« 2019年2月 | トップページ | 2019年4月 »

2019年3月

コロンビアに日本の「SAKE」を

先日、在コロンビア日本大使館主催により日本酒と日本食を紹介するイベントがあり、ご招待を頂き出席しました。今後もお声を掛けて頂いたイベントにつきましては極力当ブログにて投稿したいと思います。
Img_5197 Img_5202
会場には日本人形や着物が飾られ、日本らしさを演出していました。このイベントには日本から日本酒の専門家を招聘し、コロンビア政府から外務大臣が出席されました。イベントは着席スタイルで、見渡した限りではざっと100名以上の方々で盛況でした。右画像は駐コロンビア日本国大使・森下敬一郎氏による開会の御挨拶です。
Img_5208 Img_5209
左画像が日本酒の専門家により日本酒が出来るまでを紹介している所です。日本酒は現在、世界138ヵ国に輸出されているれっきとした「世界に名高い酒」です。かく言う私も基本は日本酒党で、日本に一時帰国した際の晩酌はいつも日本酒です。遠戚は茨城県常陸太田市大里(旧金砂郷町)で江戸時代から日本酒「剛烈」(クリックして下さい)を生産しています。
Img_5215 Img_5212
この日のイベントでは日本で作られた大吟醸酒や純米酒・梅酒や焼酎など様々な酒が提供されました。当地コロンビアでも日本酒は徐々に認知されてきており、「SAKE」の名で通じます。当地で手に入る酒はほぼ全量アメリカで生産されたもので、中には口当たりの良いすっきりとした辛口の日本酒もあります。とは言え、やはり日本の蔵元で作られた日本酒は格別ですね。特に大吟醸酒などはやはり芳香や口当たりが素晴らしいです。また、梅酒はこの日出席した女性方には甘い口当たりが好評でした。
Img_5216 Img_5217
日本酒に合わせて提供されたのが当地ボゴタの日本料理店「Seiki Sushi」さんが手掛けた料理の数々です。Seiki Sushiさんが提供するメニューは和風とフレンチをミックスしたような感じに仕上げています。実際の所、デザートなどはまさにフレンチ風です。

コロンビアにはまだ日本の蔵元で生産された日本酒は上陸していません。コロンビアの税制や輸入に必要な書類の複雑さなどがネックになっています。また、最新の税制改正により日本酒を含む酒類の大きさは1.5Lまでに制限され、いわゆる「一升瓶」の輸入は不可能です。とは言え、世界に名高いSAKE・日本酒は既にコロンビアでも徐々に認知されてきており、今後日本から極上の日本酒が入れば昨今の日本食ブームと合わせ受け入れられる事でしょう。当地に日本からSAKEが上陸する事を願って止みません。


|

鉄道ファンにお勧め・ボゴタ~シパキラ間観光列車乗車ツアーを日本語ガイドで

首都ボゴタの北・約50kmにあるシパキラは岩塩坑道で有名で、コロンビア国内外から多くの観光客が訪れます。そのシパキラへは日曜・祝日に観光列車が運行します。今回、その観光列車乗車を主目的とするツアーを催行しました。
Img_5125 Img_5130
左画像がボゴタ市内にある「中央駅」です。1913年に建設が始まり4年をかけて1917年に完成したものです。内部も含めとても重厚感溢れる造りになっています。
Img_5129 Img_5128 Img_5127
中央駅構内の一部は現在国家警察が使用しており、駅舎内には何と1900年代初期の警察車両が展示されています。1901年の車などはクラシックカーマニアにはたまらないものではないかと思います。
Img_5131 Img_5132 Img_5136
駅のプラットホームは約100年前の姿そのもので、ドラマの一場面のようでした。これだけでも鉄道ファンにはたまらない光景ではないかと思います。かく言う自分も中学生までは「鉄」分が濃い鉄道マニアでした。
Img_5133 Img_5134 Img_5135
左画像は観光列車乗車チケット販売コーナー、中画像は待合室に飾られている、当時動いていたSL機関車に据え付けられていたプレートです。出発前には運行会社係員より英語・スペイン語による注意事項等の説明があり、その後乗車となります。ちなみに列車は全席指定で乗車前にチケット購入が必要です。
Img_5144 Img_5148 Img_5146
我々が乗車したのは先頭車両のA車でした。単なる偶然だと思いますが、今までこの観光列車チケットを事前に購入した全てのケースで先頭車両の席にあてがわれています。ちなみにこの観光列車、驚いた事にA車からS車まで何と19両もあります。一両あたりの長さが短いとはいえ、この編成数には驚きました。
Img_5137 Img_5139 Img_5150
更なる驚き・鉄道ファンには垂涎の光景が駅構内にある「SL機関車の墓場」です。朽ち果てたSL機関車が連結された光景はまさに墓場と言えましょう。型式はさすがに分かりませんが、朽ち果てているとはいえかつて運行していたSL機関車の姿を見る事が出来ます。
Img_5143 Img_5151 Img_5149
この他にも朽ち果てたコロンビア国鉄時代の車両もあります。見た感じ、これはいわゆる「寝台車」のように見えました。更に奥には機関庫があり、現在は不定期運行となっている現役で走るSL機関車がこの中にいます。この日は残念ながら現役SL機関車の姿は見えませんでした。
Img_5154 Img_5153 Img_5174
中央駅を8時20分頃に出発した観光列車は約1時間かけて市内北部にあるUsaquen(ウサケン)駅に停車します。中央駅から乗車した人はコロンビア人が大半でしたが、このウサケン駅からは外国人観光客が半数近くを占めていました。
その後、約2時間をかけて一路シパキラへと向かいます。途中に見えるのが右画像にある壁の向こう側の建物、これは「ボゴタ日本人学校」の体育館です。
Img_5157 Img_5159 Img_5155
列車運行中は車内販売の他、何と編成車両の中に「食堂車」もあります。我々は一番乗りでこの食堂車に乗り込みました。私は毎回ツアーの旅にお客様へ食堂車の利用を勧めています。食堂車付きの観光列車は珍しいのでは。ちなみに砂糖入りの甘いコーヒーが一杯約40円、右画像に見られる牛肉入りエンパナーダが一個約60円と、食堂車の料金としては「激安」ではないかと思います。
Img_5165 Img_5167 Img_5166
移動中の車内では鉄道運行会社が催行する「シパキラ岩塩坑道」「ネモコン岩塩坑道」「シパキラ旧市街地区観光」の三つのツアーを別料金で募集販売しています。全てのツアーは駅から各所への移動バス・入場料などが含まれています。今回はシパキラ岩塩坑道ツアーを申し込み、私の日本語によるガイドでご案内しました。

鉄道ファンの方々、コロンビアでの鉄道の旅を体験してみませんか?そして前世紀のSL機関車や客車・中央駅などを是非ともご覧下さい。当社ANDES TOURSは観光列車利用によるシパキラ(岩塩坑道)ツアーを日本語で催行している唯一の旅行会社です。お申込み・ご予約は→こちらから可能です。ご連絡お待ちします。

|

別れの季節

3月は日本では年度末。当地でも任務を終えて帰国される方がいらっしゃいます。数えてみれば私のコロンビア生活も22年になっており、この間相当数の方々をお見送りしました。限られた任期の中で御出張・御旅行の手配御用命によりお付き合いさせて頂きました方々は出来る限り見送るか、せめて御挨拶はするようにしています。

Img_50881 Img_50891 Img_50931

この日、二年・三年の任期を終えて帰国される方々をお見送りしました(日本人の方々のお顔に加工を施しました)この間、数多くの御旅行のお申込みを頂き感謝に堪えない気持ちで一杯です。そんな方々がコロンビアから片道で発たれてしまう・いつもの事ですが出会いがあれば別れもある、それが本当に寂しい思いで一杯です。過去を振り返ってこの記事を書いている間に涙が溢れました(結構涙もろい性格なのです)

このブログでは主にコロンビアの生活状況や国内の観光的見所その他を発信していますが、私の仕事としては当地にお住いの方々のコロンビア国内外ご旅行手配もあります。この日離任された方々の他にもうお一方も任務を終えて帰国の途に就かれます。その間、御旅行を手掛けた国としては北からメキシコ・キューバ・グアテマラ・コスタリカ・パナマ・エクアドル・ペルー・ボリビア・アルゼンチン・チリなど多数に及びました。それも航空券の他、ホテルや現地ツアーなども込みでしたので手配は相当なものになりました。この三年間で私なりに中南米各国とのネットワークを築き上げた結果です。

お一方は世界遺産(遺跡系)が大好きで、メキシコ国内中の遺跡をプライベートガイド付きでくまなく巡りアステカ・マヤの遺跡群を見て回られただけではなく、隣国グアテマラ・ペルーのマチュピチュはもとよりコスタリカやエクアドルでも遺跡を見たいとご希望を頂き、私自身かの国にそんな遺跡があった事すら知らなかったほどです。コスタリカと言えばエコツーリズム、エクアドルと言えばガラパゴス諸島が思い浮かびますが、この国を遺跡観光だけした方は初めてです。

もうお一方はアメリカ・カナダの大陸横断旅行やヨーロッパ、ご友人を伴っての御旅行やご両親がコロンビアに来訪された際のカルタヘナご旅行など、多方面に及んだ御旅行の手配を賜った事をとても光栄に思います。

御夫妻で赴任されていた方々につきましてもコロンビア国内外の御旅行を多数お申込み頂いた事を本当に有り難く感じました。次の御旅行のお申し込みがなく当地を去られた事の現実を受け止めるのにしばらく時間がかかると思います。

更に単身赴任のお一方は度々ご家族様が日本からご来訪されボゴタ市内観光や国内ご旅行手配をお申込み頂き、ご本人様も同様にコロンビア国内・任国外御旅行をお申込み頂いた事、とても感謝しています。

二年・三年かけてお付き合い頂いた方々とのお別れは本当に寂しい思いです。私の仕事は決して完璧ではありませんが、そんな私を頼って御旅行のお申込みを頂いた事への感謝の気持ちで一杯です。Sさん・Jさん・Kさん・Hさん・Uさん、本当に有難うございました。お元気で、日本で幸多き人生となりますように。

|

首都ボゴタの超穴場的観光・展望スポット

一時帰国から戻って一週間が経ち、高地ボゴタでの生活が元に戻りました。当地在住の日本人の方々は少なからず経験されたと思いますが、低地からいきなり標高2,600mのボゴタに来るとしばらくは熟睡出来ず、何となくボーっとした感じになります。酸素濃度が平地の約70%程度まで減少するのですから無理もありません。加えて私の場合は単身生活ですので食材の買い出しや掃除なども一人でこなす必要があり、一週間を経てようやく冷蔵庫の中が満たされ、家の中もそれなりにきれいになりました。

Img_5087 Img_5084 Img_5085

という事で、週末を利用して後日催行するツアーの下見をしてきました。その中の一つが市内中心部にあるビルの最上階です。ここはタイトルにもある「超穴場的観光・展望スポット」で、以前にも当ブログで紹介した事があります。超穴場にふさわしく、最上階は週末・祝日の限られた時間しか一般に開放しておらず、検索サイトを探しても時間や入場料金が記載された公式サイトを見つける事が出来ません。それが故に外国人観光客はおろか、ボゴタ市民にも殆ど知られていない事から「超穴場」と言えます。

Img_5080 Img_5071_2 Img_5079

こちらはボゴタ市内北部方面へ向かって撮影した風景です。首都ボゴタは南北に長い大都会で、現在も北へ北へと発展を続けています。ちなみに展望スポットとして有名なのが標高3,100mの「モンセラーテの丘」です。ここからも勿論市内は見られますが、実は丘から見えるのは市内全体の半分のみで、画像の先にある北部地区はせり出した山に阻まれて見えないのです。その点、このビルからは何の視界的障害なくボゴタ市内を360度完全に見る事が出来ます。

Img_5072 Img_5073 Img_5074

画像は左から、空港がある西部方面、市内南部方面、そして市内中心部です。市内西部については空港へ向かう途中の地域について近年開発が進んでいて、新しい商業エリアの一つになっています。南部はご覧頂くとお分かりの通り、高層ビルが全くありません。ボゴタは市内中心部を起点として中~上流階級は北へ、中から下の階級は南へと完全・且つ明確に住み分けがされている大都会です。南へ行くほど貧困率が高くなり、犯罪も多発しているのでこのエリアに立ち入る事はお勧め出来ません。

市内中心部(ボゴタ発祥の地)については、ここへ来て一部再開発が始まってきています。右画像中央に写っているビルはボゴタで最も高層となりました。

Img_5078 Img_5083 Img_5081

左画像に見える円形の建築物は「闘牛場」です。現在も使用されていて、ボゴタの闘牛シーズンは毎年2月です。本場スペインが厳冬のこの時期、コロンビアへ出稼ぎに来ていた名残でしょう。中画像は前述の標高3,100・モンセラーテの丘頂上付近にある教会、そして右画像はモンセラーテの南にある標高3,200m・グアダルーペの丘頂上にある教会です。このうちグアダルーペの丘に行った事がある当地在住・若しくは観光客の日本人の方は殆どいないのではと思います。この二つの丘も勿論ビル最上階から望む事が出来ます。

ちなみにこの超穴場的観光・展望スポットのビル屋上は週末の夕刻から夜にかけてのみ、カップルや夜景を撮影する人達で混み合います。それ以外の日中は大抵列に並ぶ事なく立ち入れます。この絶景スポットをツアーに入れているのは当社ANDES TOURSがほぼ唯一かと思います。

|

« 2019年2月 | トップページ | 2019年4月 »