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サンタンデール県・ブカラマンガ市と周辺訪問記(4)

滞在最終日、再びメサ・デ・ロス・サントスに向かいました。ここにはチカモチャ国立公園、観光市場に加えてコーヒー農園がある事を以前から情報として得ていました。

こちらの農園は敷地面積が約320ha、ここでティピカ(約30%)、カトゥーラ、ボルボン、そして昨今世界的に人気が高い「ゲイシャ」(約1ha)も非常に少量ながら生産しています。いずれも高品質の豆ばかりで、この農園で収穫されたコーヒー豆は日本へも輸出されています。

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こちらのコーヒー農園見学は事前予約制(有料)です。前日、チカモチャ国立公園観光の折に立ち寄り、この日の予約を済ませていました。ブカラマンガ市と周辺観光の三日間は好天に恵まれとても良い旅行となり、その最後がコーヒー農園観光でした。街道からそれて未舗装の道を進むと、我々を迎えたのは画像の築100年以上のゲストハウスでした。

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こちらのゲストハウスは宿泊施設も兼ねており、中庭も手入れが行き届いていてとても素晴らしい造りでした。

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暫く待機の後にコーヒー農園ツアー開始です。ガイドは農園関係者がスペイン語で行います。その為、英語ガイドが必要な場合は前もって予約をする必要があります。

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ツアールートには様々なコーヒーの木が植えられ、種類が記載されていて分かりやすくなっています。左・中画像はゲイシャ種です。ゲイシャは元々アラビカコーヒー豆発祥の地とされるエチオピアの「ゲシャ(Gesha)」という地域で発見され、その苗木がパナマへ持ち込まれ、国際オークションで1ポンド(約500g)あたり130ドルという当時の史上最高額を付けてから一気に注目を浴びている品種です。ちなみに和名とは無縁との事。こちらの農園で1haという僅かな面積で生産されているゲイシャ豆、一度飲んでみたいものです。

右画像はコーヒーの木と共にあるバナナの木です。ここメサ・デ・ロス・サントスを含むサンタンデール県のコーヒー農園は比較的低地にあって日中の気温が高い事から、直射日光からコーヒーの木を守る為に高い木と共にあります。

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画像をクリックして下さい。この農園を象徴する素晴らしい風景、それはまるで一枚の絵のようでした。今まで複数のコロンビアコーヒー農園を訪れた中でも、とりわけ素晴らしい光景でした。現在のコロンビアコーヒーはこのような高い木を必要とせず、直射日光下でも生産できる品種になっています。逆にこの農園は改良が進む前の品種が主体の為、このように高い木々に守られています。

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こちらは収穫した実を天日乾燥させている光景です。この後、茶色の殻を脱穀するとあのコーヒー豆が出てきます。こちらは主力品種の一つ・カトゥーラでした。

この農園で生産されている主力品種の豆は、多少苦味が強いカトゥーラが「目覚めの一杯」、多少酸味が強いボルボンが「昼食後・気分を引き締める一杯」、そして最も生産量が少ない、アラビカコーヒーの原種・ティピカは苦味・酸味が少なく、マイルドな風味は「就寝前の一時に」適しているのだそうです。いずれも日本では高値で取引されています。

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農園見学を終えて再びゲストハウス内をくまなく見てみると、壁にはコーヒー豆を入れる麻袋が掲げられていました。左が国内消費用の豆、中画像がカトゥーラ、そして右が日本では珍重されているティピカ豆100%の麻袋です。検索サイトで「メサ・デ・ロス・サントス」と入力すると必ずこの農園のコーヒー豆が紹介されています。

ちなみに袋に記載されている数字ですが、3はコロンビアの「国籍」です(1はアメリカ・主にハワイ州コナのコーヒー、2はブラジル)コロンビア国内で最初が3以外の番号の麻袋を見る事はない筈です。148はこの農園の番号、そして空白部分がロット番号です。これにより輸入(購入)側はコロンビアのこの農園のロット番号何番として管理出来ます。

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メサ・デ・ロス・サントスのこのコーヒー農園は日本の「コーヒーハンター(買い付け業者)」には有名なようですが、この農園を観光スポットとして紹介するのは私が初めてでしょう。実際に見学をした結果は、やはりそれに相応する素晴らしい農園でした。

また、サンタンデール県・ブカラマンガ周辺で最も有名なのは何と言っても前述のチカモチャ国立公園ですが、この公園を訪れた事がある方でも、サンタンデール県のコーヒー農園を訪れた事がある方は殆どいないと思います。そのような理由から、私はこの旅行を計画した段階で是非ともこのコーヒー農園を訪れ、日本人の皆さんに観光スポットとして紹介したいと考えていました。それにふさわしいコーヒー農園です。

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