世界遺産の古都・カルタヘナ出張、面白スポットを発見
今年最初の宿泊出張として世界遺産の古都・カルタヘナにてガイド業務を行いました。今回は日本では業界トップ・コロンビアにも生産拠点がある大手メーカーの会長ご夫妻と随行員の専属ガイドでした。一昨年あたりから当地の日本企業様より、当地御出張中の方々の空き日程を利用したボゴタ及び周辺の観光手配等を承るケースが増えてきています。
現役の会長様ご夫妻のガイドは今回で三回目ですが、うち今回の企業様と先年に御用命を賜りました企業(大手商社)様とは資本関係で少なからぬ繋がりがあるようです。
各画像をクリックすると拡大します。この日はAvianca利用で2:30PMにボゴタを発ちました。この便はコロンビア国内線では極めて珍しい、国際線仕様の最新鋭ボーイング787でした。12:00PM頃は北・中・南米からの国際線が首都ボゴタに到着する時間帯で、その乗り継ぎ客で200人以上が乗れるこの機体はほぼ満席・私の周囲は英語圏のグループ客だらけでした。その為、この便に限って機体を大きめにしているようです。
ボゴタを離陸する際には通常であれば東の山側に向かって滑走(RWY13/LR)・離陸後、左に旋回しますが、最近は西側から風が流れている為、この日は逆のRWY31/Lを使って離陸・直後に大きく左旋回をして中画像に見られるボゴタ空港をやり過ごした後、カルタヘナに向かいました。ボゴタ空港は中南米ではサンパウロ・メキシコシティに次ぐ年間利用客第三位(約2,100万人)の大空港です。中画像を拡大するとボゴタ空港がそれにふさわしい大空港である事が分かります。
今回の御一行にご宿泊頂いたカルタヘナ最高級のホテル・Sofitel Santa Claraです。歴史ある町・カルタヘナには昨今お洒落なブティックホテルが続々と開業しています。その中でもこのSanta Claraはやはり別格です。
こちらが前述のブティックホテルの一部です。世界遺産の旧市街地区にあって既存の歴史ある建物を改造した、部屋数10~20室前後のこじんまりした所が大半です。とても幻想的な雰囲気を持つホテルが多いのが特徴です。
夜の旧市街地区の小道です。今や外国人観光客が押し寄せているといった表現がぴったりで、それはもう凄い人混みでした。夜には観光馬車が小道を走り、多くの建物がライトアップされて日中とは全く異なる顔を見せてくれます。
今回のカルタヘナ出張中に発見したのが上記画像のChoco Museoという名のチョコレート専門店です。コロンビア・実はコーヒー生産国だけではなく、世界でも有数・且つ良質のカカオ豆を生産している国でもあるのです。その為国内にはチョコレート関連製品が沢山あります。その中でのチョコレート専門店です。
店内に入ると定番の板チョコの他、カカオパウダーやカカオオイル、カカオシャンプーその他コロンビア産カカオ豆を使った様々な製品が並んでいます。と、ここまでは普通のチョコレート専門店です。この店が「博物館」と名乗る理由がその奥にあり、びっくりしました。
店内にはコロンビアカカオに関する様々な内容が展示されていて、まさに博物館でした。コロンビア国内にはカカオ豆生産地帯が四か所あります。ここでは実際に生のカカオ豆に触れる事が出来ます。
更には実際にチョコレート作りを実演しているのも面白いです。左はカカオ豆の麻袋です。コーヒー生豆の麻袋はもう何度も目にしていますが、カカオ豆の麻袋は初めて見ました。こちらは「コロンビアカカオ100%」です。そして右画像は出来上がった板チョコです。手作りだけあって形がいびつなのはご愛嬌ですが この後、両サイドを切り落として包装・箱詰めの後に店内で販売しています。
私は最近、高品質のコロンビアカカオを観光面で使えないものかと考えていた所です。この店舗では有料で「チョコレート作り教室」も行っていて、自らの手でオリジナルチョコレートを作る事も出来ます。この種の店は首都ボゴタにはまだありません。ちょっと面白い発見でした。
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