ビジャ・デ・レイバ再訪・1
近日、日本から催行されるツアー受け入れ手配にあたって、観光先の一つである「ビジャ・デ・レイバ」の現地状況確認の為、日帰りで視察をしてきました。
今回の視察は現地の道路状況確認も目的で、それは既に日本側旅行会社へ報告しました。
画像は現地へ向かう途中の光景です。途中にはまるでグランドキャニオンのような光景が広がり、山間を縫って走る細い道の向こうは断崖絶壁の場所もあります。雨期のこの時期、路肩の一部が崩落している所もありました。右画像ではガードレールを支えていた部分が崩落しています。更には、がけ崩れの場所が数か所・・・やはり影響がみられます。
この日のビジャ・デ・レイバ村はとても良い天気に恵まれました。朝6時に首都ボゴタを発って3時間後の9時に現地入りです。この村は晴れ渡っていると白壁の古い建物がとても映えます。中世の趣きそのものです。
日曜日という事もあり、外国人観光客らしき一団を含め、国内各地からの観光客で賑わっていました。
村の外れ、車で10分程の場所に「EL FOSIL」という場所があります。"化石"という意味です。ここまで来ると周囲の景色はとても素晴らしく、ここが高原地帯である事を実感します。遠くに見える山々と、一部は赤土が露出している山肌の光景には思わず見入ってしまいます。
左画像が化石博物館の建物、そして右画像がこの場所から出土した「クロノサウルス」の化石です。1977年にこの一帯の発掘作業があり、その過程で出土しました。化石博物館はそのクロノサウルスの化石を覆うように出来ています。
太古の昔に海底下だったこの一帯では、現在でも化石が出てきます。私が10年以上前に初めてビジャ・デ・レイバ村を訪れた時は村の土産物店は寂れていて、観光地として整備されていませんでした。その為どこも発掘した化石を並べて売っていたのですが、今やその様相は大きく変わりました。現在では村の土産物屋で観光土産としての化石を見る事は、まずありません。
それにしてもビジャ・デ・レイバ村を飾る白壁の建物はとても素晴らしいです。クリスマスが近い為に電飾が張られていますが、村の景観を損ねるような近代的な建物はありません。
小さな村の中心部は徒歩で観光するしかありません。道という道には石畳が敷き詰められており、車で通過する事すら容易ではありません。車両も人間並みの速度でないと走れないのですが、逆にそれが喧騒とは無縁の空間を作り出しています。
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