娘の入学式
4月になり、日本で言えば新年度となりましたね。当地コロンビアは四連休となる聖週間(セマナ・サンタ)の月で、オフィスには何となく休みムードが漂っています。私は偶然が重なっているだけですが、現在複数のグループ・トータルおよそ70名程の手配に追われており、忙しくさせて頂いています。加えて今週末から来週にかけて日本から断続的に来訪されるお客様のアテンドもあり、四連休どころではありません。
そんな中、娘が小学校へ入学する事となりました。この私が親としてこの日を迎える事になるとはと、夢のような出来事でした。
日本国外に生活の拠点を持ってお住まいの方々でお子さんをお持ちの方は、誰もが「子供の教育・進路」について迷われる筈です。現地校で現地の言語による教育を施すか、若しくは日本人として日本式の教育を施すか。「最初の一歩」である"小学校"の時点で進路を決めるのは子供自身ではなく親が行う選択です。
我々も長年かなり迷いました。その上で娘を「日本人」として育てる決心をしました。正直これは重い決断でした。
首都ボゴタには日本の教育方針に則って運営されている「ボゴタ日本人学校」があります。今までこの場へは年に数回行われる行事の際にお邪魔していましたが、この度保護者として相当のプレッシャーと緊張の中で門をくぐりました。
娘には当地の保育園から幼稚園まで最低限の教育は施したつもりです。そして迎えたこの日。日本人として進む道は我々親が決めた事です。
校長先生からの祝辞の中でも触れられていましたが、先の大地震により小学校への入学を迎えられなかったお子様もいます。その中で娘は大きな病気一つする事なくこの日を迎え、親としてほっとした半面、娘が独り立ちするまでの責任を一身に背負っているという重圧の中で迎えました。
広い敷地と緑の芝が敷き詰められたボゴタ日本人学校で、娘がすくすくと育ってくれる事を期待してやみません。
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