2016年イースター(聖週間)・聖金曜日のボゴタ旧市街の光景
前回投稿の通り、コロンビア国内は相変わらず少雨・強い日差しを伴う天気が続いています。そんな中でのイースター(聖週間)・聖金曜日に首都ボゴタの旧市街地区を巡りました。その際に撮影した画像を投稿します。
こちらはChorro de Quevedo(チョーロ・デ・ケベド)と呼ばれている一角です。1538年、この地にたどり着いたスペイン軍一行が拠点とする場所をここに決めたのが現在人口800万人の大都会・ボゴタの始まり・つまりここは「ボゴタ発祥の地」です。当時はこの付近を川が流れていて、現在の坂の下部あたりは湿地帯が多かった為、坂の上にあるこの場所を選んだようです。
こちらは前述のChorro de Quevedo付近の小道です。この辺りは首都ボゴタでも最も歴史ある一角であり、昔風の建物も平屋建てが多く並んでいます。そして右画像は坂を少し下ったあたりです。向こう側にはカテドラル(大聖堂)の塔の姿があります。この日は聖金曜日という事もあって小道には多くの人々の姿がありましたが、人の姿がない少しのタイミングを見計らって撮影しました。時には30-40名くらいの英語圏のツアー団体グループの姿もありました。
こちらは散策途中で休憩したカフェです。ケーキ・キッシュその他、絶品というレベルではありませんがスイーツ各種が数多くあり、店内も落ち着いた雰囲気です。歴史ある建物と合わせてのんびりできる一角です。
左画像はボテロ博物館&貨幣博物館、そして奥にはカテドラルの塔が見られます。この日はすごい人混みでした。中画像はボゴタ市内有数の古い建築物・1600年代中期に建てられたサン・フランシスコ教会(右部分の建物)です。強い日差しによく映える景観です。そして右画像はこちらも1600年代に建てられた、教会・そして修道院だった建物内部です。
こちらはコロンビアを代表する教会・Catedral Primada de Colombia(大聖堂)です。建てられたのは1800年代中期と、他に紹介する教会よりも後年です。ここがまさにコロンビア国内にある教会の中でも最たるものです。右画像は併設されているチャペル(Capilla)です。普段は閉じられているこのチャペル、この日は聖金曜日という事もあり開放されていました。
こちらは大統領府の目の前にあるサン・アグスティン教会です。この教会もボゴタ市内有数の古い建築物で、やはり1600年代中期に建てられました。この時代の教会に共通しているのは、画像では分かり辛いのですが内部に大量の木材を使用している点です。現代のボゴタ市内の教会のほぼ全てはレンガ造りで、木材は使用していません。その点でこの1600年代に建築された教会群はとても重厚感があります。
歴史ある首都ボゴタの旧市街地区。ここでは素晴らしい建築物が多数現存し、その美しい姿が見られます。どういう訳かこのボゴタ旧市街地区は世界文化遺産に登録されていませんが、見学する価値は十分あります。
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