最近は連休でも外勤があったりで完全三連休となる事はあまりない中、久しぶりにのんびりと過ごしています。という事で、久しぶりに首都ボゴタにある中央市場・パロケマオ(Paloquemao)で食材の買い出しをしました。

このパロケマオで毎日行われている青空フラワーマーケットは、今でこそ他社の日本人向けツアーも観光先に入れているようですが、ここをツアーとして組み入れたのは私(ANDES TOURS)が先駆けです。当時はこのパロケマオ自体行く事に懸念の声もありましたが、私としては「ここは必ず評価を頂ける」と確信してツアーを企画しました。それが今や時折外国人観光グループの姿も見かけるほどです。

このパロケマオのもう一つの「顔」が、本来の市場です。野菜・果物・肉・香辛料やハーブなど多種に及ぶ食材が揃うボゴタ随一の市場です。ここには市内のスーパーでは殆ど見かけないアジア系野菜も手に入れる事が出来ます。

数日前、「食いしん坊、万才!コロンビア編(仮称)」の仕事でこの市場を訪れた際、画像の白菜や大根などが山積みになっていたので「これは買いだ
」と思い、三連休初日に改めて買い出しに行った次第です。見て下さい、白菜も大根も山積みの姿!ボゴタ市内のスーパーではまず見かけない光景です。そして右画像は当地で「Batata」と呼ばれている「サツマイモ」です。市内のスーパーでは見た目がそっくりな「ヤーコン(Yacon)はよく見かけますが、Batataはあまり見かけません。これも「買い」でした。

この日は新たな「発見」がありました。場内にある店舗の中でもとりわけアジア系食材の数が多い店舗で店員から「トーフがあるよ」と、まるで秘密の話のように言われて目をやった先が左画像の日本語での「豆腐あります」でした。これは日本語だけではなく、何と中国語・韓国語でも書いてあったのです。
そして店員から「こっちに来てみなよ」と連れられた先が店内奥にある冷蔵庫で、そこには確かに豆腐が山のように積んでありました。これはもう買うも買わないもない「衝動買い」でした
値段は一袋に二丁入って4,000コロンビアペソ(約170円)でした。実に久しぶりの豆腐は若干酸っぱい臭いがしたものの、やはり豆腐でした。日本の木綿豆腐よりも更にちょっと硬い感じです。
この日は大ぶりの大根・白菜・さつまいもを調達しました。加えて市内の野菜専門スーパーで最近手に入る「生シイタケ」を別途調達し、さて「男手一つの手料理」です。私はいつも豚肉はスーパーではなく肉屋でPernil de Cerdoと注文します。店にもよりますが1libra(1ポンド・約500g)の注文からその場で挽肉(Molida)にしてくれます。
まずはこの日の昼食として久しぶりに「麻婆豆腐」を作りました。この日手に入れた豆腐は一旦下茹でをした後に調理すると良い味となりました。

そして夕食は時間をかけて作ってみました。中画像は大根と生シイタケを炊いたものです。生シイタケから出るダシは濃厚で、大根も味がよく染みて上出来でした。添えたエビは冷凍物の為、一緒に長時間炊いてしまうと縮んで食感も悪くなるので、予め別の鍋で少し色が変わる程度までごく軽く下茹でした後に本鍋に入れるとプリプリ感が残ります。
右画像は麻婆豆腐に使用した挽肉を使ったロールキャベツならぬ「ロール白菜」です。白菜の葉を下茹で柔らかくして長方形に切り、調味料を加えた挽肉と共にせいろで蒸し、だし汁をかけたものです。

左は「サツマイモ入りご飯」、中画像は「豆腐と白菜の味噌汁」です。特に豆腐入りの味噌汁は久しぶりの味でした。私は朝晩、ご飯に味噌汁が主体の食事をとっていますので、特に味噌汁の具はいつも悩む所です。この豆腐は時間をかけて煮ると日本の木綿豆腐とは異なり、フワフワとした食感になりますが、それでもやはり豆腐でした。
そして右画像は合間に作ってみた「お餅」の大根おろし添えです。お餅を作るのに必要なもち米は時折ボゴタ市内にある食材店「Hipermar」で手に入ります。もち米を炊き、ついた後に本来は小麦粉をまぶすと形が整うようですが、私は普段の調理で小麦粉を使わない為、見た目がペタッとしました。しかし大根おろしをまぶして食べたら美味しかったです。

一見するとスパゲティのように見えますが、実は「焼きそば」です。具を加えて「お好みソース」をたっぷり入れました。麺は確かにイタリアンパスタです。焼きそばにキャベツ代わりとして白菜を入れるのも私は好きです。パロケマオで買った白菜をここでも使用しました。
私がスパゲティや焼きそばによく使用しているのがイタリアトップブランド「バリラ(Barilla)」のNo.5です。この太さだと焼きそばにしても歯ごたえがあって気に入っています。Barillaは首都ボゴタに直営店舗兼レストランがあります(IL MAGAZZINO ITALIANO Calle 93A No.13A-31)
パロケマオ中央市場は今や恐れるような場所ではありません。食材にお困りの当地在住の奥様方、是非とも訪れてみて下さい。ちなみに市場は基本的に無休で、8:00AM頃ですと青空フラワーマーケットと食材買い出しの両方を楽しむ事が出来ます。
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