セマナ・サンタ(聖週間)・週末の首都ボゴタと近郊の光景
3日間に及んだセマナ・サンタのアテンドも無事終了し、ホッとしている所です。週末の首都ボゴタ旧市街地区は、金曜日とはうって変わって本来の賑わい方と人々の姿でした。
土曜日は、まず「ネモコン&シパキラ岩塩坑道」へご案内しました。ネモコンの岩塩坑道はこじんまりとしていますが、何より地下水と共に岩肌の表面に染み出した「太古の塩」が織りなす「自然の美」にはいつも感動します。お客様も御満足されたようでした。
そしてこちらが"有名"な「シパキラ岩塩坑道」入口です。昨今、派手な電飾や3Dシアター、坑道内部での大音響による「光と音のショー」など「過激さ」に拍車がかかっています。お客様の「ここはいわゆる"テーマパーク"ですね」という感想がピッタリです。こちらは人・人・人、人の波でした。
シパキラの岩塩坑道は、ネモコンに比して岩塩坑道本来の魅力の乏しさを奇抜な演出で補っている感があります。例えば"岩塩坑道"とは本来無関係である筈の「エメラルド鉱山」を「関連」とこじつけて坑道内にエメラルドショップを作ったりと・・・「有名」を取るか「美しさ」を取るか、一日で二つの岩塩坑道ツアーを日本人の方々向けに組んでいるのは、当社ANDES TOURSのみです。
こちらはシパキラ岩塩坑道から程近い場所にある"Funzipa(フンシパ)"というレストランです。ツアー中の昼食場所として度々利用しています。レストラン内のレンガ造りの壁の表面が白いのは「塩」によるものです。
味自体は特に絶品という訳ではありませんが、肉・魚・スープ類など観光客向けの無難なメニューが揃っている点では重宝しています。店先には「窯」があり、ここで塩を作る工程を見る事が出来ます。
お客様のご希望でホテル出発時刻を早めたおかげで、この後「モンセラーテの丘登頂」に再びトライしました。
前日の聖金曜日はあまりの人の多さに挫折しましたが、この日はチケット売り場も含め人々の姿が「ちらほら」で、往復共に全く待つ事がありませんでした。前日のあの凄まじい光景は何だったのか・・・夕刻に近い時刻でしたが、その数時間前にあったスコールの影響は全くなく、素晴らしい景色を堪能頂きました。
お客様は既に去られたのでこの場で皆さんにご紹介します。今回御利用頂いた旧市街地区のホテルがこちらの"Hotel de la Opera"です。
オペラの名の通り、隣接する建物はボゴタ、そしてコロンビアを代表する「コロン劇場」です。旧市街・カンデラリア地区の主要観光スポットは全て「徒歩圏内」という立地の良さと、調度品も含め格式と風格が漂う「昔ながらの高級ホテル」です。旧市街地区を堪能されたい方には是非ともお勧めです。
このホテル、実は先年まで私がガイドブック「地球の歩き方」の編集・校正作業を引き受けていた際、「コロンビア」の表紙として採用されたのがこの画像です。撮影者は私、そしてオレンジ色の建物がこのHotel de la Operaの一部です。今頃になって打ち明けました
ところで、コロンビア部分の編集・校正作業を受けていた当時、当社ANDES TOURSの名前は一度も掲載しませんでした。この理由については割愛します。しかしながら、当時とは異なり今や「ネット社会」。ガイドブック経由でなくとも当社ANDES TOURSホームページを経由して個人・旅行会社からお問い合わせ、ご旅行お申し込みを頂くケースがかなり多いのが実情です。
お客様から時折「何故ガイドブックにANDES TOURSの名前を載せないのですか?」と問われますが、私の思惑は「結局正解」だと思っています。要は「名より実」ですからね
話がそれました。今年のセマナ・サンタも忙しく明け暮れ、無事終ろうとしています。
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