南米大陸最北端・グアヒラ半島(1)
12月最初の三連休を利用して、Guajira(グアヒラ)県を訪問しました。このグアヒラ県は大半が半島状になっていて、ここはコロンビア・そして南米大陸最北端の地でもあります。
グアヒラ県都Riohacha(リオアチャ)へは首都ボゴタから空路約1時間40分ほどです。リオアチャへ近づく際、一旦カリブ海へ抜けた後に旋回して着陸態勢に入るのですが、驚いたのは沖合の海の美しさでした。カリブ海沿いの町といえば世界遺産で有名な「カルタヘナ」には何度も降り立っていますが、沖合の海はここまで美しくはありません。
リオアチャ空港に降り立つと「フラミンゴ」がお迎えです。なぜフラミンゴなのか、それは後でご説明します。そして中・右画像は最終日に出発フロア側で撮影したものです。中画像はグアヒラ県に多数いる先住民族・Wayuuの文字です。何が書いてあるのかさっぱり分かりませんでした。そして右がスペイン語による表記です。どうやら両方とも同じ表記で「リオアチャ・パディージャ提督国際空港」という意味です。
リオアチャの町は空港からタクシーで約10分(2017年12月現在10,000コロンビアペソ)程度でとても近く、町はひなびた所です。
海岸に沿った町のメインストリート沿いには朝から夜まで前述のWayuu族の女性が編む手提げバッグ(Mochila)が所狭しと並べられます。民芸品好きにはたまらない光景ではないかと思います。右の女性がWayuu族の方です。女性はマンタ(マント)と呼ばれる独特の衣装を身にまとい、肩掛けバッグその他を編んでいます。
こちらもWayuu族女性手編みの品々です。私がなぜこのグアヒラ半島に赴いたか、それは先日の日本一時帰国時に東京のProcolombia(コロンビア貿易投資観光促進機構)事務所にご挨拶に伺ったのですが、その際「日本の方々にグアヒラを紹介したい」という話が出され、拝見した画像があまりにも素晴らしかった為、衝動的に現地視察を決めたというのが経緯です。今回のグアヒラ旅行は本当に「即決」でした。
観光でコロンビアを訪れる日本人の方々は昨年・今年と飛躍的に増加している事を私自身実感しているのですが、その中での「南米・そしてコロンビアの新しい観光スポット」として是非ともこの南米大陸最北端のグアヒラ半島を日本人の方々に紹介したく、今回投稿します。
こちらは今回宿泊したホテル最上階から撮影した画像です。左画像の見えるのがグアヒラ半島です。これをずっと行った先には砂漠地帯があり、最果ては南米大陸最北端です。中画像は海岸・そして海に突き出た桟橋です。撮影したのが早朝だった為、光線の具合で画像が今一つでしたが、これが日中ともなると海岸はとても美しい姿を見せていました。
グアヒラ半島で獲れる魚介類の代表的なものが小ぶりのPargo(鯛)、Sierra(サワラ)、Camaron(エビ)などです。今回の滞在中に食べたのはこれらの魚介類ばかりで、結局肉の類は一度も口にしませんでした。
左はリオアチャ近郊で食べた鯛の素揚げです。添えられているのは干しブドウ入りのココナッツライスとパタコンと呼ばれている揚げバナナです。中画像は同じ鯛のいわゆる煮付けです。海岸地方で煮付け料理はなかなか珍しいのですが、美味しかったです。そして右がケチャップたっぷりのエビピラフです。画像ではよく判りにくいですが、実はこの中に相当数のエビが埋まっていて、総量の半分はエビではないかと思ったほどでした。
次回以降複数回にわたってグアヒラ半島の観光スポットをご紹介します。いずれも県都リオアチャから近く、今回の訪問の感想としてはこのグアヒラ地方は「日本人向けの新たな観光スポット」として是非とも紹介したい、それに値する観光素材を持っている場所でした。
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