U-20サッカーワールドカップコロンビア大会開幕
先日ちらっとご案内しましたサッカーのU-20ワールドカップが開幕しました。標高2,600mの首都ボゴタをメイン会場とするものです。
ユース大会という事もあり世界的に注目を浴びている訳ではありませんが、それでもコロンビアにしてみれば威信をかけて望んでいる事は間違いありません。画像はこの大会の「オフィシャルカー」である現代自動車(Hyundai)の車両に乗って移動する大会関係者です。前後に国家警察によるバイクでの護衛が付きます。
ちなみに現代自動車がオフィシャルカーとなっていますが、昼間に見かけた車両の中には何と「ナンバープレートがない」ものもありました。真新しい事は間違いありませんが、世界中どこでもナンバープレートを付けずに公道を走れば違反でしょう しかしこれは大会関係者用のオフィシャルカーで、常に警察車両が護衛に付くから良いみたいです。
何しろちょうど10年前の2001年、当地で「コパアメリカ(南米選手権)」がありましたが、その直前にコロンビアサッカー協会副会長が、自ら所有する農場を襲ったゲリラグループに誘拐されてしまい、国中が怒りで爆発した事があります。この時には異例ともいえるたったの数日で解放されましたが、結局アルゼンチンが不参加となりました。そのトラウマがあるのか、大会関係者が乗る車両には全て警察の護衛が付くなど、気合いが入っています。
しかしながら、10年前と現在では首都ボゴタ及びコロンビア国内の治安状況は大きな違いがあり、「劇的に改善」されている事もご案内します。
夜は画像が撮れませんので昼間に撮影したものを掲載します。コロンビア代表は初戦でフランスに4-1で快勝しました。その前に行われたアジア地区代表の韓国とマリの試合は、韓国が2-0で勝利しました。この日の試合は、この時期では珍しい大雨に見舞われてグラウンドコンディションが良くない中でしたが、私が関心を持っていた二つの国がいずれも快勝したのは良い結果でした。
画像は走行中の車両から撮影した大会の看板です。クリックして拡大すると分かりますが、大会のロゴマークに「湯気を立てたコーヒー」があります。さすがコーヒー生産国だけあります。
大会のメイン会場であるボゴタの"EL CAMPIN"サッカー場です。大会前に大規模な改修を施した為、きれいになりました。
右画像下にもやはり大会のロゴマークがあります。湯気を立てたコーヒーですね。しかし、どうにも理解出来なかったのが見ての通りの「迷彩色」に満ちた施設です。ここには結局は入れませんでしたが、何やらカフェのようなものでした。会場の雰囲気と全く合っていないこの迷彩色、何の為でしょうかね???そんな話を車中で同乗の方と議論していました
日中はボゴタ市内を移動しながら取材をしていたのですが、その最中に「かわいい応援団の行列」に遭遇しました。
参加各国の一部のユニフォームをまとったこの一団、撮影に夢中で行進の目的は聞きませんでした。世界中どこでもそうですが、特に小さな子供は無邪気で絵になりますね。
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