« 2018年2月 | トップページ | 2018年4月 »

2018年3月

ブログ「南米コロンビア・雲と星が近い町から」開設10年記念投稿

当ブログを開設し初投稿からちょうど10年が経ちました。今回は記念投稿という事で長文となります。予めご了承下さい。

それまでのホームページに代わる手段として当ブログ「南米コロンビア・雲と星が近い町から」を開設したのが2008年3月30日。それからちょうど10年が経ちました。南米コロンビアに関するブログはこれまで多数開設された中で出ては消え、又は情報として疑問がある内容のブログもある中で10年間タイトルを変えず、複数のカテゴリーや多くの画像を用いて600回を超える投稿を続けているのは唯一当ブログのみです。

Img_2495 Img_2648 Img_2596

私の本業は旅行・観光業であり、現在は南米コロンビアで唯一の日本人旅行業関係者という立場です。自らの個人旅行・そしてガイド業務時に各地を訪問・撮影した画像を元に、日本人の皆様に初めて紹介したコロンビアの観光地も多々あります。例えば上記画像のグアヒラ半島に生息しているフラミンゴや先住民達などを初めて詳細にわたって紹介したのが当ブログです。

Img_1213 Img_1291 Img_1393

コロンビアにもアマゾン地帯があり、ペルー・ブラジルとの三国国境地帯である事などを「旅行業のプロ」の視点から画像を交えて詳細にわたって紹介したのも当ブログが唯一です。

私は当地コロンビアにおいて20年以上旅行業に従事しており、一貫して「観光地としてのコロンビアの魅力」を発信し続けています。途中素人さんがこの業界に立ち入ってきた事もありましたが、南米コロンビア唯一の日本人旅行業関係者として今後もこの国の魅力を発信し続けていく事に変わりありません。看板だけを掲げてコロンビアの情報を全く発信しないという無責任な行動は私自身のポリシーとして許さないという心づもりです。

Img_4188 Img_4199 Img_4186

この10年で私にとって大きく変わったものの一つが「第二の仕事場」とも言える「ボゴタ空港」です。画像は現在の新ターミナルが完成するまで約半世紀にわたって「コロンビアの空の玄関口」であったボゴタ空港メインターミナルです。正面の建物から左側が国際線、右側が国内線ターミナルでした。まるで地方都市の空港に見えますが、これがつい数年前まで首都国際空港ターミナルでした。こんな小さなターミナルを年間2,000万人以上の旅客が利用していたのですから、末期は完全にパンクしていました。現在コロンビア在住でこのターミナルをご存じない方は、あまりの小ささに驚かれる事でしょう。

Img_2764 Img_2778 Img_2787

そしてこちらが現在のターミナルです。旧ターミナルと比較すると規模がおよそ10倍(?)近くに拡大しました。ボゴタ空港の年間利用客数は南米ではサンパウロに次いで二位、中南米全体でもメキシコシティに次いで第三位という規模です。それに見合うターミナルに生まれ変わりました。

Img_3342 Img_3341 Img_3345

当ブログではコロンビアに関する様々な情報を発信し続けている中、変わった内容の一つが「日本食材」です。私は当地コロンビアにおける日本食事情を劇的に変化させた「功労者」だと自負しています。

それまで首都ボゴタにおける日本食材流通量は決して豊富ではありませんでした。その中で私の顧客として付き合い始めた魚介類・日本食材輸入販売業者の「Hipermar」に働きかけ、初めて輸入・販売を実現させたのが左画像の「納豆」です。

この話は既にかなり多くの方々に紹介しています。アメリカの業者から話を受けてHipermarに納豆の輸入・販売を持ち掛けたのですが「Natto?何だそれは?」とHipermar側は当初全く乗り気ではありませんでした。それを散々説得し「売れなければ自分が全量買い取る」と断言して試験的に輸入・販売開始したのが2016年11月。販売初日から数日間はあまりの売れ行きに店員が半ばパニックとなり、社長から「すごい事になっている」と一報を受けた事を覚えています。今や日本食材では大ヒット商品となっていて、ラテンアメリカ諸国では最も安い金額(三パック入りで約US$3前後)で提供しています。

この他にも「赤みそ・白みそ」「冷凍生うどん」「ちくわ」「かまぼこ」「生ラーメン各種」「生麺焼きそば」その他多数の食材の輸入・販売を勧めました。味噌もそれまでは中国製のものばかりでしたが、「日本の味噌の方が絶対売れる!」と強く主張して輸入させた結果は・・・ドンピシャです。

Img_3339 Img_3340 Img_3337

日本のお菓子・スイーツ系も当地ボゴタで手に入るようになりました。「ポッキー」もやはりHipermar側は当初「何それ?」でしたし、一部の日本人の方々も当地で売れるか懐疑的な意見でしたが、いざ販売させてみると初回輸入分約300箱はたった一週間で完売でした。「日本の味」が当地では受け入れられている事を実感しています。最新商品は右画像の「どら焼きです。この他、近日「ロッテ雪見だいふく」が1,000箱単位で上陸する予定です(現在販売しているアメリカ製のMochiアイスは当方無関係)

当地ボゴタにおける日本食材等は昨今かなり充実してきているのではと思います。

Img_3069 Img_3062 Img_3071

コロンビアの話とは全く無関係ですが、投稿記事の中には日本へ一時帰国した際のものもあります。南米大陸最北端のコロンビアと日本、そう頻繁に里帰りする事は出来ませんので、帰ればやはり嬉しいです。私は伊勢・そして伊勢神宮を「聖地」と公言してはばかりません。コロンビアで20年以上働き続けられているのは天照大御神のお陰です。

Img_8243 Img_8326 Img_8344

また、義弟(左画像・右)機長の便に同乗して羽田~鹿児島間を往復した事もありました。車の同乗ではなく飛行機の同乗で身内がその便の機長というのはあまりない体験かと思います。義弟は昨年末の成田~メキシコシティ線の乗務によりANAのボーイング787による国内・国際線全路線の乗務を達成したとの事で、次回以降の一時帰国の際にチャンスがあればまた同乗したいと思っています。

Img_3497 Img_3511 Foto0141

話がそれました。10年にわたる投稿の中で思い出深い記事の一つが2014年7月の安倍首相コロンビア公式訪問です。私はコロンビアにおける唯一の日本人旅行業者として民間ミッションの受け入れ手配を問題なく遂行し、某筋からお褒めの言葉を頂いた事をとても誇りに思っています。正直「また次も」はかなり厳しい、緊張とプレッシャーがすごかった三日間でした。

10年にわたる当ブログの投稿は読み返すと既に情報として古いものもあります。その中で自分自身を褒めたいのは、やはり10年間継続して投稿し続けている事・そして南米コロンビアに関するブログとしては唯一・且つ一番内容が豊富であるという事は確信しています。正直な所、次の10年後に当ブログが存在しているか、そして記事を投稿し続けているかは自分にも分かりません。ただ、何にしても南米コロンビアに関する情報は引き続き投稿し続けていきたいと思っています。

|

南米コロンビア・観光地として注目の兆し

今週は日本から添乗員を含む観光ツアー団体のお客様をお迎えしました。一団体としてはここ数ヶ月では最も多い人数でした。

Img_33291 Img_33301 Img_33321

今回のツアーではボゴタ及び近郊のコーヒー農園・そしてシパキラ岩塩坑道などをご案内しました。その間ずっとガイド業務を行っていましたが、業務優先で結局撮影したのは民芸品マーケットとボゴタ空港でのみでした。

現在コロンビア国内は雨期に入りつつありますが、皆様ご滞在中は幸運にも全く雨にたたられる事無く、全ての日程を無事終了しました。

Img_3333 Img_3335 Img_3336

こちらはコロンビア滞在最終日、航空会社のチェックインを終えて出国審査場へ向かう皆様です。かなりの大人数でしたので何かあっては大変でしたが、トラブルなど全くなく全ての旅程を終えてホッとしました。皆様もコロンビアについて事前のイメージとは異なる印象を持たれた事と思います。

Img_3328 Img_3325

こちらは「小料理あらい」特製おにぎりです。今回のツアー団体の為にせっせと「22個」用意しました。 ただのおにぎりと異なるのは日本で調達した「のりフィルム」を使用する事で、コンビニおにぎりのようにおにぎりと海苔が分かれ、食感がパリパリとしたものになります。こちらは事前にリクエストを頂ければお作りします。このようなサービスを提供しているのはコロンビア国内では私がガイドをするツアーだけです。

お客様からは「コロンビアにもコンビニがあるんですか?」と聞かれました。確かにコンビニはありますが、さすがにおにぎりは売っていません coldsweats01coldsweats01

私は現在南米コロンビアで唯一の日本人旅行・観光業関係者という事でいわば独占状態にありますが、決して驕る事なく日々サービスの向上を目指しています。昨年あたりからコロンビアへの日本人観光客の方々をお迎えする機会・人数共に増えてきており、ほぼ間違いなく注目の兆しがある事を実感しています。

|

クルーズ船寄港地・カルタヘナ出張

コロンビア・カルタヘナと言えばカリブ海沿いの古都であり、世界遺産の町でもあります。その他に日本人の方々にはあまり知られていないのが「クルーズ船寄港地」としての町です。このカルタヘナには年間を通じて非常に多くのクルーズ船が寄港します。そんなカルタヘナに日帰り出張してきました。

Img_3172 Img_3171 Img_3178

カルタヘナへの着陸直前に機内からクルーズ船を見る事が出来ました。後から知りましたがこの船はドイツから来訪したものでした。右画像は年間を通じて非常に多くのクルーズ船が寄港するカルタヘナ港です。

Img_3221 Img_3202 Img_3223

ここは「ボベダス」と呼ばれている民芸品市場です。その昔は武器・弾薬庫、そして一時は刑務所としても使用されました。23の区画があり、中には民芸品店などが軒を連ねています。クルーズ船運航会社が主催するツアーではほぼ全てこのボベダスを拠点とします。上空から見えたドイツのクルーズ船乗客の団体と鉢合わせになりました。

Img_3197 Img_3200 Img_3201

ここは23の区画の一つ「闘牛博物館(Museo Taurino)」です。 博物館というよりもちょっとしたカフェのような空間です。

Img_3226 Img_3229 Img_3230

ボベダスにしばらくいた所、ちょうど他のグループ向けの観光馬車による旧市街地区巡りツアーに遭遇しました。観光馬車は通常夕方から夜にかけて運行するのですが、このようにクルーズ船乗客向けツアーとしてチャーターされる事もあります。この日カルタヘナ港に接岸したのはドイツのクルーズ船だけだったようです。

Img_3216 Img_3217 Img_3218

ボベダスの前・そして旧市街地区の中にはコロンビア特産のエメラルド製品を販売している店舗が数多くあります。客の大半はクルーズ船乗客ではないかと思います。

Img_3235 Img_3238 Img_3243

別の場所に移動した所、またしても馬車ツアーに遭遇しました。何台チャーターしたのか分かりませんでしたが、おそらく相当数借り切った筈です。旧市街の小道・そして右画像は通称「馬車広場(かつてはここが馬車の発着地でここで客待ちをして乗せていました)」と時計門を通過していきました。

Img_3260 Img_3262 Img_3276

今回は観光ではなく日帰り出張だった為にカルタヘナ滞在時間が限られ、その間に慌ただしく昼食を取りました。この店は私が手配するカルタヘナツアーで日本人の方々を御案内している所です。カルタヘナと言えばカリブ海が目の前にありますから当然シーフードという事で、いわゆるセットメニュー(スープ・1プレートのメイン)を注文しました。ジュースは「コロソ(Corozo) 」と呼ばれるカリブ海地域でよく見かける赤い実を使ったものです。このコロソジュースは首都ボゴタで飲む事はまず不可能です。

そして午後からは新市街・ビーチ地区に移動して業務を行いました。右画像に見える高層の建物は、左が現時点でカルタヘナ最高級のホテル・ハイアットリージェンシー、右がコロンビア資本のホテルチェーンEstelar(エステラール)グループのホテルEstelar Cartagenaです。今回は短い滞在時間でしたが、非常に有意義な出張となりました。

Img_3309 Img_3315 Img_3317

ここからは「おまけ」の投稿です。業務を終えてボゴタへの帰路の画像です。予め得ていた情報では、Avianca航空のボゴタへのフライトは「ボーイング787」による運航という事で楽しみにしていたのですが、いざ搭乗という事で目の前に現れたのはB787ではなく二発エンジンの「エアバスA330」あれれ???という感じでした。エアバスA330も長距離線用として使用されています。ビジネスクラスのシートは・・・うーん、「普通」ですね。日系航空会社では10年以上前に使用していた長距離線用シートといった感じです。

そして夕刻のカルタヘナから無事飛び立ちました。右画像を拡大すると青い機体が見えます。ちょうどKLMオランダ航空が駐機中でした。KLMはアムステルダム~ボゴタ~カルタヘナというトライアングルルートで運航しています(2018年3月現在)

|

コロンビアで先住民族に会おう!

TBSで17日に放映された「世界ふしぎ発見!」はコロンビアの先住民族と黄金文化でした。昨今コロンビアを題材に放映された番組の中では一番まともだったような気がします。

Img_1573 Img_1570 Img_1572

左画像は番組のキーワードにもなった「エル・ドラド(黄金の男)」の全身想像図です。Cacique(カシケ)と呼ばれた先住民族の部落の王が全身に金製品をまとっていた想像図です。ここから「エル・ドラド」の伝説が生まれました。

中・右画像は番組中に現地の先住民の男性が手に持っていた「Poporo(ポポロ)」と呼ばれる壺です。これは金で出来ていていずれも上に穴が開いています。ここから砕いた貝殻とコカの葉を詰め、金の棒で突いて先に付着したものを舌に乗せて飲み込むと幻想の世界・いわゆるトリップした状態になったのです。つまりはコカインの原型ですね。

今回紹介された先住民族は標高5,000m超の雪山・シエラネバダの麓に住んでいるタイロナ族・若しくはコギ(Kogi)族です。コギ族が住んでいる地域には「Ciudad Perdida(失われた都市)」という一角もあります。そこはペルー・マチュピチュによく似た場所です。今回紹介された事で「あの場所に行ってみたい」「あの先住民族に会いたい」と思った方もいるかもしれません。しかし、現地へ行くには拠点となる町・サンタマルタから車やバイク・馬やロバなどを使って何日もかかりますので容易ではありません。

Img_2443 Img_2595 Img_2642

コギ族の集落へ行くのは容易ではありませんが、シエラネバダの周辺にはこの他にもArhuaco(アルアコ)族やWayuu(ワユー)族など、多くの先住民達の姿を見る事が出来ます。このうち、最大の先住民族が以前ご紹介したグアヒラ県に多く住むWayuu族です。グアヒラ県都・リオアチャまでは空路約1.5時間、現地に着けばすぐにWayuuの人々に出会う事が出来ます。

Img_1345 Img_1349 Img_1439

首都ボゴタから空路約2時間、ブラジル・ペルーとの国境エリアのアマゾン川流域にも未だ多くの先住民族の人達が暮らしています。普段は洋服を着ている人々が多いですが、顔立ちは紛れもなく先住民です。アマゾンツアーの拠点となるレティシアからボートを使った日帰りツアーを利用すれば、容易に先住民の人々に会う事が出来ます。

今回の番組放映で日本では全くと言えるほど知られていないコロンビアの先住民族と黄金文化を知って頂けた事と思います。コロンビアは紛れもなく「先住民族の宝庫」でもあります。

|

TBS・3月17日(土)9:00PM放送「世界ふしぎ発見!」はコロンビア

タイトル通り、3月17日(土)9:00PM放送の「世界ふしぎ発見!」は「コロンビア」を紹介します。予告編は下記のサイトをクリックして下さい(3月17日まで)
Img_2869Img_2865
 
コロンビアと言えば「エル・ドラド」(黄金・若しくは黄金郷)の語源となった場所です。どのような内容なのか楽しみです。

|

続々と日本人の方々をお迎え中

あまりにも忙しく、投稿するタイミングを逸していました。この週末は一息ついた感があります。出張一時帰国から戻った直後から観光・商用・ミッションなど様々な目的で来訪された日本人の方々をお迎えしました。

Img_3159 Img_3164 Img_3162

左は2月末に首都ボゴタで開催された「コロンビア旅行博覧会」に日本から来訪された取引先の方から頂いた「みりん(左)」「日本酒(右)」です。ガラス瓶ですのでずっしりと来ました。日本酒の方は特別な機会に飲みたいと思います。本みりんは・・・私が「小料理あらい」で度々使っている事を知ってのものでしょう。大事に使っていきます。

中・右画像は観光で来訪されたお客様から頂いたものです。特に右画像は当地ご滞在最終日に「あとは日本に帰るだけだから」と、どっさり頂いたものです。これでも少しだけ消費した残りです。私はカップ麺やインスタント袋麺は「体に悪いもの」として普段はまず食べませんが、先日数日間帰宅が夜遅くなり食事が作れなかった際、緊急措置的に頂きました coldsweats01

その前にグループのお客様から頂いた大量のレトルト食品に、更にこれらが加わって一人では消費し切れない状態ですcoldsweats01coldsweats01 「日本食スーパー・あらい」を臨時開業しようかと。。。

Img_20180305_073702457_hdr1 Img_20180305_073723541_hdr1

こちらはコロンビア視察ミッションを受け入れた際、セミナーを行ったホテル会議室から見えたボゴタ市内北部の風景です。このミッション受け入れではホテル予約・市内移動・朝食を除く全食事場所予約その他、いわゆる「ロジ周り」をかなり入念に行った結果、成功裏に終わる事が出来ました。観光団体とは異なり、ミッションの受け入れは綿密なスケジュールに基づく手配が必要な為、結構気が張りますが無事に終わって何よりでした。

Img_20180306_120201986 Img_20180305_1323295671

左画像はミッション一行を御案内した昼食レストランで撮影したものです。予約は私の名前で確かに入っていましたが、店内に先入りしてテーブルに到着すると私の名前が書かれたプレートがあり、嬉しいのか恥ずかしいのかよく分からない気分でした coldsweats01

そして右画像は一行とは別行動で日本からの添乗員の方と取った昼食の品です。「パタコン」と呼ばれる揚げバナナを潰して広げたものがベースになっています。その大きさは女性の顔程もあり、この上にチーズやチョリソ・アボカトペーストその他が盛られていました。これもコロンビア料理の一つと言えばそうかもしれません。ちなみにとてもではありませんが完食は出来ませんでした。

今月は更に多くの日本人の方々をお迎えします。その為投稿が再び滞る可能性もありますが、ぼちぼちアップしていきたいと思います。

|

« 2018年2月 | トップページ | 2018年4月 »