HILTON BOGOTAを視察
慌ただしい毎日を過ごしています。その中で、昨年新規開業したホテル"HILTON BOGOTA"を視察する機会がありました。セールスマネージャーが直々に出迎えてくれ、私は全く記憶がないのですが、マネージャーの女性から「貴方の事は以前の勤務先の頃から知ってますよ。日本人マーケットを抱えていますからね」と聞かされ、未だにどこでどうやって知り合ったのか記憶がないのですが、とにかくホテル内を案内してもらいました。
このHILTON BOGOTAは私の勤務先から1ブロックという近い場所にあります。開業以来なかなか内部を視察する機会がありませんでしたが、今回日本から業務出張により3室の御予約手配を承りました(手配受託・エムオーツーリスト)その事があり、今後の予約手配に備えて私自身もこのホテルを知っておくというのが視察理由でした。
付近は、日本大使館を始めとして主要日本企業その他、名だたる企業がオフィスを構えるビジネス街です。そんな中でビジネスマンの需要を目当てにしているようです。
客室階は外装と共に黒を基調としており、落ち着いた感じがしました。そして客室は至ってシンプルです。私が手配したルームタイプの部屋には、ビジネスデスクまで設置されていました。この日は平日の日中で、ホテルは首都ボゴタ随一の大通りであるCarrera7に面している為に騒音が気になりましたが、窓ガラスはちゃんと防音が施されており、騒音は全くと言って良い程感じませんでした。
客層についてはビジネスマンをターゲットにしている為か、洗面所や浴室も至ってシンプルでした。特に豪華という訳ではありません。その中で一点だけ気になったのが、これだけの高級ホテルでありながら、浴室はシャワーのみでした。聞けばバスタブのある部屋は、一部のツインベッドルームを含め、全体ではごく僅かとの事です。
左から、朝食場所にもなる1階のレストラン、少人数向けの個室、そしてバーラウンジに併設したテラス席と屋外プールです。プールの目の前は国立コーヒー生産者連合会本部ビルです。これらのエリアはちょっと高級感が出ています。
今回のヒルトン・ボゴタの視察で、意外な収穫だったのが、実はこのカフェテリア"DEVOTION"です。ここは宿泊者だけではなく、一般の方も気軽に入る事が出来ます。ホテル側とは別に入口の扉があり、コーヒーを一杯飲むだけでも全然大丈夫です。
このカフェテリア、何が特筆かと言えば、酸味が異なる三種類のコーヒー豆からチョイスが可能で、それをサイフォン(スペイン語読みではシフォン)で一杯ずつ丁寧に淹れてくれるのです(後日知りましたが、サイフォンで淹れてくれるのは、マイルドタイプの"JAZMIN(ジャスミン)"のみ)
コロンビア国内でサイフォンを使って淹れるコーヒーは、私が知る限り以前ご紹介した日本人経営のコーヒーショップ"Kiri Cafe"さんとこの店だけです。これには驚きました。ちなみにコーヒーは一杯3,900ペソ(約170円)です。
うっかりしてチョコレートマフィンを一口食べてから撮影してしまいました。
木目を基調とした店内は落ち着いた雰囲気で、日本のコーヒー専門店とよく似た光景です。カウンターにはスイーツ各種も並べてあり、まったりと、ゆったりと本格的なコーヒーを楽しむ事が出来ます。これは予想外でした。日本の喫茶店にいるのと変わらない雰囲気です。ヒルトンホテル付近に勤務・お住まいの方々へ、このカフェテリアは私のお勧めです。
付近には「コロンビア版スタバ」とも言えるコーヒーショップがありますが、紙コップで飲むコーヒーはやはり味気ないものです。こうやってコーヒーカップで飲む、しかもサイフォンで淹れる本格コーヒーを落ち着いた雰囲気で味わう・・・私は今後来客を接待する時に使いそうです。
この日はストックがありませんでしたが、この店のこだわりはサイフォンだけではなく、豆も例えば昨今日本でも注目を浴びている高級豆「GEISHA(ゲイシャ)」その他、数多くの特選豆を取り揃えているようです。サイフォンで淹れたコーヒーは、他の店で味わうような強烈な苦味はなく、すっきりとした味わいでした。豆売りもしていますが、価格はさすがに一般の店の二倍もするもので、豆に関しては前述のKiri Cafeさんの方が同程度の高級豆を半額で売っていますのでお勧めです。
このカフェテリアDEVOTIONですが、コーヒー一杯とケーキやマフィンを一品選択して、大体9,000ペソ(約400円)と、とてもお得です。ケーキ類もなかなか質の高いものでした。ちなみにカフェテリアとは言えホテル内ですので、10%のチップ(Propina)が精算時に自動的に付加されます。
話しがカフェテリアだけでかなり長くなりました。それだけ私は気に行ったという事です。ホテルとは別の話しに行ってしまいました。ヒルトン・ボゴタの使い方にはこのような一例もあります。
肝心の宿泊料金はさすがに「世界のヒルトン」ですが、いよいよボゴタにも「世界水準」のホテルが続々とオープンしています。
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