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2013年12月

年末の首都ボゴタ、新たな年に向けて

いよいよ大晦日が近づいてきました。今日までに多くの当地在住のお客様方が各方面に向けて出発されました。一部の方々は既にご旅行を終えて戻られていますが、当社で手配を承った全ての方々が無事発たれたのは何よりです。日本へ里帰りされている方々も今年は北海道の北端から九州南部と広範囲です。

今年は例年と比べても当地に着任された日本人のお客様との新規お取引数が多くなりました。今や当地在住の日本人の方々にとり「日本人がいるボゴタの旅行会社と言えばANDES TOURS」と完全に認知して頂いたのではと思っています。

私は自ら全責任を持ってお客様とお付き合いしている為、責任者である私自身がテレビ番組取材やコーディネートなど、何日も留守にしたりお客様と連絡が取れなくなるような仕事は基本的に引き受けません。お客様が電話・メールでご連絡頂けば必ず私自身がお応えする、それが私の仕事の流儀です。

そんな中で今年は16年に及ぶ職務の中で日本一時帰国を除いて初めて、7月後半から8月初旬にカリ市で開催された「ワールドゲームズ」関連で二週間オフィスの自席を空けました。出張前は自分なりにかなり心配しましたが、何とか無事こなせたのが今年の思い出の一つです。

首都ボゴタは大晦日・元日を直前に控えて今年も良い天気に恵まれています。いつもこの時期には雨が降らないという一種のジンクスがありますが、今年もそうなるのか。そんな首都ボゴタの中心部付近を観光案内した際の光景をご紹介します。

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こちらは移動式の「サトウキビジュース屋台」です。そう、砂糖が作れるあのサトウキビの幹を専用の機械で押し潰すと、天然のジュースが出来ます。この屋台は機械部分も木製という凝った造りで、出来立ての「生ジュース」は素朴な味がしました。

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こちらは「サンタマリア闘牛場」(Plaza de Toros de Santamaria)です。総レンガ造りのこの闘牛場は約14,000人収容可能で1931年に完成しました。向こう側に建つ高層アパートはコロンビアの有名な建築家であるロヘリオ・サルモナ(Rogelio Salmona・故人)によって設計されました。アパートが完成当時、ここからは闘牛が観られた為かなり人気があったそうです。

この闘牛場では毎年1月から2月にかけて実際に闘牛が行われています。但し2012年からはボゴタ市長令により闘牛開催は禁止されたままです。

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オフィスビル群に囲まれてひっそりとたたずむサンディエゴ教会です。左画像のレンガ造りの建物は、最近までボゴタ随一の高級ホテルとして知られたクラウンプラザ(旧インターコンチネンタル)テケンダマホテルです。そして何気に建っているこのサンディエゴ教会ですが、看板を見ると何と、1606年建立から「400年以上」も経過している歴史ある建築物なのです。

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ボゴタ市内の民芸品市場でよく見かける幾何学模様の「モラ」製品です。モラと言えば隣国パナマのクナ族が有名ですが、実は彼らは元々現在のコロンビア領の先住民であり、その為コロンビアでもモラ製品が出回っているのです。

「コロンビアのモラ」がパナマと違うのは、布地織だけではなく革製のバッグや財布に縫い込むという実用品としての生産が盛んなのです。「コロンビアのおみやげ」にいかがですか。

当社ANDES TOURSは今年も多くの日本人の方々の南米コロンビア御旅行手配、そして在留邦人の方々の御旅行手配を手掛けさせて頂きました。現在当社ホームページは細々と改良を加え、内容を更に濃くしています。当社はこれからも「常にお客様の近くにある旅行会社」を意識していきたいと思っています。

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-御連絡- 2月のコロンビアご旅行お問い合わせに関しまして

当社ANDES TOURSホームページより2月のコロンビアご旅行に関するお問い合わせを頂きました件で、この場にて御連絡致します(個人情報が分かってしまう為、お名前は控えます)

Softbankのiphoneから御連絡頂きました内容のご返信をしているのですが、アドレスが違うのかセキュリティ設定上の問題なのか、何度送信してもエラーとなってしまいます。下記コメントがキーワードです。

日程は日本時間で2/8-2/13で考えております。最終的には自己責任にて判断致します。
海外旅行も不慣れな為、非常に難しい内容かと思いますが、是非一度訪れて見たいので、よろしくお願いします。

もしもこのブログをご覧になられましたら、この投稿へのコメント(コメント自体は非表示とします)、ANDES TOURSフェイスブックページからのメッセージ、若しくは再度当社ホームページのお問い合わせフォームから御連絡の上、別のメールアドレスをお教え頂けますでしょうか。宜しくお願いします。

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2013年12月の南米コロンビア旅行アテンド(2)

今回御来訪のお客様は御主人と共にブラジル・サンパウロ在住で、コロンビアへはお一人旅でした。

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かねてから駐在中に一度はコロンビアを訪れてみたかったとの事で、ご希望が叶っての御旅行となりました。折しも首都ボゴタはクリスマスを控えて華やかなムードが漂っています。右画像のボリーバル広場も夜は多くの人々でごった返していました。

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左画像は「サンフランシスコ教会」です。今の時期は夜になるとライトアップされてとても綺麗です。この教会は首都ボゴタにある建築物の中でもとりわけ古いものの一つで、内部はとても美しい造りになっています。

そして中・右画像はカンデラリア旧市街地区の小道です。旧市街地区の道は現在その殆どが舗装されていますが、ごく一部に石畳の道がまだ残っています。歴史を感じるこの小道を歩くと、一瞬ですが我を忘れる感覚に陥ります。

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左画像は旧市街地区の中にある「ボテロ博物館」の中庭です。とても綺麗に整備されています。中画像は日曜日に市内北部のウサケン(Usaquen)地区で行われる「お洒落な蚤の市」、そして右画像は市内北部にある展望スポットでの一コマです。

お客様はサンパウロを発たれる前に周囲の方々から「気をつけてね」と散々言われたようですが いざ当地を訪れれば全く何もなく過ごされ、旧都・そして斬新な町であるボゴタご滞在を楽しまれました。

画像はありませんが、この間に旅の目的の一つであるエメラルドのお買い物も楽しまれました。散々吟味された後にご自身なりに満足のいく品を見付けられたようで、何よりでした。

コロンビアの旅行業界に従事する者を代表して、日本人の皆さんに南米コロンビア及び首都ボゴタを観光地としてこの場で皆さんにご紹介出来る事は、自分にとって光栄な事です。お客様が観光を楽しまれ、何事もなく出国される時を見届けた後は、正直安堵します。

当社ANDES TOURSでは引き続き南米コロンビアご旅行手配を承っています。皆様のご来訪をお待ちしています。

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コーヒー生産国コロンビアに新タイプのカフェがオープン

コロンビア国内で今や各都市に必ずあるカフェがFNC(コロンビア国立コーヒー生産者連合会)直営のJuan Valdez(ファン・バルデス) Cafeです。主要都市には必ずと言ってよいほど店舗がある一大コーヒーショップと言えます。

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そんなJuan Valdez Cafeが既存店とは全く異なるスタイルで首都ボゴタにこの度オープンさせたのが、画像の「Juan Valdez Cafe Origenes」です。この店舗はボゴタ市内有数のグルメゾーンの中にあり、外壁には木材を多用しています。私の勤務先から近い事もあり、先日からこのカフェに何度か足を運んでいます。

店舗は三階建てとなっており、一階と二階にはテーブル席+二階には一部ソファ席があり、三階はオープンテラススタイルとなっています。

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このJuan Valdez Cafe Origenesが既存店と大きく異なるのは、既存店はコーヒーを「紙コップ」で提供しています。かなり辛口の意見となりますが、私に言わせればこれは非常に安っぽく感じます。しかしOrigenesは左画像のようにカップで提供されます。

そしてOrigenesではJuan Valdez Cafeの店舗では初めて、一杯ずつ何と「サイフォン(当地ではシフォンの呼び名)」を使用し淹れています。しかもそのサイフォンが全て「日本製(Hario社製)」これにはかなり驚きました。

店内が混み始めると、最初に会計を済ませた後に中画像の「番号札」を渡され、自分は好きな席に座って札を置いておくと、何と店員が出来たコーヒーを席まで運んでくれます。まるで本格カフェさながらの待遇です。

しかもサイフォンで淹れる際には何と一杯分ずつ豆を挽くというこだわりようで、そんなコーヒー(当地ではTintoの呼称)が一杯たったの2,600コロンビアペソ(約140円)という安さです。

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テーブルに使われている木材は「コーヒーの木」を加工したもので、こだわりを持った店内となっています。

そして肝心のコーヒーの味ですが、訓練を受けたバリスタによりサイフォンを使ったコーヒーは、実にマイルドで喉をスッと通る感じです。既存店のコーヒーは正直な所、苦い上に濃くて砂糖なしのストレートでは飲み辛い感じですが、このOrigenのコーヒーの何とまろやかな事「たったの140円でこんなに質の高いコーヒーを飲めるとは」最初の一口が喉を通った瞬間、即座に感じました。

元々コロンビア国内ではコーヒーを作るのにサイフォンというものを使う習慣がなく、昨今「日本」からの輸入品により史上初めてコロンビアでもサイフォンコーヒーが飲めるようになりました。今回新規オープンしたJuan Valdez Cafe Origenesはそのサイフォンをフル稼働させている、コロンビア国内では全く新しいタイプのカフェです。

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こちらが二階奥の一角です。ちょっと「隠し撮り」をしました。ここに並んでいる器具の全てが日本のHario社製のサイフォンやコーヒーメーカーなどです。中には「アイスコーヒーメーカー」もあります。これにもちょっと驚きました。

豆売りに関しては既存の「Kiri Cafe」がコロンビア国内では最高級のものを揃えている事に変わりありませんが、コーヒーの国・コロンビアに数多く・いや無数にあるカフェの中で「安くて美味しい、しかもちょっとお洒落」として新たに登場したのがこのJuan Valdez Cafe Origenesと言えます。

ちなみにここはいわゆる観光スポット(旧市街地区)からは離れており、付近には日本大使館や一部の日本企業のオフィスがある「ビジネス街」に位置していますが、話題の種に訪れてみてはいかがでしょうか。

Juan Valdez Cafe Origenes: (住所) Calle 70 No.6-09 (Embassy Suites Hotelの目の前)

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2013年12月の南米コロンビア旅行アテンド(1)

12月に入り、いよいよ年末年始ご旅行へ出発される方々が出始めてきました。今日まで既に9名の方々が日本へ里帰り、そして今週末からは近隣諸国等へ旅行される方が出始めます。私は勿論この時期に休暇を取る事はありません。皆様が無事に発たれるよう、軽い緊張感を持って臨んでいます。

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当地を訪れるお客様のアテンドも続きます。今週最初のお客様はドイツ・ケルン在住の方で、スペイン経由で当地に到着されました。ドイツは厳冬期に入り寒いようですが、ここボゴタの日中は温暖な気候です。最近では雨の量も少なくなり、いよいよ雨期が終わりに近づいている事を感じます。

この日のモンセラーテの丘は良い天気に恵まれ、遠くまで見渡す事が出来ました。

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「金博物館」の画像です。内部を一通り見て回ると最低でも1時間はかかります。初めてご来訪の方には眩いばかりの金細工の数々は驚愕に値する筈です。

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夕暮れ時のボリーバル広場(左・中画像)です。年末のこの時期には広場に奇抜なモニュメントやらが設置され、正直な所主要観光地として決して見栄えしないものですが、止むを得ずと言ったところです。

そして右画像は金博物館地下階にあるカフェで休憩を取った際の一コマです。何しろ標高2,600mのボゴタでの徒歩観光は、富士山の7合目あたりを歩いているのと同じですので平地と比較して疲労の度合いがまるで異なります。その為、必ず休憩を取るようにしています。

この地下階には最近割と美味しいコーヒーを飲ませてくれるカフェがオープンしました。コロンビアと言えばコーヒーですので、ここで一杯が最近のパターンです。

今週末も日本人のお客様をお迎えします。旅行業に従事する者にとって、観光・旅行に関する投稿をするのは最低限の義務と承知しており、一人でも多くの日本人の方々が当地コロンビアを訪問して頂くのは喜ばしい事です。

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コロンビアもいよいよ師走入り

2013年もいよいよあと僅かですね。しかし私自身は今年を振り返る余裕はまだありません。今日は久しぶりに家でのんびりと休日を過ごしましたが、今週はスペイン・ブラジルから来訪される日本人の方々を迎え入れます。日程がよくダブらなかったものです。そんな中ですが、12月に入って当地在住の日本人の方々が集う年末行事にお邪魔する機会が度々ありました。

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昨今ではコロンビアの治安改善に伴い、日本企業の当地新規進出が徐々に増えてきています。画像の日清食品さんもその一社で、当地では左画像にあるタイプのカップヌードルを販売されています。こちらは我々日本人にはお馴染みの長い麺ではなく、当地コロンビアのスープ文化に合わせてスプーンを使って食べられるタイプにしています。例えると「平うどんを1cm程度に細かく切った」ような感じです。

今後も当地へ新規進出を検討される日本企業さんが徐々に増えていく事が予想されており、喜ばしい事です。

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別の日にはボゴタ市内某所で年末懇親会があり、16年のコロンビア生活の中で初めて参加させて頂きました。時間内には数多くのプログラムが組まれ、その中には画像のコロンビア伝統舞踊もありました。コロンビア国内には数多くの伝統音楽・伝統舞踊が文化として根付いており、私はいつも好んで鑑賞しています。この時の画像を下記フェイスブックでも投稿しています(一部画像は加工処理をしています)

ANDES TOURSフェイスブックページ

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当社ANDES TOURSからは毎年左画像のギフト券を○○円分 X 2組の方に進呈しています。これは当選された方がご帰国後にANAの機内販売品購入や日本国内50万店以上のJCBカード加盟店で、期限を気にせず御利用頂けるようにとの発想です。予定では来年も同じパターンです

そしてこの日、思いがけず右画像の御品を頂戴しました。この場を持ちまして◎社の「I」様に心より御礼申し上げます。

今年は例年より新規お取引を始めさせて頂いたお客様が増えたように感じます。単に日本語が通じるというだけではなく、日本人らしいサービスを持って接したいと常日頃から思っています。それにはまだまだ精進が足りませんが、これから益々増えていくであろう当地在留邦人の方々のお役にほんの少しでも立てれば光栄です。

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ワールドカップブラジル大会1次リーグ、コロンビアは日本と同グループ

実に16年ぶりのワールドカップ出場となるコロンビア、抽選の結果は何と日本と同じ「グループC」。当地コロンビアに住んでいる私としては、出来れば避けたかったです(苦笑)

近年のコロンビア代表は南米予選段階でどうも歯車が噛み合わず、長い低迷期に入っていました。過去にはライオン髪の「バルデラマ」を軸に、彼の絶妙なパスを持ち味として勝ち上がった黄金期がありましたが、バルデラマが引退後もやはり中盤でのパスにこだわり続けた結果が長い低迷でした。

そして昨年、ついにそれまでの「純国産監督」の方針を捨て、アルゼンチンから名将・ぺケルマン監督を招聘し、チームの根本的な立て直しを図りました。彼はそれまでの「コロンビアスタイル」を見直し、前線に選手を押し上げる「ロングボール」を多用するスタイルを採用した結果、チームがガラッと変わりました。

その成果が南米予選2位、FIFAの最新世界ランキング4位という好調ぶりです。

日本人である私は当然の事ながら日本代表を応援していますが、現在のコロンビアはかなり調子を上げていて、手強い相手になるのは間違いないでしょう。

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