そして「ara」です。
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「D1」は前述の三店舗の中では総合的に判断すると特に食品類に関して品数と価格的に一番かなと思います。左画像は冷凍豚肉です。それまでは精肉店やスーパーの精肉コーナーで購入していたのですが、当地で買う牛・豚肉はなぜこんなに「臭い」のかという程、いわゆる「血の気が濃い」肉ばかりなのですが、ここの冷凍豚肉を解凍してフードカッターで挽肉にすると臭みがないので気に入っています。その他、パック牛乳も大手スーパーと比べると激安です。卵・ハム・マヨネーズその他の調味料なども大手スーパーよりも断然安く、また、このD1が輸入している画像のドイツ製ラガービールはコロンビア国産ビールよりも安いのに美味しいです(私の個人的評価)コロンビア国産ビールはどれも甘味を感じるのですが、このビールはそれがありません。普段私は酒を飲まないようにしているのですが、なぜ二缶買ったかと言えば航空券御予約申し込みを頂き発券をした日に限り「自分へのご褒美」にしているからです。二缶は二件のお申し込みがあったので(この時点)発券した日に飲む為でした。
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「Justo & Bueno」は幾つかの品に安いものがあります。とは言えどの店舗も品揃えがあまり豊富ではなく、強いて言えばTOSTAOのコーヒー豆が直営店舗よりも安く買えるという事位でしょうか。そして「ara」はやはり卵・マヨネーズやケチャップ等の調味料が安く、また各店舗内でローストチキン(炭火ではなくオーブン)を焼いていて安く販売しています。私の自宅付近には都合良くこの三店舗があるので、その時々で安い商品を買い求めています。少しでも生活費を切り詰めたいので必死です。この所、ご飯を炊く際に右画像の「キヌア」を入れています。Colombinaという国産ブランドのキヌアは輸入ものの半額程度で販売しています。粗食生活をする中での貴重な栄養源です。

私自身引き続き厳しい生活が続きます。コロナで倒れるか・経済的に困窮して倒れるか、縁起でもない例えですがどちらにもならないよう今まで以上に質素倹約に務めるしかありません。コロンビア在留邦人の皆様、引き続き御帰国航空券等の御用命を承ります。

 

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