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2012年9月

コロンビア発・創作クレープ料理レストランCREPES & WAFFLES

我々家族は普段あまり外食をしないのですが、「妻の誕生日のお祝い」と「12年目の結婚記念日」を兼ねて、妻の希望もありコロンビア国内ではとても有名な創作クレープ料理レストラン"CREPES & WAFFLES"にて家族皆でランチを楽しみました。私自身、このレストランで食事をしたのは久しぶりでした。

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日本で「クレープ」と言うと、中に甘いものを詰めた「スイーツ系」がもっぱらですが、コロンビアの「クレープ」は、クレープ地の上に温野菜や肉・魚介類などを乗せた「創作料理」としての地位が確立されています。

左は妻がオーダーした「ガンジー」と言う名のベジタリアン向けメニューです。クレープ地の中には"豆腐"をベースにした具が入っています(約700円)そして右の皿は私がオーダーしたイカのニンニクソース添えです(約750円)ソースで見えませんが、クレープ地の上にイカが乗っています。

Img_6829 Img_6851 このCREPES & WAFFLESは、1980年に首都ボゴタで二人の大学生がクレープを焼いて売り始めたのがきっかけで、今やコロンビア国内各地はもとより北はメキシコから南はチリまでの中南米7カ国、そしてスペインにも進出しており、「コロンビア発」の創作料理の中では現在最も成功しているレストランとして有名です。

左は正午の開店直後の店内、そして右画像は30分後の店内です。このCREPES & WAFFLESは超人気レストランであり、ランチタイムには長蛇の列が出来ます。我々は開店直前に到着しましたが、既に列が出来ていた程です。

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左は私が注文した、クレープ地の中にバニラアイスを詰め、バナナを添えて生クリームとチョコレートソースを加えたものです。これで約350円という安さです。中画像は妻が注文したミニワッフルにコーヒー味のアイスクリームその他を添えたものです。こちらも約300円という安さです。右画像のコーヒー、これは生豆から「自社焙煎」したものを各店に供給しています。レストランで一杯約150円という安さは、さすが「コロンビア」です。

Img_6838 左は「レモネード」そして右は「レモネード+砕いたミントの生葉」です。このCREPES & WAFFFLESで提供している各品やこれらの飲み物には「独創性」があります。加えて安いのですから、大人気店になっても不思議はありません。

ところで、画像はありませんが、このCREPES & WAFFLES各店で働いている人達はウエイトレス・厨房・会計など「全て」女性ばかりです。これだけの人気を誇るいわば「名店」で、男性従業員の姿が全くないのも特筆されます。

話しによると、このCREPES & WAFFLESで働いている従業員は、シングルマザー・離婚・死別・夫が働けないなどの事情から「女手一つ」で家族を支えなければならない女性を最優先して雇用しているそうです。そんな裏事情を全く考慮する必要がない程きびきびと働いている女性達で、何より各店舗いずれも「待たされる」というイライラを感じる事がないのは、ラテンアメリカでは「驚愕」に値します。

CREPES & WAFFLESは「成功した創作クレープ料理」としてはコロンビアで発祥した一大レストランですが、コロンビア料理とは異なります。しかし「コロンビアのオリジナル料理」という見方も出来ます。当地コロンビアを訪れた際に、機会があれば食べてみてはいかがでしょうか。

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南米コロンビアへの観光・出張、ANDES TOURSがお手伝いします

Img_6805_2 本題に入る前にいきなり「ちょっと一服」です。左画像はCarullaなどのコロンビア国内大手スーパーで販売している、その名も"SUSI"という名のお菓子です。これですが、コロンビアでは珍しい「お米」で出来ています。つまり「米菓」という事で、食べてみると「あれっ、日本のどこかで食べたぞ」という、何か懐かしい味がします。

塩味でサクサクと軽い口当たりは、まさに「昔懐かしい味」です。コロンビア在住の皆様、騙されたと思って買ってみて下さい。お茶受けに、酒のつまみに最適ですよ。

Img_6795 Img_6774 という事で「本題」です。先週は日本が"シルバーウィーク"だった事もあり、コロンビアへお越し頂いたお客様を受け入れた数が8月を上回りました。

昨年来、連休が重なるこのシルバーウィークは私にとって「意外なかき入れ時」でもあります。その為、この時期に休暇や出張などは出来ません。この間、ボゴタ市内観光は勿論の事、今年から催行を開始した「首都ボゴタからの日帰りコロンビアコーヒー農園ツアー」も、ご好評を頂きました。

Img_6782 Img_6784 特にコーヒー農園ツアーは、お客様自らの手でコーヒーの実を摘み取り、実の加工から焙煎、そして試飲までを体験出来ます。受入れ側の農園でも思考錯誤の結果、観光ツアーがより良いものになってきています。

コロンビアと言えば「コーヒー」そのイメージにお応え出来るツアー、当社ANDES TOURSは唯一そのツアーを催行しています。

イメージと言えば、今までご来訪頂いたほぼ全てのお客様が、コロンビアへ来る前は「ゲリラ・誘拐・テロ」と言った恐ろしいイメージの中、少なからず恐怖心をお持ちになっていました。反政府ゲリラ・麻薬組織が共にほぼ壊滅状態にある現在であっても10人が10人、全ての方です。このイメージは当分覆す事は不可能でしょう。

無理もありません。つい最近までかれこれ何十年、政府とゲリラとの交戦状態が続き、加えて麻薬組織によるテロ事件も頻発していたのですから。いくら政府や観光事業関係者が「今やもうその影響は極少です」と声高に叫んだところで、「そうですか、それでは」と観光客が大挙してご来訪される事を期待するのは「時期尚早」です。私はそこまであと数年はかかる事を「予測」しています。

しかし、実際にコロンビアを訪れて観光してみると「意外と普通の国だった」というご意見、これも10人が10人の方々に共通したご感想でした。コロンビアほど事前のイメージと実際の感想が異なる国も珍しいのではと思います。ですので、私は以前からこの国を「未知の国・コロンビア」と称しているのです。

Img_6801 Img_6802 ボゴタ市内観光の途中、カフェでまったりと休憩の様子です。当社ANDES TOURSオリジナル・コロンビアツアーは、常に「唯一・オリジナル」を意識して催行しています。

ボゴタ市内観光でも、つい数年前まではお洒落なカフェでコーヒーを飲みながら・・・という、日本では当たり前の事も出来ませんでした。コーヒー豆の生産大国でありながら、そんなカフェが殆どなかったのですから。でも、今は随分変わったのですよ。

Img_6771 当社ANDES TOURSは、観光・出張などで南米コロンビアを訪れる予定の皆様の「旅の計画のお手伝い」を致します。ご旅行プランはのお手伝いはお一人様から承っており、首都ボゴタ及び近郊へのツアーは「日本語」により割安な料金でご案内しています。

お問い合わせ、詳しい内容のご紹介等につきましては、当社サイトをご覧下さい。また、以前よりご案内しております「フェイスブック・Andes Tours Colombia」も好評を頂いています。

Facebook(フェイスブック)アカウント: Andes Tours Colombia



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年末年始のコロンビア国内外ご旅行お申し込みを承っています

2012年も既に4分の3。9月も終わりに近づいています。今週の日本は「シルバーウィーク」という事で、9月は何故か8月よりもガイドの仕事が増えています。そんな中、先週はチケット発券に勤しんだ一週間でした。

日本や韓国へ向かう個人やグループのお客様の発券、そして個人のお客様で初めてお目にかかった方や旧知の仲で久しぶりに再会した方などがありました。ご来社頂いたケースやチケットデリバリーに走ったケースなど様々でしたが、特に8月後半から先週にかけては新規のお客様や、既存のお客様で久しぶりに受注を頂いたケースでお話しをさせて頂いた機会が多々ありました。

私自身、恥ずかしながら「営業系」の人間ではないので自ら積極的に「顔を売る」ような事はなく、その中でボゴタ在住の方と初めて知り合ったケースでは、大変失礼ながら「初めてお目にかかりました」という事が重なりました。本当に自らの無精を恥じるばかりです。そのような私にご用命頂いた事を感謝しなければなりません。

また、某都市在住のお客様でいつも携帯でチケットのご用命を頂く、旧知の仲のお客様とは久しぶりに再会しました。お互い年が近い事もあってか、妙に親近感を感じました この方は個人事業者の方ですが常に忙しく世界中を飛び回っていて、このような方から懇意にして頂く事、これも光栄の極みです。

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そんな中、既に「年末年始」のご旅行手配を承っています。ボゴタ在住のお客様、そして日本から年末年始にコロンビアを旅行されるケースなど様々です。特筆すべきは(当ブログをご覧になられていますでしょうか)年末年始のご多忙の折、数日間しかない日程の中で日本から「メデジンと近郊」だけをご旅行される個人のお客様です。

当社ANDES TOURSにおいて日本-メデジン往復航空券とホテル・移動車両の手配を承りましたが、長い旅行業務の中で遠い日本から首都ボゴタを飛ばしてメデジンだけを観光される手配を受けるのは初めてです。

メデジンと言うと危険なイメージが先行し、先方もご旅行お申し込み直前までそれをとても気にかけていましたが、メデジンという町を「観光地」という視点で見ると、実は首都ボゴタよりも「優れている」これは間違いありません。

首都ボゴタは見所が「旧市街とその周辺」に集中していますが、メデジンは見所が広範囲に及んでいて、しかも公共交通機関や市が運営する定期市内観光バス、更には一定以上のレベルのホテル宿泊料金の安さなどの総合評価で、首都ボゴタをしのぐ「観光都市」と言えます。

更には近郊にも「グアタペ(Guatape)」や「サンタフェ・デ・アンティオキア(Santafe de Antioquia)」などの観光スポットがあり、メデジンは観光地として申し分ありません。また、市内には「美味しいレストラン」が集中しているエリアもあります。

実際の所、8月・9月でコロンビア在住の複数の御家族様のメデジン観光手配を承りましたが、3泊4日では足りなかったというご意見もあった程です。

年末年始にメデジンと周辺の町を観光されるお客様にも、是非とも良い思い出を残して頂きたいものです。

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もうすぐ年末年始です。コロンビア国内外へのご旅行をご計画の皆様、是非とも当社ANDES TOURSをご用命下さい。長年の実績の他、日本やその他の国からご来訪されるお客様には首都ボゴタ及び近郊への多彩なツアーをご用意しています。

海あり山あり、ジャングルからコーヒー農園まで多彩な顔を持つコロンビアは、「未知の国」にふさわしい地です。貴方の旅のお手伝いが出来れば光栄です。お問い合わせ・お申し込みは下記当社サイトの他、Facebook(フェイスブック)からもお申し込みが可能です。ご連絡をお待ちします。

コロンビア・ボゴタの旅行会社、ANDES TOURS日本語サイト

Facebook(フェイスブック)ページ: Andes Tours colombia

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ANDES TOURSオリジナルツアー、9月のコロマ・コロンビアコーヒー農園とコロンビア紹介ビデオ

ほぼ毎月のペースで催行し、ご好評を頂いている当社ANDES TOURSオリジナル「コロマ・コロンビアコーヒー農園見学ツアー」。今回はベネズエラからご来訪されたお客様をご案内しました。

首都ボゴタから余裕の日帰りで、コロンビアが世界に誇るコーヒー農園を見学できるこのツアー。ベネズエラ在住のお客様は初めてお迎えしました。ベネズエラと言えばかつてはコロンビア人の海外旅行先として「マルガリータ島」がとても人気があった時がありました。

現在ではカリブ海の島だけでも首都ボゴタから「ハバナ(キューバ)」「サントドミンゴ  / プンタ・カナ(ドミニカ)」「カンクン(メキシコ)」「アルーバ」「キュラソー」などに直行便が就航しているので、以前ほどの人気はなくなりましたが、当時はボゴタ在住の日本人の方々もマルガリータ島へ旅行されたケースがあり、それが今や「ベネズエラからコロンビアへ旅行に来られる」というご時世になったのは不思議な気分です。

Img_6741 今月のコロマ・コロンビアコーヒー農園の状況ですが、先月は園内のコーヒーの木々にびっしりと白い花が満開状態だったのが殆ど落ち、現在はこれから実を付けていく段階でした。

一部の木々に花はまだ残っていましたがもはや少なく、実を付けている木々もまだ少なかった状態でした。現在の推測では10月中旬以降に今年二回目の収穫期を迎え、見頃になるのではないかと思います。

画像は園内にある今でも「現役」の、収穫したコーヒー豆を積んだジープです。

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このコロマ・コーヒー農園は単にコーヒーの木々があるだけではなく、収穫から加工・生豆として出荷までのプロセスを見学・実体験出来るのが魅力です。そして園内で収穫した豆を使ったコーヒーリキュールも生産しており、試飲もできます。そして更にコーヒーの木々だけではなく、亜熱帯性の美しい花々も年間を通じて咲き乱れています。

Img_6745 この日のツアーも無事終了し、オフィスに戻った後に撮影した「夕暮れ時の風景」です。この日は現地が多少曇っていたものの雨が降る事はなく、ツアー日和でした。

私がツアーを企画・催行して以来、既に数多くのお客様を「コロンビアコーヒー農園」へご案内しています。コロンビアと言えばまず思い浮かべる一つがコーヒーでしょう。それを首都ボゴタから日帰りで、お一人様からでも気軽に観光出来るようアレンジしたのは、私にとって「当たり」でした。

当社ANDES TOURSは、コロンビア国内外の皆様へ常に「南米コロンビアの魅力」を発信し続けています。それは既にご承知頂いている事でしょう。それがこの国の観光・旅行業に従事している私の「本職」です。

そんな私が「あっ、いいな。これ」と思ったのが下記のビデオです。歌っているのは有名コロンビア人歌手"Cabas"です。彼は数年前に日本で行われたコンサートの際に、主催者からの依頼で彼ら一行の日本行き航空券を手掛けた際に直接知り合いました。是非ともご覧下さい(と言いつつ、日本で見られるのかな?)


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首都ボゴタを自転車で疾走(失走?)

15年以上に及ぶ南米・コロンビアの首都ボゴタでの生活で、この度初めて「自転車」に乗り、大都会を疾走(失走とも言うか )してきました。

Ciclovia02sep2012_100 私は自転車を持っていないので、今回は「貸自転車」を利用しました。ちなみに、腹が膨らんでいるように見えるのは、首から下げている貴重品が入った「巾着(きんちゃく)」の為です。誰ですか、恰幅(かっぷく)がいいですねと思っているのは 決して"メタボ"対策の為ではありません

日本へ一時帰国した際には、実家で時折「ママチャリ」に乗る事がありましたが、ボゴタで自転車に乗ったのはこの地に渡って以来初めての事でした。という事で「記念撮影」です。

Ciclovia02sep2012_033 人口700万人超の大都会ボゴタでは、かれこれ40年近くにわたり"Ciclovia(シクロビア)"と呼ばれている「自転車天国」が日曜・祝日に開催されています。注目はその「距離」です。大都会ボゴタの市内を網羅しているこの自転車天国は、総延長距離にすると何と「121km  」にも及びます。以前にも当ブログでこのシクロビアを紹介した事がありますが、おそらく「世界一長い自転車天国」ではないかと思います。

平日は混み合う大通りを、総延長距離121kmに渡り封鎖して、自転車・歩行者天国にするので壮大です。日本で言えば、「青山通り」「銀座通り」「都心環状線」などの主要道を日曜・祝日に全て自転車・歩行者天国にしたらどんな状況になるでしょう?ボゴタのシクロビアは実際、そんな規模なのです。

Ciclovia02sep2012_037 普段は車が行き交い、時には大渋滞も引き起こす大通りですが、シクロビアのこの日は自転車や徒歩などで「大手を振って」颯爽と駆け抜ける事が出来るのです。何という贅沢でしょう。実際の所、この日ばかりは騒音や排気ガスによる公害の影響は極めて少ないので環境に良いばかりではなく、市民の健康促進にも一役買っているのがこのシクロビアです。

見て下さい。この自転車の数々。自転車は決して騒音や公害をまき散らすものではありません。

Ciclovia02sep2012_028 Ciclovia02sep2012_048 シクロビアは単なる「自転車・歩行者天国」ではありません。沿道では無料のエアロビクスレッスンが行われています。

また、要所には警官も配備され、安心してあらゆる階層が平等に、安心して利用できるのがシクロビアの特徴です。このシクロビアを利用している人々に「階級の差」はありません。等しく誰もが参加できます。

Ciclovia02sep2012_062 この道は、市内からボゴタ空港へ向かう道です。画像では見えませんが、この左側を車が走っています。この車線も月曜から土曜日までは車がスピードを上げて走る道ですが、シクロビアのこの日は自転車・歩行者天国です。

世界的に見ても、日曜・祝日に限定した話ですが、車道を封鎖してここまで自転車や歩行者を優先するシステムは珍しいと思います。

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この日は首都ボゴタ最大の公共公園である「シモン・ボリーバル公園」まで自転車で"遠征"しました。園内の道路もやはり「自転車優先」で、多くのライダー達の姿がありました。そして、至る所に運動用の器具があり、多くの人々が体を動かしていました。

この日は結局、自転車を約6時間レンタルし、最後は足がガクガク、フラフラになりながら出発地点までたどり着きました。それはそうです。首都ボゴタの標高2,600mは、富士山に例えれば「七合目」です。この地点で数時間自転車を走らせれば・・・足も疲れましたが、それ以上の後遺症は何と「日焼け」でした。日焼け止めを塗りまくったつもりが、高地特有の強い紫外線により、帰宅したらしっかりと焼けてしていました

長いボゴタ生活で初めての自転車乗車体験でしたが、その成果はいかに

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