2012年7月・カルタヘナにて
先日、NHK「地球アゴラ」番組取材の為に二度、世界遺産登録地である港町・カルタヘナに出張した事は既にご報告済みです。その中で新しい発見やちょっとしたご報告事項がありますので、この場に投稿します。
カルタヘナは現地イスロテ島への取材の過程でそれぞれ一泊しただけでしたが、コロンビアを代表する日本人観光・旅行業関係者として僅かな時間でも有効利用したいという思いから、こちらも「取材」しました。
カルタヘナ・旧市街地区で最近「ブーム」となっているのがこの「貸自転車」です。旧市街地区は道幅が狭いので、車両が通り抜けるのは難しく、しかも迷路のような複雑さです。加えて年中暑い土地柄ですので、徒歩での観光はなかなか大変です。
そこで登場したのがこの貸自転車です。私もこれは上手い発案だと思いました。これでしたら狭い通りを風を切ってスイスイ走る事が出来、観光も出来ます。事実、夜ともなれば貸し自転車屋は大繁盛、ある店では待ち時間約一時間との事でした。
カルタヘナ旧市街地区には元々「観光馬車」がありますが、加えてこの貸自転車を使っての観光もお勧めです。
旧市街地区の小道沿いでは、このようなカラフルな手提げバッグを並べている光景を見かけます。このバッグですが、実はカルタヘナから東へ行った先に現存する先住民族が今も肩から提げている、いわばコロンビアの「伝統工芸品」なのです。
先年のオリンピックでコロンビア選手団がこのバッグを肩から提げて行進したのをきっかけに、コロンビア国内ではブームが未だに続いています。首都ボゴタでもこの伝統的なバッグを肩にかけて歩いている人々を多く見かけます。
ちなみにカラフルなデザインの大半は「機械織り」で、「先住民族の手織り」バッグは伝統的に白黒のゴワゴワしたものです。これは数カ月かけて織られるもので、価格も高いものですと数万円程度します。
ボカグランデ・ビーチ地区にある肉料理専門店です。観光スポットである旧市街地区には昨今多くのレストランが軒を連ねています。中にはイタリア料理やロブスターなどの専門店もありますが、概して創作料理(フュージョン)系が多く、私自身はやはりこのような「専門店」が気になります。
カルタヘナでアルゼンチン風焼肉というのも何ですが、首都ボゴタには意外にも「美味しい」というレストランがあまりになく、逆に外国人観光客が多いカルタヘナの方が美味しいレストランが数多くあります。
画像では分かり難いですが、肉の焼き加減は日本人好みの「焼き過ぎない」感じにしています。中は肉の赤みが残っており、これは焼き方の注文の仕方次第です。ちなみに画像の肉が小さそうに見えますが、実際にはカメラマン氏とシェアした半分で、それでもかなりのボリュームでした。
この店では他に「エンパナーダ」もアルゼンチン風で、なかなかいける味でした。
当社ANDES TOURS企画のコロンビア・カルタヘナツアーでは、お食事にもこだわりを持ちます。私自身、これからも"勉強"を続けたいと思っています。
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