舞台裏まで見られるボゴタのコロン劇場見学ツアー
年の瀬を迎えているボゴタは一年で最も天候に恵まれる時期です。毎年8月と12月のクリスマス前後は殆ど雨が降らず、私自身20年近いコロンビア生活でクリスマス当日に雨が降った日はかつて一度もないという嬉しいジンクスがあるほどです。
そんなボゴタでの年末、私は大晦日までガイド業務です。ここ数日は当地在住のお客様の出発が続きましたが、今度は国外から来訪されるお客様を迎えています。そんな中ですが、以前ボゴタの旧市街にある名所・コロン劇場内を見学出来るツアーにご案内した際の記事を投稿します。以下の各画像はクリックすると拡大します。
ボゴタのコロン劇場はコロンブスのアメリカ大陸発見から400年を記念して、元々あった劇場をイタリア人建築家により手を加え、1885年から約10年の歳月を経て完成しました。完成当時は国立劇場として使われていました。アルゼンチン・ブエノスアイレスにも同名の劇場がありますが、ここボゴタのコロン劇場もそれは立派なものです。
そのコロン劇場では毎週二回、有料でガイド付きの劇場内ツアーを催行しています。普段は見る事が出来ない劇場内部の隅々まで見学出来るこのツアー、殆どの人は知りません。コロン劇場内部を日本語で紹介するのは私のこのブログ記事が初めてではないかと思います。
コロン劇場は2008年から2014年にかけて大規模な改修を施しました。その間、閉鎖された時期もありましたが、それにより内部・外部共に昔の栄華を取り戻しました。左・中画像は当時の貴賓室です。現在では一般の方も利用出来るとの事です。天井部分を含め至る所にイタリア様式が見られます。それはもう素晴らしいものでした。
そして右画像、ここは現在でも大統領が着席・観覧する「貴賓席」です。舞台を真正面に見る事が出来るまさに特等席です。この貴賓席に入る扉にはコロンビアの紋章が付けられています。
こちらが劇場内最上段部です。高所恐怖症の方はちょっとビビってしまう高さです。座席はこの高さまで設置されています。ここから見る天井部分は素晴らしいものでした。右画像は隣接する現・外務省迎賓館です。ここはその昔、大統領官邸でした。
この時下に目をやると、劇場前でコロンビアの伝統舞踊・クンビアを踊る一団の姿がありました。単なる偶然だったのか、或いは劇場内見学ツアーに合わせて披露されるものなのかは分かりませんでしたが、素晴らしい踊りも見させてもらいました。
こちらがまさに「舞台裏」です。この見学ツアーに参加しなければ見る事が出来ない場所です。大分昔、改修前にもグループツアーのお客様をご案内した事がありますが、改修を施した為に随分とすっきり・綺麗な舞台裏になりました。
そしてこちらが劇場内客席部分です。ご覧下さい、この素晴らしさ。世界三大劇場にも引けを取らない、素晴らしい造りだと思います。そして見上げれば天井部分もこの素晴らしさです。繰り返しになりますが、ボゴタのコロン劇場内を日本語でここまで詳しく紹介したのは当ブログ記事が初めてではないかと思います。
当社ANDES TOURSはコロンビアを代表する日本人(日本語)ガイド付きツアーを催行している旅行会社として、このコロン劇場内見学ツアーもご希望によりアレンジします。お申込みお待ちします。
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