南米コロンビアで一番の日本人ガイドを目指して
6月のコロンビアは三連休が三回もあります。私はそのうち二回に仕事が関係していて、二回目の三連休のみ、外での仕事なしで過ごします。
自炊生活が続いている中で、材料があれば煮物・蒸し物・焼物・炒め物・揚げ物など、一通り作れるようになりました。平日は夜に帰宅する為あまり凝ったものは作れませんので、週末の一時は料理にちょっと時間をかけています。餃子もとりあえず皮を包む所から手作りです。ライスペーパーを使った焼売もどきは好みの一品です。
最近、ボゴタ市内の日本食材店で「もち米」が小分けで販売されるようになった為、試しに「おこわ」を作ってみました。これも容易に手に入る「さつまいも(当地ではBATATA、形が似ているYACONがあるので注意)」と干し椎茸を合わせました。美味しかった その他、たまに食べたくなるのが中画像の「里芋」です。こちらは人参・玉ねぎ・そして肉団子と合わせて炊きました。右画像はワンタンの皮を使った「蒸し焼売」です。
自炊生活とタイトルは一見無関係に思えますが、以下にオチがあります。
今月は個人・グループ等で観光・ビジネス目的のコロンビア訪問受け入れ手配が幾つかあり、通常のオフィス勤務をこなしながらガイドもする、なかなかハードな日々です。
左と中御画像はガラパゴス観光からコロンビア観光の為、真夜中にボゴタへ到着されたご夫妻の為におにぎりと簡単なおかずを用意しました。おにぎりの方は形が少々いびつになりましたが、まあ「気持ち」ですね 実際、長旅が続いてお疲れ気味だったご夫妻からは御礼の言葉を頂きました。これも「ガイド業務の一つ」と思っています。
右画像はグループのお客様の為にホテルにリクエストして用意した「朝食ボックス」です。早朝6時前に出発というケースではレストランがまだオープンしていない為、朝食を特別に用意する必要があった事からホテル側に「特注」しました。これもまたガイドとしての職務の一つです。
先週の三連休はグループツアー観光先の下見に費やしました。画像のレストランは以前から気になっていた所で、今回自腹で視察兼試食をしてきた際のものです。ブリキその他の置物が雑然と飾られている店内は、別の場所にある某超有名レストランに似た造りでした いわゆる「パ●リ」ですね(笑) しかし観光客には受けそうな雰囲気なので、ツアーの昼食場所として使ってみる事にします。
左はこのレストランの名物である牛・豚の焼肉盛り合わせです。アンデスポテトやジャガイモ、ユカ芋などが添えられており、ボリューム満点です。ツアーの昼食として提供する事になります。そして中画像はマス料理です。マッシュルームソースが添えられています。肉を食べない方もいる事からこちらも用意します。
マス料理は実際に試食してみました。まあ無難な所です。添えられている小旗ですが、店員から聞かれて「日本人」と返答した所、何と「日本サッカー協会」のロゴマーク入りのこの旗を置かれました ちょっと嬉しい演出です。
この日は三連休中だった事もあり、私が入店してほどなくすると満席状態でした。その中には外国人観光客グループの姿もあり、確かに観光客には面白い内装でした。
昔は「危険」というイメージ一色だった当地コロンビアにも、最近は日本人の方々が多く訪れるようになってきています。それに伴い私の仕事もオフィスワークだけではなくガイド業務が増えてきています。その中で、私自身はただ観光スポットの説明をするだけではなく、下準備や事前視察を行ったり、ちょっとしたサービスを追加するなど「一工夫」を心掛けています。
タイトルにある「南米コロンビアで一番の日本人ガイドを目指して」私のガイドは決して完璧ではありません。ガイドを行う度にいつも「こうすれば良かった」「こんな事を追加した方が良いな」と、毎回課題を自覚しています。その中でいつか「ANDES TOURS の新井はコロンビアで一番のガイドだな」と評価して頂けるよう、努力を続けていきたいと思っています。
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