クンディナマルカ県・Chia(チア)の旧市街地区を散策
三連休中日のこの日、我々家族(というよりも私)は遠出旅行の計画が遅れた為、首都ボゴタから北へ約30分ほどの距離にあるChia(チア)中心部を日帰りで散策する事にしました。Chiaという町は近年首都ボゴタのベッドタウンとして発展を続けており、郊外には様々な新築住宅が建ち並んでいます。私の頭の中ではChiaという町は「何もない」というイメージでしたが、今回初めて中心部を訪れて、「これは観光地として紹介出来る」と実感しました。
Chia中心部(旧市街地区)には至る所に左画像のような門柱があります。ここから先がいわゆる歴史地区です。16年に及ぶ首都ボゴタでの生活の中で今回初めてChia町の歴史地区を訪れました。
左画像が歴史地区のまさに中心となる「サンタンデール広場」です。この広場を囲むように歴史を感じさせる古い建物が林立していました。小道もお洒落で、これは散策に適した場所だと実感しました。
この日はちょうどサンタンデール広場において「伝統舞踊フェスティバル」が開催中で、民族衣装をまとった少年・少女や、伝統舞踊学校の生徒達の踊りを見る事が出来ました。
旧市街地区の外れ・徒歩圏内には大きな市場もありました。一歩中に入ると様々な野菜や果物類が視界一杯に広がり、それは目にも鮮やかな光景でした。並んでいるものは首都ボゴタでもよく見かけるものですが、やはり市場はどこでも購買意欲をそそりますね。中には日本で見かける事のない独特のフルーツなども並んでいるので、国外から来訪されたお客様には新鮮に見える筈です。
Chia町には数多くの「炭火焼肉レストラン」がある事で首都ボゴタの人々には昔から知られています。事実、町の中心部や郊外には数多くの肉料理レストランがあり、その中で最も有名なのが「Andres Carne de Res」という超人気店です。我々もこの日の昼食は焼肉にしました。
入ったレストランは先日妻と子供達が私の出張中に友人ご家族と入った場所です。この焼肉レストラン、外には看板が一切なくどうみても「ただの小屋」です。しかしここが地元民曰く「一番美味い」という評価との事。我々はこの日の一番乗りで店内に入りました。
流れとしては、まずは「席の確保」。店員が案内してくれる事はなく、順番待ちであれば随時空いた席を自ら確保し、その後自分達で会計場横に掲げてあるメニューから食べたいものを選んで会計を済ませ、注文票を持って隣の「焼き場」にて受け取り、席へ持って行くというシステムです。スープだけは別書きの伝票を店員に渡すと持ってきてくれます。そして飲み物は別の窓口で別途購入します。
左画像がこの日我々が堪能した肉料理です。左上のCostilla de Cerdo(骨付き豚肉)は脂身が口の中でジュワッと溶ける逸品、右上のTernera(生後6か月未満の若牛肉)は予め下味が付いていて焼き目の割には柔らかく、美味でした。そして手前のLonganizaはいわゆる腸詰めですが、香草の香りが強いこれも逸品でした。
この店では鶏肉や硬い食感の成牛肉はなく、豚肉と子牛肉だけですが、これは当たりの店でした。地元民お勧めだけあります。その他Arepaや右画像にあるYuca(キャッサバ芋)も美味しいとの事です(妻の評価)
Asadero Parrilla & Brasa(看板がないので注意) Calle 15 & Carrera 13の角 Tel 863-0867。営業は金・土・日及び月曜日が祝日の日11:00AM~5:00PM位まで(1:00PM以降は激込みらしい)
食後には再びサンタンデール広場に戻り、角に面したカフェで一息つきました。この店はいわゆる安っぽいカフェとは少々異なり、歴史地区と調和した落ち着いた造りでホッとします。我々はカプチーノとエスプレッソを注文しましたが、店主の女性がそれになりこだわりを持っているのか、なかなかイケる味でした。この店は旧市街地区散策の途中で立ち寄る場所としてはお勧めです。
首都ボゴタからとても気軽な距離にあるChia町の歴史地区を散策し、週末には焼肉を楽しむ。日本人の方々向けに首都ボゴタ及び近郊への様々なオリジナルツアーを企画・催行している唯一の旅行会社である当社ANDES TOURSの「新ツアー」に使えそうです。
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