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2011年2月

ANATOコロンビア旅行博覧会2011開催-観光地編-

Img_8862 Img_8861 Img_8796 前回に続き、ANATOコロンビア旅行博覧会2011に関して御紹介します。今回は国内各地の観光スポットについての投稿です。

会場内で撮影した画像です。左と右の画像に見られる人は、コーヒー地帯の伝統的な衣装をまとっています。中画像はこれもコーヒー地帯・キンディオ県にあるホテル"Decameron Panaca"のイメージキャラクターです。ちなみに左画像の男女は一見すると分かりませんが、女性は身長およそ180cm、男性に至ってはおよそ190cmと、180cmの私も見上げるほどでした。おそらくモデルさんかも。

Img_8814 Img_8816 今回少ない時間の中で重点的に情報を収集したのがこの「ボヤカ(Boyaca)県」です。首都ボゴタから日帰り圏内にビジャ・デ・レイバ、ラキラその他複数の観光地があり、私が今まで日本人のお客様をこの地にご案内した実績から考え、ここはボゴタを基点とした場合の観光地としてふさわしい条件があり、今後も特に「日本向け観光商品」として重点を置くつもりでいます。

詳しい内容は当社ANDES TOURSご利用の個人ご旅行であれば直接、そして日本側の旅行会社を通じて御来訪される方には相応の形をもってご案内します。その旨ボヤカ県側と話をする事が出来ました。

Img_88001 こちらは農園直産のコーヒーを試飲させてくれました。この農園には園内に宿泊施設もあり、5月・10月の収穫期には「コーヒー豆収穫体験」もさせてくれます。日本では体験する事の出来ないコーヒーの実を収穫し、こちらの農園内に宿泊する観光手配も当社ANDES TOURSにて承っています。

Img_8818 Img_8820 こちらは「サンタンデール県」のブースで、「葉巻」を作るデモンストレーションが行われていました。サンタンデール県ではタバコの葉・カカオ豆・コーヒー豆などの生産が盛んです。コロンビア産の葉巻など、日本ではおそらく見かけないと思いますが、サンタンデール産葉巻はこの国の愛好家の間では知られています。

このサンタンデール県、現在密かに(ふふふ)進めている観光手配があります。日本からのツアー観光先としてはまだ確立出来ませんが、個人の特殊手配先として意外と面白い条件があるのがこのサンタンデール県です。

Img_8791 Img_8792 Img_8795 こちらもコーヒー地帯・キンディオ県のブースです。キンディオ県については既に観光地としてはある程度整備されています。いわゆるコーヒー地帯には他に「リサラルダ県」「カルダス県」がありますが、その中でキンディオ県が点在する観光地を総合的に判断すると一番かもしれません。

首都ボゴタからですと最低でも一泊、時間に余裕があれば二泊以上で「国立コーヒー公園」観光に加え、"温泉"に入るというパッケージツアーも当社ANDES TOURSでは手配を承っています(ご利用は大人二名様より)

コロンビア国内にはこの他に「カルタヘナ」や「サンタマルタ」「サン・アンドレス島」「レティシア&アマゾン」といった外国人向けに広く知られた一大観光地があり、それ以外にも現地の観光インフラ整備次第でこれからといった「金の卵」的な観光地もあります。

今後も折につけ「コロンビア国内の観光的見所」を当ブログやホームページにおいて"詳しく"ご紹介出来ればと考えています。

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ANATOコロンビア旅行博覧会2011開催-航空会社編-

Img_8847 Img_8835 毎年2月最終週に開催される"コロンビア旅行業協会(ANATO)"主催の旅行博覧会を見学しました。2月23,24,25日の3日間に渡って開催されたこの博覧会は、業界関係者同士の情報収集の場であると同時に、何となくお祭りムードも漂う大規模なイベントです。今年もアルゼンチン・エクアドル・チリ・パナマその他複数の国から使節団が来訪し、自国の観光市場をPRしていました。

私はボゴタへ戻った直後でお客様からの問い合わせが殺到していた事と、ガイドの仕事もあった為、見学にはほんの少しの時間しか割けませんでした。その中で得た情報を基にご紹介します。今回は「航空会社」に関して投稿します。

Img_8782_2 まず最初は「エールフランス航空」です。現時点でボゴタからヨーロッパ経由で宿泊を伴わずに日本との間を往復出来る唯一の航空会社です。私自身、当地在住の韓国人顧客を含めエールフランスのチケット販売では実績を挙げており、支社長以下顔見知りが多い相手です。コロンビア人の方々にとっても日本への渡航に際して通過査証が不要というメリットがある為、昨今利用が多くなっています。

Img_8777_2 「アメリカン航空」です。ボゴタ・メデジン・カリ~マイアミ間に路線を持っています。日本との間ですが、この2月からニューヨーク~羽田線が就航を開始した事で、コロンビア各地と東京・羽田間との間を宿泊なしで利用が可能となりました。羽田空港に近い方に限定した上ですと良いニュースかもしれません。

Img_8783_2 コロンビア国内最大の航空会社Aviancaです。昨年"TACA"と合併をし、ラテンアメリカ有数の航空会社にのし上がって来ました。最新のニュースでは、昨年経営破綻した「メキシカーナ航空」を買収する話が報道されました。

また、スターアライアンスグループ入りが決定した事で、現在商売敵となっているパナマ資本の"Copa航空"との間で運行路線調整に入る事も決定したようです。
更に、現在一部路線について共同運航を行っている「デルタ航空」との関係を5月31日をもって解消する事になりました。これによりデルタとの間のマイレージプログラム関係も終了します。今後の動きに目が離せないAviancaです。

Img_8779_2 先日日本との間で利用したばかりの「コンチネンタル航空」です。映っている三人は勿論知り合いです。アメリカ系航空会社の中ではエージェントに対して一番親身に相談に乗ってくれる航空会社だけあって、毎年このブースには旅行会社の人達が輪になっている程です。

今後決定している「ユナイテッド航空」への名称変更に伴い、私に対してもどのような営業をしてくれるのか興味深々です。

Img_8774_3 「デルタ航空」です。現在ボゴタとアトランタ及びニューヨーク(JFK)間で路線を運行しています。ニューヨーク経由ですと現行のスケジュールでは往復共に途中宿泊なしで日本(成田)とボゴタとの間を往復できます。

これはまだ営業担当とも未確認の話ですが、報道では"ロサンゼルス""デトロイト"とボゴタとの間に今後新規路線を開く予定があるとか。そうなるとスケジュール次第ですが、こちらも今月新規就航した羽田~ロサンゼルス&デトロイトとの接続でボゴタへのルートが出来る事になります。

Img_8787_2 2010年10月から再びコロンビアへ「帰ってきた」ルフトハンザ航空(LH)です。このLHが復活運行を始めた事で、特にコロンビアとアジアとの路線に選択肢が出てきました。前述の韓国人の方々は昨今このLHへの「乗り換え」が顕著になっています。感想を聞くと確かに「サービスがとても良い」と概ね評判が良いのがこのLHです。

このLHコロンビアはフランクフルト経由では最長路線の一つ、アジア線も重視しているようです。現在では支社長以下、当社ANDES TOURSを担当する営業の女性とも頻繁に連絡を取り合う仲となっています。

ルフトハンザ航空ですが、当地コロンビア在住の日本人・コロンビア人の方にとって「嬉しいニュース」を後日ご紹介します。コロンビアから日本への「新しいルート」としてお勧め出来る体制が整いました。

以上が当地在住・及び日本にお住まいの日本人の方々に関係がある「コロンビア路線」を持つ航空会社のご紹介です。

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首都ボゴタ郊外の異次元空間・ANDRES CARNE DE RES本店

先日、プリザーブドフラワー農園視察ツアー(主催手配・JTB)についてご報告しました中で、一点ご紹介していなかった記事があります。

先日"日本からの観光ツアーに話題性十分のレストラン・Andres Carne de Res"と題してご紹介した記事はこのレストランの「ボゴタ店」ですが、今回の御一行は結局先方の強い御意向もあり、首都ボゴタ郊外のChiaという町にある「本店」を御利用されました。

Img_8122 Img_8121 各画像をクリックすると拡大します。ボゴタ店はビルの中にありますが、首都ボゴタから車でおよそ40分程の場所にあるこちらの本店は「山小屋風」若しくは「劇場風」といった感じです。木材を多用した作りになっており、いつ行ってもすごい人です。

このAndres Carne de Res本店とその周辺だけが何か異質な空間で、それが故に「異次元空間」というタイトルをつけた程です。

Img_8140 Img_8124 Img_8125 このAndres Carne de Resとその周辺だけ異様なほどの装飾が溢れ、すごい行列となります。ちなみに金曜日は7:00pmから、土曜日は6:00pmから「カバーチャージ(一人$15,000・およそ750円)」の支払が必要です。これを払わないと店内に入る事すら出来ません。結構な金額ですが、それを払ってでも入りたい人々が押し寄せてくるのがここ本店です。

Img_8133 Img_8134 Img_8135 店内もご覧の通り。ものすごい人混みで「足の踏み場もない」とはこの事です。一応座る場所はあてがわれますが、皆が踊って騒いでとなりますので、もう収拾が付いていません。店内の装飾も奇抜そのものです。ボゴタ店の方はそれでも整然としている方で、こちらのChia本店はアンティーク雑貨その他が無造作に・且つあらゆる所に置かれています。

Img_8136 とても暗い画像ですが女性達が写っています。このChia本店は若者達の人気スポットという事もあり、首都ボゴタから押し寄せてくる人達が大半です。飲食代金もそれなりですので、やはりそれ相応の所得階層の人々で溢れます。中には美男・美女も確かに多いですね。しかし私はやっぱり「妻が一番(きっぱりと)」ですのでコロンビア美女には、正直なところあまり関心がありません。

Img_8138 Img_8131 実はこの日の我々のスケジュールは押せ押せで、当初予約していた時間に間に合いませんでした。予約なしで20名近くのグループが週末の夜8時に入れるか・・・それは到底無理です。そこで御尽力頂いたのが、先日もご紹介しましたフロールエバー社・カルデナス社長でした。何をどうやったら・・・は、この場では伏せます。

カルデナス氏のおかげで、何と "Comedor 201"と呼ばれる「VIPルーム」に案内されてしまいました。二階の一角にあるこのVIPルームはまさに「隠れ家」でした。私自身何度かこの店に入りましたが、二階の最奥にVIPルームがある事すら知りませんでした。多分大部分の人々もその筈です。何しろ二階に上がる際に従業員からチェックが入る位ですから。一階の歩く事すら容易ではない程の混み具合とは一線を画すVIPルームは、それにふさわしい場所でした。カルデナス様、有難うございました。

そして肝心の「味」ですが、肉類などはやはり美味しい、それに尽きます。単なるショーレストランだけでしたらここまで人々が押し寄せる人気店にはならない筈です。加えてジュースやカクテル類も、その全てが味わいにこだわっているものです。加えて奇抜な内装。これは繁盛する訳です。

Img_8126 Andres Carne de ResのChia本店、機会がありましたら是非とも訪れてみて下さい。あっ、予約をした方が無難ですよ。美味しい肉類とジュースやカクテルを是非ともご賞味あれ。ちなみに大酒飲みの私は「仕事中」だった為、飲み物はオレンジジュース「だけ」でした それも美味しかったです。

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伊勢神宮への旅

昨年に続き、今年も1泊2日で「伊勢神宮参拝の旅」を楽しんできました。人それぞれ宗教観が異なるのは当然の事で、その中で私にとっての"聖地"は伊勢神宮です。地元の神社参りに抵抗のない方でしたら、一生に一度は「お伊勢参り」されると良いでしょう。

Img_8431 Img_8446 今回も日本国内のJR全線乗り放題な「ジャパンレールパス」を利用しました。このJRパス利用で伊勢までの道のりがぐっと近くなったように思います。JRパスは当社ANDES TOURSで販売しています。

コロンビア在住の日本人の方の場合、コロンビアに永住権をお持ちの方、いわゆる国際結婚をされていて継続的にコロンビアに居住している方が御購入の権利をお持ちです。日本への里帰り旅行の際には是非ともお求め下さい。乗れば乗るほど、遠くへ行くほどお得なのがこのJRパスです。

この日の「伊勢への道」はとても良い天気に恵まれました。名古屋までの新幹線の車中からは、それは素晴らしい富士山の姿を見る事が出来ました。

Img_8457 Img_8462 今回は伊勢のお伊勢参りは外宮・内宮の他に、「伊雑宮(いざわのみや)」も訪れました。ここはいわゆるパワースポットの一つです。この場を訪れる人は少なく、その中で凛とした雰囲気が漂っていました。

そして途中の「鳥羽」に少々立ち寄り、美しい海をしばし眺めました。標高2,600mの首都ボゴタから0mの海沿いへ、この標高差にしばし呆然としていました。

Img_8475 Img_8482 そして今年も訪れました。伊勢神宮御正宮である外宮・内宮です。日本全国にある神社の総本山である伊勢神宮は、やはり独特の雰囲気があります。古来より皇室や武将の信奉を集めている伊勢神宮は、かつて「国家神道」とされていました。その名残もあり、現代の今まで多くの参拝者を集めている中に私もあります。

「信教の自由」というものがありますので私から勧誘などはしません。いや、この伊勢神道はそのような行為を必要としない、高貴で神聖なものでしょう。天照大御神は皇室の御神祖であり、私達日本人の総氏神である訳ですから。

Img_8512 Img_8505 内宮から程近い「神宮会館」で一泊し、早朝6時に再び内宮を訪れました。身を切るような寒さの中、玉砂利を踏みしめながら訪れた内宮には誰もいませんでした。御正宮を訪れるのであれば早朝がお勧めです。

そして左画像は荒祭宮です。個人的な願いはこちらでされると良いとされています。それにしても伊勢神宮という場所は「聖地」という言葉が本当によく合う、独特の場所です。

今年もお伊勢参りを果たし、何かすがすがしい気分に浸っています。一時帰国中にやるべき事をした、そんな感じです。

Img_8545 Img_8543 お伊勢参りに欠かせない?のが「赤福」ですかね。今回は食べないと決めていたのですが、しかしやっぱり頂いてしまいました 赤福。これを食べて「ああ、伊勢に来たんだな」と、妙な納得感を得てしまいました。

さあ、これで今年もお伊勢参りを果たしました。今週は本業である旅行業でちょっとした仕事と商談もあります。休暇中とは言え完全に休めませんがここは気持ちを奮い立たせないと。

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続・花の国コロンビアのプリザーブドフラワー農場視察ツアー

Img_8155 Img_8156視察ツアー翌日は、まずフロールエバー社が運営援助をしている孤児院を訪問しました。訪問予定日程の中に「フロールエバーハウス」という名があった為、てっきり「迎賓館」かと思いましたがそうではなく、7才から21才までおよそ90人の子供達が付近にある6軒の民家で共同生活をしながら学校へ通っており、この施設はその子供達の集いの場です。

Img_8146 フロールエバー社はプリザーブドフラワーの売上収益金の一部をこの孤児院運営に充てています。90人の子供達の中にはいわゆる「国内難民」の子供も数多くいます。反政府ゲリラにより住んでいた場所を追われ、首都に流れてきた家族の子供などです。

詳しくは聞いていませんが、おそらくその他には親から育児放棄を受けてストリートチルドレンになった子供や、親から虐待を受けた子供もいる筈です。そんな悲惨な現実を全く感じさせない子供達の明るい笑顔がありました。

Img_8159 Img_8164 ここで子供達とツアー御一行の皆様と共同でプリザーブドフラワーのアレンジ体験が行われました。今回のツアー御一行の皆様はフラワーアレンジメントの先生方というプロです。先生方による即興アレンジメント教室が始まり、子供達も見ようみまねでと花びらと針金の茎を合わせたりなど、楽しい一時を過ごされました。

先生方の指導の様子を拝見し、失礼ながら「やはりアレンジメントのプロなんだな」と感心しきりでした。

Img_8167 飾り付けが終わって記念撮影です。私はフロールエバー社・及びカルデナス社長が恵まれない子供達の教育に支援をしている事すら全く知りませんでした。ちなみに施設の名前は「コロンビアの新しい未来」という名前です。

昨今コロンビア産プリザーブドフラワーの需要が高まっていますが、その売上金の一部は恵まれない子供達の就学支援に役立っている事は間違いありません。90人という数はコロンビア国内で恵まれない環境にある子供達のほんの一部ですが、それらの子供達の就学・自立を支援しているカルデナス社長の熱意を初めて知り、本当にすごい方なのだと実感しました。

Img_8074 Img_8105 今回私自身初めて生花ではない「プリザーブドフラワー」という分野の農場視察ツアーを御案内致しました。今回ご紹介した内容は全体のほんの一部です。

その中で日本で初めてお会いした際のエドゥアルド・カルデナス氏の印象と、ツアーに同行された彼の印象とはまるで異なるものでした。一言で言えば「大物だな」という感がありました。

花の国・コロンビア。当地へ御来訪されれば様々な美しい花々に出会える事でしょう。今回のプリザーブドフラワー農園視察ツアー御一行に同行させて頂き、私自身も勉強になりました。

Img_8073 花の国・コロンビアへの花卉農園視察ツアーの事ならANDES TOURS、そして私にお任せ下さい。素敵なコロンビアの花卉の数々をご覧頂く「アレンジメント」を致します。

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花の国コロンビアへようこそ、プリザーブドフラワー農園視察ツアー御一行様来訪

「花の国」でもあるコロンビア、世界屈指の切花生産量を誇るこの地で生花と共に近年輸出実績を上げているのが「プリザーブドフラワー(Preserved Flower)」です。プリザーブドフラワーについては既にご存知の方も多いと思います。

そのプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントなどの普及・養成事業を行っているIFA・国際フラワーアレンジメント協会御一行様が当地コロンビアへ来訪され、現在そのアテンド中です。

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視察初日はまず市内最大の生花市場「パロケマオ」です。先日このパロケマオ生花市場をリポートしましたが、その理由は実はこの御一行視察の為の事前下見でした。皆様数多くの切花が格安で販売されている事情に驚かれていました。

そして右画像がコロンビア産プリザーブドフラワーの生産・日本での販売では最大手の「フロールエバー社」社長エドゥアルド・カルデナス氏です。氏とはおよそ三年ぶりの再会となりました。カルデナス氏はとても気さくな人柄で、女性がほぼ9割という今回のツアーでは「花」のような存在です。

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次にバラ専門の大型農園を視察しました。この日は日差しが刺すような素晴らしい天気に恵まれました。私自身過去に何度か花卉関係のグループ手配を受け、農場にご案内していますが、受入側の歓待ぶりはどこも半端ではなく、どこでも最大級の誠意を頂くのはとても有難い事です。

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そして今回の一行御訪問の最大目的であるフロールエバー社農園視察です。大型のビニールハウス内は好天下の中で熱気に満ちていました。このビニールハウス内で生産された生花を自社工場にてプリザーブドフラワーに加工し、日本へ向けて出荷する行程を見学させて頂きました。

今まで生花のカットフラワー生産農家は何度も訪問していますが、今回初めて「コロンビアのプリザーブドフラワー」農園を訪問する事が出来、私自身とても勉強になりました。

前述のカルデナス氏はコロンビアにおけるプリザーブドフラワー事業の「パイオニア」との事で、特殊な技術を持つこの花の生産工場内は撮影できませんでした。それは日本から同行された社員の方ですら同じ条件ですので、このプリザーブドフラワーの生産技術の高さを察しました。

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日本から急遽駆け付けられたパトリシア・カルデナス駐日コロンビア大使も合流され、プリザーブドフラワーに関する技術的・デザイン的内容について熱い意見が交わされました。

花の国・コロンビアにおいて生花は元々巨大な輸出品目ですが、近年着実に消費者を増やし続けているコロンビア産プリザーブドフラワーも対日輸出品目としては重要なものの一つです。

カルデナス大使自らがコロンビア政府を代表してこのプリザーブドフラワーの普及・アレンジメント事業を手掛けているIFA御一行を歓待する並々ならぬ意気込みを感じました。

そして元々面識があったエドゥアルド氏からカルデナス大使に私をご紹介頂き、初めて大使とお話しする機会を持ちました。その際、どのような経緯かは伺いませんでしたが「貴方の事は知っています」と仰られたのには驚きました。日本人のコロンビアへの観光訪問実績その他様々な内容でお話しをしましたが、カルデナス大使が日本において自らコロンビアを積極的にPRしている熱意を感じました。

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昼食は両カルデナス氏のお父様であるホルヘ・カルデナス氏の別邸に招かれ、とても素晴らしい場を設けて頂きました。30年以上コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)の総裁を務め、一時は世界のコーヒー業界の動向に大きな影響力を持ったホルヘ氏の存在感は特別で、一般庶民の私などは固まってしまいました。

この場でもカルデナス大使より御一行のコロンビア訪問を心から歓迎するメッセージを賜りました。

視察はまだ続きます。

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