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2011年7月

U-20サッカーワールドカップコロンビア大会開幕

Img_0060 先日ちらっとご案内しましたサッカーのU-20ワールドカップが開幕しました。標高2,600mの首都ボゴタをメイン会場とするものです。

ユース大会という事もあり世界的に注目を浴びている訳ではありませんが、それでもコロンビアにしてみれば威信をかけて望んでいる事は間違いありません。画像はこの大会の「オフィシャルカー」である現代自動車(Hyundai)の車両に乗って移動する大会関係者です。前後に国家警察によるバイクでの護衛が付きます。

ちなみに現代自動車がオフィシャルカーとなっていますが、昼間に見かけた車両の中には何と「ナンバープレートがない」ものもありました。真新しい事は間違いありませんが、世界中どこでもナンバープレートを付けずに公道を走れば違反でしょう しかしこれは大会関係者用のオフィシャルカーで、常に警察車両が護衛に付くから良いみたいです。

何しろちょうど10年前の2001年、当地で「コパアメリカ(南米選手権)」がありましたが、その直前にコロンビアサッカー協会副会長が、自ら所有する農場を襲ったゲリラグループに誘拐されてしまい、国中が怒りで爆発した事があります。この時には異例ともいえるたったの数日で解放されましたが、結局アルゼンチンが不参加となりました。そのトラウマがあるのか、大会関係者が乗る車両には全て警察の護衛が付くなど、気合いが入っています。

しかしながら、10年前と現在では首都ボゴタ及びコロンビア国内の治安状況は大きな違いがあり、「劇的に改善」されている事もご案内します。

Img_0195 夜は画像が撮れませんので昼間に撮影したものを掲載します。コロンビア代表は初戦でフランスに4-1で快勝しました。その前に行われたアジア地区代表の韓国とマリの試合は、韓国が2-0で勝利しました。この日の試合は、この時期では珍しい大雨に見舞われてグラウンドコンディションが良くない中でしたが、私が関心を持っていた二つの国がいずれも快勝したのは良い結果でした。

画像は走行中の車両から撮影した大会の看板です。クリックして拡大すると分かりますが、大会のロゴマークに「湯気を立てたコーヒー」があります。さすがコーヒー生産国だけあります。

Img_0196 Img_0198 Img_0350 大会のメイン会場であるボゴタの"EL CAMPIN"サッカー場です。大会前に大規模な改修を施した為、きれいになりました。

右画像下にもやはり大会のロゴマークがあります。湯気を立てたコーヒーですね。しかし、どうにも理解出来なかったのが見ての通りの「迷彩色」に満ちた施設です。ここには結局は入れませんでしたが、何やらカフェのようなものでした。会場の雰囲気と全く合っていないこの迷彩色、何の為でしょうかね???そんな話を車中で同乗の方と議論していました

Img_0199 Img_0213 Img_0214 日中はボゴタ市内を移動しながら取材をしていたのですが、その最中に「かわいい応援団の行列」に遭遇しました。

参加各国の一部のユニフォームをまとったこの一団、撮影に夢中で行進の目的は聞きませんでした。世界中どこでもそうですが、特に小さな子供は無邪気で絵になりますね。

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南北アメリカ大陸各国在住の方々、コロンビアへの御旅行手配はANDES TOURSへ

いよいよ8月、夏の旅行シーズンですね。7月までは当地から発たれるお客様の手配が集中していましたが、8月は一転して日本や南北アメリカ大陸から来訪される方々の受け入れ手配が集中しています。

今年特筆されるのは、ベネズエラ・パナマ・ブラジル・アルゼンチンなどの近隣諸国から来訪される方々が確実に増えてきている事です。今まででしたらコロンビアへの旅行は誰もが恐れていた筈です。それが一転して当地へ観光で来訪されるケースが増えているのは嬉しい話です。

8月中はお陰様で週末は全て首都ボゴタ市内及び近郊への観光ツアーの仕事が入っています。今までこのような事はありませんでした。日本のお盆にあたる期間は当地コロンビアでもちょうど三連休なのですが、この日は全て仕事です。

Img_0146 Img_0135 画像は「ネモコン」の岩塩坑道です。有名なのはシパキラの岩塩坑道ですが、内部の美しさはこのネモコンの方がシパキラよりも圧倒的に優れています。日本人の方々に好まれるものを常に追及している私だからこそ、お勧め出来る場所です。

Img_0881 カリブ海に浮かぶ「サン・アンドレス島」の光景です。島内に豪華なホテルはありませんが、コロンビア国内旅行と位置付けられますので、ホテル宿泊代金を含む滞在費は他のカリブ海諸国よりも割安です。特に南米南部の国々にお住まいの方々にとっては、真っ青なカリブの海は魅力的ではないかと思います。

Img_0017 歴史溢れる古都・ボゴタの旧市街地区です。ブラジル駐在の御家族のように(見ていらっしゃいますか?)、カリブの島への御旅行の帰路に一泊ボゴタへ御宿泊、旧市街地区と市場などの市内観光をされてからブラジルへの帰路に就くというプランも勿論可能です。

また、画像は掲載しませんが、コロンビアアマゾン地帯はブラジル・ペルーと国境を接しており、観光地としてはこれからという場所です。変に開発されていない分のどかであり、パスポートなしで三国間を行き来出来る、そんな魅力もあります。

南北アメリカ大陸に駐在・お住まいの方々、今まで恐れていたコロンビアという国はもうそのような場所ではなくなってきています。カリブ海・アマゾンジャングル・世界文化遺産のコーヒー地帯・歴史ある古都の町並みなど、コロンビアは様々な顔を見せてくれます。コロンビアへの御旅行手配は当社ANDES TOURSへ。

当ブログをご覧の貴方の御来訪を心よりお待ち致します。

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首都ボゴタから、とある町への出張

「知らない街を歩いてみたい、どこか遠くへ行きたい♪」

という訳ではありません。所用でボゴタ郊外へ出張してきました。場所は・・・えーと、今の時点では内緒です(むふふ)この出張の理由と成果はまた後日ご報告します。

Img_0086 Img_0090 Img_0100 行先はボゴタから離れた場所の為、今回は市内西部にある「バスターミナル」から出発しました。このターミナルから国内各地へ短・中・長距離バスが出発していきます。旅客ターミナルは空港とはまた違った雰囲気です。

各地へのバスですが、ここ数年で真新しい車両を導入する会社が増えて乗り心地が快適になってきています。右画像には"HINO"の文字があります。

Img_0105 Img_0188 Img_0107_2 先日大水害をもたらした「ボゴタ川」ですが、乾期を迎えて水位が大分下がりました。中画像で見える田園地帯は当時完全に水没していましたが、それもすっかり水が引いて元通りになりました。そして右画像に見える「サバナ大学」の敷地も、あの当時水没してしまったのが嘘のように元の姿を取り戻しています。

Img_0155 Img_0163 Img_0165 途中で見かけたものです。左は"Cuajada(クアハダ)"と呼ばれている発酵前のチーズです。スペインにもCuajadaはありますが、コロンビアのCuajadaは異なる味です。

この店で食べたCuajadaは塩気やチーズの味が殆どなく、無味無臭に近い味はまるで「木綿豆腐」のような口当たりでした。上にかかっている赤いソースは木イチゴを使った甘いものです。コロンビアでは食後のデザートとして人気があります。

そして中・右画像はその名を"Tomate de Arbol"と言い、直訳すれば「木のトマト」です。各画像をクリックすると拡大します。細長いこのトマトは「果物」に分類され、用途はミキサーで砕いて「ジュース」にして飲みます。飲んでみるとあの赤いトマトジュースとは全く異なる、変わった味の甘いジュースです。すごいですね。実が鈴なりに垂れ下がっています。

Img_0114 Img_0176 大都会ボゴタを離れると、このような広大な牧草地帯が広がります。多くの牛が放牧されており、そこでは生乳の生産が盛んです。その為、先日ご案内の通りソフトクリームやチーズ、バターその他、首都ボゴタでは乳製品が豊富に出回っています。

都会の喧騒を逃れてこのようなのどかな一帯を走り抜けると、まるで「つかの間の逃避行」をしているようです。今回は出張でしたが、旅行というものは「普段の生活の場から、非日常の場所への移動」という意味合いもあると思います。

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日曜日の首都ボゴタ・なでしこジャパン世界一おめでとう

いやぁ、やりましたね。サッカー日本女子・なでしこジャパン。「世界一」とはすごいDIRECTVで生中継を見ていましたが、ボールを圧倒的にアメリカに支配されながらも僅かなチャンスを活かし、果てはPK戦に競い勝つとは。おめでとうございます。南米コロンビアより祝福致します。

代わって「コロンビア」コパ・アメリカで"準々"決勝に進出し、ボゴタではまるで決勝にでも進んだような大騒ぎでした。商魂たくましい人々がユニフォームや国旗を路上で売っていましたが、結果はペルーに「完敗」コロンビア代表チームの今の実力でしょうか。南米大会の、それも準々決勝レベルで記事にするのは「時期尚早」と思っていましたが、その通りの結果でした。

Img_0076 Img_0061 今日は日曜日。子供を伴ってたまに行くのが日本でもお馴染みの「マクドナルド」です。我が家の定番は、ここでハンバーガーを買わずに「ソフトクリーム(当地ではConoの名)」2,000ペソ(およそ100円)を買って子供用の遊戯施設で遊ぶ事です。

マクドナルドのソフトクリーム、結構イケてるんですよ。ボゴタでソフトクリームは手に入りづらい・・・という事はありません。乳製品が豊富に生産されている為、市内にはソフトクリーム専門店もあります。そんな訳で安上がりでこってりしていて美味しいボゴタのマックのソフトクリームです。

加えて、我が家からほど近いマクドナルドはオープンテラスもあって店内の内装も黒と白を基調としており、お洒落なんです。お勧めは午前11時までの入店です。この時間までは朝メニューしかなく、ハンバーガーは販売しないので客が少ないのです。大人の私はテラス席でのんびりと人間ウォッチングです。

Img_0079 Img_0080 Img_0081 散歩の途中で「これは・・・」というすごい車を見つけました。美しいボディラインですね。見ると「シボレーBEL AIR 1955」とフロントガラスに貼ってあります。そう、この車は何と"1955年製"つまり「56年もの」という事です。すご過ぎです・・・しかもこの車、売りに出しているようで、後部に"SE VENDE"の張り紙があります。マニアには興味深い車ですが、果たして56年経過したこの車を買うのは誰か?売値は最低一千万ペソ(約50万円)らしいです。

この種のオールドカーを数多く見かける「名所」はキューバの首都ハバナが有名ですが、どっこいコロンビアの首都ボゴタでも時折目を見張るような素晴らしいオールドカーを見かけるのです。この種のファンの方々、是非ともボゴタを訪れてみて下さい。

Img_0083 コロンビア在住の方々にはお馴染みの、そうでない方には"FOTO JAPON"というショップの入口に君臨している「招き猫」です。FOTO JAPONはコロンビア国内に店舗網を持つ、写真・カメラその他の専門店です。社長さんが大の日本好きらしく、先年には何と「プリクラ」を輸入して店内に設置していました。早くから日本のカメラなどを熱心にコロンビアで販売している有名店です。初めてコロンビアを訪れた方は招き猫にビックリするかもしれませんね。

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好天に恵まれた三連休の首都ボゴタは最高の観光シーズン入り

いよいよ7月ですね。私この7月・8月が1年で最も好きな時期です。首都ボゴタを含めコロンビア国内はそろそろ乾期に入り、たまに降る雨もそれまでの土砂降りから霧雨のような状態になります。

コロンビアでもいわゆる「夏」に入りますが、首都ボゴタは高地にありますので日差しが強くても最高気温はおよそ23度前後と快適です。日陰に入ればひんやりとし、最高の観光シーズン入りです。

そしてコロンビアは先週に続き連続で3連休です。私のお客様に関して言えばこの3連休も日本や韓国への里帰り・そして国内外への旅行の為、12人の方々が旅立たれました。この為に数ヶ月前から毎日ひたすら航空券や旅行手配に追われていました。今、その努力が実を結んでいます。そしてこの3連休には隣国ベネズエラのカラカスからもお客様を迎えています。

Img_9956 Img_9967 Img_9935 日曜日の旧市街・カンデラリア地区の光景です。この日は最高の天気に恵まれました。細い小道と数百年の歳月を経た建物が強い日差しに映えています。

旧市街地区は昔の交通手段だった「馬車」の通行を基準に路地(小道)が一方通行に張り巡らされている為、このエリアの観光は基本的に「徒歩」となります。そんな細い道もこれからの乾期には一層映えてきます。

Img_9949 Img_9951 Img_0009 カンデラリア地区の更なる光景です。高地での強い日差しは紫外線が強く、一時間程度歩くだけで肌が焼ける程です。

右画像に見える小高い山、これは観光名所「モンセラーテの丘(標高約3,200m)」です。上空に雲が殆どない状態で、頂上にある白壁の教会の姿が印象的でした。

Img_0020 Img_0023 私がコロンビアに来た当時、この大都会の名称は「サンタフェ・デ・ボゴタ(Santafe de Bogota)」でした。その名はスペイン統治時代の名残でしたが、数多くの建物に当時の面影を今に残すこのカンデラリア地区のウォーキングツアーも、これからが「ベストシーズン」です。

さあ、貴方も「歴史ある未知の国・コロンビア」を訪れてみませんか?当社ANDES TOURSではこのボゴタを含め国内各地への御旅行手配を承っています。

コロンビア・ボゴタの旅行会社ANDES TOURS・首都ボゴタ及び近郊への手配

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