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「地球アゴラ」にて放映されたコロンビアの国技・テホと"カエル"について追加説明

コロンビアの「法律上の国技」である"テホ"について、先の「地球アゴラ」において放映されましたが、それに関連してこの場で追加説明をします。

Img_1147_2 Img_0543 Img_0546 国技たるテホの大会では、男子は約1.5kg、そして女子は約1kgの鋼金で出来た台形の玉を使用します。大きさは厳格に規定されていて、所定の計測器の枠をくぐり抜ける事が条件です。これは試合前に審判が選手全員の使用球を計測器を使ってチェックします。
画像の試合基準球ですが、色の違いは合金の含有率と強度の違いです。黒い方がより硬く、値段も高額です。

Img_0579_2 Img_0576 大会の場合、チーム同士の対戦となります。一チームは四人で構成され、女子は21点・男子は27点を先に獲得したチームが勝利です。競技としてのテホを知っているコロンビア人はあまり多くないと思います。事実、会社の同僚の大半は知りませんでした。

試合における得点・ルールについては番組中で説明された通りです。一般の方にとってテホとは「中心にある火薬めがけて投じ、バーンと命中させる」というイメージが大半ですが、競技ではその他、的に的確な角度で入れるというルールを重んじています。

Img_0775 Img_0777 Img_0780 こちらが番組の中で出演者が楽しまれた「カエル」(コロンビアではRana)と呼ばれるゲームの卓上版です。今回、番組の為に空輸しました。

ルールはいたって簡単。付属のリングを一人が六個投じ、穴の中に入れば得点となります。カエルの口の中に入ればより高得点という仕組みです。

500年以上の歴史があり、「コロンビアの国技」となっているテホ。今回は多分「日本初上陸」として実際の使用球や皮のケース、更には計測器を日本に空輸しました。番組終了後にこれらの素材をどこが管理するのか、興味深々です。少なくとも日本在住のコロンビア人の方々で、テホの使用球を持っている人は殆どいないと思います。

小さな事ですが、筆者はこれからも日本では殆ど知られていないコロンビアの文化・習慣などを紹介し続ける「掛け橋」になっていきたいと思っています。

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