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2016年1月

世界遺産の古都・カルタヘナ出張、面白スポットを発見

今年最初の宿泊出張として世界遺産の古都・カルタヘナにてガイド業務を行いました。今回は日本では業界トップ・コロンビアにも生産拠点がある大手メーカーの会長ご夫妻と随行員の専属ガイドでした。一昨年あたりから当地の日本企業様より、当地御出張中の方々の空き日程を利用したボゴタ及び周辺の観光手配等を承るケースが増えてきています。

現役の会長様ご夫妻のガイドは今回で三回目ですが、うち今回の企業様と先年に御用命を賜りました企業(大手商社)様とは資本関係で少なからぬ繋がりがあるようです。

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各画像をクリックすると拡大します。この日はAvianca利用で2:30PMにボゴタを発ちました。この便はコロンビア国内線では極めて珍しい、国際線仕様の最新鋭ボーイング787でした。12:00PM頃は北・中・南米からの国際線が首都ボゴタに到着する時間帯で、その乗り継ぎ客で200人以上が乗れるこの機体はほぼ満席・私の周囲は英語圏のグループ客だらけでした。その為、この便に限って機体を大きめにしているようです。

ボゴタを離陸する際には通常であれば東の山側に向かって滑走(RWY13/LR)・離陸後、左に旋回しますが、最近は西側から風が流れている為、この日は逆のRWY31/Lを使って離陸・直後に大きく左旋回をして中画像に見られるボゴタ空港をやり過ごした後、カルタヘナに向かいました。ボゴタ空港は中南米ではサンパウロ・メキシコシティに次ぐ年間利用客第三位(約2,100万人)の大空港です。中画像を拡大するとボゴタ空港がそれにふさわしい大空港である事が分かります。

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今回の御一行にご宿泊頂いたカルタヘナ最高級のホテル・Sofitel Santa Claraです。歴史ある町・カルタヘナには昨今お洒落なブティックホテルが続々と開業しています。その中でもこのSanta Claraはやはり別格です。

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こちらが前述のブティックホテルの一部です。世界遺産の旧市街地区にあって既存の歴史ある建物を改造した、部屋数10~20室前後のこじんまりした所が大半です。とても幻想的な雰囲気を持つホテルが多いのが特徴です。

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夜の旧市街地区の小道です。今や外国人観光客が押し寄せているといった表現がぴったりで、それはもう凄い人混みでした。夜には観光馬車が小道を走り、多くの建物がライトアップされて日中とは全く異なる顔を見せてくれます。

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今回のカルタヘナ出張中に発見したのが上記画像のChoco Museoという名のチョコレート専門店です。コロンビア・実はコーヒー生産国だけではなく、世界でも有数・且つ良質のカカオ豆を生産している国でもあるのです。その為国内にはチョコレート関連製品が沢山あります。その中でのチョコレート専門店です。

店内に入ると定番の板チョコの他、カカオパウダーやカカオオイル、カカオシャンプーその他コロンビア産カカオ豆を使った様々な製品が並んでいます。と、ここまでは普通のチョコレート専門店です。この店が「博物館」と名乗る理由がその奥にあり、びっくりしました。

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店内にはコロンビアカカオに関する様々な内容が展示されていて、まさに博物館でした。コロンビア国内にはカカオ豆生産地帯が四か所あります。ここでは実際に生のカカオ豆に触れる事が出来ます。

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更には実際にチョコレート作りを実演しているのも面白いです。左はカカオ豆の麻袋です。コーヒー生豆の麻袋はもう何度も目にしていますが、カカオ豆の麻袋は初めて見ました。こちらは「コロンビアカカオ100%」です。そして右画像は出来上がった板チョコです。手作りだけあって形がいびつなのはご愛嬌ですが この後、両サイドを切り落として包装・箱詰めの後に店内で販売しています。

私は最近、高品質のコロンビアカカオを観光面で使えないものかと考えていた所です。この店舗では有料で「チョコレート作り教室」も行っていて、自らの手でオリジナルチョコレートを作る事も出来ます。この種の店は首都ボゴタにはまだありません。ちょっと面白い発見でした。

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年末年始の南米コロンビアツアー、希少なワイナリーを訪問

新たな年、今の所静かな毎日を過ごしています。昨年末から年始にかけては日本・アメリカ・グアテマラ・ベネズエラ・アルゼンチンなどから来訪されたお客様を迎えました。また、コロンビア国内の旅行先もボゴタ及び近郊、サン・アグスティン遺跡、レティシアアマゾン、カルタヘナ、サンタマルタ、サン・アンドレス島、メデジン(ペニョールの巨岩とグアタペ)、コーヒー地帯など様々な場所に及び、皆さん良い思い出を残されたようです。

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私自身もボゴタ市内及び近郊の様々なツアーを催行し、ガイドとして多くの方々をご案内しました。その中で私なりに印象が強かったのが「ワイナリー訪問」でした。南米コロンビアワイン・・・飲んだ事がある方は極めて少ないのではないかと思います。首都ボゴタの大手スーパーでも殆ど見かける事がない、まさに「幻のワイン」に近い存在です。そもそも四季がないコロンビアがワインの生産に適している地なのか、以前はそんな疑問すらありました。今回5度目の「南米コロンビアワインの生産地」訪問ツアーご案内で、ついに見つけたものがありました。

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各画像をクリックすると拡大します。通算5回目のワイナリーツアーご案内で初めて、この南米コロンビアでブドウ棚にたわわに実った「ワイン用のブドウの実」を見ました。この画像がまさにその証拠で、四季がないこの南米コロンビアでワインが造られているのです。

ちなみに赤ワイン用のこのブドウの苗木はフランスから取り寄せたもので品種はカベルネ・ソーヴィニヨン、赤ワイン用のブドウとしては代表的なものです。

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ワイナリー自体は通年オープンしており、見学ツアーも行っています。そしてグラスワイン(2016年1月現在一杯7,000コロンビアペソ・約260円)を楽しむ事も出来ます。ここのワインはかつて日本の某大手商社が輸出を検討したものの生産量があまりにも少量の為に断念した、それ程に希少なものです。

南米コロンビアでワイナリーを訪問し、希少なコロンビアワインを飲む当社ANDES TOURSではこのように他では体験出来ない様々なオリジナルツアーを企画・催行しています。ご利用をお待ちします。

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2016年・仕事始め

いよいよオフィスでの仕事始めです。と言っても明日はまた終日ガイド業務で不在となりますが 自席に着席してまず行ったのが、一年を無事に過ごせるよう、伊勢神宮(の方向)に向かって手を合わせ拝んだ事。そして机上を掃除してからの仕事始めでした。こちらが私の勤務先・ANDES TOURSの会社案内です。

コロンビア・ボゴタの旅行会社・ANDES TOURS会社案内

今月も国外からのお客様をお迎えすると共に、空路出張も決定しています。今週はまだ平穏ですが、いよいよ忙しくなっていく事でしょう。心して臨みたいと思います。

今年はコロンビアの「新たな観光地」を一つ以上、皆さんに紹介したいと思っています。現在日程調整中です。まだ一部の方々しか知らない、知られざるコロンビアの観光地を紹介する・それは私の使命だと思っています。

私は精神面での「エンジンスタート」に下記の動画中に流れる曲「Departure」を、ボリュームを最大に上げて聴いた後、気分を高揚させてから始動しています。是非ご視聴下さい(動画は他の方のものを拝借しています)

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新年二日目、コロンビアで手に入る材料だけを使った男の手料理

新年二日目、現在旅行中の方々もいらっしゃいますが、今の所順調に旅を続けられているようです。さすがに三が日だけは仕事を忘れて飲んで食べて寝て、そんな日々を過ごしたい・・・贅沢ですかね(笑)

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新年二日目の今日は、当地コロンビアで手に入る食材だけを使って「男の手料理」を作ってみました。この中で一番贅沢なのが冷凍小エビ8匹をすり潰して片栗粉を使って団子状に茹でたもの(何と言うのでしょうかね)のあんかけです。他には厚焼き玉子、昆布の佃煮、ほうれん草のゴマ和え、マグロのお造り(風)、アスパラガスの辛子酢味噌和えです。

ちなみに、厚焼き玉子とマグロは左から右下へ斜めに揃えています。これは箸を右手で持つ人が取り易い並べ方にしています。と言っても自分用だからどうでも良いのですが(笑)

当地(と言っても首都ボゴタ限定ですが)ではこれらの材料の他、アメリカ産の日本酒も手に入ります。私はワインですとアルゼンチンの赤・Malbec系が好みですが、本来は「日本酒党」です。私自身は当地在留邦人の中では下層に属しているので酒宴に呼ばれる事はありませんが、何故か今までの人生で二日酔いは経験していません。原稿を書いている現在も晩酌で二合ほど飲んでほろ酔い気分ですが、明日にはケロッとしてる事でしょう

日本から遠い南米コロンビアですと食材・特に日本食に関するものは入手が困難と思われますが、ある程度のものは手に入ります。ちなみに、私は日本で調理士の経験はありませんが、ボゴタで小料理屋・若しくは仕出し弁当屋を始めたら・・・酔って気が大きくなっていますね(笑)

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2016年元日

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当地コロンビアも好天の中で2016年を迎えました。当ブログ読者の皆様のご多幸をお祈りします。今年一年は私にとってはどのような年になるのか、様々な事に直面すると思いますが、私なりにマイペースで毎日を過ごしていきたいと思います。元日の今日は御来光を拝み、我々日本人の総氏神である天照大御神を崇め、新年がスタートしました。

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昨年2015年も多くの方々との出会いがありました。大晦日当日までガイド業務があり、無事に一年を終える事が出来ました。この仕事をしていて最高の成果は大金を得る事ではなく、ご利用頂いた方々が喜び・満足して頂けた事です。結果は後から自ずと付いてくるものです。

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大晦日のツアーガイド業務を無事に終え、自宅に帰り急ぎ正月料理を作り始めました。と言っても結果的には約7時間を要しましたが 何とか旧年中に正月料理を作る事が出来、その間に年越し蕎麦を食べて年明けを迎えました。そして元日の朝は自作のエビ・椎茸・白菜・ほうれん草入りのお雑煮を作り、まったりと過ごしています。

当地コロンビアでは昔に比べれば手に入る日本食材は多くなりましたが、それでもまだまだです。その為自作の品はおせち料理ではなく自称「正月料理」です。例えば栗きんとん用の栗はさすがにコロンビアでは手に入りませんので、これは先日の一時帰国の際に調達しました。一方、きんとんについては当地で容易に手に入る小ぶりの「アンデスポテト(Papa Criolla)」で代用する事が出来ます。アンデスポテトは元々の色が良いのできんとんには最適です。これは上手く出来ました。

今年の目標は「小料理屋開業」か「高級(志向)仕出し弁当屋開業」ですかね

当方・そしてANDES TOURSは皆様の南米コロンビアご旅行のプランナーとなるべく日々努力していきます。また、当地在住のお客様におかれましては、引き続き旅のお手伝いをさせて頂けましたら幸甚です。今年も動画を添付します。皆様の旅が快適なものとなりますように

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