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2019年8月

太古の塩が作り出した神秘・ネモコン岩塩坑道

先日、日本にてお申込み頂いた「コロンビアパッケージツアー」を催行・専属ガイドとしてご案内しました。日本からは個人・団体向けに複数のツアーが紹介されている中、今回ご紹介する「ネモコン岩塩坑道」を訪れるツアーをコースに入れている唯一の旅行会社がファイブスタークラブです。ツアー詳細は→こちらをご覧下さい
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ボゴタ近郊にある岩塩坑道と言えば「シパキラ」の方が圧倒的に有名で、日本で募集しているツアーの大半がこちらを観光コースに組み込んでいます。今回催行・ご案内しましたファイブスタークラブのツアーは唯一、一日でネモコンとシパキラ両方の岩塩坑道を見学して頂きます。ネモコン岩塩坑道内部は小規模・且つ天井が低い部分もある為、全員ヘルメット着用が義務付けられます。坑道内部を見学する際には英語・若しくはスペイン語によるガイドと共に移動する事が条件です。
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左画像ですが、坑道内部で岩塩の採掘をしていた当時、ダイナマイトにより爆破した後に岩塩を含む岩を運び出したトロッコが置かれていていました。中画像はネモコン岩塩坑道内部の様子です。拡大するとその美しさが分かります。天井に見える白い部分は地下水と共に染み出した太古の塩です。このネモコン岩塩坑道はいつ訪れても他に殆ど人の姿がなく、ほぼ貸切状態です。そして右画像ですが、地下水が坑道内の下を少しずつ流れている過程で塩が乾いて堆積し、滝のように構成されたものです。
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左画像は一枚岩ならぬ「一枚塩の結晶のかたまり」です。その重さたるや1tを超えるもので、塩の結晶のかたまりとしては世界最大・且つ最重量級ではないかと思います。これはシパキラ岩塩坑道にはないものです。そして中・右画像は地下水と共に染み出した太古の塩が作り出した「鍾乳洞」です。これが塩で構成されているとはにわかには信じがたい光景です。この塩の鍾乳洞もシパキラ岩塩坑道では見られない、まさに「自然の神秘」です。
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こちらは岩塩と共に染み出した地下水が堆積して出来た「塩水の泉」です。パッと見ただけでは深さは約1m前後にしか見えませんが、非常に濃い濃度の塩水による屈折によるもので、実際には約4mほどの深さとの事です。その濃さたるや「死海」にも匹敵するもので、当然の事ながら中に入れば体は浮く筈です。実際の所、泉の中に沈んでいる塩のかたまりはあまりの濃度の濃さで溶けずに残っています。右画像はこれも珍しい「塩のつらら」です。先端からは岩塩を含む地下水がしたたり落ちています。

観光客の大半は有名なシパキラ岩塩坑道だけに行ってしまいますが、こちらのネモコン岩塩坑道を見学すると太古の塩が作り出した「自然の美しさ」を実感出来ます。是非とも訪れてみて下さい。

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将来のスペイン語エキスパート達が今年もコロンビア・ボゴタへ(2)

一カ月の短期スペイン語留学中の上智大学・南山大学スペイン語学科の学生さん達、特に何事もなく首都ボゴタでの生活を楽しまれているようです。ボゴタで話されるスペイン語は発音がしっかり聞き取りやすく、割とゆっくり話すのが特徴です。その為か、今や一部の日本企業もスペイン語研修生を当地に派遣しているようです。私が両大学のコロンビア短期スペイン語留学に関わって今回で三回目となりますが、ボゴタでスペイン語を学ばれた学生さんが今度は長期留学生として再びこの地で学ばれるケースも出てきており、嬉しい事です。
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そしてこちらも短期留学中の「お楽しみ」である、世界遺産の町・カルタヘナ旅行へ出発する皆さんの様子です。左画像は学生さん達がスペイン語の講義を受けている、1623年イエズス会により創設され、かつて日本でも布教活動をしたフランシスコ・ザビエルの名を冠した名門"ハベリアーナ"(英語名・ザビエリアン)大学の正面入口付近です。紋章はイエズス会です。今年は両大学の2教授を含め19名様でのカルタヘナ旅行となり、今回も移動車両・国内線航空券・ホテル・現地ツアー全てを手配させて頂きました。
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空港での皆さんの様子です。カルタヘナにはこれもイエズス会が作った歴史ある「サン(セント)ペドロクラベール」教会があります。イエズス会の流れをくむ上智・南山両大学にとっては重要な場所も訪れる事になっています。当地での短期留学プログラムもいつの間にか半ばに差し掛かっており、皆さんにとって良い思い出が次々と出来る事を願っています。
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カルタヘナ旅行では市内から最も近い島である「ティエラボンバ島」のビーチと、中・右画像にありますカリブ海に面した二つの「サンホセ要塞」「サンフェルナンド要塞」を見学する事になっています。日本人向けに要塞訪問を含むティエラボンバ島一日ツアーを企画・催行しているのは当社ANDES TOURSが史上初めてです。
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また、コロンビア特産の「カカオ」を使ったチョコレート手作り体験もプラグラムとして組んでいます。どんなチョコレートに仕上がるのか、いずれも皆さんに楽しんで頂ければと思っています。

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将来のスペイン語エキスパート達が今年もコロンビア・ボゴタへ

久しぶりの投稿となりました。色々と忙しい事もあって随分と間が空いてしまいました。7-8月は日本や近隣諸国からの日本人観光客の方々の受け入れ等で慌ただしい日々を過ごしています。
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そんな中ですが、今年も上智大学イスパニア語学科・南山大学ラテンアメリカ学科の学生・教授グループ18名がコロンビア・ボゴタにやって来ました。毎年8月に両大学の学生さんが一カ月間ボゴタでスペイン語のクラスを学ぶこのプログラムはもはやこの時期の恒例となり、年々参加人数が増えているのは嬉しい事です。
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当社ANDES TOURSは上智大学・南山大学からの学生さんのコロンビア語学留学派遣受け入れ手配を承っており、今年も「将来のスペイン語エキスパート」達をお迎え出来たのは嬉しい事です。
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ホテル到着は真夜中過ぎとなりましたが、ホテル一階には24時間営業のコンビニがあり、小腹を空かせた学生さん達が早速買い出しをしていました。コロンビアの治安が悪かった昔は深夜に営業しているコンビニなどありませんでしたが、時代は変わったものです。そして中・右画像はホテルレストランの朝食時の光景です。深夜に到着・仮眠の後朝食を取り、各ホームステイ先へお届けして一カ月間の短期スペイン語研修がスタートしました。実りある日々を過ごされる事を願っています。


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