コロンビアが「世界チャンピオン」のスポーツとは
読者のみなさん、コロンビアが「世界に誇る強豪」というスポーツは何だかご存知ですか?「サッカー」。。。違います。サッカーの代表チームは最近ワールドカップにも出ていませんからね。「自転車競技」「ボクシング」。。。貴方は通ですね。
実は「インラインスケート競技」なのです。インラインスケートとは、ローラースケートの派生型で車輪が縦に並んでいるもので、ご覧になられた方もいらっしゃると思います。コロンビアはこのインラインスケート競技では間違いなく「圧倒的世界チャンピオン」の地位にあります。コロンビアがインラインスケート競技の世界チャンピオン国というのを初めて知った方もいるかもしれませんね。
この競技では意外にも「韓国」が世界トップクラスの強豪国です。一昨年の世界選手権では韓国がコロンビアから総合チャンピオンの座を奪った(らしい)という実力です。しかし昨年当地で開催された世界選手権ではコロンビアが圧倒的強さで世界チャンピオンの座を奪還しました。
コロンビア国内でサッカー場と並んで意外にも多いのがこの「インラインスケート競技場」です。この競技はコロンビアにとって、もはや「国技」に近い存在かもしれません。首都ボゴタ市内にももちろんあり、そこではジュニア向けのインラインスケート教室も行われています。画像がその光景です。子供向けですが実は決して侮れません。皆真剣そのものなのです。
我が子にはまだインラインスケートは買い与えていませんが、日曜・祝日に首都全域で実施される歩行者・自転車天国では、このインラインスケートを付けた人達が颯爽と走り抜ける姿も見られます。
この画像は「フィニッシュ」の練習です。インラインスケートでは、靴先でもとにかく先にゴールラインに接した者が勝ちです。その為ゴールラインで足を延ばしたりする練習も欠かせません。
とにかくこのインラインスケート競技におけるコロンビアの強さと言ったら、それはもうすごいものです。その強さの秘密の一つに、このジュニアからの育成があるのかもしれません。私が見た所、小さい子ではおよそ4歳くらいから競技を始めているようです。
画像は子供を中心にアップしていますが、勿論この競技場で練習しているのは子供たちだけではなく、成人の姿もあります。標高2,600mの地でのインラインスケートの練習は「高地トレーニング」も兼ねますから、コロンビアが強いのもある程度納得できる話です。
世界的にはインラインスケート競技はまだまだマイナーなスポーツですのでコロンビアが脚光を浴びる事は少ないですが、とにかくこの競技におけるコロンビアの強さは相当なものです。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- コロンビアで2つのワールドカップ、侍ジャパン世界一・なでしこジャパン準優勝(2024.09.26)
- 侍ジャパン、金メダルおめでとうございます(2021.08.09)
- 空手男子・形で金メダル、喜友名諒選手おめでとうございます。(2021.08.07)
- 侍ジャパン、韓国に快勝!いよいよ決勝戦(2021.08.05)
- 侍ジャパン出陣、頑張れ稲葉監督!(2021.07.28)
最近のコメント