コロンビア・ボゴタに日本紹介の発信基地「日本センター」オープン
この度首都ボゴタに日本の文化・伝統その他を紹介する発信基地となる「日本センター(Centro del Japon)」がオープンしました。
日本センターは市内中心部(セントロ)からほど近い「ロス・アンデス大学(Universidad Los Andes)」敷地内にあり、地上三階・地下一階で構成されています。大学敷地内とはいえ一般の方々も自由に出入り可能な造りになっています。
こちらは一階フロア部分です。私はオープンから数日後に訪れました。奥には相談コーナーのような場所が設置されています。
今後のセンターの運用方法についてはこれから決まっていくものと思われます。日本文化の紹介や日本語教室、そしてイベントなどが行われる事でしょう。現在はコロンビアへの移住の歴史をパネル写真や当時の品々の展示で紹介しています。ちなみにコロンビアへの移住が正式に始まったのは1929年からでした。
二階部分には戦前・戦後当時使用されていた品々や新聞その他が展示されていました。その中で私が最も興味深く・且つ感慨深く拝見したのが左画像のパスポートです。これは1935年(昭和10)・戦前に発行されたものです。
私の祖父が生前外務省在籍時、若き外交官として1929年(昭和4)にブラジルへ渡り、在サンパウロ日本総領事館で移住領事業務兼ポルトガル語通訳官(長崎出身でした)をしていた当時のパスポート(一般旅券)はこのようなデザインだったのかとしばし感慨に浸りました。
地下部分には着席人数で約100名収容可能なサロンがあります。この日は何かの講義を行っていました。今後この日本センターを通じて多くのコロンビア人の方々に「日本」を知って頂ければと願っています。
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