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2018年11月

2018年11月のボゴタ市内アテンド(2)

先日のトラベルジャーナリストの方に続き、女性のお客様のアテンドでした。

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今回は正確に言えば「再会」です。先日ご案内しました「JTBプラチナム」にて来訪された方でコロンビアを気に入って頂き、案内も良かったという事で再び来訪頂きました。プラチナムのお客様ですから移動は最低でもビジネスクラス、各地のホテルはAランク、そして観光中は常に専属ガイドが付くという、完全オーダーメイドの個人旅行でした。ただ、実際にはとても和気あいあいとした雰囲気で、私の方が年上だったので兄・妹のような感じで接しました。

二度目のコロンビア国内旅行は首都ボゴタの他、サン・アンドレス島とカルタヘナ(再訪)を巡られ、特にカルタヘナで宿泊頂いたホテルは素晴らしいと絶賛されていました。

ボゴタでは前回ご案内しなかった「サンフランシスコ教会」の他数ヵ所をご案内、ボテロ博物館はご本人の希望もあり再び訪れ、フェルナンド・ボテロの作品を一点ずつじっくりと鑑賞されました。

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こちらは「ボゴタ発祥の地」及び付近で見かけた「グラフィティ」の数々です。特に左の作品はボゴタ市内に無数に描かれているグラフィティの中でも最高傑作品として有名なものです。そして右の作品はアマゾンの先住民とリス猿です。

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旧市街地区観光を終えて最後に立ち寄ったのが、コロンビア国内で最も格式のある「コロン劇場」です。コロンブスのアメリカ大陸到達400年を記念して建設された劇場で、1892年の完成当初は「国立劇場」でした。その名の通り内部はイタリア様式の豪華な造りです。ここは前回ご案内しなかったので、劇場見学ツアーをご案内しました。撮影した場所は大統領が着席する「貴賓席」からです。

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劇場内部を隅々まで見学出来るこのツアー、案内は全てスペイン語で途中で区切らず一気に説明する為、日本語に訳してご案内するタイミングがなく概要のみの説明でしたが、この豪華な内部をご覧頂いただけでも満足されたようです。

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この日は夜からコロンビア国立交響楽団のコンサートがあった為、舞台上にセットされた状態で見学が出来ました。このコロン劇場、収容人数は約750名前後、取り囲むように設けられた区画は70以上に及びます。まさにコロンビア国内最高の劇場です。

再会となった今回のJTBプラチナム個人旅行、無事全行程を終えました。前述の通りお客様という立場を超えて妹のように接する事が出来、とても嬉しかったです。三回目はさすがにないでしょうとの事でしたが、私個人的にはトランジットでも良いので是非とも再びコロンビアに来て頂きたいと強く思った方でした。

昨今ガイドをさせて頂く機会が増えてきました。内容も観光・業務渡航その他色々です。観光ガイドに関しては圧倒的にFIT (Foreign Independent Tour)と呼ばれる個人旅行のガイドが多いです。たまに他社からいわゆる団体ツアーのガイドだけを頼まれる事はありますが、私は正直団体パッケージツアーのガイドはあまり好みません。少人数のお客様に私自身がコロンビア国内旅行の企画からガイドまでを一貫して行う事で、お客様により直接接したツアーを催行出来るのが理由の一つです。少しずつですがコロンビアを観光で訪れる方が増えてきている事を喜ばしく思います。

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JTBプラチナムで南米コロンビアへのご旅行を優雅に

いきなり話が脱線します 先日の侍ジャパンアテンドから何もしていませんでしたが、自分の仕事を評価して頂き、相当額の代金も入金された事から、ふと思い立って「一人打ち上げ」をしました。

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私は普段家で酒を飲む事は滅多にありません。家に帰れば自ら夕食の準備をし、ご飯に味噌汁・おかず類を作ってしっかりと食べます。その為前回いつ酒を飲んだか覚えていないほど久しぶりでした。たまに日本その他から来訪されるお客様と共に夕食をレストランで取る事はありますが、私は仕事中という事もあり酒は一滴も飲みません。そんな日々で久しぶりに自宅で酒を飲みました。

私は在留邦人の中でも下層に位置していますので、まず夜に誘われる事はありません。一人晩酌は気ままで、基本は「日本酒党」です。晩酌の最低量は二合くらいですね。この日は以前当地を訪れた取引先の方から頂いた日本酒をついに開け、中央市場で大根が手に入ったので鶏肉と共に煮付けてみました。

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という事でやっと本題です 今週も日本からのお客様をお迎えしています。この方は今年1月にコロンビア国内(アマゾン、グアタペ&ペニョール、カルタヘナ)をご旅行されましたが、その際のアテンドが良かった事、コロンビア国内をもっとじっくりと観光されたいという希望から再訪頂き、嬉しい再会となりました。

前回・そして今回、お客様が申し込まれたのが大手旅行会社JTB取り扱いの中での最上位に近い「JTBプラチナム」です。御旅程をご自身で自由に決める事が出来、航空券はファースト・ビジネスクラス御利用・ホテルは各地でAランク、そして滞在中専属ガイドが全ての観光先に同行します。団体ツアーとは異なる、完全プライベートツアーがこの「JTBプラチナム」です。

「前回1月のアテンドで高評価を頂いた事からのコロンビア再訪」という事でJTBプラチナムからオーダーを頂き、とても嬉しく思います。実際の所、再会した折にはお客様という立場を超えてとても和気あいあいとした雰囲気からスタートしています。

「完全オーダーメードで南米コロンビアへ優雅な旅」をJTBプラチナムでお申し込み下さい。WEBパンフレットは→こちら

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2018年11月のボゴタ市内アテンド(1)

しばらく記事投稿が滞りました。いわゆる「侍ジャパンロス」ですね 記事を書く気力がありませんでした。15日間早朝から夜まで侍ジャパンの皆さんと共にし、現場は体育会系のようなきびきびとした動きが求められた為、長時間働き続けて疲労が蓄積した所に現地バランキージャと首都ボゴタとの気温差・高低差が重なって体調を崩しました。現在は良くなってきています。この記事を書いている時点では日米野球開催中で侍ジャパンが二連勝・試合映像を見た所、稲葉監督の他バランキージャで共にしたスタッフの方々の姿がありました。

繰り返しになりますが、15日間本来の業務が出来なかった事で多方面に御迷惑をお掛けし、中には失った商機もありました。それでも侍ジャパンの皆さんと共に過ごせた事が自分にとっては人生の財産になりました。

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という事で、11月は本来の業務をこなす日々が続きます。当地在住の日本人の方々から続々と年末年始のご旅行お申し込みを頂いており、日々手配調整が続いています。加えて今月は立て続けに三組の日本人の方々をお迎えします。二組目と三組目の方々の間は中一日という、自分にとっても驚きのスケジュールです。その一組目は世界を飛び回るトラベルジャーナリストの女性+お一人でした(お名前は記事投稿後にご紹介します)以前からコロンビアが気になっていたとの事で、メキシコへの取材旅行の後にコロンビアを訪問され、私がガイドを承りました。

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世界中を飛び回って取材をされているこの方にとってコロンビアは初訪問・今回はメデジン郊外にあるペニョールの巨岩+グアタペ、そして首都ボゴタを精力的に巡られました。ご帰国後はコロンビアに関する記事を執筆されるとの事で、旅行業界のプロとしての視点からどのようにコロンビアを紹介して頂けるか、とても楽しみにしています。

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昼食はコロンビア伝統料理を提供しました。コロンビアを「食」の面からも紹介されたいとの事で、こちらも楽しみにしています。

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加えてコーヒー好きとの事でしたので、旧市街地区にある昨今注目の人気カフェに立ち寄りました。右画像はコロンビア国内13の産地別の豆から4種類を選択して飲み比べる事が出来るメニューです。値段はたっぷり四杯分(全部飲めなかった)で約1,000円でした。飲み比べてみると本当にそれぞれ味が全く異なるのがはっきりと分かりました。

コロンビアについてどのような印象を持たれ、どのような記事を書かれるのか楽しみにしています。

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侍ジャパン惜しくも連覇を逃す、それでも彼らはサムライだった

予選ラウンド・そしてスーパーラウンドを全勝で突破し決勝に臨んだ我が侍ジャパンでした。

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決勝の相手は予選ラウンドで快勝したメキシコでした。前回大会でも勝利しており、侍ジャパンにとっては負けられない相手でした。しかしこの日の侍ジャパンはそれまで8試合で比較的好調だった打線がメキシコの投手を全く打てず、9回まで一安打に抑え込まれました。対するメキシコはヒットを打つものの侍ジャパン守備陣の好守やファインプレーに阻まれ、結局9回を終えて両チームともに無得点、勝負は「タイブレーク(無死一二塁のからの攻撃を設定)」に持ち込まれました。

タイブレークでそれまでの数試合できっちりと仕事をしてきた成田投手(ロッテ)がついに打たれ二失点、これでかなり厳しくなりました。対する侍ジャパンは内野ゴロの間に一点を返し、二死満塁であと一本が出れば同点という場面で一点が取れず、ついに決勝戦でこの大会唯一の一敗・それが連覇を逃す準優勝となりました。

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連覇を目指してひたすら勝ちにこだわってきた我が侍ジャパンでしたので、敗戦後は全員が茫然自失となりました。それでも彼らは決勝戦・最後の最後まで「サムライ」でした。観客全員、白熱した試合に満足された事と思います。私は今回のU23ワールドカップの為に過去最長に近い15日間首都ボゴタを離れ長期出張し、稲葉監督以下約40名のスタッフ・選手達と共に過ごしました。私も優勝を信じてこの決勝戦に臨みましたので、敗戦の瞬間・そしてブログ記事を書いている今もやり切れない思いです。

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余談ですが今回のワールドカップに臨むにあたり、侍ジャパン選手達の活力源となった秘策の一つが「ご飯」でした。役員の方が日本から10合炊きの炊飯器を持ち込み、私は首都ボゴタからカリフォルニア米100kgを発送して選手の皆さんが三食ご飯を食べられるような環境を作りました。これについては稲葉監督以下皆さんから感謝されました。選手の方々も異国の地で炊きたてご飯を食べられると喜んでいました。

私の日々の仕事の一つが「炊飯担当」でした。普段8合・10合などというご飯を炊く事はありませんので、上手く炊けたか釜を開ける瞬間に妙な緊張感があったのが今では良い思い出です。

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今回、私は侍ジャパンから応援用ユニフォームを頂戴しました。そして大会終了後、日本から遠路持ち込まれた大量の練習球は開催地バランキージャで野球指導隊員として活動されているJICA(国際協力機構)青年海外協力隊員の方を通じて、野球少年達に寄贈されました。さすがサムライ達です。

今回、15日間首都ボゴタを離れて40名近いチーム侍ジャパンの方々と寝食を共にし、8試合は勝利して皆さんと共に喜び合いました。この間私自身の本来の業務は殆ど手が付けられず、各方面に御迷惑をかけてしまいました。それにより失ったものもありましたが、それにも増して侍ジャパンの方々と共に過ごせたのは私にとって良い思い出になりました。

宿泊ホテル数十室×13泊、加えて専用バンやトラックを期間中借り上げるなどした為、手配金額としてはかなりのものになりました。それより彼らと共に過ごせた事が私にとっては大きな喜びでした。有難う、サムライ達!

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