現在世界一周クルーズ中の客船「飛鳥II」(50,000t)が6月7日、カルタヘナ港に寄港しました。私はこの日の為に日本で二回・カルタヘナで三回の打ち合わせを行い、自分としては万全の態勢で臨みました。
カルタヘナ港に姿を現した飛鳥IIです。今回の世界一周クルーズでは約700名の乗客の方々が南米大陸では唯一の寄港地であるカルタヘナに上陸され、世界遺産の旧市街地区などを観光されました。
今回の飛鳥IIカルタヘナ寄港時にあたっては、私が乗客の方々の上陸時観光ツアー手配等の総責任者として一切を承りました。700名に及ぶ乗客の方々のツアーですので、手配したバスは総計30台・観光馬車も同じく30台に及び、各ツアー毎に付けた英語ガイドに加えて首都ボゴタ他から12名の日本語スタッフを招集し、この日に臨みました。業務開始前に円陣を組んで気合を入れてからのスタートでした。
乗客の方々の下船時にはコロンビアの伝統舞踊団や、頭に各種フルーツを乗せた"パレンケーラ"(パレンケ村出身・アフリカ奴隷の末裔の女性)達が出迎え、歓迎ムードに包まれました。
また、コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)直営のカフェ・Juan Valdez(ファン・バルデス)の特設店舗もオープンし、店内はお客様で一杯となりました。コーヒー関連の売り上げも良かったようです。
更には特設ステージが開設され、ここでも民族舞踊団のショーやパレンケーラ達の披露があり、首都ボゴタから森下敬一郎・在コロンビア日本大使も駆け付け、乗客の皆様にご挨拶をされました。
港内にある特設店舗にも多くの乗客の方々の姿があり、盛況でした。一部の商品は早々に品切れとなるなど、売り上げも上々だったようです。コロンビアの民芸品の他、エメラルドや伝統食品その他、多くの品々を買い求める方々の姿がありました。
私は今回、5つのツアー・そして港と旧市街を結ぶシャトルバス、加えて日本語アシスタントを束ねる総責任者としてカルタヘナ港に常駐していましたので他の場所の画像はありません。この日のツアーでは「サン・フェリペ要塞」「時計門」「税関広場」「ボベダス民芸品市場」などに多くの日本人乗客の姿があり、約110名様は30台の観光馬車により旧市街地区を巡りました(上記の画像は別の日に撮影したものです)
この日の全てのツアーは大きなトラブルもなく全て成功のうちに終了しました。飛鳥II出航時には日本語スタッフ(チームANDES TOURS)全員で日の丸の小旗を振って見送りをしました。実はこの事は飛鳥II側には事前には全く知らせておらず、私の発案・サプライズでした。事実は分かりませんが、飛鳥II世界一周クルーズで日本(横浜・神戸)以外で日の丸旗を振って見送られた寄港地はかなり少ないのではないかと思います。
我々の姿に気が付いたのか、まずはブリッジ(操舵室)のクルー(乗員)の方が特製の「大きな手」を振って応えられ、次に上陸ツアー担当の方々も応えてくれました。その後船内放送により見送る我々の事が紹介され(我々にも聞こえました)、直後より船上・そして客室のデッキから多くの乗客の方々が我々に向かって手を振って頂きました。これには我々一同、とても感動しました。私の発案によるサプライズでしたが、とても素晴らしい結果となりました。ちなみに当日のツアーの様子と見送りをした我々を撮影して頂いた方のブログが→こちら
2018年の飛鳥II世界一周クルーズ・カルタヘナ寄港ツアーはとても良い結果となりました。招集しました12名の日本語スタッフの方々に、この場を持ちましてお礼の言葉を述べたいと思います。また、この日の為に何度も打ち合わせを重ねた結果、大きなトラブルもなく全手配を遂行出来た事は、総責任者としてとても誇らしい事だと思っています。
前回のカルタヘナ寄港時ツアーの事をご存じの添乗員・関係者の方々からお話を伺った所、使用したバス・観光馬車のオペレーションなど、前回に比べてとても良かったとお褒めの言葉を頂きました。今回初めて当方(ANDES TOURS)が飛鳥II・カルタヘナ寄港時ツアー手配を一手に引き受け、良い結果により終了した事でホッとしました。
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