ボゴタ最高所の観光スポット・グアダルーペの丘
10月も半ばになりました。最近は年末年始のご旅行お申し込み受付が続いています。私は日本を含むコロンビア国外から来訪される方々のコロンビア国内受入れ旅行手配(インバウンド)と、当地在住の方々のコロンビア国内外旅行手配(アウトバウンド)の双方を手掛けています。それとは別に、昨今は複数の法人取引先からのコロンビア国内外出張航空券予約手配が毎日相当数あり、嬉しい悲鳴です。そんな中ですが、先日来訪された小グループのお客様向けに催行したボゴタ市内観光ツアーでタイトル通りの「ボゴタ最高所の観光スポット」をご案内しました。
ボゴタ在住の方、かつてボゴタを訪れた方でしたら「モンセラーテの丘」はご存じの事と思います。そのモンセラーテの丘に行くと、向こう側の山に画像の光景が見えた筈です。これがグアダルーペの丘です。
グアダルーペの丘頂上部分の標高については色々な数字がありますが、どうやら3,317m位のようです。有名なモンセラーテの丘が3,152mという事ですので、このグアダルーペの丘は間違いなく首都ボゴタ最高所の観光スポットです。とはいえ、日本のガイドブックではこのグアダルーペの丘についての記述が殆どありません。また、モンセラーテの丘を訪れた事がある日本人の方々は数多くいる筈ですが、グアダルーペの丘を訪れた事がある方は数少ないと思います。
このグアダルーペの丘へのアクセスは車のみです。日曜・祝日にはボゴタ市内からバスが運行されているようです。しかしボゴタ市内の発着場所は治安的に良くない事から、私はバス利用はお勧めしません。グアダルーペの丘最上部付近まで車で行く事が出来ます。そこがケーブルカー・ロープウエイしか移動手段がないモンセラーテの丘とは異なります。
尚、情報としては不確実ですが特筆事項として、丘に続く道は週末(若しくは日曜日)・祝日の日中のみ通行が出来、平日・そして夜は通行出来ないようです(間違っていたらすみません)細い道は途中急カーブが続き勾配がきつい個所がある為、大型バス及び防弾車両など自重が重い車の通行は困難です。
また、丘へ続く道はかつて山賊(強盗団)が出没する所として知られていました。そんな事から、我々が訪れたのは三連休中の祝日でしたので訪れる人々(車両)が多かったのですが、道の途中には多くの警察官に加えて騎馬警官の姿もありました。ですので、グアダルーペの丘は週末・祝日の日中に訪れる事をお勧めします。
そんな曰くつき のグアダルーペの丘ですが、いざ訪れてみればこの景色です。各画像をクリックすると拡大します。左画像に見えるのが有名なモンセラーテの丘です。このようなアングルでモンセラーテの丘をご覧になられた方は非常に少ないのではと思います。ちなみにモンセラーテの丘から見えるボゴタ市内の風景は全体の約半分で、北半分はせり出した山肌に隠れて見えません。しかしながらここグアダルーペの丘からは市内のほぼ全景が見渡せます。
丘の最上部には高さ約15mの「聖母・グアダルーペ」の像があり、大都会ボゴタに向けて両手を広げています。歴史を紐解くと、1500年代半ばにボゴタへたどり着いたスペイン人侵略者達は1600年代には既にこの丘に教会を建てたようです(現存の教会及び聖母グアダルーペの像は近年に造られたもの)ボゴタ市内及びモンセラーテの丘から見える白いグアダルーペの像は実際に訪れるとより大きく見えます。
再びグアダルーペの丘からモンセラーテの丘を含むボゴタ市内北部を望む風景画像です。この日は仕事でこの丘に来た事もあり、これ以上の画像は撮影しませんでした。後日個人的に訪れる機会が出来ればまた別の風景を撮影の上、皆さんに紹介したいと思います。繰り返しになりますが、ボゴタ最高所にある観光スポット・グアダルーペの丘へは良く晴れた週末の日中に、車で訪れてみて下さい。
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