サンタンデール県・ブカラマンガ市と周辺訪問記(3)
チカモチャ国立公園観光を終えて昼食をどこで取ろうかという事になり、ほど近い所に観光市場がある事をドライバーから知らされ、後学の為行ってみました。
チカモチャ国立公園へのアクセスの一つであるメサ・デ・ロス・サントス側の光景はそれは素晴らしいものでした。残念ながら上手く撮れた画像が少ない中、こちらの「ワイナリー」もその一つです。ワイナリーと言っても非常に小規模ですが、聞いてみた所自家製ワインもグラスで飲ませてくれるとの事です(有料)
188の店舗が軒を連ねているこの観光市場・Mercado Campesino、ドライバーの話では週末だけ開場との事ですが、詳しい情報は得られませんでした。それでもこの日は日曜日だった事もあり、しかも昼食時と重なった為にすごい人出でした。
この観光市場は「エコ」を売りにしているようで、場内に入ればそこは「ワンダーランド(に見えた)」でした。市場好きの方にはたまらない内容で、様々なものが並んでいました。右画像はどこから採取したのか分かりませんが本物の「化石」です。一個約300円くらいの値を提示されました。
こちらは現地では好んで食されている「Picada」と呼ばれている伝統料理です。各種の肉やチョリソその他を一口大に細かく切り、爪楊枝を使ってつまむスタイルです。ビールと共に食べると美味しそうです。右画像でPicadasをつまんでいる様子が分かります。
こちらのホットケーキのような食べ物は「Arepa de Maiz(アレパ・デ・マイス)」と呼ばれるものです。とうもろこしの粒を粉状まで細かく砕き、水で溶いて焼いたものです。サンタンデール県と言えばアレパ・デ・マイスという位ポピュラーな食べ物です。左画像に焼いている様子があります。
首都ボゴタでは「Arepa de Chocolo(アレパ・デ・チョコロ)」という非常に似た(というか同じ)ものが食べられますが、どうやら違いは焼く段階で「クアハダ」という名の無味無臭のチーズを大ぶりに切って入れるのがサンタンデール風のアレパ・デ・マイスらしいです。
このアレパの店は場内に数多くありましたが、その中で中画像のこの店のアレパが一番焼き方が上手く、焼き具合が綺麗な事もあって絶えず列が出来ていました。我が家も一つ買ってみました(3,000コロンビアペソ・約100円前後)アレパを包んでいるのはとうもろこしの皮です。このアレパは甘みが強く、チーズの溶け具合も絶妙でした。
左画像は「Mute(ムテ)」という名のスープです。これまたサンタンデール県の名物料理で、この地を訪れたら絶対に食べなければというほど有名なものです。塩味ベースのMuteの中には細かくカットした牛・豚肉や豆・野菜などがどっさりと入っています。塩味の為素朴な感じで日本人の口にも合うものです。
中・右画像はアイスクリーム店での一コマです。各種フルーツを使ったアイスクリームを求める人の列がありました。
我々も試しにPicadasを食べてみました。左画像がそれです。牛・豚肉のカット肉の他、手前にある肉は食味からして「カピバラ肉」だろうと思います。その他、じゃがいもやユカ芋なども添えられていました。
チカモチャ国立公園を訪れた事がある日本人の方々は多いと思いますが、この観光市場・Mercado Campesinoを訪れた日本人は少ないと思います。我々にすれば予定外のラッキーな観光スポット訪問でした。
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