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2012年コロンビアでの母の日と、心が和む書籍のご紹介

先週は予約手配が殺到し、ブログ記事の投稿をする余裕など全くありませんでした。日本人の方々からのご予約依頼に加えて、当地在住の韓国人のお客様からの予約が集中し、ほぼ毎日オフィスとセントロの客先とを行き来していました。

私が当地コロンビアで旅行業に携わって15年以上になります。航空券の価格自体はさすがにネット予約と競合すれば太刀打ち出来ませんが、現時点で他の日本人や韓国人などがこの業界に参入したとしても、実績だけではなく知識や会社としての実力で絶対他には負けないという自信を持って毎日取り組んでいます。

Img_4721 Img_4727 そんな中、今年も「母の日」が来ました。私が思うに、世のコロンビア人男性の大半はいつまで経っても"乳離れ"しない「マザコン」ではないかと思われます。それ程に母親にべったりの男性が多いのがこの国です。故に母の日はまるで「狂想曲」を奏でるかのような熱狂ぶりです。

この日は"母"をもてなす為、有名どころから場末のレストランまで客で溢れ返ります。そんな状況に我々家族は付き合っていられないので、毎年この日は「静観」です。私はせめてもの思いで市内にある「フラワーマーケット」で花を買い求めました。

Img_4731 Img_4720 さすが世界有数の切花生産大国・コロンビアだけあります。首都ボゴタのフラワーマーケットには様々な盛花が並んでいます。日本では母の日と言えば「カーネーション」が主流ですが、コロンビアで母の日に贈る花は「バラ」が主体です。カーネーションを贈る習慣は全くと言って良い程ありません。

Img_4730 Img_4724 そもそもこの時期に首都ボゴタでカーネーションを見る事は殆どありません。カーネーションはあくまでも「輸出向けの花」です。勿論バラもコロンビアが世界に誇るトップクラスの品質と生産量を誇る花卉です。

盛花にはこの他、カトレアやトロピカルフラワーなどがアレンジされていて、とても色鮮やかです。

Img_4740 Img_4752 今年の妻へのプレゼントは、カトレアをふんだんにあしらった花籠です。年に一度の母の日の贈り物に金額の話をするのは野暮な話ですが、やはり「母の日価格」ですね。普段のカトレアの花籠は20,000ペソ(約900円)程ですが、母の日は書き入れ時もあって、五割増しの30,000ペソ(約1,350円)でした。

しかし、日本でカトレアやその他の花をこれだけあしらって1,000円ちょっとという価格は有り得ないでしょうね。カトレアもコロンビアが世界に誇る花卉の一つです。

Img_4747 そして週に一度来てもらっているお手伝いさんには、12本・一ダースの花束を贈りました。こちらも普段でしたら"12本"でおよそ4,000ペソ(180円)前後ですが、母の日はやはり特別で、三倍以上の15,000ペソ(約680円)程度でした。それでも12本の花束が母の日に700円以下というのは日本では有り得ないでしょうね。バラの産地・コロンビアでの価格がいかに安いかお分かり頂ける事でしょう。

金額の話ばかりでケチくさくなりましたね 本来であれば妻をもてなしたい所ですが、何しろ当日はどこのレストランも客で溢れ返るのでかえって疲れるだけです。せめてもの思いで盛花をプレゼントする事にしました。

我が家は当地では裕福な生活が出来る身分ではなく、質素な毎日です。その中で二人の子供の母親として毎日家族を支えてくれている妻に改めて感謝をする日、それが我が家の「母の日」です。

話は変わり、私が気分転換の為に以前購入した書籍「空の上で本当にあった心温まる物語」の動画をご紹介します。母の日にも関連しますが、読み続けるうちに固くなった頭と心が何となくほぐれていく、お勧めの一冊です。イライラした時・落ち込んだ時に読んでみると良いかもしれません。

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