花の国コロンビアツアー催行記(1)
この度、日本プリザーブドフラワー協会・ユニバーサルデザイナーズ協会様共同企画による、花の国「コロンビア」プリザーブドフラワー農園視察ツアーを催行し、盛り沢山なツアー内容という事もあり成功裏に終了しました。今回から複数回、ツアー催行記を投稿します。
今回のツアーグループは全員女性の方々で構成されました。今まで数多くのツアーグループをご案内しましたが、全員女性というのは初めてでしたので、ちょっとした緊張感を持ってお迎えしました。
一行到着翌日は日本におけるプリザーブドフラワー販売最大手の「フロールエバー」社農園・加工工場を訪れました。花の国コロンビアには多くの切花農園がありますが、プリザーブドフラワー農園はこのフロールエバー社を含めたった数社しかなく、しかも加工工場は製法に企業秘密がある為、普段立ち入る事は不可能な場所です。そのような事情もあり、今回の視察ツアーはとても価値あるものでした。
今回のフロールエバー社農園・加工工場視察にあたりご案内頂いたのは、画像に見えますエドゥアルド・カルデナス氏です。現在は取締役ですがこの農園・工場のオーナーであり、エドゥアルド氏のお父様は元国立コーヒー生産者連合会(FNC)総裁、お兄さんは昨年まで財務大臣、お姉さんは元駐日コロンビア大使という名門家です。エドゥアルド氏は日本在住が長い事から、流暢な日本語でご案内頂きました。
生花の農園内の花は開き切っては手遅れですので通常は殆どつぼみの状態ですが、このプリザーブドフラワー農園の花は満開の花を加工する為、ビニールハウス内は美しい花々が咲き誇っていました。
こちらがプリザーブドフラワーとして加工する前の生の花です。丁寧にカットした後、工場にてプリザーブドフラワーとして加工します。ボゴタ近郊に相当数ある切花農園の大半ではまず見られない、満開の花々です。
こちらは今や世界中でこのフロールエバー社農園でしか生産していない「マイクロローズ」の花です。その名の通りとても小さな花を咲かせます。現在は大輪の花が主流の為次々と姿を消した事もあり、このフロールエバー社で唯一生産されているものです。こちらもプリザーブドフラワーとして加工され日本にも出荷されています。
フロールエバー社農園は撮影自由ですが、加工工場は前述の通り製法に企業秘密がある為撮影は一切禁止です。その為工場の画像は一切ありません。皆様は内部を目に留めて頂きました。私自身、フロールエバー社農園・加工工場を訪問したのは約3年ぶりでした。エドゥアルド氏がいなければ立ち入る事は不可能な条件下で、自分としても貴重な訪問をさせて頂きました。
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